系統と分類
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系統伝統的分類古い分類下目亜目目コチャタテ亜目 Trogiomorpha チャタテムシ目Psocoptera チャタテ亜目 Psocomorpha ウロコチャタテ下目 Amphientometae コナチャタテ亜目Troctomorpha Sphaeropsocidae Nanopsocetae フトチャタテ科 Pachytroctidae コナチャタテ科 Liposcelididae マルツノハジラミ亜目 Amblycera シラミ目Phthiraptera ハジラミ目Mallophage ホソツノハジラミ亜目 Ischnocera ゾウハジラミ亜目 Rhynchophthirina シラミ亜目 Anoplura シラミ目 Anoplura 伝統的な2目のうち、チャタテムシ目は側系統である。シラミ目は、マルツノハジラミ亜目が別の系統に属するので、多系統である。 伝統的には7亜目に分かれる。このうちコナチャタテ亜目は側系統であり、分岐分類学的な立場からは認められない。そのため、シラミ目の4亜目をコナチャタテ亜目Nanopsocetae下目に含めるなどの分類が提案されているが、確立した系統分類はまだない。 古い分類での3目は、それぞれ生態に対応している。 チャタテムシ - 非寄生性 ハジラミ - 咀嚼性の寄生昆虫 シラミ - 吸収性の寄生昆虫
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:41 UTC 版)
オーストラリアムシクイ属 Malurus +ヒロハシムシクイ属 Clytomyias と姉妹群であり、それらと共にオーストラリアムシクイ亜科を構成する。 オーストラリアムシクイ科 オーストラリアムシクイ亜科 オーストラリアムシクイ属 ヒロハシムシクイ属 エミュームシクイ属 セスジムシクイ亜科 セスジムシクイ属 セアカパプアムシクイ属 Sibley分類ではオーストラリアムシクイ科の中でセスジムシクイ属、エミュームシクイ属の順に枝分かれしたと考えられており、オーストラリアムシクイ亜科エミュー族 Stipiturini の唯一の属に分類されていた。 なお、エミュー(ヒクイドリ目)ともムシクイ(真のムシクイはウグイス上科メボソムシクイ科)とも特に近縁ではない。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/30 07:12 UTC 版)
ハエ下目とその近縁群の系統を次に示す 。 ハエ亜目 ミズアブ下目 Stratiomyomorpha キアブ下目 Xylophagomorpha アブ下目 Tabanomorpha ハエ下目 ツリアブモドキ上科 Nemestrinoidea (旧ムシヒキアブ下目の一部) ムシヒキアブ上科 Asiloidea (旧ムシヒキアブ下目の一部) Eremoneura オドリバエ上科 Empidoidea (旧ムシヒキアブ下目の一部) 環縫群 Cyclorrhapha (旧ハエ下目) ハエ下目からは、3つの上科が順に分岐し、その後に環縫群が放散した(環縫群は非常に多くの上科を含むためそれらの上科は図から省略)。 かつては、この基部的な3上科がムシヒキアブ下目 Asilomorpha、それ以外すなわち環縫群がハエ下目に分けられていた。しかし、ムシヒキアブ下目はここで図示したように側系統だと判明したため、ハエ下目に統合された。これにともない、環縫群はハエ下目内のいち内部系統となった。 また、現在の (環縫群 + オドリバエ上科) を Muscomorpha(ただし「蠅群」と訳す)とする説もあった。このグループは現在では Eremoneura と呼ばれる。 ハエ下目の科・種の大半は環縫群のものである。3つの基部的な上科がそれぞれ順に2科700種、6科1万2000種、2科1万種からなるのに対し、環縫群は少なくとも83科5万4000属からなる。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/11 04:02 UTC 版)
系統樹は Alström et al. (2011)より。 Horornis ウグイス H. diphone cantans 標本1 : ウグイス 標本n マンシュウウグイス H. diphone canturians チョウセンウグイス H. borealis フィリピンウグイス H. seebohmi チョウセンウグイスはかつてウグイスやマンシュウウグイスなどと共に Horeites 属に分類されていたが、それらと共に一度 Cettia 属に統合されたのち、 Horornis 属として再分離された。 以前は、マンシュウウグイス H. canturians の亜種とするか、あるいはウグイス H. diphone を広義にとらえマンシュウウグイスもチョウセンウグイスもその亜種とする説が有力だった。しかし分子系統により、チョウセンウグイスはウグイスやマンシュウウグイスから系統的に離れていることが判明し、独立した種とされた。一方、マンシュウウグイスはウグイスの1亜種 H. diphone cantans の系統内にあり、ウグイスに含められた。 チョウセンウグイス+ウグイス(マンシュウウグイスを含む)+フィリピンウグイス H. seebohmi は単系統をなす。この3種間の系統関係は不確実だが、低い確度で、チョウセンウグイスとフィリピンウグイスが近い可能性が高い。 マンシュウウグイスは日本ではまれに観察され、チョウセンウグイスより体の上面の色が濃い。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 02:45 UTC 版)
分子系統解析から、緑藻植物門における初期分岐群の1つであることが認識されるようになった藻類群である。当初は未同定株や環境DNAしか知られておらず、prasinophyte clade VIIA および VIIB とよばれていた (それぞれ Chloropicon, Chloroparvula に相当する)。その後、形態観察を含めた研究が行われ、新綱が設立された。2019年現在、2属8種が知られる。 クロロピコン藻綱の種までの分類体系 (2019年現在)クロロピコン藻綱 Chloropicophyceae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017クロロピコン目 Chloropicales Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017クロロピコン科 Chloropicaceae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017クロロパルブラ属 Chloroparvula Lopes dos Santos, Noël & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017Chloroparvula japonica Lopes dos Santos, Noël & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloroparvula pacifica Lopes dos Santos, Noël & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 クロロピコン属 Chloropicon Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017Chloropicon laureae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon mariensis Eikrem & Lopes dos Santos in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon maureeniae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon primus Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon roscoffensis Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon sieburthii Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 02:45 UTC 版)
ペディノ藻は、緑藻植物門における初期分岐群の1つである。比較的古くから特異な緑藻として知られ、単純な細胞構造をしているため原始的な緑色植物と考えられることが多かった (ただし現在ではこの単純性は二次的な単純化によるものと考えられている)。プラシノ藻綱またはロクソ藻綱 (Loxophyceae) に分類されることもあったが、比較的早い段階から独立した綱として扱われるようになった。 分子系統解析からは、緑藻植物のほとんどの種を含む系統群であるUTC系統群 (アオサ藻綱、トレボウクシア藻綱、緑藻綱) やクロロデンドロン藻綱に近縁であることが示唆されており、これらを合わせて系統群名として"コア緑藻植物" (core chlorophytes, core Chlorophyta)、分類群名として緑藻植物亜門 (学名:Chlorophytina) とよばれることがある。葉緑体遺伝子の系統解析からは、クロレラ目 (トレボウクシア藻綱) との近縁性が強く支持されるが、その他の分子形質及び形態形質からはこの関係は支持されない。 クロララクニオン藻の1種がペディノ藻であると誤同定されていたことがあり、この株をもとにした系統解析からペディノ藻が緑色植物の中で最初に分かれたグループであるとされていたことがある。 2019年現在、5属20種ほどが知られており、2目3科に分類されている。スコウルフィエルディア目 (Scourfieldia のみを含む) を暫定的にペディノ藻綱に分類することもあるが、2019年現在これを支持する分子情報はない。 ペディノ藻綱の属までの分類体系の一例 (2019年現在)ペディノ藻綱 Pedinophyceae Moestrup, 1991ペディノモナス目 Pedinomonadales Moestrup, 1991ペディノモナス科 Pedinomonadaceae Korshikov, 1938Chlorochytridion Vischer, 1945 Pedinomonas Korshikov, 1923 マルスピオモナス目 Marsupiomonadales Marin, 2012レスルトモナス科 Resultomonas Marin, 2012Resultomonas Marin, 2012 マルスピオモナス科 Marsupiomonadaceae Marin, 2012Marsupiomonas H.L.J.Jones, B.S.C.Leadbeater & J.C.Green, 1994 Protoeuglena R.Subrahmanyan, 1954
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/02 17:32 UTC 版)
系統樹の科間は hackett et al. (2008)、科内は Penhallurick & Wink (2004)より。 ミズナギドリ目 アホウドリ科 Diomedeidae ミズナギドリ科 Procellariidae モグリウミツバメ科 Pelecanoididae ウミツバメ亜科 ヒメウミツバメ Hydrobates ウミツバメ属 Oceanodroma* アシナガウミツバメ亜科 アシナガウミツバメ属 Oceanites ヒメアシナガウミツバメ Garrodia カオジロウミツバメ Pelagodroma シロハラウミツバメ属 Fregetta ノドジロウミツバメ Nesofregetta ウミツバメ科は、北半球を中心に生息するウミツバメ亜科 Hydrobatinae と、南半球を中心に生息するアシナガウミツバメ亜科 Oceanitinae の2亜科に分かれる。これらはいずれも単系統だが、これらを合わせたウミツバメ科が単系統をなすかは疑わしい。アシナガウミツバメ科 Oceanitidae を分離する説もある。 ウミツバメ亜科の大半を占めるウミツバメ属 Oceanodroma は、ヒメウミツバメ Hydrobates を内包する側系統であり、属の再編が必要である。しかし、ウミツバメ属の模式種ハイイロウミツバメ Oceanodroma furcata とヒメウミツバメが同属とされる程度に近縁であり、属名 Hydrobates のほうに先取権があるため、属名 Oceanodroma はジュニアシノニムとなり使えなくなる。そのため、ウミツバメ属全体をヒメウミツバメ属に含める提案や、Hydrobates・Cymochorea・Halocyptena・Thalobata の4属に再編する提案があるが、系統関係が不確実なためもあり、広く認められた新分類はまだない。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/06 05:35 UTC 版)
かつて Pitohui 属には上記6種にモリモズ Pitohui tenebrosa (Morningbird) を加えた7種が含まれ、モリモズ属と呼ばれていた。しかしすぐにモリモズ Morningbird は Pitohui 属でなくモズツグミ属 Colluricinclaへ分類するのが適当ではないかといった説が有力になり、やがて学名は Colluricincla tenebrosa と記されるようになった。また、学者によってはこの種を Malacolestes へ分類するなど、その扱いはまちまちであった。 2013年になり、モリモズMorningbirdは、実は属の異なる2種から成ることがわかり、それを機に モズヒタキ属 Pachycephala に分類され、学名は Pachycephala tenebrosa となった。このとき、新たに分離された別種がモリモズ Morningbird に充てられていた学名 Colluricincla tenebrosa を引き継ぎ、この別種の英名はSooty shrikethrushとされた。 このような経緯から、標準和名のモリモズはMorningbird, Sooty shrikethrushどちらに用いるのにも不適当となり、宙に浮いた状態となっている。もっとも、どちらの種も2017年現在においては Pitohui 属ではないので、 Pitohui 属をモリモズ属と呼ぶのは不適切である。 モリモズを除いた6種は引き続きモズヒタキ科 Pitohui 属に残された。しかし、これらもまた多系統であるとされ、改めて4属に分類し直された。 2017年現在、これらはカラス上科内の3科に分散している。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 02:32 UTC 版)
本種は古くからタケ類に近縁なものと考えられていた。その苞葉の多い花の構造など、木性のタケ類に近いとの声もあり、いずれにせよタケ亜科 Bambusoideae とする説が広く受け入れられた。ただし異説は多く、イネ属 Oryza に近いとかキビ連 Paniceae とする説なども唱えられた。これらは小穂の構造が独特で、他のイネ科と比較検討が難しかった点などが大きき関わっている。他方で本属がイネ科の中でもっとも原始的なもの、との考えも強く示されてきた。他方、イネ科に含めていいのかどうか、という疑問もあった。 本属の小穂がイネ科一般の小穂の構造に当てはめられないことから、本属の小穂を偽小穂といい、このような構造を持つものはイネ科には本属の他に1属しかない。そのもう1属はアノモクロア属 Anomochloa で、この属の唯一の種は記載された後、野外で発見されない期間が100年ばかりあり、一時は絶滅したものと見なされた。その点、本属のものは新熱帯域に広く分布し、標本も手に入りやすかったために多くの研究がなされた。Hubbardは1935年に本属を単独で独立の連、ストレプトカエタ連 Streptochaeteae とすることを唱え、同時にこれを Bambusae に近いものとした。同様の扱いをする研究者は多かった。Judziewicz & Soderstron(1989)はこの2属を細胞レベルの解剖学から染色体まで検討した上で、この2属が近縁であること、多くの点でタケ亜科としては特殊であることを挙げた上で、少なくともイネ科であることは間違いないとし、タケ亜科に含めたままにする判断をしている。 草本性のタケ類には上記の2属の他にもイネ科の中で原始的とされている属が幾つもあり、それらの形態学的な研究と、近年はこれに分子系統の情報を合わせての判断では、本属のみを含むストレプトカエタ連はアノモクロア属のみを含むアノモクロア連と近縁であり、これをアノモクロア亜科 Anomochlooideae とすること、そしてこの亜科がタケ亜科のみならずこの亜科以外のイネ科のすべての群に対して姉妹群をなすことが認められている。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 16:06 UTC 版)
1826年、ナサニエル・ウォーリッチ (Nathanial Wallich) はペグー (バゴー) で得られた試料をもとにした報告を送り、1827年に Hydrostemma linguiforme として記載された。しかしウォーリッチは同年に同じものを Barclaya longifolia の名でも記載している (改名の理由は不明)。先取権は Hydrostemma にあるが、Barclaya の方が一般的に使われていたため、これを保存名とすることが提唱され、認められている。 バルクラヤ属はスイレン科の他の属との近縁性は認識されていたものの、特異な形態 (合弁花冠など) をもつため、バルクラヤ科 (Barclayaceae) として独立の科に分類されることもあった。しかし2020年現在では、バルクラヤ属は明らかにスイレン科に含まれることが分子系統学的研究から示されている。スイレン科の中では、バルクラヤ属はスイレン属 + オニバス属 + オオオニバス属の姉妹群であることが示唆されている。 バルクラヤ属には、4種ほどが知られる (下表)。 バルクラヤ属の種までの分類体系の一例バルクラヤ属 Barclaya Wall., 1827Barclaya kunstleri (King) Ridl., 1922= Barclaya motleyi ssp. kunstleri King; Hydrostemma kunstleri (King) B.C.Stone, 1982 Barclaya longifolia Wall., 1827= Barclaya oblonga Wall.; Barclaya pierreana Thorel ex Gagnep., 1908; Hydrostemma longifolium (Wall.) Mabb., 1982 Barclaya motleyi Hook.fil., 1862= Barclaya hirta (Kurz ex Teijsm. & Binn.) Miq., 1870; Hydrostemma motleyi (Hook.fil.) Mabb., 1982; Nymphaea hirta Kurz ex Teijsm. & Binn., 1864 Barclaya rotundifolia Wall., 1827
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 14:55 UTC 版)
ヤツガシラ亜目 Upupes, Upupae と姉妹群で、共にサイチョウ目を構成する。 伝統的にはブッポウソウ目サイチョウ亜目とされてきたが、キツツキ目の外側に位置したため、姉妹群のヤツガシラ亜目と共にサイチョウ目として分離された。 Sibley分類では、サイチョウ亜目・ヤツガシラ亜目をそれぞれサイチョウ目・ヤツガシラ目 Upupiformesとしていた。 絶滅科としてMesselirrisoridaeが属す。 ブッポウソウ目 キツツキ目 サイチョウ目 ヤツガシラ亜目 ヤツガシラ科 Upupidae モリヤツガシラ科 Phoeniculidae サイチョウ亜目 サイチョウ科 Bucerotidae ジサイチョウ科 Bucorvidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 14:55 UTC 版)
