Entomophaga maimaiga
和名:和名なし |
学名:Entomophaga maimaiga |
分布:東アジア,北米 |
写真(上):Entomophaga maimaigaに感染,死亡したマイマイガ幼虫 |
説明 昆虫疫病菌類の一種。マイマイガの幼虫に寄生し,寄主の大発生時に激しい流行病を起こす。マイマイガの大発生時に,食樹の樹幹に幼虫が付着して多数死んでいるのは,たいてい本菌または核多角体病によるものである。老齢幼虫が本菌に感染して死亡する場合には,体内に休眠胞子だけを形成するので,死体は軟化し,肉眼的には核多核体病と区別することは難しい。分生子は洋梨形ないし幅広い卵形で大きな半球形の乳頭状突起をもち,透明。大きさ21 - 36×15 - 28μm,核数21 - 34個。休眠胞子は球形で透明あるいは暗黄色,暗褐色,平滑,直径20 - 40μm。北米では,日本から導入された本種が,ヨーロッパからの侵入害虫であるマイマイガを寄主として定着し,分布を拡大している。 |
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