アカシックレコードとは?

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アカシックレコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/13 07:07 UTC 版)

アカシックレコード: akashic records)は、元始からのすべての事象、想念、感情が記録されているという世界記憶の概念で[1][2]アーカーシャあるいはアストラル光[注釈 1]に過去のあらゆる出来事の痕跡が永久に刻まれているという考えに基づいている[6]。宇宙誕生以来のすべての存在について、あらゆる情報がたくわえられているという記録層[7]を意味することが多い。アカシャ年代記: Akasha-Chronik: akashic chroniclesアーカシャ記録アカシアの記録[8])とも。近代神智学[注釈 2]の概念であり、その他の現代オカルティズムの分野(魔術等)でも神智学用語として引き合いに出されることがある。また、陰に陽に神智学運動の影響を受けている欧米のニューエイジや、日本の精神世界スピリチュアル占い予言といったジャンルでも使われる用語でもある。アカシックレコードが存在する科学的根拠はない[9]


注釈

  1. ^ アストラル光(: lumière astrale)は、エリファス・レヴィが魔術の原理を説明するために「大いなる魔術的媒介」として提唱した概念[3]。宇宙に遍満する流体であり、フランツ・アントン・メスメルの動物磁気等の影響[4]パラケルススの用語 Ens Astrale (星辰的実体)との関連[5]も指摘される。後の多くのオカルティストがこれを用語として採用している。
  2. ^ 近代の神智学は、マクロコスモス(宇宙)とミクロコスモス(人間)との照応というヨーロッパの伝統思想を理論的基礎に、インドの思想や仏教等を導入した新宗教で、西洋と東洋の智の融合・統一を企図していたといえる。ヨーロッパ思想であるにもかかわらずサンスクリット語が多用されるのは、インド思想が折衷されているためである。なおインド哲学や仏教の理解には限界があったため、カバラ新プラトン主義で補うという手法がとられた。
  3. ^ アーカーシャ(サンスクリット語: आकाश、阿迦奢)は「空間」を意味し、「虚空」または「空」と漢訳される。
  4. ^ シャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』では、集合的無意識をアカシックレコードと同等としたうえで、同様の表現をしており、この定義が一般的にも流通している。
  5. ^ シュタイナーが編集した雑誌。

出典

  1. ^ Drury 2002, p. 7.
  2. ^ Drury 2011, p. 308.
  3. ^ Nicholas Goodrick-Clarke. The Western Esoteric Tradition - A Historical Introduction. pp. 193-195.
  4. ^ 稲生 2013, p. 168.
  5. ^ ゲティングズ, 松田訳 1993, p. 237.
  6. ^ Greer 2003, p. 10.
  7. ^ 羽仁 2001.
  8. ^ a b ローザク, 志村訳 1978.
  9. ^ Regal, Brian (2009). Pseudoscience: A Critical Encyclopedia. Greenwood. p. 29. ISBN 978-1591020868 「アストラル投射の能力、他の界層の存在、アカシックレコードについては不確かな目撃者の証言以外に証拠はない。」
  10. ^ a b ゲティングズ, 松田訳 1993, pp. 15-16.
  11. ^ a b c d Hammer & Rothstein 2013.
  12. ^ a b 小森健太朗 6:03 - 2012年3月6日 twitter.com
  13. ^ a b McKusick 1982.
  14. ^ シュタイナー, 高橋訳 1998, p. 146.
  15. ^ a b アカシック・レコード 宮本神酒男
  16. ^ a b c d e f g 小冊子「現代教学へのアプローチ」「宗教と科学について-ニューエイジ批判を通しての一考察-」 渋沢光紀 Archived 2016年3月10日, at the Wayback Machine. 日蓮 現代宗教研究所
  17. ^ 大田 2013, p. 115.
  18. ^ a b 日蓮宗現代宗教研究所 報第30号 「ニューサイエンスとパラダイムシフト 現代の宗教動向の背景にあるもの 松井教一」 Archived 2015年12月27日, at the Wayback Machine.
  19. ^ 小森健太朗 5:31 - 2012年3月6日 twitter.com
  20. ^ SD Book I. p. 126.; 東條 2001
  21. ^ Olcott 1881, pt. II, n. 11.
  22. ^ Sinnett 1884, p. 127.
  23. ^ a b c d 吉永・松田 196, p. 212.
  24. ^ アカシャ年代記より 国書刊行会
  25. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 大田 2013.
  26. ^ まる子 ノストラダムスの予言を気にするの巻 ノストラダムスwiki


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