キツツキ目の2亜目の片方で、もう1つのキツツキ亜目 Pici とは姉妹群である。Sibley分類ではこれらの群をキツツキ目 Piciformes・キリハシ目 Galbuliformes としていた。 2科に分かれる。キリハシ下目 Galbulides とオオガシラ下目 Bucconides に分けることもある(通常の科分類ではいずれも単型となる)。 キツツキ科以外のキツツキ目全てをキリハシ亜目とする分類もあった。 キツツキ目 キリハシ亜目 キリハシ科 Galbulidae オオガシラ科 Bucconidae キツツキ亜目 オオハシ下目 ゴシキドリ科 Megalaimidae オオハシ科 Ramphastidae ハバシゴシキドリ科 Lybiidae キツツキ下目 キツツキ科 Picidae ミツオシエ科 Indicatoridae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:32 UTC 版)
タチヨタカが属するヨタカ目はアマツバメ目を内包する側系統である。そのためヨタカ目を複数の単系統の目に分割し、タチヨタカ科のみでタチヨタカ目 Nyctibiiformes とする説がある。 タチヨタカ科の類縁関係ははっきりしない。分子系統からはアブラヨタカ科(ただし弱い)、形態系統からはヨタカ科が姉妹群だという結果が出ている。 Sibley分類では、ヨタカ亜目(ヨタカ目に相当)ヨタカ下目アブラヨタカ小目タチヨタカ上科 Nyctibioidea の唯一の科であり、アブラヨタカ上科(アブラヨタカ科のみ)と姉妹群だと考えられていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 14:55 UTC 版)
以前はタカ目 Falconiformes の3亜目の1つだったが、タカ目とハヤブサ目が分離された結果、タカ目 Accipitriformes の2亜目の1つとなり、コンドル科以外の全ての科を含む。 タカ目からコンドル目を分離する説があり、その場合はタカ目にはタカ亜目のみが残される。なおタカ目の単系統性には若干の不確かさがあるが、タカ亜目の単系統性は強く支持されている。 Sibley et al. (1988) はタカ小目 Accipitrida とした。 学名 Accipitres は古くはリンネが目として使っており、現在のタカ目・ハヤブサ目・フクロウ目・モズ科が含まれていた。 タカ目 コンドル亜目 コンドル科 Cathartidae タカ亜目 ヘビクイワシ科 Sagittariidae タカ上科 ミサゴ科 Pandionidae タカ科 Accipitridae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/07 05:55 UTC 版)
古くは5属8種からなっていたが、レンジャクモドキ科 Ptilogonatidae とミミグロレンジャクモドキ科 Hypocoliidae が分離され、レンジャク属のみが残された。これらの3科は、他の数科と共にレンジャク上科 Bombycillidae に含まれるが、互いの系統関係は不明確である。 レンジャク上科 ヤシドリ科 Dulidae ミミグロレンジャクモドキ科 Hypocoliidae ミドリモズビタキ科 Hylocitreidae †フサミツスイ科 Mohoidae レンジャク科 Bombycillidae レンジャクモドキ科 Ptilogonatidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 08:23 UTC 版)
この類はクモ類の中で特に原始的な特徴を持つものと考えられる。二対の書肺や歩脚と触肢の分化がさほど見られない点はトタテグモ亜目のものとも共通であるが、腹部に見られる体節の痕跡や付属肢由来であることを強く示唆する糸疣の状態などはこの類だけに見られるものである。古生代デボン紀から石炭紀の化石として知られるごく初期のクモ類には、この類と共通の特徴が見られる。そのためにこの科のクモは生きた化石とも言われる。 このような特徴は現生種ではこの科のみであるから、単独でそれ以外の全てのクモ類に対置してハラフシグモ亜目 Mesothelae を構成する。分岐図では、クモ目のうちの一番基部で分岐したとの結果が得られている。この亜目は別名を中疣類と言い、これは糸疣が腹部下面の中央にあることによる。なお、かつてはこれを古疣類 Archaeothelae と称した。 かつては糸疣を四対八個持つものをハラフシグモ科、七つのものをキムラグモ科としたが、現在では両者をハラフシグモ科に含め、それぞれを亜科の位置に扱っている。 ハラフシグモ亜科には1属47種があり、キムラグモ亜科には5属32種が知られる。日本からはオキナワキムラグモ属に7種、キムラグモ属に9種が記載されている。詳細についてはハラフシグモ科の属種を参照されたい。 Liphistiidae ハラフシグモ科 Liphistiinae ハラフシグモ亜科Liphistius ハラフシグモ属 Heptathelinae キムラグモ亜科Abcanthela Heptathela キムラグモ属:キムラグモ Ryuthela オキナワキムラグモ属 Songthela Vinathela ハラフシグモ属の1種 オキナワキムラグモ
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:31 UTC 版)
系統樹は Irestedt & Ohlson (2008); Jønsson & Fjeldså (2007)より。 広義のスズメ小目 ハゲチメドリ属 Picathartes アカイワトビヒタキ属 Chaetops クイナチメドリ Eupetes オーストラリアヒタキ科 Petroicidae スズメ小目 Passrrida ハゲチメドリ科はアカイワトビヒタキ属+クイナチメドリと姉妹群である。これらの3属はいずれも単型科を作る。これらからなる単系統はスズメ小目と姉妹群で、広義にはスズメ小目に含めることもある。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:31 UTC 版)
Sibleyらにより新設された科で、スズメ小目スズメ上科に分類された。しかしその後カラス上科に近縁とされ、再定義された狭義のカラス小目に含められた。しかしその後ふたたび、スズメ小目に近縁である(しかし含まれない)可能性も指摘されている。 Sibleyらはこの科を2族に分けたが、Rhamphocharis はサンプリングされておらず系統位置は不確実である。 パプアハナドリ科 パプアハナドリ族 パプアハナドリ属 Melanocharis ? メスボシハナドリ Rhamphocharis ハシナガミツスイ族 コビトミツスイ属 Oedistoma ハシナガミツスイ属 Toxorhamphus
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:31 UTC 版)
かつてはスズメ小目スズメ上科に分類されていたが、Baker et al. (2004) に基づきカラス上科に移された。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:28 UTC 版)
オオガシラ科と姉妹群であり、キリハシ亜目 Galbulae にまとめられる。 キリハシ科内の系統関係は。 キツツキ目 キリハシ亜目 キリハシ科 ミツユビキリハシ Jacamaralcyon Brachygalba オオキリハシ Jacamerops Galbalcyrhynchus キリハシ属 Galbula オオガシラ科 Bucconidae キツツキ亜目
※この「系統と分類」の解説は、「キリハシ科」の解説の一部です。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:31 UTC 版)
従来ウグイス上科 Sylvioidea やウグイス科 Sylviidae に含められてきたが、単独で上科相当の孤立した系統をなす。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:30 UTC 版)
スズメ目の中で最初に分岐し、残りのスズメ目全体(スズメ亜目+タイランチョウ亜目)と姉妹群である。そのため現在は、単独でイワサザイ亜目 Acanthisitti に分類される。 スズメ目 イワサザイ亜目 イワサザイ科 タイランチョウ亜目 スズメ亜目 歴史的には、19世紀以来、亜鳴禽類(現在のタイランチョウ亜目)に含められていたが、1970年代から、鳴禽類(現在のスズメ亜目)に近いとする説などさまざまな説が現れた。 亜鳴禽類/タイランチョウ亜目 Forbes (1882)は鳴管の特徴から、亜鳴禽類に含めた。 Furbringer (1888) は、亜鳴禽類と共に Oligomyodi に含めた。Pycraft (1906)は、気管に鳴管があるタイランチョウ亜目の一部(現在の分類ではカマドドリ下目からオタテドリ科とムナオビオタテドリ科を除く大半)と共に Tracheophoneae 亜目に含め、中でもカマドドリ科に近縁だとした。 亜鳴禽類の中の何に近いかは、さまざまな説が現れた。 1980年代のDNA-DNA交雑法によりこの説は再び唱えられた。Sibley et al. 1982は Oligomyodi 亜目にイワサザイ下目 Acanthisittides としてタイランチョウ下目(タイランチョウ亜目に相当)と共に含めた。Sibley et al. (1988)は、タイランチョウ亜目にイワサザイ下目として含めた。 鳴禽類/スズメ亜目 Sibley (1970)は卵白タンパク質電気泳動から、亜鳴禽類ではなく鳴禽類に近縁だとした。 Feduccia (1977)は鐙骨の特徴から、タイランチョウ目 Tyranniformes とスズメ目を分離し、イワサザイ科はスズメ目に含めた(ただし彼はのちにイワサザイ科の鐙骨は独特だとした)。 Cracraft (1981)は、スズメ亜目に下目不明の科として含めた。Raikow (1987)は、スズメ亜目にイワサザイ下目 Acanthisittides として含めた。 いずれにも近くない Wolters (1977) はイワサザイ亜目とした。 Mayr (1979)は亜目不明とした。
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ホウセキドリ科+トゲハシムシクイ科と姉妹群である。 ミツスイ科内部ではキリハシミツスイ属 Acanthorhynchus が最初に分岐し、その他のミツスイ科は4つの系統に分かれる。 ミツスイ上科 オーストラリアムシクイ科 Maluridae ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae ミツスイ科 Clade 1 Clade 2 Clade 3 Clade 4 キリハシミツスイ属 Acanthorhynchus ホウセキドリ科 Pardalotidae トゲハシムシクイ科 Acanthizidae かつてミツスイ科に属す属は現在と若干異なっていたが、Sibleyらは、ミツスイ科からオウゴンミツスイ Cleptornis(現在はメジロ科)、コビトミツスイ属 Oedistoma(パプアハナドリ科)、ハシナガミツスイ属 Toxorhamphus(パプアハナドリ科)、オナガミツスイ属 Promerops(オナガミツスイ科 )を除外し、代わりに、Epthianuridae を統合し Epthianura と キイロヒバリヒタキ Ashbyia を含めた。さらにその後、ハナガオフウチョウ Macgregoria がフウチョウ科から移され、メグロ Apalopteron(メジロ科)、シロツノミツスイ Notiomystis(シロツノミツスイ科)、†Moho、†Chaetoptila が除外された。
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系統と分類
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系統樹は Norman et al. (2009)などより。 モズヒタキ科 ? ホオダレモズガラ Eulacestoma ハシブトモズビタキ Falcunculus ? セレベスモズヒタキ Coracornis モズヒタキ属 Pachycephala クロモリモズ Melanorectes モズツグミ属 Colluricincla Pseudorectes コウライウグイス科 Oriolidae モズ科 Laniidaeオウチュウ科 Dicruridaeオウギビタキ科 Rhipiduridaeカササギヒタキ科 Monarchidaeカラス科 Corvidaeオオツチスドリ科 Corcoracidaeフウチョウ科 Paradisaeidae モズヒタキ科はカラス上科に含まれ、カラス上科の中ではカラス科など7科からなる系統と近縁だが、コウライウグイス科 Oriolidae がさらに近縁な可能性がある。
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「オーストラリアマルハシ科」の記事における「系統と分類」の解説
ハシリチメドリ科 Orthonychidae と姉妹群であり、この2科からなる系統はスズメ亜目の中で比較的初期に分岐した系統の1つである。 以前は、オーストラリアマルハシ科、ハシリチメドリ科の順に分岐したとする説が有力だった。かつてのSibley分類ではカラス上科に含められていた。 スズメ亜目 Menurae コトドリ上科 Menuroidea Passeres ニワシドリ上科 Ptilonorhynchoidea ミツスイ上科 Meliphagoidea オーストラリアマルハシ科 Pomatostomidae ハシリチメドリ科 Orthonychidae その他のスズメ亜目
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次の系統樹は Moyle et al. (2009)より。ただしハシブトメジロ属 Heleia の位置は Gelang et al. (2009)より。カンムリチメドリ属 Yuhina の数種、Apalopteron・セラムメジロ Tephrozosterops・マダンガメジロ Madanga・オニメジロ Megazosterops は図示されていない。Clade A・B は Moyle et al. による仮の系統名、Clade I は Johansson et al. (2008)が仮に命名したウグイス上科の下位系統である。 Clade I ウグイス科 + エナガ科 + メボソムシクイ科 チメドリ科 s. Gelang チメドリ科 Timaliidae s. AOU メジロ科 シロハラカンムリチメドリ Yuhina diademata ボルネオクリミミチメドリ Yuhina everetti クリミミチメドリ Yuhina castaniceps カンムリチメドリ Yuhina brunneiceps クロアゴカンムリチメドリ Yuhina nigrimenta ノドフカンムリチメドリ Yuhina gularis チャエリカンムリチメドリ Yuhina flavicollis チャバラカンムリチメドリ Yuhina occipitalis ? Zosterornis whiteheadi Clade A ? Zosterornis カンムリメジロ属 Lophozosterops の一部・ウォーレスメジロ Zosterops wallacei・ハシブトメジロ属 Heleia カンムリメジロ属 Lophozosterops の一部・コビトメジロ Oculocincta オウゴンミツスイ Cleptornis Sterrhoptilus Dasycrotapha Clade B メジロ属 Zosterops・メグロメジロ Chlorocharis・メジロモドキ属 Speirops・オオメジロ属 Woodfordia・Rukia ダルマエナガ科 Sylviidae メジロ科は従来はやや狭い範囲に取られていたが、チメドリ科からカンムリチメドリ属 Yuhina が移され、また、モリチメドリ属 Stachyris の一部が Dasycrotapha・Sterrhoptilus・Zosterornis の3属に分離されて移された。この修正によりメジロ科とチメドリ科は姉妹群となる。チメドリ科の範囲には諸説あり、メジロ科をメジロ亜科 Zosteropinae としてチメドリ科に含める説もある。 カンムリチメドリ属はメジロ科の中で基底的な側系統である。残りのメジロ科は Clade A と Clade B に分かれる。Clade A は、モリチメドリ属から分離された3属を含む数属と、メジロ属のウォーレスメジロ Zosterops wallacei からなる。カンムリメジロ属など数属は Clade A の中で1つの単系統を作っているが、その中でカンムリメジロ属は多系統である。Clade B は主に、メジロ科の種数の過半を占める大きな属であるメジロ属(ウォーレスメジロ以外)で占められ、その中に、島嶼や高山で地理的に孤立しているいくつかの小さな属が分散して内包されている。 ただし Clade A の単系統性は弱い。さらに Gelang et al. では Zosterornis(ただし Moyle et al. がサンプリングしたのとは別の種)は Clade A + Clade B 系統の外に位置しており、Clade A と Clade B の単系統な姉妹関係を否定している。 従来メジロ科に含まれていたニッケイメジロ Hypocryptadius はスズメ科に移された。
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系統と分類
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系統樹は Ohlson et al. (2007); Tello et al. (2009); ToL (2009)より。 タイランチョウ小目 タイランチョウ科 Tyrannidae カザリドリ科 fruiteaters カンムリカザリドリ属 Ampelion ミドリカザリドリ属 Pipreola ズグロカザリドリ属 Carpornis Ampelioides clade ホオジロカザリドリ Zaratornis ウロコカザリドリ属 Ampelioides Doliornis クサカリドリ属 Phytotoma Rupicola clade イワドリ属 Rupicola アカクロカザリドリ属 Phoenicircus ? Snowornis core cotingas ベニカザリドリ Haematoderus マエカケカザリドリ Querula アカフサカザリドリ Pyroderus ハゲガオカザリドリ Perissocephalus カサドリ属 Cephalopterus カザリドリ属 Cotinga キンクロカザリドリ属 Tijuca ムジカザリドリ属 Lipaugus ハシブトカザリドリ Porphyrolaema スズドリ属 Procnias ムラサキカザリドリ属 Xipholena ユキカザリドリ属 Carpodectes カオグロカザリドリ Conioptilon ハゲクビカザリドリ Gymnoderus マイコドリ科 Pipridae ハグロドリ科 Tityridae カザリドリ科は、新世界亜鳴禽類の2大グループの1つタイランチョウ小目の1科である。ただし小目内の系統関係は解けていない。カザリドリ科の姉妹群についてはマイコドリ科、残りのタイランチョウ小目、ハグロドリ科といった説がある。 ハグロドリ科はタイランチョウ小目内の複数科から近縁な属を集めた科で、カザリドリ科からはハグロドリ属 Tityra・カザリドリモドキ属 Pachyramphus・ワキムラサキカザリドリ属 Iodopleura・モズカザリドリ属 Laniisoma・トガリハシ Oxyruncus が移された。カザリドリ科のハグロドリ亜科とされることもあったが (Prum et al. 2000)、現在は別科とされる。 Ohlson et al. (2007)はカザリドリ科を4つの大きな系統に分けたが、いくつかの属の系統位置は不確実である。ズグロカザリドリ属は4系統のいずれにも属さない。Snowornis は core cotingas 内の基底に位置するが、Rupicola clade に近縁とする説もある。 Prum et al. (2000)はカザリドリ科を4亜科に分けたが、そのうちハグロドリ亜科は現在は別科なので、現在のカザリドリ科は彼らの3亜科にからなる。クサカリドリ亜科 Phytotominae は Ampelion clade に、カザリドリ亜科 Cotinginae は core cotingas(Snowornis を含む)にあたる。イワドリ亜科 Rupicolinae は fruiteaters + Rupicola clade にあたるが、これはおそらく単系統ではない。 ツバメカザリドリ Phibalura・キクイタダキカザリドリ Calyptura の系統位置は不確実であり、国際鳥類学会議 (IOC) やアメリカ鳥学会 (AOU) 南アメリカ分類委員会 (SACC) は科未定としている。 Sibley & Ahlquist (1990) では、タイランチョウ小目をタイランチョウ科1科とし、カザリドリ科はその中のカザリドリ亜科 Cotinginae としていた。 クサカリドリ属はかつて単型科のクサカリドリ科 Phytotomidae とされたことがあった。
