休眠胞子とは? わかりやすく解説

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きゅうみん‐ほうし〔キウミンハウシ〕【休眠胞子】

読み方:きゅうみんほうし

胞子ができてから芽を出すまでに、一定の休眠期間のあるもの。銹菌(さびきん)の冬胞子藻類接合胞子など。


休眠胞子

英訳・(英)同義/類義語:hypnospore

厚い細胞膜持ち耐寒性、耐乾燥性強くなり不適切条件耐えるような胞子

休眠胞子 [Resting spore]

 真菌生殖細胞である胞子はその発芽にとって、環境適切な温度湿度であっても直ち発芽せず発芽能力保ったまま、生物的な活動見かけ上は停止している胞子をいう。休眠胞子は母細胞分裂にともなう場合や、母細胞の外に新し細胞壁つくって生じ場合もある。接合子が厚い細胞壁つくって耐久になった場合には休眠接合子(hypnozygote)または接合胞子(zygospore)とよばれる卵菌類卵胞子接合菌類接合子有性的につくられた休眠胞子、フサリウムの厚膜胞子無性的につくられる休眠胞子である。休眠胞子は外膜厚く強固で、乾燥高低温などの過酷な条件でも耐性である。その胞子中には類脂質グリコーゲンなどの貯蔵物質が多い。

休眠胞子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 18:41 UTC 版)

ネコブカビ類」の記事における「休眠胞子」の解説

休眠胞子(resting spore)は宿主細胞崩壊することで放出され発芽して一次遊走子放出し、これが宿主感染する。休眠胞子の細胞壁主としてキチン質である。休眠胞子は数年間は休眠状態で生存することが知られている。また、動物消化管通って生存することが知られているものもある。このため病気植物食べた家畜堆肥感染源となる場合がある。また、これは動物による分散可能性をも示唆する

※この「休眠胞子」の解説は、「ネコブカビ類」の解説の一部です。
「休眠胞子」を含む「ネコブカビ類」の記事については、「ネコブカビ類」の概要を参照ください。

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