反嘴丈高鷸
反嘴背高鷸
ソリハシセイタカシギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/21 01:28 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ソリハシセイタカシギ | ||||||||||||||||||||||||
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![]() 大阪市天王寺動物園の飼育個体
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ![]() | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Recurvirostra avosetta (Linnaeus, 1758) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ソリハシセイタカシギ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Pied Avocet |
ソリハシセイタカシギ(反嘴丈高鴫、学名:Recurvirostra avosetta (Linnaeus, 1758)) は、チドリ目セイタカシギ科に分類される鳥類の一種である。
名前の由来は、セイタカシギに似るが、クチバシが上方に反ることから。
分布
ヨーロッパ、中央アジア、アフリカ中南部で局地的に繁殖し、冬季はヨーロッパ南部、アフリカ、インド西部、中国南部などに渡り越冬する。
日本では、数少ない旅鳥または冬鳥として北海道、本州、九州、南西諸島、小笠原諸島で記録がある。1-2羽で飛来することが多い[1]。
形態
体長約43cm。成鳥は、頭上から後頭部、肩羽、雨覆の一部と初列風切は黒色、それ以外は白色である。嘴は黒色で、細くて先が反りあがっている。脚は青灰色で長い。幼鳥は、成鳥に比べて黒色の部分が褐色がかっており、脚の色も褐色味が強い。
雌雄同色である。
生態
干潟や砂浜、汽水湖、河口に生息する。越冬地では群れで生活する。繁殖地ではコロニーを形成する。
食性は動物食。嘴を水や泥につけ左右に振りながら歩き、甲殻類、昆虫類などを捕食する。
繁殖形態は卵生。砂地など地上のくぼみに植物を敷いて営巣し、黄褐色の地に黒い斑のある卵を3-4個産む。抱卵日数は23-25日で雌雄協同で抱卵する。雛は約35日で巣立つ。
鳴き声は「ホィッ」または「クリュッ」。
画像
参考文献
- 叶内拓哉『 山渓ハンディ図鑑7 日本の野鳥』、山と溪谷社 1998年
- 桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版、2000年
- マイケル・ウォルターズ著、山岸哲監修、『世界「鳥の卵」図鑑』、新樹社、2006年、101頁。
脚注
- ^ “春風に乗り?米子に珍鳥ソリハシセイタカシギ3羽”. 共同通信 (2020年3月21日). 2020年3月21日閲覧。
関連項目
「ソリハシセイタカシギ」の例文・使い方・用例・文例
ソリハシセイタカシギと同じ種類の言葉
シギに関連する言葉 | シギ カラフトアオアシシギ ソリハシセイタカシギ ハジロオオシギ アシナガシギ |
セイタカシギに関連する言葉 | ソリハシセイタカシギ オーストラリアセイタカシギ クロセイタカシギ |
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