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系統と分類
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系統樹は Gerdner et al. (2010)より。ホウセキドリ科 Pardalotidae と姉妹群である。 ミツスイ上科 オーストラリアムシクイ科 Maluridae ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae ミツスイ科 Meliphagidae ホウセキドリ科 Pardalotidae トゲハシムシクイ科 Acanthizidae キンガオモズガラ Pachycare がモズヒタキ科 Pachycephalidae(あるいはオーストラリアヒタキ科 Petroicidae)から移された。一方、以前あった、Amalocichla をオーストラリアヒタキ科から移す説は否定された。 Sibley & Ahlquist (1990) はトゲハシムシクイ亜科 Acanthizinae(トゲハムシクイ科にあたる、ただしキンガオモズガラ Pachycare を除く)をヤブムシクイ族 Sericornithini とトゲハシムシクイ族 Acanthizini に分けた。これらをヤブムシクイ亜科 Sericornithinae・トゲハシムシクイ亜科 Acanthizinae とすることもある。ただしこれらの族・亜科はいずれも多系統である。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 07:29 UTC 版)
「オリーブアメリカムシクイ」の記事における「系統と分類」の解説
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 07:05 UTC 版)
真正紅藻は紅藻の中で最大のグループであり、2019年現在およそ6,800種が知られている。果胞子体の存在を特徴とする紅色植物の一群として、古くから認識され、真正紅藻綱または紅藻綱 (Rhodophyceae) 真正紅藻亜綱 (Florideophycidae) に分類されていた。また真正紅藻亜綱と同じ範囲でウミゾウメン亜綱 (Nemaliophycidae; 現在では範囲が変わっており、真正紅藻の一部のみを含む) の名が使われることもあった。真正紅藻以外の紅藻類は、原始紅藻類 (綱または亜綱) としてまとめられていたが、現在では複数の綱に分割されている。紅色植物門の中では、真正紅藻綱はウシケノリ綱の姉妹群であり、両者を合わせて"真正紅藻亜門" (Eurhodophytina) に分類することが提唱されている。 伝統的には、真正紅藻は果胞子体の発達様式をもとに4目、後に6目 (ウミゾウメン目、テングサ目、カクレイト目、スギノリ目、マサゴシバリ目、イギス目) に分類されることが多かった。その後、ピットプラグの形式や生殖様式、生活環などに基づいていくつかの目が提唱された (ベニマダラ目、イタニグサ目、カワモズク目、ダルス目など)。さらに2000年代以降は、分子系統学的研究などに基づいて新たな目が次々と提唱されている。2019年現在では、真正紅藻内に約30目が認識されており、これらは5つの亜綱にまとめられている。これら5亜綱の系統関係、および目までの分類体系を以下に示す。 真正紅藻綱 ベニマダラ亜綱 ウミゾウメン亜綱 サンゴモ亜綱 イタニグサ亜綱 マサゴシバリ亜綱 真正紅藻綱5亜綱の系統. 真正紅藻綱の目までの分類体系 (2019年現在)真正紅藻綱 Florideophyceae Cronquist, 1960ベニマダラ亜綱 Hildenbrandiophycidae G.W.Saunders & Hommersand, 2004ベニマダラ目 Hildenbrandiales Pueschel & K.M.Cole, 1982 ウミゾウメン亜綱 Nemaliophycidae T.Christensen, 1978カワモズク目 Batrachospermales Pueschel & K.M.Cole, 1982 ロダクリア目 Rhodachlyales G.W.Saunders, S.L.Clayden, J.L.Scott, K.A.West, U.Karsten & J.A.West in J.A. West et al., 2008 チスジノリ目 Thoreales K.M.Müller, Sheath, A.R.Sherwood & Pueschel in K.M.Müller et al., 2002 バリア目 Balliales H.-G.Choi, G.T.Kraft, & G.W.Saunders, 2000 コリノダクティルス目 Corynodactylales G.W.Saunders, Wadland, Salomaki & C.E.Lane, 2019 バルビアニア目 Balbianiales R.G.Sheath & K.M.Müller, 1999 ウミゾウメン目 Nemaliales F.Schmitz in Engler, 1892 エントウィスレイア目 Entwisleiales F.J.Scott, G.W.Saunders & Kraft, 2013 ベニマユダマ目 Colaconematales J.T.Harper & G.W.Saunders, 2002 アクロカエチウム目 Acrochaetiales Feldmann, 1953 ダルス目 Palmariales Guiry & D.E.G.Irvine in Guiry, 1978 サンゴモ亜綱 Corallinophycidae Le Gall & G.W.Saunders, 2007サンゴモ目 Corallinales P.C.Silva & H.W.Johansen, 1986 ロドゴルゴン目 Rhodogorgonales S.Fredericq, J.N.Norris & C.Pueschel, 1995 ハパリデウム目 Hapalidiales W.A.Nelson, J.E.Sutherland, T.J.Farr & H.S.Yoon in W.A.Nelson et al., 2015 エンジイシモ目 Sporolithales Le Gall & G.W.Saunders in Le Gall et al., 2010 イタニグサ亜綱 Ahnfeltiophycidae G.W.Saunders & Hommersand, 2004イタニグサ目 Ahnfeltiales Maggs & Pueschel, 1989 ピヒエラ目 Pihiellales J.M.Huisman, A.R.Sherwood and I.A.Abbott, 2003 マサゴシバリ亜綱 Rhodymeniophycidae G.W.Saunders & Hommersand, 2004カギノリ目 Bonnemaisoniales Feldmann & G.Feldmann, 1942 カテネロプシス目 Catenellopsidales K.R.Dixon, Filloramo & G.W.Saunders in Saunders et al., 2106 アトラクトフォラ目 Atractophorales Maggs, L.Le Gall, Filloramo & G.W.Saunders in Saunders et al., 2016 イワノカワ目 Peyssonneliales Krayesky, Fredericq & J.N.Norris, 2009 スギノリ目 Gigartinales F.Schmitz in Engler, 1892 ユカリ目 Plocamiales G.W.Saunders & Kraft, 1994 ヒメウスギヌ目 Nemastomatales Kylin, 1925 テングサ目 Gelidiales Kylin, 1923 オゴノリ目 Gracilariales Fredericq & Hommersand, 1989 イソノハナ目 Halymeniales G.W.Saunders & Kraft, 1996 ヌラクサ目 Sebdeniales Withall & G.W.Saunders, 2007 マサゴシバリ目 Rhodymeniales F.Schmitz in Engler, 1892 アクロシンフィトン目 Acrosymphytales R.D.Withall & G.W.Saunders, 2007 インキューリーア目 Inkyuleeales Díaz-Tapia & Maggs, 2019 イギス目 Ceramiales Nägeli, 1947
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 14:37 UTC 版)
原体控を持ち、繊毛で運動することなど、ワムシ類に共通する部分があり、かつては輪形動物の中に含められた。まとめて袋形動物としたこともあった。現在では独立群と見なすことが多い。 腹毛動物門には12科、150種ばかりが知られる。すべてが腹毛綱に含まれ、2目に分けられる。イタチムシ目(毛遊目 Chaetonotida)はほとんどが淡水性。頭部と腹部の間がくびれる。オビムシ目(マクロダシス目 Macrodasyoidea)は、すべてが海産。体は幅が一定の帯状。腹側面には多数の粘着管が配置する。種数はこちらの方が多い。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/14 03:38 UTC 版)
篩板を持つ群が持たない群と別系統と考えられていた時代には、コガネグモ科とは独自に円網を発達させた群と考えられた。現在ではむしろコガネグモ上科に近縁なものと考えられている。 世界で18属270種ほどが知られ、その多くは熱帯域を中心に分布する。日本では円網を張るものはかつては全てウズグモ属に含めたが、現在は細分されている。南西諸島ではウズグモ類に島ごとの種分化も見られる。 以下に小野編著(2009)から日本産の属種をあげる。世界の属種についてはウズグモ科の属種一覧を参照されたい。 Uloboridae ウズグモ科Miagrammopes マネキグモ属:マネキグモ・ミドリマネキグモ Hyptotes オウギグモ属:オウギグモ Uloborus ウズグモ属:タイリクウズグモ Philoponella ヒメウズグモ属:マツガエウズグモ Zosis ミナミウズグモ属:ミナミウズグモ Octonoba トウキョウウズグモ属:トウキョウウズグモ・ヤマウズグモ・エゾウズグモ・カタハリウズグモ他 ヤエヤマウズグモ・雄成体 マツガエウズグモ・雌成体 オウギグモ・雌成体
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/22 07:23 UTC 版)
系統樹は Han (2006)・Han et al. (2010)より。属は彼らの提案によるものを使った。 アマツバメヨタカ類 タチヨタカ科 Nyctibiidae アブラヨタカ科 Steatornithidae ガマグチヨタカ科 Podargidae ヨタカ科 ヒゲナシヨタカ属 Eurostopodus ミミヨタカ属 Lyncornis ヨタカ科sensu S&A キエリヨタカ Gactornis corecaprimulgids NW1 アンチルコヨタカ属 Siphonorhis コモンヨタカ属 Nyctiphrynus Antrostomus NW2 アメリカヨタカ属 Chordeiles NW3 ハサミオヨタカ属 Hydropsalis OW ヨタカ属 Caprimulgus アマツバメ目 Apodiformes ヨタカ科はヨタカ目の1科だが、ヨタカ目は側系統であり、系統的にはヨタカ科はアマツバメヨタカ類 Cypselomorphae 内の1系統となる。他の科との系統関係は不確実だが、アマツバメ目との姉妹関係が弱く支持されている。 ヨタカ科の中ではまず基底的なヒゲナシヨタカ属・ミミヨタカ属・キエリヨタカがこの順に分岐した。ただし、ヒゲナシヨタカ属(+ミミヨタカ属 ?)は他のヨタカ科と別系統だとする説もある。これらの基底群が分岐した残りの core caprimulgids は4つの系統に分かれ、そのうち1つ OW は旧世界 (Old World) とオーストラリア区に、他の3つ NW1–3 は新世界 (New World) に生息する。 ヨタカ科の属分類は流動的で、近年は15属に分けられてきた。しかし、少なからぬ属が非単系統であり、Han; Han et al. は系統的な9属に再編した。一方、彼らが1属としたNW3についてAOU南アメリカ命名委員会 (SACC) は、彼らの案だけでなく系統的な数属に再編する案にも言及している(ただしどちらも採用されなかった)。国際鳥類学会議 (IOC) は2011年に彼らの提案の一部を採用した。 中でも、最大のヨタカ属 Caprimulgus は、主に旧世界に棲息する属だが、かつて Antrostomus(模式種チャックウイルヨタカ)または Setochalcis とされてきた新世界のグループが統合された (Peters 1940)。現行のヨタカ属は、OW・NW1・NW3・基底群に分散した多系統であり、Han; Han et al. はOW以外の種を別の属に分離・再分離・移動した。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 20:33 UTC 版)
カラス上科の中でフウチョウ科など7科が単系統を形成するが、それらの系統関係は不確実である。フウチョウ科・モズ科 Laniidae・オオツチスドリ科 Corcoracidae が単系統をなす、もしくはフウチョウ科とカササギヒタキ科 Monarchidae が近縁である(ただしモズ科はサンプリングされていない)とする説がある。 フウチョウ科は5つの系統に別れ、基底から順に A–E と仮称される。 オウギビタキ科 Rhipiduridae カササギヒタキ科 Monarchidae フウチョウ科 A カラスフウチョウ Lycocorax manucode ナキカラスフウチョウ Phonygammus テリカラスフウチョウ属 Manucodia core birds‐of‐paradise B フキナガシフウチョウ Pteridophora カンザシフウチョウ属 Parotia C ジュウニセンフウチョウ Seleucidis カマハシフウチョウ属 Drepanornis シロハタフウチョウ Semioptera ウロコフウチョウ属 Ptiloris カタカケフウチョウ Lophorina D オナガカマハシフウチョウ属 Epimachus キヅノフウチョウ属 Paradigalla オナガフウチョウ属 Astrapia E ヒヨクドリ Cicinnurus ミノフウチョウ属 Diphyllodes フウチョウ属 Paradisaea モズ科 Laniidae オオツチスドリ科 Corcoracidae オウチュウ科 Dicruridae カラス科 Corvidae クロチメドリ属 Melampitta 伝統的なフウチョウ科は Mayr (1962) により2亜科に、あるいは3亜科に分けられてきた。しかしフウチョウモドキ亜科 Cnemophilinae とされたカンムリフウチョウモドキ属 Cnemophilus・ツノハシフウチョウモドキ Loboparadisea は大きく離れた別系統であり、フウチョウモドキ科 Cnemophilidae として分離された。 Mayr は残り全てをフウチョウ亜科 Paradisaeinae とした。ただし、manucode と総称されるテリカラスフウチョウ属 Manucodia・ナキカラスフウチョウ Phonygammus をその基底群とし、独立したテリカラスフウチョウ亜科 Manucodinae とする説もあった。実際の系統ではそれらはカラスフウチョウ Lycocorax と共にフウチョウ科の基底群 Clade A を作る。 亜科分類に諸説ありフウチョウ科自体から外す説もあったハナガオフウチョウ Macgregoria は、系統的に大きく離れたミツスイ科 Meliphagidae に移された。 伝統的にはフウチョウ科に含まれないクロチメドリ属 Melampitta を、Sibley & Ahlquist (1987) はフウチョウ科(+フウチョウモドキ科)の基底だとした。実際はフウチョウ科とは別系統だが、そう遠くない系統位置にある。 フウチョウ科に含める説があったビロードムシクイ Lamprolia は、近縁なオウギビタキ科 Rhipiduridae に移された。 Sibley & Ahlquist (1990) ではフウチョウ族 Paradisaeini とされ(ただしフウチョウモドキ亜科・クロチメドリ属を含む)、カラス亜科に分類されていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 23:23 UTC 版)
キジ目の中で大きく放散したキジ亜目(広義のキジ科)に属し、キジ科と姉妹群であるか、側系統のキジ科に内包される。キジ科にナンベイウズラ亜科 Odontophorinae として含める説もある。 分子系統に基づき2種がキジ科から移された。これらはイシシャコ属 Ptilopachus に分類され、残りのナンベイウズラ科と姉妹群である。 キジ亜目 ホロホロチョウ科 Numididae キジ科の一部 ? ナンベイウズラ科 その他のナンベイウズラ科 イシシャコ属 Ptilopachus キジ科 Phasianidae (の一部 ?) Sibley分類ではキジ目(キジ亜目に相当)の中で最初に分岐したとされ、単型のナンベイウズラ小目 Odontophorida に属した。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 00:44 UTC 版)
9枚の初列風切をもつ nine-primaried oscines の1科である。ホオジロ科フウキンチョウ亜科、あるいはアトリ科ホオジロ亜科フウキンチョウ族とも。
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「カンムリアマツバメ属」の記事における「系統と分類」の解説
カンムリアマツバメ科はアマツバメ科と姉妹群で、あわせてアマツバメ亜目を構成する。 Sibley分類では、アマツバメ目(アマツバメ亜目にあたる)に分類されていた。 伝統的なアマツバメ目 アマツバメ亜目 アマツバメ科 カンムリアマツバメ科 ハチドリ科
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アトリ科の中で最初に分岐した属であり、アトリ科の残り全てと姉妹群である。そのため単独でアトリ亜科に分類される。
