Erynia radicans
和名:和名なし |
学名:Erynia radicans |
分布:全世界 |
写真(上):Erynia radicansに感染,死亡したチャハマキ幼虫 |
説明 昆虫疫病菌類の一種。亜属を独立の属としてZoophthora radicansと呼ぶこともある。かつてはEntomophthora spaerospermaと呼ばれていた。疫病菌類としては例外的に寄主範囲が広く,鱗翅目幼虫,半翅目,双翅目などに寄生する。死体上に分生子が形成されている場合は,灰色のビロード状に見える。死体内に休眠胞子が形成されている場合には,体は軟腐状になる。分生子は細長い楕円形ないし砲弾形,透明,大きさ,15 - 21× 5 - 8μm,縦横比2.2 - 3.3。核数1個。分生子が発芽して形成するキャピラリー型胞子は14 - 21 × 4 - 7μm,縦横比2.6 - 4。休眠胞子は球形で透明,直径20 - 38μm。世界的に分布する。培養も疫病菌には珍しく容易,ウンカ類の防除用にアメリカで製剤化されたこともある。 |
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