アカシジミとは? わかりやすく解説

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あか‐しじみ【赤小蝶】

読み方:あかしじみ

シジミチョウ科チョウ前翅(まえばね)は赤(とうせき)色で外縁黒色雑木林多く夕方飛ぶ。幼虫はコナラ・クヌギなどの新芽若葉食べる。


アカシジミ

和名:アカシジミ
学名Japonica lutea
    チョウ目シジミチョウ科
分布北海道本州四国九州対馬
 
写真(上):アカシジミ表
写真(下):アカシジミ裏
説明
中間温帯落葉樹林多く二次林原生林まで広い遷移段階樹林生息する食樹ブナ科コナラ属で,コナラクヌギアベマキなどの落葉樹以外にアラカシなどの常緑樹利用している。卵で越冬する成虫は年1回,5〜7月出現し,主に夕刻活動するクリなどをよく訪花する。卵は,基部小枝産まれゴミ状の物質隠される
アカシジミ表

アカシジミ裏


赤小灰蝶

読み方:アカシジミ(akashijimi)

シジミチョウ科チョウ

学名 Japonica lutea


アカシジミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/08 06:33 UTC 版)

アカシジミ
アカシジミ Japonica lutea lutea
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
上科 : アゲハチョウ上科 Papilionoidea
: シジミチョウ科 Lycaenidae
亜科 : ミドリシジミ亜科 Theclinae
: アカシジミ属 Japonica
: アカシジミ J. lutea
学名
Japonica lutea
(Hewitson, 1865)
和名
アカシジミ
英名
The Orange Hairstreak
亜種
  • J. l. adusta
  • J. l. gansuensis
  • J. l. lutea

アカシジミ(赤小灰蝶、Japonica lutea)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ミドリシジミ亜科に属するチョウの一

概要

前翅長16-22mm。の色は雌雄とも橙色で、翅裏には白帯で縁取られた黄褐色の帯が縦に入る。後翅肛角にある1対の尾状突起は黒く、先端が白くなる。雌は雄に比べ前翅の外縁がやや丸みを帯びる。

生態は他のミドリシジミ亜科と同様で、で越冬し、成虫は年1回、5-6月頃に出現(寒冷地では7月)する。日中は不活発で、夕刻になると活発に活動する。樹頂で休息したりなわばりを張るなどするため、睡眠から覚める早朝以外はほぼ下には降りてこない。

幼虫の食樹は、落葉性ブナ科であるコナラクヌギカシワや、常緑性ブナ科であるアカガシアラカシなどで、新芽を好んで食す。成虫もそういった樹木の生い茂る雑木林を生活圏としそこから離れることはほとんどない。クリの花などで吸蜜する姿も見られる。

分布

北海道から九州にかけて分布する。国外では中国東北部および華北、朝鮮半島台湾

亜種

  • J. l. adusta(中国・甘粛省亜種)
  • J. l. lutea(日本亜種)

近縁種

キタアカシジミ J. onoi
ウラナミアカシジミ J. saepestriata

参考文献

関連項目



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