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ツノホコリ属は古くから知られていた生物であり、大型の変形体をもち、そこから大型の子実体を形成するため、変形菌に分類されていた。しかし子実体がゼラチン質であり、胞子を外生する点で他の変形菌とは大きく異なる。そのため、ツノホコリ亜綱 (学名: Ceratiomyxomycetidae) として他の変形菌と分けられることが多かった。 また1960年代より、柄と1〜数個の胞子のみからなる微小な子実体を形成するアメーバ類である原生粘菌が認識されるようになった。ツノホコリ属の子実体 (担子体) 表面には1個の胞子をつけた柄が多数形成されるが、この構成要素は原生粘菌の子実体 (sporocarp) に類似しており、ツノホコリ属は特殊化した (巨大化した) 原生粘菌であるとも考えられるようになった。 しかし原生粘菌は、当初から変形菌やタマホコリカビ類の祖先的な生物群として考えられており、単系統群であると考えられていたわけではない (一部の原生粘菌は変形菌などにより近縁であると考えられていた)。アメーバ細胞の形態や微細構造学的特徴から、原生粘菌はいくつかの系統群に分けられると考えられていたが、そのうちツノホコリ属は、Protosporangium や Clastostelium とともに系統群を構成していると考えられ、この系統群は Group Va とよばれていた。形態形質からは、原生粘菌の中で Group Va が変形菌に最も近縁であることが示唆されていた。 その後、2010年以降の分子系統学的研究より、原生粘菌が複数の系統群からなることが確認され、そのうち Group Va (ツノホコリ属、Protosporangium、Clastostelium) が変形菌の姉妹群であることが示された。この系統群に対しては、プロトスポランギウム目 (学名: Protosporangiida) の名が与えられていたが、ツノホコリ属をあわせてツノホコリ綱 (学名: Ceratiomyxea、Ceratiomyxomycetes)、ツノホコリ目 (学名: Ceratiomyxida、Ceratiomyxales) に分類することが提唱されている。2017年現在、ツノホコリ綱には3属9種が知られる。 ツノホコリ類の種までの分類体系の一例 (綱、目、科の学名は国際動物命名規約におけるものを主とし、[ ]内に国際藻類・菌類・植物命名規約におけるものを示している)アメーボゾア門 Amoebozoa Cavalier-Smith, 1998コノーサ亜門 Conosa Cavalier-Smith, 1998 (≒ Evosea)動菌下門 Mycetozoa Cavalier-Smith, 1998 (Eumycetozoa)ツノホコリ綱 Ceratiomyxea D. Hawksworth, B. Sutton, G.C. Ainsworth, 2019 [Ceratiomyxomycetes]ツノホコリ目 Ceratiomyxida G.W. Martin ex M.L. Farr & Alexopoulos, 1977 [Ceratiomyxales] (= プロトスポランギウム目 Protosporangiida Cavalier-Smith, 2016)ツノホコリ科 Ceratiomyxidae J. Schröter, 1889 [Ceratiomyxaceae]ツノホコリ属 (ツノホコリカビ属) Ceratiomyxa J. Schröter, 1889ツノホコリ Ceratiomyxa fruticulosa (O.F. Müller) T. Macbride, 1899子実体がまばらに分枝するものが最もふつうであるが、円柱状で分枝しないエダナシツノホコリ (var. descendens Emoto, 1933)、円柱の先端が放射状に分枝したカンボクツノホコリ (var. arbuscula (Berkeley & Broome) Nannenga-Bremekamp, 1975)、樹状に細かく分枝したナミウチツノホコリ (var. flexuosa (Lister) G. Lister, 1911)、ハチの巣状のタマツノホコリ (var. porioides (Albertini & Schweinitz) G. Lister, 1911) などの変種がある。世界的な広域分布種である。 Ceratiomyxa sphaerosperma Boedijn, 1927 Ceratiomyxa morchella Weldon, 1954 Ceratiomyxa hemisphaerica Olive & Stoianovitch, 1979 プロトスポランギウム科 Protosporangiidae Cavalier-Smith, 2016Clastostelium L.S. Olive & Stoianovitch, 1977Clastostelium recurvatum L.S. Olive & Stoianovitch, 1977 Protosporangium L.S. Olive & Stoian., 1972Protosporangium articulatum L.S. Olive & Stoianovitch, 1972 Protosporangium bisporum L.S. Olive & Stoianovitch, 1972 Protosporangium conicum W.E. Bennett, 1986 Protosporangium fragil L.S. Olive & Stoianovitch, 1972
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/06 20:38 UTC 版)
狭義のブッポウソウ目は単系統だが、伝統的な広義のブッポウソウ目は単系統ではなく側系統であり、キツツキ目とキヌバネドリ目(キヌバネドリ科のみ)を系統として含む。サイチョウ目とオオブッポウソウ目が分離されたのは、キツツキ目を独立目として残すためである。 ブッポウソウ目 カワセミ科 Alcedinidae ハチクイモドキ科 Momotidae コビトドリ科 Todidae ジブッポウソウ科 Brachypteraciidae ブッポウソウ科 Coraciidae ハチクイ科 Meropidae キツツキ目 サイチョウ目 サイチョウ亜目 サイチョウ科 Bucerotidae ジサイチョウ科 Bucorvidae ヤツガシラ亜目 ヤツガシラ科 Upupidae カマハシ科 Phoeniculidae キヌバネドリ目 キヌバネドリ科 Trogonidae オオブッポウソウ目 オオブッポウソウ科 Leptosomidae ブッポウソウ目がキヌバネドリ目を内包する側系統であることは以前より指摘されていた。それに対し、ブッポウソウ目を複数の単系統(と思われた)目に分離するか、キヌバネドリ目をブッポウソウ目に含める措置が取られた。 Feduccia (1977)は、キヌバネドリ目の姉妹群と考えたカワセミ科+ハチクイモドキ科+コビトドリ科+ハチクイ科をカワセミ目 Alcediniformes に分離し、さらにサイチョウ目(サイチョウ亜目)、ヤツガシラ目(ヤツガシラ亜目)を分離し、ブッポウソウ目にはブッポウソウ科+ジブッポウソウ科+オオブッポウソウ科のみを残した。ただし実際には、このカワセミ目とブッポウソウ目は単系統ではない。 Maurer (1981)は、キヌバネドリ科をブッポウソウ目に含めた。キヌバネドリ科は Feduccia のカワセミ目の内部に位置するとし、キヌバネドリ科を合わせてカワセミ亜下目 subinfraorder Alcedinides に分類した。 Cracraft (1982)は、キヌバネドリ科をブッポウソウ目カワセミ亜目 Alcedines(ブッポウソウ目+オオブッポウソウ目にあたる)に含め、ブッポウソウ下目 Coracii ・カワセミ下目 Alcedini(Feduccia のブッポウソウ目・カワセミ目にあたる)と並ぶキヌバネドリ下目 Trogones とした。ブッポウソウ目には他にサイチョウ亜目 Bucerotes・ヤツガシラ亜目 Upupes が属していた。 Sibley & Alhquist (1990) は、サイチョウ目(サイチョウ亜目)とヤツガシラ目(ヤツガシラ亜目)を分離した(カワセミ目は分離しない)。キヌバネドリ目はブッポウソウ目の姉妹群だと考えた。このブッポウソウ目は現在のものとほぼ同じだが、オオブッポウソウ科を含んでおり単系統ではない。Feduccia のブッポウソウ目とカワセミ目はブッポウソウ亜目 Coracii とカワセミ亜目 Alcedini としてカワセミ目に含まれていた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 18:41 UTC 版)
栄養体が変形菌の変形体に似た特徴があるので、かつては変形菌門に位置付けられていた。また寄生性粘菌とも呼ばれ、変形菌門の下、ネコブカビ綱(Plasmodiophoromycetes)ネコブカビ目(Plasmodiophorales)に分類された時期もある。この生物にカビの名があるのも、この分類上の位置付けによる。菌類の他に、不等毛植物門の下位に置かれる場合もあった。近年(特に2003年以降)では、分子系統解析に基づきケルコゾアの中に独立の亜門もしくは綱として置かれている。 ネコブカビ類そのものは様々な共通の形態的特徴、すなわち共通の核分裂様式、胞子細胞壁組成、遊走細胞の鞭毛装置構造などを有し、良くまとまった単系統の群であると考えられている。10属30種ほどが知られるが、すべて一つの目にまとめ、1ないし2つの科にまとめる。主として休眠胞子の集まる状態、どのような形の休眠胞子堆を形成するかによって属の区別がなされている。たとえばネコブカビは決まった形態を取らないのが特徴であり、スポンゴスポラは内部に空洞の多いスポンジ状の構造をとる。また Tetramyxa は4個ずつ、Octomyxa は8個ずつの休眠胞子が塊を作る。胞子自体の形態等はあまり考慮されない。 ネコブカビ門 Phytomyxea Engler and Prantl, 1897, Plasmodiophorida Cook, 1928, Plasmodiophoromycota Whittaker, 1969 ネコブカビ綱 Plasmodiophoromycetesネコブカビ目 Plasmodiophoralesネコブカビ科 Plasodiophoraceaeネコブカビ Plasmodiophora:アブラナ科、トチカガミ科、アマモ科に寄生。休眠胞子は多くの場合塊を形成しない。 スポンゴスポラ Spongospora:ジャガイモ、まれにトマトに発生。休眠胞子堆は球形から楕円形で内部がスポンジ状。 ポリミクサ Polymyxa:小麦、サトウダイコンなどに寄生。休眠胞子堆は特定の形をとらない。 Membranosorus:コナギ属の一種(Heteranthera dubia)に寄生。休眠胞子堆は単層構造の円盤型。 ソロスファエラ Sorosphaera:クワガタソウ属(イヌノフグリなど)に寄生。休眠胞子堆は球形で空洞が多い。 テトラミクサ Tetramyxa:ヒルムシロ科に寄生。休眠胞子は4個組。 ソロディスクス Sorodiscus:アワゴケ科に寄生。休眠胞子堆は二層構造の円盤型。 ボロニナ Woronina:ミズカビ・フハイカビ・フシナシミドロに寄生。休眠胞子堆は特定の形をとらない。 オクトミクサ Octomycsa:フハイカビに寄生。休眠胞子は8個組。 ファゴミクサ科 Phagomyxaceaeファゴミクサ Phagomyxa:藻類に寄生。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:54 UTC 版)
ザクロ属は、ミソハギ科のラフォエンシア属 Lafoensia ・ミズガンピ属 Pemphis ・カプロニア属 Capuronia ・ガルピニア属 Galpinia に近縁である。これらとザクロ属をあわせた5属で単系統を形成する。その系統はさらに、タバコソウ属 Cuphea やファイアフレームブッシュ属 Woodfordia からなる系統と姉妹群である。 ケーネ(Koehne) (1881, 1903) は、下位に卵形の果実をつける3属、ザクロ属・ハマザクロ属 Sonneratia ・ドゥアバンガ属 Duabanga を、ミソハギ科と区別しそれぞれ単型科とした。すなわち、ザクロ属は単型のザクロ科 Punicaceae とした。しかし Johnson and Briggs (1984) などにより、それらが系統的にミソハギ科に含まれることが明らかになった。 過渡的な説として、Dahlgren and Thorne (1984) は、それらをミソハギ科に含めたものの、亜科レベルで単型とした。すなわち、ザクロ属はミソハギ科ザクロ亜科 Punicoideae となった(旧来のミソハギ科はミソハギ亜科となった)。しかし、先に述べたとおりザクロ属は(他の2属も)ミソハギ科内の数属と近縁であり、亜科の地位も否定される。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/14 09:52 UTC 版)
レンカク科 Jacanidae と姉妹群である。互いに姉妹群となる2属に分かれる。 レンカク科 Jacanidae タマシギ科 タマシギ属 Rostratula ナンベイタマシギ Nycticryphes
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/31 19:25 UTC 版)
アメリカ大陸に分布する新世界亜鳴禽類の1科である。最初に記載された属はクロアカオタテドリ属 Pteroptochos Kittlitz, 1830 だが、カンムリオタテドリ属 Rhinocrypta Gray, 1840 にもとづく科名が使われている。 2つの亜科に分かれる。おそらくジアリドリ科 Grallariidae と姉妹群であり、合わせてジアリドリ上科 Grallarioidea を形成する。 かつてオタテドリ科に分類されていたムナオビオタテドリ属 Melanopareia は小目レベルで別系統であり、別科ムナオビオタテドリ科 Melanopareiidae に分離された。一方、かつてオタテドリ科に含まれないという説もあった ホシオタテドリ Psilorhamphus はオタテドリ科に含まれる。 カマドドリ下目 アリドリ小目 アリドリ科 Thamnophilidae ムナオビオタテドリ科 Melanopareiidae アリサザイ科 Conopophagidae カマドドリ小目 ジアリドリ上科 ジアリドリ科 Grallariidae オタテドリ科 タンビオタテドリ亜科 Scytalopodinae カンムリオタテドリ亜科 Rhinocryptinae カマドドリ上科 アリツグミ科 Formicariidae カマドドリ科 Furnariidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/17 12:48 UTC 版)
現代的な分類では、単型のサケイ目を構成する。 Fürbringer (1888); Gadow (1893); Stegmann (1968) などにより、ハト目との骨格の共通点が指摘され、伝統的にはハト目に含められてきた。ただし、ハト科とは相違点も多いため、サケイ亜目 Pterocletes としてハト亜目 Columbae とは区別されていた。 Sibley分類ではハト目から外されたが、チドリ目(ミフウズラ科以外)の姉妹群とされ、同じコウノトリ目チドリ亜目にサケイ下目 Pteroclides として分類された。実際はチドリ目とは類縁性はない。 サケイ目の系統的位置は、Neoaves の一員という以上には確定していない。Ericson (2006) ではハト目とサケイ目が姉妹群とされたが、より多い遺伝子による Hackett (2008) では、((ハト目+クイナモドキ目)+サケイ目)、つまり近くはないが姉妹群ではないという関係が、非常に弱く支持されるにとどまる)。分子系統は未確定とし、形態から、ハト目とサケイ目を姉妹群とみなすべきだとも意見もある。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 06:25 UTC 版)
系統樹は Lovette & Rubenstein (2007) などより。 ムクドリ科sensu S&A マネシツグミ科 Mimidae ムクドリ科 PhillipineRhabdornis キバシリモドキ属 Rhabdornis South Asian/Pacific Starlings オオサマムクドリ属 Basilornis メガネムクドリ Sarcops カササギムクドリ属 Streptocitta キムネムクドリ属 Mino キュウカンチョウ属 Gracula キガシラムクドリ Ampeliceps アカマユムクドリ Enodes シュウダンムクドリ Scissirostrum カラスモドキ属 Aplonis EurasianStarlings Sturnus トサカムクドリ Creatophora バライロムクドリ Pastor Agropsar Gracupica Sturnia Sturnornis カンムリシロムク Leucopsar ムクドリ属 Spodiopsar ハッカチョウ属 Acridotheres Red‐wingedStarlings チャバネテリムク属 Onychognathus AfricanStarlings ハマダラムクドリ Saroglossa ハジロムクドリ Neocichla ムナジロテリムク Grafisia ニショクムクドリ Speculipastor ホソオテリムク属 Poeoptera Hylopsar クロハラテリムク Notopholia テリムクドリ属 Lamprotornis Amesyst &MadagascarStarlings マダガスカルムクドリ Hartlaubius シロハラムクドリ Cinnyricinclus ウシツツキ科 Buphagidae ムクドリ科の姉妹群はマネシツグミ科である。 次いで近縁なウシツツキ科は、ウシツツキ属 Buphagus のみの単型科である。かつてはこれをウシツツキ亜科 Buphaginae としてムクドリ科に含める(現在のムクドリ科はムクドリ亜科 Sturninae とする)こともあった。 ムクドリ科は6つの大きな系統に分かれ、これらを亜科または族とすることが提案されている。 キバシリモドキ属 Rhabdornis は、かつてはチメドリ科 Timalidae や単型のキバシリモドキ科 Rhabdornidae とされてきたが、ムクドリ科に含まれる。 Sibley & Ahlquist (1990) は、ムクドリ科にマネシツグミ科を含めた。現在のムクドリ科とウシツツキ科は、ムクドリ科ムクドリ族 Sturnini にまとめられていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 00:37 UTC 版)
「ズクヨタカ」という名だがヨタカ類よりはアマツバメ類に近縁である。伝統的にヨタカ目に含められてきたが、現代的な分類ではアマツバメ目に移される。アマツバメ目の中では最も基底で分岐する。 1科でズクヨタカ目 Aegotheliformes とする説もある。かつてのSibley分類では、ヨタカ亜目(ヨタカ目に相当)とは別のズクヨタカ亜目 Aegotheli に1科のみで分類されていた。Sibleyらはこれらをフクロウ目に含めたが、ヨタカ目の2亜目とすることもある。 アマツバメヨタカ類 アマツバメ目 伝統的なアマツバメ目 ハチドリ科 アマツバメ科 カンムリアマツバメ科 ズクヨタカ科 ガマグチヨタカ科 ヨタカ科 アブラヨタカ科 タチヨタカ科
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 00:42 UTC 版)
タマシギ科 Rostratulidae と姉妹群である。 以下の内部系統は Whittingham et al. (2000)より。BS値はあまり高くないが、最初の分岐は形態からも支持されている。アジアレンカク属とアフリカレンカクのどちらが先に分岐したかは解析によって異なるので多分岐にしてある。 レンカク科 アジアレンカク Metopidius ヒメレンカク Microparra トサカレンカク Irediparra アフリカレンカク属 Actophilornis アメリカレンカク属 Jacana レンカク Hydrophasianus タマシギ科 Rostratulidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/31 19:32 UTC 版)
「オーストラリアヒタキ科」の記事における「系統と分類」の解説
Sibleyらによりカラス上科に分類されたが、側系統のカラス上科が整理される際、除外された。現在カラス上科とされる単系統とはあまり近縁ではなく、スズメ小目に近い。広義のスズメ小目に含めることもある。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:57 UTC 版)
