そうし‐ちょう〔サウシテウ〕【相思鳥】
ソウシチョウ
和名:ソウシチョウ |
学名:Leiothrix lutea |
スズメ目,チメドリ科 |
分布:中国中部,ヒマラヤから東南アジアにかけて分布 |
写真(上):ソウシチョウ |
写真(下):ソウシチョウ巣と卵 |
説明 鮮やかな赤い嘴と大きな目,翼には赤や黄色,黒の模様を持つ美しい鳥で,日本には古くから飼い鳥として輸入されていた。ところが1980年前後から飼育下から逸出したと思われる繁殖個体群が九州,近畿,関東という互いに離れた3地域で相次いで発見され,以来個体数を増やすとともに,分布域も広げてきた。関東では茨城県筑波山や神奈川県丹沢などでの生息が知られているが,特に筑波山の山頂付近では最も数の多い繁殖鳥になっており,鳥類をはじめとする在来生物群集に与える影響が懸念されている。鳥獣生態研究室では筑波山のソウシチョウ個体群の動態をモニタリングするとともに,この鳥が他種との競争や餌の利用,種子散布などを通じて在来の生態系に与える影響についての研究を行っている。 |
想思鳥
相思鳥
ソウシチョウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 14:23 UTC 版)
ソウシチョウ(相思鳥、学名Leiothrix lutea)は、鳥綱スズメ目ソウシチョウ科に分類される鳥類。外来生物法で特定外来生物に指定されており[2]、「日本の侵略的外来種ワースト100」の選定種の1種[3]。
- ^ “IUCN 2012. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2012.1. (Leiothrix lutea)” (英語). IUCN. 2012年9月22日閲覧。
- ^ “特定外来生物の解説・ソウシチョウ”. 環境省. 2012年9月22日閲覧。
- ^ “日本の侵略的外来種ワースト100” (PDF). 愛媛県. 2012年9月22日閲覧。
- ^ 山溪ハンディ図鑑7 日本の野鳥 (2006)、603頁
- ^ a b “ソウシチョウ(外来種)” (PDF). 環境省. 2012年9月22日閲覧。
- ^ a b ひと目でわかる野鳥 (2010)、224頁
- 1 ソウシチョウとは
- 2 ソウシチョウの概要
- 3 脚注
- 4 外部リンク
固有名詞の分類
- ソウシチョウのページへのリンク