アイノ・クーシネンとは? わかりやすく解説

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アイノ・クーシネン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/15 14:17 UTC 版)

アイノ・クーシネンAino Kuusinen, ロシア語Айно Андреевна Куусинен, 1886年3月5日[1] - 1970年9月1日)は、ソビエト連邦の政治家オットー・クーシネンの妻で、コミンテルン職員、のちに諜報員フィンランド人。旧姓はトゥルティアイネン(Turtiainen)。第二次世界大戦前の日本に派遣され、偽名を用いて上流階級や政界に交友関係を築いた。彼女がソビエト連邦のスパイであることは、日本では戦後になるまで知られることはなかった。


  1. ^ ソビエトの資料では1893年3月5日。ジョン・ホジソン教授の調査によれば、フィンランドのいくつかの記録では1886年3月5日。ソビエトの資料の日付では、中等学校終了後の四年間の看護教育や卒業後のレオ・サロラとの結婚の日付に齟齬があり、当局によるカムフラージュである可能性が高い。
  2. ^ コミンテルンから英国共産党への指令が書かれた書簡の内容をイギリスの新聞が報道した事件。
  3. ^ 加藤哲郎は、祖父が貴族院議員であった、東京朝日新聞記者の中野五郎であると推定している(『モスクワで粛清された日本人』、青木書店、1994年)。
  4. ^ ゾルゲは1920年ハンブルク大学で政治学の博士号を取得している。
  5. ^ ゾルゲは最初の妻クリスティーネとともにアイノ・クーシネンの部屋をよく訪問していた。
  6. ^ 土浦亀城設計の鉄筋コンクリート7階建のモダン・アパート。外国人や外国生活経験者が多く住んだ。『新建築』昭和11年10月号 Archived 2010年11月9日, at the Wayback Machine.
  7. ^ 目次は以下の通り。Inledning (はじめに) Sinnet för det sköna (美意識) Japansk musik (日本の音楽) Poesi och poeter (詩と詩人) Körsbärsblomningen (桜) Miyako Odori eller körsbärsdansen (都をどりあるいは桜のダンス) >>Dojoji>> (道成寺) Trädgårdar (庭園) Konsten att arrangera blommor (華道) Religionen (宗教) Teceremonin (茶道) Teatrar (劇場) Biografer (映画館) Den japanska kvinnan (日本人女性) Högtider (お祝い) Odlade japanska pärlor (真珠の養殖) Japans industri (日本の産業)。本文93ページ。モノクロ写真38枚。富士山を写した2枚は重複しているので、全36種類。写真の題材は、富士山、東京・日光・箱根・奈良・神戸・宮島の風景、帝国ホテル、生け花、茶会、着物、花嫁衣装、芸者、女学生、海女、人力車、入江たか子、御木本幸吉、など。
  8. ^ 加藤哲郎 『ゾルゲ事件の残された謎』(PDF)
  9. ^ 国立国会図書館サーチ
  10. ^ 国際交流基金 図書館
  11. ^ NHK取材班・下斗米伸夫『国際スパイ ゾルゲの真実』角川書店<角川文庫>、1995年、p.162


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