古くは、真正紅藻以外の紅藻は全て Bangiophyceae または Bangiophycidae に分類されていた (和名ではそれぞれ原始紅藻綱、原始紅藻亜綱とよばれることが多かった)。しかしこのまとまりは単系統群ではないため、現在ではウシケノリやアマノリの仲間だけが Bangiophyceae (範囲が変わったため現在ではウシケノリ綱とよばれる) に分類されるようになった。これら以外の「原始紅藻」はチノリモ綱、ロデラ綱、ベニミドロ綱、オオイシソウ綱、イデユコゴメ綱に移された。紅色植物の中で、ウシケノリ綱は真正紅藻綱の姉妹群であると考えられており、両者を合わせて"真正紅藻亜門" (Eurhodophytina) に分類することが提唱されている。 カナダから、約12億年前の化石種として Bangiomorpha pubescens が報告されている。この種は、その名のように現生のウシケノリ属 (Bangia) に類似しており、一般的に紅藻であると考えられている。この化石は、多細胞性真核生物および有性生殖の存在を示唆するものとして、広く受け入れられている最古の化石でもある。 2020年現在、現生種としてはおよそ180種が知られており、1目1科20属ほどに分類されている。古くは糸状の Bangia と膜状の Porphyra のみが認識されていたが、分子系統学的研究からはこれらの属が非単系統群であることが示され、ウシケノリ綱の中でこのような形の平行進化が頻繁に起こったことが示唆されている (下系統樹)。2020年現在では分子情報に基づいてこれらの属は分割され、多数の属が新設されている。その過程でよく知られた属であった Porphyra (アマノリ) は解体され、2011年にはアサクサノリやスサビノリなど食用として日本人に身近なアマノリ類は Pyropia に移された。さらに2020年には Pyropia も解体され、アサクサノリやスサビノリは Neopyropia に移された。2020年現在の一般的な属までの分類体系を以下に示す。 ウシケノリ綱、ウシケノリ目、ウシケノリ科 ■ Minerva ■ Dione ● アカネグモノリ属 (Neomiuraea) ■ ウシケノリ属 (Bangia) ■ "Bangia" 1 ● ポルフィラ属 (Porphyra) ● クリメネ属 (Clymene) ● ネオテミス属 (Neothemis) ● リシテア属 (Lysithea) ■ Pseudobangia ● フシフォリウム属 (Fuscifolium) ■ "Bangia" 2 ● マクレアマノリ属 (Boreophyllum) ● ベニタサ属 (Wildemania) ■ "Bangia" 3 ● オオノノリ属 (Uedaea) ● ポルフィレラ属 (Porphyrella) ● ミナミアマノリ属 (Phycocalidia) ● アマノリ属 (Neopyropia) ● オニアマノリ属 (Neoporphyra) ● ウップルイノリ属 (Pyropia) ウシケノリ綱内の系統仮説の一例.● = アマノリ型 (膜状)、■ = ウシケノリ型 (多列糸状). 二重線は非単系統群であることを示す. ウシケノリ綱の属までの分類体系の一例と代表種 (2020年現在)ウシケノリ綱 Bangiophyceae Wettstein, 1901ウシケノリ目 Bangiales Nägeli, 1847ウシケノリ科 Bangiaceae Duby, 1830ウシケノリ属 Bangia Lyngbye, 1819 [シノニム:Bangiadulcis W.A.Nelson, 2007 nom. illeg.; Bangiella Gaillon, 1833 nom. illeg.; Diadenus Palisot de Beauvois ex O.Kuntze, 1891 nom. illeg.; Girardia S.F.Gray, 1821]ウシケノリ、フノリノウシゲ マクレアマノリ属 Boreophyllum S.C.Lindstrom, N. Kikuchi, M.Miyata & Neefus, 2011マクレアマノリ クリメネ属 Clymene W.A.Nelson, 2011 Dione W.A.Nelson, 2005 フシフォリウム属 Fuscifolium S.C.Lindstrom, 2011 リシテア属 Lysithea W.A.Nelson, 2011 Minerva W.A.Nelson, 2005 アカネグモノリ属 Neomiuraea N. Kikuchi, S. Arai, G. Yoshida, J.-A. Shin & Miyata, 2018 [シノニム:Miuraea N.Kikuchi, S.Arai, G.Yoshida, J.-A.Shin & M.Miyata, 2011 nom. illeg.]アカネグモノリ オニアマノリ属 Neoporphyra J. Brodies & L.-E. Yang, 2020オニアマノリ、イチマツノリ、ハイタンアマノリ、センジュアマノリ アマノリ属 Neopyropia J. Brodies & L.-E. Yang, 2020ベンテンアマノリ、ソメワケアマノリ、ウタスツノリ、マルバアサクサノリ、ヤブレアマノリ、カヤベノリ、アサクサノリ、カイガラアマノリ、スサビノリ ネオテミス属 Neothemis A.Vergés & N.Sánchez, 2015 [シノニム:Themis N.Sánchez, A.Vergés, C.Peteiro, J.Sutherland & J.Brodie, 2014 nom. illeg.] ミナミアマノリ属 Phycocalidia Santiañez & M.J.Wynne, 2020 [シノニム:Calidia L.-E. Yang & J. Brodies, 2020 nom. illeg.]ツクシアマノリ、マルバアマノリ、タネガシマアマノリ ポルフィラ属 Porphyra C. Agardh, 1824 [シノニム:Phyllona J.Hill, 1773 nom. rejic.]Porphyra umbilicalis ポルフィレラ属 Porphyrella G.M. Smith & Hollenberg, 1943 Pseudobangia K.M. Müller & R.G. Sheath, 2005 ウップルイノリ属 Pyropia J. Agardh, 1899アツバアマノリ、チシマクロノリ、ウップルイノリ オオノノリ属 Uedaea J. Brodies & L.-E. Yang, 2020オオノノリ ベニタサ属 Wildemania De Toni, 1890 [シノニム:Diploderma Kjellman, 1883 nom. illeg.; Diplodermodium Kuntze, 1891 nom. illeg.]ベニタサ、キイロタサ、フイリタサ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 01:39 UTC 版)
姉妹群はミサゴ科 Pandionidae である。これをタカ科ミサゴ亜科 Pandioninae とする説もありどちらにせよ単系統性は保てるが、形態上の相違、核型の違い、遺伝子距離、化石記録の古さから、科レベルに相当する。タカ科+ミサゴ科をタカ上科 Accipitroidea とすることもある。 その次にヘビクイワシ科、その次におそらくはコンドル科が順次姉妹群となる。 かつては、このタカ科をタカ亜科 Accipitrinae に位置づける分類もあった。Cracraft (1981)はタカ亜科とハヤブサ亜科 Falconinae をタカ科に含めた(ミサゴ科は別科)。Sibley & Ahlquist (1990) などはタカ亜科とミサゴ亜科 Pandioninae をタカ科に含めた。
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系統と分類
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系統樹は Gelang et al. (2009)による。Clade I は Johansson et al. (2008)が仮に命名したウグイス上科の下位系統である。 Clade I ウグイス科 + エナガ科 + メボソムシクイ科 チメドリ科s. Gelang チメドリ科 アカガシラチメドリ亜科 Timaliinae チメドリ亜科 Pellorneinae ガビチョウ亜科 Leiothrichinae メジロ科 Zosteropidae ダルマエナガ科 Sylviidae ここで扱う範囲のチメドリ科はメジロ科、ダルマエナガ科と順次姉妹群であり、3つの亜科に分かれる。この範囲のチドリ科はアメリカ鳥学会 (AOU) が採用している(ただしAOUは亜科を採用していない)。 メジロ科をチメドリ科メジロ亜科 Zosteropinae としてチメドリ科に4亜科を含めることもあり、その場合のチメドリ科の姉妹群はダルマエナガ科である。 チメドリ科の3亜科(およびメジロ科)をそれぞれ独立科とすることもあり、国際鳥類学会議 (IOC) が採用している。 なお、アカガシラチメドリ亜科 Timaliinae はかつてのチメドリ亜科と同じ学名だが、この亜科はチメドリを含まないので、チメドリ亜科とは呼べない。また、かつてガビチョウ亜科 Garrulacinae という分類群が使われたことがあるが、現在のガビチョウ亜科はソウシチョウ類が加わったことから命名規約の「先取権の原則」により学名が変わっており、直訳すればソウシチョウ亜科となる。 分類対照表を以下に示す。「※」はその分類群の一部のみ。 現在の系統分類伝統分類(各種)Sibley & AhlquistIOCAOU(亜科はGelang)Gelangアカガシラチメドリ科 チメドリ科 アカガシラチメドリ亜科 チメドリ科 アカガシラチメドリ亜科 ヒタキ チメドリ ウグイス ダルマエナ ダルマエ チメドリ科 チメドリ亜科 チメドリ亜科 ガビチョウ科 ガビチョウ亜科 ガビチョウ亜科 ガビチョウ亜科 メジロ科 メジロ科 メジロ亜科 ガ ナ メジロ科 メジロ科 ダルマエナガ科※ ダルマエナガ科※ ダルマエナガ科※ 科※ 科 科※ 亜科※ ガ ミソサザイモドキ族 ダルマエナガ科 族
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 15:34 UTC 版)
分枝糸状体をもつことから、古くは緑藻綱カエトフォラ目 (ケートフォラ目) に分類されることが多かった。 しかし1970年代以降、微細構造学的特徴 (細胞分裂様式、鞭毛装置) や生化学的特徴から、陸上植物が含まれる系統群 (ストレプト植物) に属する考えられるようになった。その後の分子系統学的研究からも、このような系統的位置は支持された。 ストレプト植物の中では、コレオケーテ類は接合藻、シャジクモ類および陸上植物とともに単系統群を形成していることが支持されており、この単系統群はフラグモプラスト植物 (Phragmoplastophyta) とよばれている。フラグモプラスト植物の中では、シャジクモ類とともに、陸上植物と共通する特徴 (フラグモプラストを伴う遠心的細胞板形成による細胞質分裂とそれによる原形質連絡形成、先端成長、葉緑体のグラナ様構造、卵生殖、接合子の保持と母体栄養) を多くもつことから、シャジクモ類に次いで、もしくは最も陸上植物に近縁な生物群であると考えられていた。しかし2010年代以降、分子系統解析からは、接合藻が陸上植物に最も近縁な生物群であることが示唆されている。 陸上植物に近縁な緑藻であることが明らかとなり、シャジクモ類や接合藻、クレブソルミディウム類などとともに広義の車軸藻綱 (シャジクモ藻綱、学名:Charophyceae sensu lato) に分類されるようになった。しかしこの意味での車軸藻綱は明らかに非単系統群 (側系統群) であり、現在ではふつう複数の綱に解体され、コレオケーテ類は独立の綱、コレオケーテ藻綱 (コレオカエテ藻綱、サヤゲモ綱、学名:Coleochaetophyceae) に分類されることが多い。さらに独立の門、コレオケーテ植物門 (学名:Coleochaetophyta) に分類されることもある。 コレオケーテ藻綱はコレオケーテ属とケートスファエリディウム属を含み、この2属はときに目のレベルで分けられている。一部の分子系統学的研究からは、コレオケーテ属とケートスファエリディウム属が単系統群とならないことが示唆されていたが、その後の研究ではコレオケーテ藻綱の単系統性は強く支持されている。下にコレオケーテ藻綱の分類体系の一例を示す。 コレオケーテ藻綱の分類体系の一例 (2019年現在)コレオケーテ植物門 Coleochaetophytaコレオケーテ藻綱 (サヤゲモ綱) Coleochaetophyceae C.Jeffrey, 1982ケートスファエリディウム目 (カエトスファエリディウム目) Chaetosphaeridiales Marin & Melkonian, 1999ケートスファエリディウム科 (カエトスファエリディウム科) Chaetosphaeridiaceae ケートスファエリディウム属 (カエトスファエリディウム属) Chaetosphaeridium Klebahn, 1892 コレオケーテ目 (コレオカエテ目、サヤゲモ目) Coleochaetales Chadefaud, 1960コレオケーテ科 (コレオカエテ科、サヤゲモ科) Coleochaetaceae Nägeli, 1847コレオケーテ属 (コレオカエテ属、サヤゲモ属) Coleochaete Brébisson, 1844 シルル紀からデボン紀前期のパルカ (Parka decipiens) は編目模様をもつ盤状の生物であり、生殖器様の構造 (スポロポレニン様物質を含む) が散在している[49] (右図)。この形態は盤状のコレオケーテ属に類似した点があり、近縁な生物であると考えられることもある。ただしコレオケーテ属にくらべて遥かに大きく (直径 0.5–7.5 cm)、その近縁性は明らかではない。
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Sibley et al. (1988) ではウグイス上科に、シジュウカラ科 Paridae シジュウカラ亜科 Parinae として分類されていた。しかし Sibley et al. のシジュウカラ科(シジュウカラ科+ツリスガラ科)は、ウグイス上科の中核とは系統的に離れており、シジュウカラ上科 Paroidea として分離される。 従来カラス科に含められていた Pseudopodoces が、シジュウカラ属に統合された。 8属に分類されるが、基底的なキマユガラ Sylviparus・サルタンガラ Melanochlora 以外を全てシジュウカラ属 Parus とする分類もある。 シジュウカラ科の属分類は、近年の系統分岐の分析研究の進展により大きく変わった。たとえば、日本鳥学会が正式に発表している「日本鳥類目録」によれば、2000年版では、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラのいわゆるカラ類は全て、Parus属であった。しかし2012年版では、カラ類は3つの属に解体している。(詳細は下表参照)
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ヒメヤドリエビの単為生殖雌は1903年に報告されているが、分類学的な研究が進んだのは20世紀後半になってからである。発見当初はヤドリムシ(英語版)類に分類されていたが、1983年に独立の綱が設立された。その後、主に生殖孔の位置から、鞘甲亜綱(フジツボなどを含む分類群)に近縁であると考えられるようになった。 ヒメヤドリエビ亜綱はヒメヤドリエビ目1目のみを含み、以下の5科に分類される。 Basipodellidae Boxshall & Lincoln, 1983 Deoterthridae Boxshall & Lincoln, 1987 Doryphallophoridae Huys, 1991 Microdajidae Boxshall & Lincoln, 1987 Onceroxenidae Huys, 1991
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/06 14:11 UTC 版)
かつては、ハゲワシ亜科 Aegypiinae とする説と、2つの系統からなる多系統であるとしハゲワシ亜科 Aegypiinae・ヒゲワシ亜科 Gypaetinae に分離する説とがあったが、それぞれの亜科にどの種を入れるかは確定しなかった。分子系統により2亜科に分離され、それぞれに属する種も確定した。 タカ科 ハイイロトビ亜科 Elaninae チュウヒダカ亜科 Polyboroidinae ヒゲワシ亜科 Gypaetinae ハチクマ亜科 Perninae チュウヒワシ亜科 Circaetinae ハゲワシ亜科 Aegypiinae その他のタカ科
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スズメ亜目の中でスズメ小目に次いで大きく放散した系統であり、約30科を含む。 かつての Sibley & Ahlquist (1990) では、カラス小目(スズメ小目以外のスズメ亜目)が3上科に分けられており、コトドリ上科(ニワシドリ上科を含む)・ミツスイ上科以外の全てがカラス上科に分類された。 しかしこのカラス上科は側系統であり、現在はいくつかの科を除外した単系統がカラス上科 もしくは core Corvoidea とされる。 カラス上科内の系統は完全には解けていないが、2つの大きな系統が見つかっている。それらをカラス上科・ヤブモズ上科 Malaconotoidea とすることもある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/08 18:22 UTC 版)
属内は Baker et al. (2006)、イワトビペンギン内は Banks et al. (2006)より。 マカロニペンギン属 シュレーターペンギン E. sclateri フィヨルドランドペンギン E. pachyrhynchus スネアーズペンギン E. robustus イワトビペンギン ミナミイワトビペンギン E. chrysocome ヒガシイワトビペンギン E. filholi キタイワトビペンギン マカロニペンギン E. moseleyii ロイヤルペンギン E. schlegeli イワトビペンギンは生息域・体長・冠羽の長さなどが異なる3種に分類される。これらの分布は重なっていない。 E. chrysocome ミナミイワトビペンギン - パタゴニアからフォークランド諸島の周辺海域 E. filholi ヒガシイワトビペンギン - オーストラリアからニュージーランドの南岸海域 E. moseleyi キタイワトビペンギン - ミナミイワトビペンギンに接した南大西洋、インド洋南部海域 これらのうちキタイワトビペンギンが遺伝的にも形質的にも他の2種から離れており、羽色による白黒模様が異なる、羽冠が長い、体長が大きいなどの違いがある。生息域も、この種のみ繁殖地が亜熱帯前線 (STF) の北である。 イワトビペンギンは従来から3亜種に分けられてきたが、Jouventin(1982): Cooper et al. (1990) などにより、ミナミイワトビペンギン(ミナミイワトビペンギン+ヒガシイワトビペンギン)とキタイワトビペンギンは別種と考えられるようになった。さらに Banks et al. (2006) により、3亜種それぞれが遺伝的に分離した別種と明らかになった。国際鳥類学会 (IOC) はこれに対応したが、ただし BirdLife International (BLI) は南北2種に分離するにとどめている。
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系統と分類
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「ダーウィンフィンチ類」の記事における「系統と分類」の解説
