アイノミドリシジミとは? わかりやすく解説

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アイノミドリシジミ

和名:アイノミドリシジミ
学名Chrysozephyrus brillantinus
    チョウ目シジミチョウ科
分布北海道本州四国九州
 
写真(上):アイノミドリシジミ雄
写真(下):アイノミドリシジミ雌
説明
冷温帯落葉樹林生息し一般に山地に多い。食樹ブナ科コナラ属ミズナラコナラクヌギなどだが,常緑樹利用している。卵で越冬する成虫は年1回7月中心に出現し,主に早朝活動するオス表面輝きは,近縁種中もっとも強く目の醒めるよう金緑色オス一般にかなり高い位置占有活動を行う。メス表面斑紋には遺伝的多型がある。卵は,頂芽側枝先端基部などに産まれる
アイノミドリシジミ雄

アイノミドリシジミ雌


アイノミドリシジミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/05 02:56 UTC 版)

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アイノミドリシジミ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目 Lepidoptera
: シジミチョウ科 Lycaenidae
亜科 : ミドリシジミ亜科 Theclinae
: メスアカミドリシジミ属 Chrysozephyrus
: アイノミドリシジミ C. brillantinus
学名
Chrysozephyrus brillantinus
(Staudinger, 1887)
和名
アイノミドリシジミ

アイノミドリシジミChrysozephyrus brillantinus)は、チョウシジミチョウ科に属するチョウの一つ。

形態

雄の翅表に金緑色の光沢をもつミドリシジミ類の一種。近縁種のメスアカミドリシジミは翅裏が灰色で、白帯の内側に影のような濃灰色の帯があるが、本種は白帯が細く地は褐色となる。赤斑は目立たない。

生態

本種はブナ科ミズナラを主にコナラクヌギカシワを食樹とするのに対し、メスアカミドリシジミはバラ科のサクラに付く。

ゼフィルスの中ではやや遅めの出現で、成虫は7月から8月にかけて発生する。占有飛翔は朝方に行われ、オスはなわばりに入ってきた他者を追い払う。卵で越冬する。

分布

国内では主要4島のほか一部島嶼、国外では中国大陸・朝鮮半島・極東ロシアに分布する。きわめて森林性を示し、落葉広葉樹林との結びつきが強い。

関連項目

参考文献

  • 牧林功解説 『日本の蝶』成美堂出版、1994年、ISBN 4-415-08045-6
  • 日本環境動物昆虫学会編『チョウの調べ方』文教出版、1998年、ISBN 4-938489-11-2



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