群体とは? わかりやすく解説

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ぐん‐たい【群体】

読み方:ぐんたい

分裂出芽によって生じた新し個体が、母体離れずに、組織内連絡保ちながら生活する個体群海綿動物・サンゴ・クダクラゲ・ボルボックス・珪藻(けいそう)などにみられるコロニー


群体

英訳・(英)同義/類義語:colony

分裂出芽増えた細胞個体そのまま集合して生活する生物細胞個体間で、ある程度機能分担をする場合もある。

群体

作者シオドアL.トーマス

収載図書影が行くホラーSF傑作選
出版社東京創元社
刊行年月2000.8
シリーズ名創元SF文庫


群体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/04 01:05 UTC 版)

群体 (ぐんたい、: colony) とは、無性生殖によって増殖した多数の個体がくっついたままで、一つの個体のような状態になっているもののことである。主として動物および藻類に対して使われる。


  1. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ). “ヤギ(腔腸動物)”. コトバンク. 2023年1月9日閲覧。
  2. ^ 岩槻・馬渡(2000)p.223
  3. ^ 以下、主として岩槻・馬渡(2000)p.106,107


「群体」の続きの解説一覧

群体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 14:52 UTC 版)

クダクラゲ目」の記事における「群体」の解説

群体全体の形として、上の方に気胞体の下に泳鐘が集まり、この部分を泳鐘部と言う。鐘泳亜目のものではこれはごく少数の泳鐘からなるが、胞泳亜目ではこれが幹の上部分一定の長さにわたり、互いに組み合わさって泳鐘構成するまた、嚢泳亜目では気嚢体のみがあり、泳鐘を欠く。 それ以下部分栄養と言う栄養部の幹には等間隔に泳鐘や栄養体生殖体などの組を並べるものが一つ典型としてあり、このような一個の泳鐘とその下に並ぶ個虫集まりを幹群という。生殖時にそれらが離れて遊泳する場合があり、これをユードキシッド (Eudoxiod) と呼びかつては異な生物考えられた例もある。鐘泳亜目ではこのユードキシッドが有性世代であると見る向きもある。 外見的に大きく異なるのがカツオノエボシなどで、幹は短くなり、個虫は狭い範囲集中している。なお、カツオノカンムリギンカクラゲなどもそのようなものと考えられていたが、現在ではこれらは花クラゲ類の浮遊性ポリプ考えられている。

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群体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 01:18 UTC 版)

オオマリコケムシ」の記事における「群体」の解説

群体中の個虫体腔共有するとともに細胞外に寒天質分泌してこれに埋没する個虫寒天質分泌しながら水草や岩に付着して増殖するために群体という形をとるものと考えられている。群体は球形から分厚い円盤状の形をしており、内部には寒天質詰まり表面個虫並んでいる。発達すると群体塊は房状に増殖して一畳にも達す大きさになる。長さでは2.8mに達したという報告もある。大きな群体塊となると付着物から離れていったん沈むが寒天質中にガスが溜ってやがて浮遊してくる。群体は夏から晩秋にかけて、1ヶ月倍増するほどの速度成長するが、冬季には低温によって表面個虫死滅し、ただの寒天質の塊になってしまう。オオマリコケムシ越冬後述する休芽の状態で行われる

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群体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 19:21 UTC 版)

ヒドロ虫」の記事における「群体」の解説

ヒドロ虫にはポリプ一個一個体を成すものもあるが、ほとんどは群体を形成する前者単体ヒドラ呼びヒドラ科オオウミヒドラ科などに見られる深海産のオトヒメノハナガサ単体ヒドラ最大で、深海底の泥の中から立ち上がり、高さが1mを超えるハシゴクラゲポリプ単体ヒドラが柄を失ってプランクトン生活に適応した形と考えられるそれ以外大部分は群体になるもので、それらでは無性生殖によって増えたヒドラ花が互いにヒドロ根でつながって他物表面広がり、あるいは樹枝状に伸び上がるヒドロ根が絡まり合って太い状になる例もある。その姿は細かなコケのようであったり細いであったりと様々である。大きいものは1mを超えるようなものもある。ヒドロサンゴ類は厚い石灰質骨格持ちいわゆるサンゴ的な姿であり、アナサンゴモドキ造礁サンゴとなる。しかし、大部分は数mmそれ以下大きさである。またギンカクラゲカツオノカンムリ浮き持った群体で、クラゲ見える。 同じ形のヒドロ花が並んでいるものもあるが、その形に分化が見られる例も多い。代表的な型には以下のようなものがある。 栄養個虫 (Gastrozooid) 一般的なポリプの姿のもの。 指状個虫 (Dactylozooid) 体は長く伸び先端に短い触手まとめて出すもの。 螺旋状個虫 (Spiralozooid) 長く伸びた触手のみになったもの。 子 (Blaststyle) 生殖個虫であり、その体の上水母、あるいは子嚢生じるもの。

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群体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 05:13 UTC 版)

イカダモ」の記事における「群体」の解説

複数細胞定数群体形成する細胞数は 2n(n=0-5)であり、4-8細胞の群体が良く見られる。n=0、つまり群体を形成しない単細胞個体稀に出現する。4群体の全長は普通数十μm。イカダモ属では細胞一列ないしは交互に二列並んだ群体を作るデスモデスムス属の群体は細胞直列配列し、群体の両端細胞時に発達したを持つ。細胞が二列になることは稀である。 いずれの属も細胞細胞壁接着し互い位置変化しないまた、細胞多糖分泌して群体全体寒天質包まれるパルメラ状群体、パルメロイド)ことがある。群体を構成する細胞鞭毛持たず運動性はない。

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群体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 04:04 UTC 版)

クンショウモ」の記事における「群体」の解説

複数細胞定数群体形成する細胞数は2n(n=2-7)であり、8-32細胞程度の群体が良く見られる細胞数は同じでも複数異な形状の群体が知られており、例えば8細胞では6細胞外周、2細胞内側に含むものや8細胞全て外周配列したリング型の群体などがある。また、同じトポロジーでも細胞間が密に接した群体を作る種と間隙空いた群体を作る種がある。いずれの場合細胞細胞壁接着し互い位置変化しない。群体の内側と外側とでは細胞形状異なっており、H型から扁平な多角形まで様々な形状の細胞がある。特に最外周配列する細胞突起を持つ場合多くその本数が分類形質1つとなっている。ただしクンショウモ環境の影響による形態変化大きいため、形態のみに基づいて種を分類する事は難しい。 平面的な定数群体形成する緑藻としては他にボルボックス目ゴニウムGonium)があるがゴニウムでは個々細胞球形から楕円形であること、群体が運動性に富むことなどから容易に区別できる。また4細胞クンショウモでは同じく緑藻のTetrastrumに似るものもあるが、これも細胞外縁丸み帯びる点から区別できる

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群体

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 01:19 UTC 版)

名詞

ぐんたい

  1. 無性生殖により分裂した個体母体離れずに生活する個体群

発音(?)

ぐ↗んたい

「群体」の例文・使い方・用例・文例

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