系統樹は、Sato et al. (1999); Burns et al. (2002); Grant & Grant (2002; 2008); Weir et al. (2009)より。ダーウィンフィンチ類の各属間の系統関係は Weir et al. により高い確度で求まっており、以前の研究もほぼ整合している。各属内の系統関係は Grant & Grant (2008) によったが、異論も多い(特にガラパゴスフィンチ属)。 クビワスズメ Tiaris canorus ニショクコメワリ Tiaris bicolor セントルシアクロシトド Melanospiza コクロアカウソ Loxigilla noctis マメワリ Tiaris obscurus ウスズミコメワリ Tiaris fuliginosus ダーウィンフィンチ類 ガラパゴスフィンチ属Geospiza オオガラパゴスフィンチ G. magnirostris ガラパゴスフィンチ G. fortis コガラパゴスフィンチ G. fuliginosa Cactornis ? サボテンフィンチ G. scandens オオサボテンフィンチ G. conirostris ? ハシボソガラパゴスフィンチ G. difficilis ココスフィンチ Pinaroloxias ダーウィンフィンチ属Camarhynchus オオダーウィンフィンチ C. psittacula ダーウィンフィンチ C. pauper コダーウィンフィンチ C. parvulus Cactuspiza ? キツツキフィンチ C. pallidus マングローブフィンチ C. heliobates ハシブトダーウィンフィンチ Platyspiza ムシクイフィンチ属Certhidea C. olivacea C. fusca Gould (1837) はダーウィンフィンチ類をシメ科 Coccothraustinae [sic](現在のアトリ科ヒワ亜科に近い ?)に分類した。その後、ダーウィンフィンチ類だけで Geospizina または Geospizini となり、(広義の)アトリ科に含められた (Salvin 1876 など)。Paynter & Storer (1970) は他の新世界フィンチ類とともにホオジロ科(彼らによるホオジロ科ホオジロ亜科)とし、Sibley & Ahlquist (1990) がDNAハイブリダイゼーションによりフウキンチョウ科(彼らによるアトリ科ホオジロ亜科フウキンチョウ族)とした。現在もダーウィンフィンチ類をダーウィンフィンチ亜科 Geospizinae あるいはダーウィンフィンチ族 Geospizini という分類群で呼ばれることもあるが、フウキンチョウ科全体の体系的な下位分類はまだなく、ダーウィンフィンチ類はフウキンチョウ科内の非常に深い系統位置にあるため、亜科ないし族の階級が妥当かは定かではない。 ダーウィンフィンチ類の正確な姉妹群は不明だが、DNAシーケンス解析によれば近縁な群・種として、フウキンチョウ科クビワスズメ属 Tiaris (キマユクビワスズメ T. olivaceus を除く)、コクロアカウソ、セントルシアクロシトドが確認されており、それらとともに単系統を形成する。 Gould (1837) はダーウィンフィンチ類すべてを1属 Geospiza に分類し、Geospiza, Camarhynchus, Cactornis, Certhidea の4亜属に分けた。これらはのちには独立した属とされた。ただし、ココスフィンチ属が発見され、Cactornis は Geospiza に含められ、ハシブトダーウィンフィンチ属が分離されたため、現在は標準的には5属に分類される。 生態から、ガラパゴスフィンチ属は地上フィンチ ground finches、ダーウィンフィンチ属は樹上フィンチ tree finches とも呼ばれる。地上フィンチは地上で種子(一部は花・花蜜も)を食べ、樹上フィンチは樹上で昆虫を捕食する。これに対し、かつてダーウィンフィンチ属に含められたハシブトダーウィンフィンチは草食である。なお、ムシクイフィンチ属は虫食・花蜜食、ココスフィンチは雑食である。 ガラパゴスフィンチ属のうちサボテンの花や花蜜を吸うサボテンフィンチとオオサボテンフィンチを Cactornis 属とする(復活させる)こともある。またダーウィンフィンチ属のうちキツツキフィンチ・マングローブフィンチを Cactuspiza 属とすることもある。ただし、ガラパゴスフィンチ属・ダーウィンフィンチ属内部の系統が不確定なため、これらの分類が系統的かどうかも不確定である。 ダーウィンフィンチ類のうち最も祖先の特徴を残しているのはムシクイフィンチ属で、アメリカムシクイに似た(類縁性はない)虫食性の小鳥である。ムシクイフィンチ属はそれ以外のフィンチと最も早く分岐し、その後間もなくハシブトダーウィンフィンチが分かれ、ガラパゴスフィンチ属とダーウィンフィンチ属が分かれた。ただし、ハシボソガラパゴスフィンチがガラパゴスフィンチ属とは別系統で比較的初期に分岐したとする説もある。またダーウィンフィンチ属のマングローブフィンチがムシクイフィンチの近縁種だとする説もあった。ココスフィンチの系統位置については諸説あったが、ダーウィンフィンチ属と姉妹群であり共通祖先がココ島に移住し分岐したという結果が出ている。他に、ダーウィンフィンチ属に内包される、あるいはダーウィンフィンチ類の比較的初期に分岐したとする説もある。 ダーウィンフィンチ類は、以前は14種とされてきたが、ムシクイフィンチ属が居住環境の異なる2種に分化していることが判明し (Tonnis et al. 2005)、15種となった。しかし、特にガラパゴスフィンチ属内で種間の交雑が頻繁に見られることから、14種以下あるいは16種以上に分類する研究者もいる。オオガラパゴスフィンチおよびハシボソガラパゴスフィンチとして所蔵されている古い標本の中に、現生標本とは遺伝的に区別できる絶滅種が混在しているという指摘もある。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 23:58 UTC 版)
従来は、ほとんどの種はエボシドリ属 Tauraco とムラサキエボシドリ属 Musophaga の2属に分類されてきた。ズグロエボシドリ Gallirex porphyreolophus とアカエリエボシドリ Ruwenzorornis johnstoni は単型属とするか、いずれかの属に含められた。 系統的には、ズグロエボシドリ+アカエリエボシドリが最初に分岐し、残りの系統の中では、エボシドリ属 Tauraco がムラサキエボシドリ属 Musophaga を内包した側系統となっている。 系統を反映し、ズグロエボシドリ+アカエリエボシドリをズグロエボシドリ属 Gallirex とし、ムラサキエボシドリ属をエボシドリ属に含める説もある。この場合、エボシドリ亜科は互いに姉妹群のズグロエボシドリ属とエボシドリ属に分かれる。 エボシドリ科 エボシドリ亜科 エボシドリ属 フィッシャーエボシドリ Tauraco fischeri リビングストンエボシドリ Tauraco livingstonii ギニアエボシドリ Tauraco persa ハシグロエボシドリ Tauraco schuettii シャローエボシドリ Tauraco schalowi オウカンエボシドリ Tauraco hartlaubi ? シラガエボシドリ Tauraco ruspolii エボシドリ Tauraco corythaix ニシアカガシラエボシドリ Tauraco bannermani シロガシラエボシドリ Tauraco leucolophus アカガシラエボシドリ Tauraco erythrolophus ハシブトエボシドリ Tauraco macrorhynchus ムラサキエボシドリ属 ニシムラサキエボシドリ Musophaga violacea ムラサキエボシドリ Musophaga rossae ホオジロエボシドリ Tauraco leucotis ズグロエボシドリ属 ズグロエボシドリ Gallirex porphyreolophus アカエリエボシドリ属 アカエリエボシドリ Ruwenzorornis johnstoni カンムリエボシドリ亜科 Corythaeolinae ハイイロエボシドリ亜科 Criniferinae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 23:58 UTC 版)
「ハイイロエボシドリ亜科」の記事における「系統と分類」の解説
かつてはカンムリエボシドリを含んでいたが、別系統の可能性が高く、カンムリエボシドリ亜科 Corythaeolinae に分離された。 従来2属に分類されてきたが、ムジハイイロエボシドリ属 Corythaixoides は側系統であり、シロハラハイイロエボシドリ属 Criniferoides が分離された。シロハラハイイロエボシドリ属はシロハラハイイロエボシドリのみからなり、おそらく最初に分岐した。 エボシドリ科 エボシドリ亜科 Musophaginae カンムリエボシドリ亜科 Corythaeolinae ハイイロエボシドリ亜科 シロハラハイイロエボシドリ Criniferoides ムジハイイロエボシドリ属 Corythaixoides ハイイロエボシドリ属 Crinifer
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 20:51 UTC 版)
系統樹は Klicka et al. (2007); Weir et al. (2009)より。相違する点については、nine-primaried oscine とヒワ亜科を単系統とした。 nine-primaried oscine(広義のアトリ科) アトリ科 アトリ亜科 Fringillinae スミレフウキンチョウ亜科 Euphoniinae ヒワ亜科 シメ Coccothraustes・イカル属 Eophona・Mycerobas ハワイミツスイ族 Drepanidini 広義のホオジロ科(フウキンチョウ科 ほか) アトリ科は9枚の初列風切がある nine-primaried oscine の1科である。nine-primaried oscine は大きく2つの群に別れ、アトリ科は主に旧世界に、その姉妹群の広義のホオジロ科は主に新世界に住む。 古くは nine-primaried oscine 全体をアトリ科とし、さまざまに亜科分類していた。その後ホオジロ科が分離され、ホオジロ科はさらに数科に分割された。ただし Sibley & Ahlquist (1990) はふたたびアトリ科を広義に取り、アトリ亜科 Fringillinae とホオジロ亜科に分けた。(狭義の)アトリ科はいくつかの亜科に分かれるが、Sibley & Ahlquist 以降の広義のアトリ科の中ではアトリ亜科の族とされる。 アトリ科の中で最初に分岐したアトリ亜科は基底的な単型亜科で、アトリ属のみからなる。スミレフウキンチョウ亜科は伝統的にはフウキンチョウ科 Thraupidae に含まれていたスミレフウキンチョウ属 Euphonia・ミドリフウキンチョウ属 Chlorophonia の2属からなる。残りのヒワ亜科はアトリ科の属と種のほとんどを含む。 アトリ亜科は歴史的には、広義のアトリ科内のさまざまな昆虫食グループを含んでいた。現在ではヒワ亜科をアトリ亜科に含めることがあるが、この広義のアトリ亜科は側系統である。 ハワイ固有群のハワイミツスイ類は、伝統的にハワイミツスイ科 Drepanididae とされてきたが、アトリ科に統合された。独立した亜科ハワイミツスイ亜科 Drepanidinae とする分類もあるが、系統的にはヒワ亜科に含まれる。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 06:35 UTC 版)
古くは原始紅藻綱または紅藻綱原始紅藻亜綱の独立目またはチノリモ目に分類されていた。その後、分子系統学的研究などに基づき、独立の綱とされた。また紅藻の中では、チノリモ綱、ロデラ綱、オオイシソウ綱に比較的近縁であることが示唆されており、合わせて"原始紅藻亜門" (Proteorhodophytina) に分類することが提唱されている。綱内ではルフシア属が最も初期に分岐したことが示されており、それ以外がベニミドロ目にまとめられている。 以前はゴニオトリクム目 (Goniotrichales)、ゴニオトリクム科 (Goniotrichaceae) という学名が使われていたが、その基となる Goniotrichum の実体が不明確であることから、現在ではベニミドロ目 (Stylonematales)、ベニミドロ科 (Stylonemataceae) の名が使われている。 2019年現在、約50種が知られ、2目2科15属に分類されている。2019年現在の一般的な属までの分類体系を以下に示す。 ベニミドロ綱の属までの分類体系(2019年現在)ベニミドロ綱 Stylonematophyceae H.S.Yoon, K.M.Müller, R.G.Sheath, F.D.Ott & D.Bhattacharya, 2006ルフシア目 Rufusiales Zuccarello & J.A.West in Zuccarello, J.A.West & Kikuchi, 2008ルフシア科 Rufusiaceae Zuccarello & J.A.West in Zuccarello, J.A.West & Kikuchi, 2008ルフシア属 Rufusia D.E.Wujek & P.Timpano, 1988 '1986' ベニミドロ目 Stylonematales K.M.Drew, 1956ベニミドロ科 Stylonemataceae K.M.Drew, 1956ニセウシケノリ属 Bangiopsis F.Schmitz, 1896 タマツナギ属 Chroodactylon Hansgirg, 1885 Chroothece Hansgirg, 1884 アミマユダマ属 Colacodictyon Feldmann, 1955 Empselium G.I.Hansen & Scagel, 1981 ニセベニウチワ属 Goniotrichopsis G.M.Smith, 1943 Kyliniella Skuja, 1926 Neevea Batters, 1900 Purpureofilum J.A.West, Zuccarello & J.L.Scott, 2005 Rhodaphanes J.A.West, G.C.Zuccarello, J.L Scott & K.A.West, 2007 Rhodosorus Geitler, 1930 Rhodospora Geitler, 1927 ベニミドロ属 Stylonema Reinsch, 1875 Tsunamia J.A.West, G.I.Hansen, Zuccarello & T.Hanyuda, 2016 Viator G.I.Hansen, J.A.West, & G.C.Zuccarello, 2019
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/09 16:49 UTC 版)
ノガンモドキ科はノガンモドキ目唯一の現生科であり、スズメ目などからなる land birds 系統の一員である。 伝統的にはツル目ノガン亜目 Otiditae とされてきたが、ツル目の系統とは離れている。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/19 14:34 UTC 版)
特異な生育環境や光合成色素組成、単純な細胞構造のため、その分類学的位置については藍藻、緑藻、クリプト藻、灰色藻、紅藻などさまざまなグループに分類する意見があった。進化的位置についても、藍藻から真核藻類への進化過程にある生物とする考えや、藍藻を細胞内共生させた生物とする考えなどがあった。その後、紅藻 (紅色植物) との類縁性が多く指摘されるようになり、分子系統解析からも、この藻群が紅藻に属することが支持されるようになった。 その特異性から、比較的古くから独立の綱とすることが提唱されていた。おそらく紅藻の中で最も初期に分かれたグループであり、イデユコゴメ門 (Cyanidiophyta)またはイデユコゴメ亜門 (Cyanidophytina)として、他の紅藻と分けられている (2019年現在、後者が一般的)。 2019年現在、8種ほどが知られ、ふつう1目2科3属に分類される。ただし綱内の分類については、過渡的な状況にある。環境DNAの調査から、この藻群の中には未だ明らかではない大きな多様性が存在することが示されている。 イデユコゴメ藻綱に属する3属の比較、および2019年現在の一般的な種までの分類体系を下に示す。 イデユコゴメ綱3属の比較形質ガルディエリア属Galdieria*イデユコゴメ属Cyanidium*シアニディオシゾン属Cyanidioschyzon細胞の形態球形 球形 棍棒状 大きさ (µm)3–16 2–5 1.5–3.5 無性生殖内生胞子 (4–32個) 内生胞子(4個) 二分裂 明瞭な細胞壁あり あり なし 大きな液胞あり なし なし 核DNA量 (×104 phons)378 193 194 葉緑体の切れ込みあり なし なし 色素体核様体の形と位置輪状、偏在 棒状、中央 粒状、中央 色素体DNA量 (×104 phons)231 72.8 8.3 貯蔵多糖グリコーゲン グリコーゲン アミロペクチン リノレン酸あり なし なし 硝酸塩利用能なし あり あり 塩耐性 (%)10 3–4 3 至適 pH2.0 1.5 1.5 従属栄養能あり なし なし * Galdieria は G. sulphuraria の、Cyanidium は C. caldarium の特徴. イデユコゴメ綱の種までの分類体系 (2019年現在)イデユコゴメ綱 Cyanidiophyceae Merola in Merola, Castaldo, De Luca, Gambarella, Musacchio & Taddei, 1981イデユコゴメ目 Cyanidiales T.Christensen, 1962ガルディエリア科 Galdieriaceae Merola in Merola et al., 1981ガルディエリア属 Galdieria Merola, 1982Galdieria daedala O.Yu.Sentsova, 1991 Galdieria maxima O.Yu.Sentsova, 1991 [= Cyanidium maximum (O.Yu.Sentsova) F.D.Ott, 1994] Galdieria partita O.Yu.Sentsova, 1991 Galdieria phlegrea Pinto, Ciniglia, Cascone & Pollo, 2007 Galdieria sulphuraria (Galdieri) Merola in Merola et al., 1982 (タイプ種) イデユコゴメ科 Cyanidiaceae Geitler, 1935イデユコゴメ属 Cyanidium Geitler, 1933イデユコゴメ Cyanidium caldarium (Tilden) Geitler, 1933 (タイプ種) Cyanidium chilense Schwabe, 1936 シアニディオシゾン属 Cyanidioschyzon P.De Luca, R.Taddei & L.Varano, 1978シアニディオシゾン Cyanidioschyzon merolae P.De Luca, R.Taddei & L.Varano, 1978
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系統と分類
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ハゴロモモ科はスイレン科に近縁であり、ともに水草で内巻き・楯状の葉をもつ。スイレン科に含める (スイレン科の1亜科とする) ことも多かったが (新エングラー体系など)、花被片や雄蕊が3数性で輪生していること、雌蕊が離生心皮であることなどの点でスイレン科のものとは異なり、2021年現在では別科に分類することが多い。ただし分子系統学的研究からは、ハゴロモモ科の2属がスイレン科に含まれる可能性も否定できないとされる。 ハゴロモモ科とスイレン科は明瞭な単系統群を形成しており、さらにこの系統群の姉妹群はヒダテラ科である。この3つの科はスイレン目にまとめられている。スイレン目は被子植物の初期分岐群の1つであり、現生被子植物の中ではアンボレラ目に次いで2番目に分岐した植物群であると考えられている。 ハゴロモモ科には、ジュンサイ属の1種とハゴロモモ属の約5種の計2属約6種が含まれる (下表)。 ハゴロモモ科の種までの分類体系の一例ハゴロモモ科 (ジュンサイ科) Cabombaceae A. Richardジュンサイ属 Brasenia Schreb., 1789ジュンサイ Brasenia schreberi J.F.Gmel., 1791 ハゴロモモ属 Cabomba Aubl., 1775Cabomba aquatica Aubl., 1775 ハゴロモモ (フサジュンサイ) Cabomba caroliniana A. Gray, 1837 Cabomba furcata Schult. & Schult. f., 1830 Cabomba haynesii Wiersema, 1989 Cabomba palaeformis Fassett, 1953 ブラジル北東部の白亜紀前期 (約1億1500万年前) の地層から報告されている Pluricarpellatia は、ハゴロモモ科に関係する植物であると考えられている (右図5)。
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プロクロロンはメキシコ、バハ・カリフォルニア州のウスボヤ属の一種 (Didemnum candidum) から発見され、1975年当初は Synechocystis didemni の名で記載された。しかしクロロフィル b という他の原核藻類には見られない色素をもつことから、新属プロクロロン属に移され、さらに独自の門、原核緑色植物門(学名: Prochlorophyta)に分類することが提唱された。その後、クロロフィル b または類似色素をもつ原核藻類としてプロクロロトリックス属 (Prochlorothrix) とプロクロロコックス属 (Prochlorococcus) が報告され、原核緑色植物門に分類されるようになった。 しかしその後の分子系統学的研究からは、プロクロロンを含めて原核緑色植物門の3属は藍藻に含まれ、しかも互いに近縁ではないことが示された。そのため、分類群として原核緑色植物門の名は使われなくなったが、プロクロロンを含めた3属は一般名として原核緑藻 (prochlorophytes) とよばれることが多い。 またクロロフィル b をもつという共通性から、当初はプロクロロンのような生物が細胞内共生することによって、緑色植物の葉緑体が生じたと考えられていた。またプロクロロンは、緑色植物のクロロフィル b 合成酵素と相同な酵素をもつ。しかし、この酵素以外にプロクロロンと緑色植物の葉緑体の近縁性を支持する特徴は見つかっていない。また緑色植物の起源となった原核藻類との共生 (一次共生) は、灰色藻や紅藻の起源となった一次共生と同一の現象であったと考えられている。よって一般的に、その際の共生者はフィコビリンをもち、またクロロフィル b をもっていなかったと考えられている。そのため現在では、プロクロロンを含む原核緑藻と緑色植物は、独立にクロロフィル b を獲得したと考えられている (遺伝子水平伝播など)。 分子系統学的研究からは、プロクロロンは、藍藻の中でクレードB2 (SPMクレード) とよばれる系統群 (Pleurocapsa, Microcystis, Synechocystis PCC 6803 などを含む) に属することが示されている。同心円状のチラコイドをもつためシネココックス目に分類されることがあるが、他のシネココックス目の多く (藍藻の中で初期分岐群が多い) とは系統的に近縁ではない。Büdel & Kauff (2012) における分類体系では、クロオコックス目プロクロロン科に分類されている。別のホヤ共生藻である Synechocystis trididemni (上記) はプロクロロンに近縁であることが示唆されている。 2019年現在、プロクロロン属には、ただ1種 Prochloron didemni のみが知られている。さまざまな宿主、地域からプロクロロンの分子情報が得られているが、プロクロロンの系統と、宿主または地理的分布との明瞭な関連は見つかっていない。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 08:57 UTC 版)
しばしばシラヒゲドリ科 Psophodidae に含められ、また古くはクイナチメドリ科 Eupetidae やハシリチメドリ科 Orthonychidae に含められたが、系統的には異なる (Norman et al. 2009)。 伝統的には Deignan (1964) によりハシリチメドリ科(またはヒタキ科ハシリチメドリ亜科 Orthonychinae)に含められてきたが、Sibley & Ahlquist (1985) などに基づき、シラヒゲドリ科と共に分離された。またしばしば、クロチメドリ属 Melampitta・ズアオチメドリ Ifrita・クイナチメドリ Eupetes も共に分離された。なお、ハシリチメドリ科はこれら以外にはハシリチメドリ属 Orthonyx のみであり、実態はこれらが分離されたというよりは「ハシリチメドリ属が分離され科名が変わった」に近い。 科名の先取権は ハシリチメドリ科 Orthonychidae Gray, 1840 クイナチメドリ科 Eupetidae Bonaparte, 1850 シラヒゲドリ科 Psophodidae Bonaparte, 1854 ウズラチメドリ科 Cinclosomatidae Mathews, 1922 の順なので、科名はシラヒゲドリ属を含むならシラヒゲドリ科、クイナチメドリを含むならクイナチメドリ科となるべきである。ただし実際には、それらを含む科がウズラチメドリ科と呼ばれることもある。また日本では、Eupetidae がシラヒゲドリ科、あるいは Psophodidae がウズラチメドリ科と訳されるなど、学名どおりの和名で呼ばれないこともある。 属種数代表的な科分類(関連の薄い科は省略)生息域セミドリチメドリ Androphobus 1 シラヒゲドリ科 P. シ P. ク E. シ P. ク E. ク E. シ P. ク E. オーストラリア区 シラヒゲドリ属 Psophodes 4 パプアチメドリ属 Ptilorrhoa 4 ウズラチメドリ科 C. ウズラチメドリ属 Cinclosoma 5 ウ C. ズアオチメドリ Ifrita 1 クロチメドリ属 Melampitta 2 クイナチメドリ Eupetes 1 クイナチメドリ科 E. ク E. ク E. ク E. ク E. ク E. ク E. 東洋区 ^ Norman et al. (2009) で示唆されている系統分類 ^ 国際鳥類学会議 (IOC) World Bird Names ^ IOC version 1.7 (2008) まで; BirdLife International (BLI) ^ Norman et al. (2009) で言及されている旧分類 ^ IOCで言及されている旧分類 ^ Sibley & Alhlquist (1990)(ただしカラス科ウズラチメドリ亜科 Cinclostomatinae); Wikispecies(ただしウズラチメドリ科) これらの他にハシブトモズビタキ Falcunculus・ホオダレモズガラ Eulacestoma が近縁と考えられたこともあった。 実際の系統では、シラヒゲドリ科とウズラチメドリ科は比較的近縁で共にカラス上科に位置するが、それ以上の類縁性は否定されている。クイナチメドリはカラス上科ではなくスズメ小目に近縁で、ハゲチメドリ科・アカイワトビヒタキ科 Chaetopidae と共に単系統をなす。ズアオチメドリはカラス上科カササギヒタキ科 Monarchidae に近縁である。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 14:57 UTC 版)
系統樹は Weir et al. (2009)より。ハワイミツスイ族との多分岐として描かれている枝は増減する可能性がある。 ヒワ亜科 シメ Coccothraustes・イカル属 Eophona・Mycerobas ハワイミツスイ族 Drepanidini ハワイミツスイ類は伝統的にはハワイミツスイ科 Drepanididae とされていた。Drepanidinae と Psittirostrinae の2亜科に分けることもあった (Amadon 1950)。 Pratt (1979) はハワイミツスイ類をアトリ科に含め、ハワイミツスイ亜科とした。彼はそれを、Drepanidini(旧 Drepanidinae)・Psittirostrini・Hemignathini の3族に分けたが、のちには否定した。Olson & James (1982) はさらに、ハワイミツスイ類をヒワ亜科に含めハワイミツスイ族とし、内部分類は行わなかった。 ハワイミツスイ類は系統的には、アトリ科ヒワ亜科の内部に位置する。ハワイミツスイ類を含まない狭義のヒワ亜科は側系統であり、Olson & James に従いヒワ亜科に含めるのが妥当である。ただし彼らはハワイミツスイ類以外のヒワ亜科(狭義のヒワ亜科に同じ)全てをヒワ族にまとめたが、このヒワ族は側系統である。ハワイミツスイ類を族として維持するなら、ヒワ族を複数族に分割する必要がある。
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かつてはゴシキドリ類の4科全て(オオハシ下目のうちオオハシ科以外)がゴシキドリ科にまとめられていた。しかし1980年代にアフリカのハバシゴシキドリ科と熱帯アジアのオオゴシキドリ科が分離され、中南米に住むものだけがゴシキドリ科に残された。旧ゴシキドリ科のほとんどの属と種はハバシゴシキドリ科に含まれる。 その後のゴシキドリ科には3属が含まれたが、これはおそらく側系統であり、オオハシ科と姉妹群であろうオオハシゴシキドリ属 Semnornis がオオハシゴシキドリ科 Semnornidae に分離された。 ゴシキドリ科・オオハシゴシキドリ科・オオハシ科をオオハシ科の亜科とする説もあるが、オオハシ科の顕著な形態的特長から、別科とされる。 オオハシ下目 オオハシ上科 ゴシキドリ科 ゴシキドリ属 Capito ズアカゴシキドリ属 Eubucco オオハシゴシキドリ科 Semnornithidae オオハシ科 Ramphastidae ハバシゴシキドリ科 Lybiidae オオゴシキドリ科 Megalaimidae
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独立の科とはせず、シマバエ科のうちの特殊化した一群と見なして、その亜科とする考え方もある (Griffith, 1972など)。最近では Eurychoromyiidae 科の姉妹群とし、ヨロイバエ科と Eurychoromyiidae 科を併せた群をシマバエ科の姉妹群とする考え方もある。
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「セーシェルウツボカズラ」の記事における「系統と分類」の解説
本属の分布域は東南アジアに中心があり、西はインド洋を挟んでマダガスカルまで広がる特異なものである。その中で、東南アジアより西のインド洋近辺に分布する種、具体的にはマダガスカル島に分布する2種(マダガスカルウツボカズラ N. madagascarensis、N. masoalensis)、スリランカに分布する1種(N. distillatoria)、それに本種はまとめてこの属の中でも原始的なものと考えられてきた。形態的には、これらは以下のような特徴を共有している。 円筒形、乃至漏斗形の上位捕虫袋・単純な構造の縁歯・分枝のない多細胞の毛・花が円錐花序をなすこと・蜜腺と消化腺の数がとても多いこと。 その中でも本種は以下のような特殊な構造を備えている。 上部の捕虫袋の巻き鬚が巻き付く部分を持たないこと・基部のロゼット葉の捕虫袋と伸び出した枝のそれとの分化が不十分であること・卵形で端の切れた黒い色を持つ種子・倒円錐形の果実が3つの開口を持つこと・雄花が4弁を持つこと。 そのため、本種はこの属の中で特別に扱われてきた。本属内の系統と分類について論じ、広く受け入れられてきたHarmsによる1936年の体系では本種と、それにマダガスカル産の種をそれぞれ独自の節とし、それらを残り全ての種に対置させた。本種を別属(Anurosperma)に扱う説すらあった。分子系統による研究においても、本種がN. distillatoria と共に本属の系統樹において最も基底で分枝したこと、この2種が単一のクレードを構成することが示されている。
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系統と分類
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カラス科など7科はカラス上科の中で単系統をつくるが、互いの系統関係は不確実である。 カラス科内の系統樹は Ericson et al. (2005); Bonaccorso & Peterson (2007)。カンムリカケス Platylophus は図示されていない。2つの大きく放散した系統があり、1つは新世界に生息し New World jays(新世界カケス類)と呼ばれ、もう1つは旧世界に生息しカラス類・カササギ類・旧世界のカケス類などが含まれる。 オウギビタキ科 Rhipiduridae カササギヒタキ科 Monarchidae フウチョウ科 Paradisaeidae モズ科 Laniidae オオツチスドリ科 Corcoracidae オウチュウ科 Dicruridae カラス科 ベニハシガラス属 Pyrrhocorax タイワンオナガ属 Dendrocitta キリオオナガ Temnurus クロカケス Platysmurus ラケットオナガ属 Crypsirina サンジャク属 Urocissa ヘキサン属 Cissa アカオカケス属 Perisoreus オナガ属 Cyanopica ソデグロガラス Zavattariornis アフリカサンジャク Ptilostomus サバクガラス属 Podoces カササギ属 Pica カケス属 Garrulus ホシガラス属 Nucifraga Coloeus カラス属 Corvus New World jays ヒメアオカケス属 Cyanolyca アオカケス属 Cyanocitta マツカケス Gymnorhinus ルリサンジャク属 Cyanocorax チャイロカケス Psilorhinus カンムリサンジャク属 Calocitta アメリカカケス属 Aphelocoma 伝統的にカラス科とされてきたが論争のあったヒメサバクガラス Pseudopodoces は、スズメ小目のシジュウカラ科 Paridae に移され、さらにシジュウカラ属 Parus に含められ学名も Parus humilis となった。カンムリカケス Platylophus はモズ科 Laniidae に近い可能性があるが、カラス科に留められている(分類は国際鳥類学会議 (IOC) を基準とした)。 Sibley & Ahlquist (1990) ではカラス族 Corvini とされ、カラス亜科に含まれていた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/25 07:41 UTC 版)
Potter et al. (2007) による。ただし、彼らによる Osmaronieae をヤナギザクラ連 Exochordeae とした。 バラ科 バラ亜科 Rosoideae 【薔】 チョウノスケソウ亜科 Dryadoideae 【薔】 サクラ亜科 Lyonothamnus 【L】 ネイリア連 Neillieae 【下】 モモ連(サクラ連) Amygdaleae 【桜】 ヤナギザクラ連 Exochordeae (Osmaronieae) 【桜】 ヤマブキ連 Kerrieae 【L】 ホザキナナカマド連 Sorbarieae 【下】 シモツケ連 Spiraeeae 【下】 ギレニア属 Gillenia 【下】 ナシ連 Pyreae (リンゴ連 Maleae) 【林】 また、古典的亜科分類の例として、Schulze-Menz (1964) による亜科を付記した。ただし連未満の数属の異同は無視した(それらは古典分類の間でも一定しなかった)。古典的亜科の略記はそれぞれ以下のとおり。 【薔】: バラ亜科 Rosoideae 【L】: Lyonothamnoideae(この亜科の分類は特に一定しなかった) 【桜】: サクラ亜科(スモモ亜科) Prunoideae 【下】: シモツケ亜科 Spiraeoideae 【林】: リンゴ亜科 Maloideae(ナシ亜科 Pyroideae)
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 16:57 UTC 版)
細胞性粘菌の研究は、1869年、ブレフェルトによってタマホコリカビ (Dictyostelium mucoroides;タマホコリカビ科) が記載されたことに始まる。また1873年には、Guttulina rosea (= Pocheina rosea;アクラシス科) が記載された。当初は、これらの生物は変形菌 (真正粘菌) として扱われていた。しかし1880年、ヴァン・ティガンによって Acrasis granulata が記載された際に、これらの生物が変形体 (多核体) を形成せずに「細胞性」が維持されたまま子実体を形成することが報告された。この属名 Acrasis は、ギリシャ語の κρασις (混合・統合・融合) に否定接頭辞 α- を付けたものであり、細胞性が維持されていることを示している。 細胞性粘菌は変形菌に似た生活環をもち、また変形菌と同様に菌類的な子実体を形成するため (上記参照)、菌類の変形菌門 (広義) の中にアクラシス綱 (学名: Acrasiomycetes) として分類されることが多かった。ただし細胞性粘菌を含む広義の変形菌 (粘菌) と、狭義の菌類 (真菌類) の近縁性については、疑問視されることも多かった。そのため、細胞性粘菌を含む広義の変形菌 (粘菌) を、原生動物の肉質虫類 (広義のアメーバ類) に分類することもあった。 また細胞性粘菌 (アクラシス綱) の中には、アメーバ細胞の形態や子実体形成時の細胞の振る舞い、細胞分化の程度などの点で異なる2群が認識されるようになった (下表)。このような異質性は E. W. Olive (1902) によって初めて指摘され、やがてこの2群はタマホコリカビ目(学名: Dictyosteliales)とアクラシス目(学名: Acrasiales)として扱われるようになった。さらにこの2群の異質性は、両者が系統的に大きく異なることを示していると考えられるようになり、異なる亜綱、綱、さらには門に分類する例も見られるようになった。またアクラシス目に分類されていた生物の中にもさまざまな相違点があるため、アクラシス目自体も系統的に多様な生物が含まれていると考えられるようになった。 また、原生粘菌が認識され始めた当初には、原生粘菌亜綱としてアクラシス綱に分類されることもあった。 古典的な細胞性粘菌2目の比較(*は例外あり)形質タマホコリカビ目アクラシス目ミトコンドリアクリステ管状 盤状* アメーバ細胞の仮足糸状 葉状* 偽変形体の運動あり* なし 子実体の分化柄細胞は発芽しない 柄細胞も発芽する* やがて20世紀末ごろからの分子系統学的研究により、細胞性粘菌が菌類とは縁遠い生物であることが確認されると共に、上記のタマホコリカビ目とアクラシス目が系統的に全く異なる生物群であることも明らかとなった。さらにアクラシス目自体も、系統的に全く異なる生物群からなる多系統群であることが示されている。タマホコリカビ類はアメーボゾアに属し、変形菌 (真正粘菌) などに近縁であると考えられている (下図)。一方、アクラシス類は多系統群であり、ディスコーバ、リザリア、アメーボゾア、オピストコンタに属する生物を含んでいる (下図)。 真核生物 アモルフェア オピストコンタ ホロゾア (動物、襟鞭毛虫など) ホロマイコータ ヌクレアリア類 (ヌクレアリア属など; ●フォンチクラ科) 菌類 アメーボゾア ディスコセア綱 (アカントアメーバ属、マヨレラ属など) ツブリネア綱 (アメーバ属、ナベカムリ属など; ●コプロミクサ科) クトセア綱 ヴァリオセア綱 (原生粘菌の一部など) アーケアメーバ綱 (赤痢アメーバなど) 動菌下門 (真正動菌) ●タマホコリカビ類 ツノホコリ綱 変形菌綱 ディスコーバ (ミドリムシ、ネグレリアなど; ●アクラシス科) メタモナス (トリコモナス、ジアルジアなど) ディアフォレティケス アーケプラスチダ (灰色藻、紅藻、緑色植物) SAR リザリア (ネコブカビ、放散虫、有孔虫など; ●グッツリノプシス科) アルベオラータ (繊毛虫、アピコンプレクサ、渦鞭毛藻など) ストラメノパイル (不等毛藻、卵菌、ラビリンチュラ類など) 真核生物の系統仮説の一例 (主な系統群のみを扱い、特にアメーボゾア内はやや詳細に示している)細胞性粘菌のうち、●はタマホコリカビ目、●はアクラシス目に分類されていた生物を示す。 以上の様に、広義のアクラシス綱 (細胞性粘菌) は系統的に多様な生物群を含む多系統群であることが明らかとなっている。そのため、細胞性粘菌 (アクラシス綱) は単一の分類群としては扱われなくなった。細胞性粘菌とされていた生物が、現在どのように分類されるようになったのか、それぞれのグループの特徴と併せてを以下に概説する。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 03:38 UTC 版)
古くは他のいくつかの群と併せてイノモトソウ科に含めた。これを細分するに関しては田川(1959)に若干の解説がある。ワラビ属やユノミネシダ属については、その胞子嚢群の特徴からその後にもイノモトソウ科に含める見解がある。タカワラビ科に近いものであり、小型化して根茎が横に這うようになったものとの見方もある。またホングウシダ科との類縁が考えられたこともあるが、これらはいずれも近年の分子系統の結果では支持されていない。 この群には上述のように葉柄から腋外芽が出るものが多い。また、ユノミネシダ属では葉の先端に無限成長が見られ、これらは葉に未だに茎の特徴が残っているものを見ることが出来る。 日本には以下の6属が知られる。 Dennstaedtia コバノイシカグマ属:コバノイシカグマ・イヌシダ・オウレンシダ Microlepia フモトシダ属:フモトシダ・フモトカグマ・イシカグマ Hypolepis イワヒメワラビ属:イワヒメワラビ Pteridium ワラビ属・ワラビ Histiopteris ユノミネシダ属:ユノミネシダ Monachosorum オオフジシダ属:ヒメムカゴシダ・フジシダ・オオフジシダ
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/25 00:02 UTC 版)
キバシリ科はブユムシクイ科 Polioptilidae と姉妹群である。これらはウグイス上科 Sylvioidea から分離されたキバシリ上科に含まれる。 かつて最大の属だった Thryothorus 属は多系統であり、互いにそう遠くはないがおそらく単系統は形成しない Pheugopedius・Thryophilus・Cantorchilus の3属と、系統的に大きく離れた単型属チャバラマユミソサザイ属 Thryothorus の計4属に分割された。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 07:56 UTC 版)
現生2目、絶滅3目の、計5目が含まれる。ただし、混歯目は側系統の可能性が高い。 単歯類と重歯類は、上顎門歯が1対か2対かで特徴付けられる。重歯類には、第一門歯の口腔側(裏側)に小さな第二門歯が生えている。 真主齧上目 グリレス大目 アナガレ目 Anagalida† 単歯類 Simplicidentata 混歯目 Mixodontia† ネズミ目 Rodentia 重歯類 Duplicidentata ミモトナ目 Mimotonida† ウサギ目 Lagomorpha 真主獣大目
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 08:52 UTC 版)
系統樹は Lovette & Rubenstein (2007)などより。 ムクドリ科sensu S&A マネシツグミ科 mockingbirds andcontinental thrashers マネシツグミ属 Mimus ウタイマネシツグミ Oreoscoptes ツグミモドキ属 Toxostoma catbirds andCaribbean thrashers アオマネシツグミ属 Melanotis クロネコマネドリ Melanoptila ネコマネドリ属 Dumetella ムナジロツグミモドキ属 Ramphocinclus ウロコツグミモドキ属 Allenia オオウロコツグミモドキ属 Margarops フルエドリ属 Cinclocerthia ムクドリ科 Sturnidae ウシツツキ科 Buphagidae マネシツグミ科はムクドリ科と姉妹群である。新世界のマネシツグミ科に対し、ムクドリ科は旧世界(オーストラリア区含む)の科である。これらはヒタキ上科に含まれる。 ムクドリ科は2つの系統に分かれ、これらを亜科または族とすることが提案されている。両米の広い範囲に住む mockingbirds and continental thrashers(マネシツグミ類と大陸のツグミモドキ類)と、カリブ諸島を含む中米に住む catbirds and Caribbean thrashers(ネコマネドリ類とカリブのツグミモドキ類)である。
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この群は紅藻類を祖先とするもの、との説が20世紀後半まで存在した。これは有性生殖器官の構造の類似性、隔壁の構造、それに生化学上の情報に基づくもので、寄生性の紅藻が本群の祖先であったというものであった。この説は更に子嚢菌類(担子菌も含めて、とも)が紅藻類から進化してきたとする説の1つの裏付けとなっていたものである。 しかし、本群が菌類であることは古くから多くの菌類学者の認めるところで、そして子嚢菌であることも広く認められてきた。ただし子嚢菌類の中のどのグループに含まれるのか、あるいはそれら他群との関係がどのようなものかについては議論が多く、核菌類であるとか盤菌類であるとか諸説があった。 もちろん現在では菌類であるとの判断は確定的で、それは生活史の検討などから確かめられ、現在では分子系統的にも明らかとなっている。この群はその見かけの特異性にもかかわらず、菌糸体を発達させる子嚢菌類から分化してきたものであると考えられ、子嚢菌門チャワンタケ亜門 Peziziomycotinaの中にラブルベニア綱 Laboulbeniomycetes を立て、ここに含める、という扱いが提唱されている。系統の解析では本目のものはよくまとまった単系統をなし、後述の近縁とされた群を含む単系統群と姉妹群をなすものには Termitaria と Kathistes がある。
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カモ目で最初に分岐した科であり、単型のサケビドリ亜目 Anhimae に分類される。姉妹群はカモ亜目 Anseres である。ただし、古い分子系統ではサケビドリ科とカササギガン科が姉妹群だとする結果もある。 カモ目 カモ亜目 カモ科 Anatidae カササギガン科 Anseranatidae サケビドリ科 ツノサケビドリ Anhima サケビドリ属 Chauna
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真体腔であること、トロコフォア幼生をもつことなどから環形動物との関連が古くから指摘されてきた。特に剛毛を持つことは多毛類との関連を想像させる。そのため、環形動物門の綱のひとつとされたこともある。しかし、体節制が存在しないこと、また発生の段階でも違いがあるとの指摘もあり、独立の門として扱われてきた。 近年の分子系統的研究は多毛類、特にイトゴカイ科に近縁であるという結果を支持している。またこの結果を反映し、ユムシ動物全体を環形動物の科のひとつ(Thalassematidae)として扱うこともある。 現在、世界で37属145種ほどが知られ、これを3目4科に分けるのが普通である。ボネリムシ科に属種が多く、深海からはさらに多くが発見されると想像されている。 Echiuroinea キタユムシ目Echiuridae キタユムシ科Echurus キタユムシ属 Prashadus Anelassorhynchus サビネミドリユムシ属 Arhynchite ドチクチユムシ属 Thalassema コゲミドリユムシ属 Lissomyema Listrolobus タテジマユムシ属 Ochetostoma スジユムシ属 - スジユムシ Ikedosoma ユメユムシ属 Bonellidae ボネリムシ科Bonellia - ボネリムシ Acanthobonellia - ミヤジマボネリムシ Ikedella - トゲナシボネリムシ Acanthohamingia オオトゲボネリムシ属 他22属 Xenopneusta ユムシ目Urechiidae ユムシ科Urechis ユムシ属 - ユムシ Heteromyota サナダユムシ目Ikedaidae サナダユムシ科Ikeda サナダユムシ属 - サナダユムシ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/14 14:27 UTC 版)
オオイシソウ目、エリスロペルティス目、ロドカエテ目は比較的古くから認識されていたグループであり (いずれも原始紅藻綱または亜綱に分類されていた)、前2者は単胞子形成の類似点などから、同一の目に分類されることもあった。一方、ロドカエテ目は頂端成長やピットプラグの存在から、真正紅藻類との近縁性が示唆されることもあった。その後、分子系統学的研究によってこの3群が近縁であることが示され、これをまとめた綱としてオオイシソウ綱が提唱された。3目の間の系統関係としては、ロドカエテ目とエリスロペルティス目が姉妹群であることが示されている。 またチノリモ綱、ロデラ綱、ベニミドロ綱に比較的近縁であることが示唆されており、合わせて"原始紅藻亜門" (Proteorhodophytina) に分類することが提唱されている。 今のところ約75種が知られ、およそ3目4科11属に分類されている。2019年現在の一般的な属までの分類体系を以下に示す。 オオイシソウ綱の属までの分類体系 (2019年現在)オオイシソウ綱 Compsopogonophyceae G.W.Saunders & Hommersand, 2004オオイシソウ目 Compsopogonales Skuja, 1939ボルジア科 Boldiaceae Herndon, 1964ボルジア属 Boldia Herndon, 1964 オオイシソウ科 Compsopogonaceae F.Schmitz, 1896オオイシソウ属 Compsopogon Montagne, 1846 [incl. オオイシソウモドキ属 Compsopogonopsis V.Krishnamurthy, 1962] Pulvinaster J.A.West, G.C.Zuccarello & J.L.Scott, 2007 エリスロペルティス目 Erythropeltidales Garbary, G.I.Hansen & Scagel, 1980ホシノイト科 Erythrotrichiaceae G.M.Smith, 1933Chlidophyllon W.A.Nelson, 2003 トゲイソハナビ属 Erythrocladia Rosenvinge, 1909 ホシノイト属 Erythrotrichia Areschoug, 1850 ヒナノリ属 Porphyropsis Rosenvinge, 1909 Pyrophyllon W.A.Nelson, 2003 イソハナビ属 Sahlingia Kornmann, 1989 Smithora Hollenberg, 1959 ロドカエテ目 Rhodochaetales Bessey, 1907ロドカエテ科 Rhodochaetaceae F.Schmitz in Engler & Prantl, 1896ロドカエテ属 Rhodochaete Thuret ex Bornet, 1892
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:22 UTC 版)
系統樹は Johansson et al. (2008); Gelang et al. (2009)による。A–I は Johansson et al. による仮の系統名である。 センニョヒタキ科 Stenostiridae シジュウカラ上科 Paroidea ウグイス上科 B ヒゲガラ科 Panuridae A ヒバリ科 Alaudidae C ムシクイヒヨ科 Nicatoridae D ハシナガムシクイ科 Macrosphenidae core Sylvioidea E ヒヨドリ科 Pycnonotidae G ツバメ科 Hirundinidae ヒメサザイチメドリ科 Pnoepygidae H ヨシキリ科 Acrocephalidae センニュウ科 Locustellidae ミズベマネシツグミ科 Donacobiidae テトラカヒヨドリ科 Bernieridae F セッカ科 Cisticolidae I ウグイス科 Cettiidae エナガ科 Aegithalidae メボソムシクイ科 Phylloscopidae 広義のチメドリ科 アカガシラチメドリ科 Timaliidae チメドリ科 Pellorneidae ガビチョウ科 Leiothrichidae メジロ科 Zosteropidae ダルマエナガ科 Sylviidae
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:22 UTC 版)
ジサイチョウ科 Bucorvidae と姉妹群であり、サイチョウ亜目 Bucerotes にまとめられる。あるいはジサイチョウ科をサイチョウ科に含める説もある(同時に単型のサイチョウ亜目を置くこともある)。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 23:45 UTC 版)
オオオニバス属はオニバス属 (Euryale) に近縁であり、両属は姉妹群の関係にある。この系統群 (オオオニバス属 + オニバス属) はオニバス科としてスイレン科とは分けられたこともある。しかし分子系統学的研究からは、オオオニバス属 + オニバス属の系統群は明らかにスイレン科に属すことを示しており、さらにスイレン属の中に含まれることが示唆されている。そのため、分類学的にオオオニバス属の種をスイレン属に移すことも提唱されている。 オニバス オオオニバス属 オオオニバス パラグアイオニバス V. boliviana 4. オオオニバス属内の系統仮説 オオオニバス属には、オオオニバスとパラグアイオニバス、V. boliviana の3種が知られている。オオオニバスは1832年にオニバス属の新種として記載されたが (Euryale amazonica)、後に新属 (Victoria) に移された。また1840年には、オオオニバス属の種としてパラグアイオニバスが記載され、さらに2022年に、第3の種として V. boliviana が報告された。この3種の間には、下表1に示したような差異がある。系統的には、パラグアイオニバスと V. boliviana が極めて近縁であることが示されている (右図4)。分子系統解析に基づく分岐年代推定では、オオオニバスが他と分かれたのが約500万年前、パラグアイオニバスと V. boliviana が分かれたのは約110万年前と推定されている。 表1. オオオニバス属3種の比較種オオオニバスV. bolivianaパラグアイオニバス葉最大直径 2.3 m 最大直径 3.2 m 最大直径 2.4 m 葉の縁葉の直径の0–7%ほど立ち上がるあずき色または緑色 葉の直径の5–7%ほど立ち上がるあずき色または緑色 葉の直径の8–10%ほど立ち上がる緑色またはややあずき色を帯びる 葉のトリコーム長0.3–12 mm 1.2–3 mm 1–3 mm つぼみ(花芽)の先端くびれない くびれない わずかにくびれる 萼の背軸面褐色〜あずき色、刺多(全体) 緑〜あずき色、刺なし〜少(全体) 緑〜あずき色、刺なし〜少(基部のみ) 1日目の花の内側花弁暗紅色からあずき色 白色 白色 子房上の刺しだいに尖る、長さ2–21 mm 急に尖る、長さ1–10 mm 急に尖る、長さ1–22 mm 偽柱頭の形態上部 ≦ 下部 上部 > 下部 上部 < 下部 胚珠数/心皮20–28 8–14 20–25 種子楕円形、7–8 × 9–10 mm 球形、12–13 × 16–17 mm 球形、8–9 × 9–10 mm 染色体数2n = 20 2n = 24 2n = 24 分布アマゾン川流域 マモレ川 パラナ川、パラグアイ川 オオオニバス属の分類体系オオオニバス属 Victoria R.H.Schomb., 1837= Victoria Lindl., 1837; Victoria J.E.Gray, 1837 オオオニバス Victoria amazonica (Poepp.) Klotzsch, 1847= Euryale amazonica Poepp., 1832; Victoria regia Lindl., 1838; Victoria regina R.H.Schomb., 1837; Victoria regina J.E.Gray, 1837 など パラグアイオニバス Victoria cruziana Orb., 1840= Victoria regia var. cruziana (Orb.) G. Lawson, 1889; Euryale brasiliana Steud, 1840; Euryale policantha Rojas Acosta, 1897; Euryale bonplandia Rojas Acosta, 1897 など Victoria boliviana Magdalena & L.T.Sm., 2022
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 04:06 UTC 版)
単細胞鞭毛性であることや有機質鱗片をもつなどの特徴から、メソスティグマ属はプラシノ藻綱に分類されていた。ただしこの意味でのプラシノ藻は非単系統群であり、これらの特徴は緑色植物における原始形質であると考えられている。鱗片の類似性や等鞭毛をもつことから、プラシノ藻の中でも特にピラミモナス類との近縁性が示唆されていた。 しかしその後の分子系統学的研究から、他のプラシノ藻とは異なり、メソスティグマ属はストレプト植物の基部に位置することが示唆された。いくつかの生化学的特徴からも、メソスティグマ属がストレプト植物に属することが支持される。ただし一部の分子系統学的研究 (特にオルガネラDNAに基づく解析) からは、緑色植物の中で最も初期 (ストレプト植物と緑藻植物の分岐前) に分岐したことが示唆されることもある。 メソスティグマ属は、ストレプト植物の中で唯一、栄養体が鞭毛や眼点をもつ点で緑色植物の原始形質を残しており、この点ではストレプト植物における最初期分岐群であることが示唆される。このような系統的位置は一部の分子系統解析からも支持されるが、多くの分子系統学的研究では、クロロキブス藻綱の姉妹群であることが示唆されている (2019年現在)。 2019年現在、独立の綱であるメソスティグマ藻綱 (Mesostigmatophyceae) に分類され、また独立の門 (メソスティグマ植物門 Mesostigmatophyta) として扱われることもある。唯1属、メソスティグマ属 (Mesostigma) のみが知られている。数種が記載されているが、確実なものはタイプ種の Mesostigma viride のみである。下にメソスティグマ藻綱の分類体系の一例を示す。ただし上記のように、分子系統解析ではクロロキブス属がメソスティグマ属の姉妹群であることが示されることが多く、クロロキブス属をメソスティグマ藻綱に分類することもある。 メソスティグマ藻綱の分類体系 (2019年現在)メソスティグマ植物門 Mesostigmatophytaメソスティグマ藻綱 Mesostigmatophyceae Marin & Melkonian, 1999メソスティグマ目 Mesostigmatales Marin & Melkonian, 1999メソスティグマ科 Mesostigmataceae Marin & Melkonian, 1999メソスティグマ属 Mesostigma Lauterborn, 1894Mesostigma grande Korshikov, 1938 Mesostigma viride Lauterborn, 1894 (タイプ種)
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 13:55 UTC 版)
ブッポウソウ科と姉妹群であり、2科(および絶滅した Geranopterus)でブッポウソウ上科 Coracioidea を構成する。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 09:36 UTC 版)
パラグアイオニバスは、ボリビア・ペルー大統領であったアンドレス・デ・サンタ・クルス (1792–1865; 右図5) の援助を受けて南アメリカの博物学コレクションの収集を行ったアルシド・ドルビニによって、ボリビア産の個体をもとに新種として記載された。種小名は cruziana は、デ・サンタ・クルスの名にちなんでいる。 パラグアイオニバスは、オオオニバス、V. boliviana とともにオオオニバス属 (Victoria) に分類される。パラグアイオニバスは V. boliviana に極めて近縁であり、両者は約110万年前に分岐したと推定されている。オオオニバス属はオニバス属 (Euryale) に近縁であり、両属は姉妹群の関係にある。この系統群 (オオオニバス属 + オニバス属) は明らかにスイレン科に含まれるが、古くはオニバス科として分けられたこともある。 また分子系統学的研究からは、オオオニバス属 + オニバス属の系統群がスイレン属の中に含まれることが示唆されている。そのため、分類学的にオオオニバス属とオニバス属の種をスイレン属に移すことも提唱されている。 パンタナルに分布するものは他のパラグアイオニバスとは地理的に離れており、形態的差異もあることから Victoria cruziana f. mattogrossensis Malme, 1907 として種内分類群に分けられている。葉の縁が紫紅色である点、つぼみの頂端がくびれていない点、萼片の背軸面にトゲが非常に多い点、種子の縫線が明瞭である点で典型的なパラグアイオニバスとは異なる。しかし分子系統解析からは、パラグアイオニバスの中に含まれることが示唆されている。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 08:57 UTC 版)
ニュージーランドムシクイ属 Finschia(ニュージーランドムシクイのみ)と近縁と思われる。これをモフアムシクイ属に含める説もある。 モフアムシクイ属(もしくはモフアムシクイ属+ニュージーランドムシクイ属)の位置付けには諸説あり、モズヒタキ科 Pachycephalidae、トゲハシムシクイ科 Acanthizidae などさまざまな科に分類されてきた。 Norman et al. 2009によれば、カラス上科の中で基底付近に位置する。ただし国際鳥類学会議 (IOC)はこれを受けニュージーランドムシクイ属と共に1科をなすようだとしながらも、科未定 Family Incertae Sedis とするに留めた。Norman et al. はカラス上科の全ての属は解析していないため、未解析の他の属と同じ科になる可能性があり、その場合、科の名称はモフアムシクイ科 Mohouidae とはならないかもしれない。Mohouidae という科名は正式に提唱されたことはないようである。しかし、Zachary Aidala et al.により、en:Journal of Ornithologyに2013年6月付で、この属の種に対して、新科Mohouidaeを適用すべきとする論文が掲載された。この論文のための調査では、ニュージーランド固有のスズメ目とオーストララシアの狭義のカラス上科の系統を代表する種の、核とミトコンドリアの配列のデータをもとに、ベイズ推定を用いて系統の分析を行った。結果はモフアムシクイ属の3種(ニュージーランドムシクイも含む)は単系統を成し、モフアムシクイ科に帰属させることを提案している。