maximaとは? わかりやすく解説

マキシマ

英語 Maxima

英語の最上級最大級の意からの造語。この名前を付けた最初クルマは、1984年10月当時ブルーバード(7代目U11型)の最上級モデルとして新設しV6・2Lのガソリンターボ車だった。全長を90mm延長しているほか、電子制御アブソーバー3段階に切り替えるスーパーソニック・サスペンションを導入ボディタイプ4ドアセダンハードトップがあった。86年1月マイナーチェンジヘッドライトグリルなどを変えNAエンジン追加した

88年10月フルモデルチェンジ2代目大型化したFFセダン変身した。このとき、ブルーバードから離れ独立車種となったエンジンは3LのV6NAで、ボディタイプ4ドアセダンだけ。91年8月には、SOHCだった3LエンジンDOHC型に換装した。外観も、フロントグリルテールランプ、リヤフィニッシャーなどを変え内装では新造形のステアリングホイール本革巻きシフトノブブレーキレバーなどを採用した。安全関係でもABS、サイドドアビーム、ハイマウントストップランプなどを装備、ビッグ・マイナーチェンジだった。

しかし、このあと変更もなく、94年8月生産終了した

マキシマ

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

Maxima

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 16:02 UTC 版)

Maxima
Ubuntu Linux における wxMaxima のスクリーンショット
開発元 Independent group of people
最新版
5.47.0 / 2023年5月31日 (20か月前) (2023-05-31)
リポジトリ
対応OS クロスプラットフォーム
種別 数式処理システム
ライセンス GPL
公式サイト maxima.sourceforge.io
テンプレートを表示

Maxima(マキシマ)は、LISPで記述された数式処理システムである。GNU GPL に基づく自由ソフトウェアであり、現在も[いつ?]活発に開発が続けられている。MapleMathematicaなどの商用の数式処理システムと比べても遜色のない機能を持っている。

略史

Maximaの起源は、マサチューセッツ工科大学MACプロジェクトによって開発され、米国エネルギー省(DOE)によって配布されていたDOE Macsymaの1982年のバージョンをGNU Common Lispに移植したものである。

1982年からMacsymaの独自のバージョンを管理・維持していたビル・シェルター英語版が、1998年にエネルギー省から GPLライセンスを適用することを条件に公開の許可[1]を得た。こうして公開されたプログラムはMaximaと呼ばれるようになった。

2001年のシェルターの死後、Maximaは開発者や利用者のグループによって、現在でも[いつ?]独自に開発が続けられている。

実装

上述のように、MaximaはGNU Common Lispへの移植から開発が始まったが、その後CLISPCMU Common Lisp (CMUCL) でも動作するように改良されている。V5.9 以降は、CLISPやCMUCLが標準になっている。

Maximaは、文法的にはALGOLに、意味的にはLispにそれぞれ類似のプログラム言語を備えており、プログラミングや計算機代数の教育用としても使えるようになっている。

またMaximaは、他の数式処理システムと同様に高度な記号処理機能を備えており、有理数や多倍長整数、多倍長浮動小数点の演算を可能にしている。浮動小数点数や配列の処理をより効率の良いFORTRANなどで処理するためのプログラム書き出しもサポートされている。

Maximaをグラフィカルユーザーインターフェースから操作するためのフロントエンドとして、TeXEmacsの発想を受け継いだGNU TeXmacswxWidgetsに基づいたwxMaxima、GNU Emacs 用のパッケージimaximaなどがある。

他のシステムとの比較

使用法

コマンド処理、バッチ処理によるプログラムが可能である。

表記法(入力規則)

コメント
 C言語のコメントと同じ
  /*コメント行*/
実行
 結果を表示する場合は式の最後に ; を入れて改行する。
  式;
 結果を非表示にする場合は$を入れて改行する。
  式$
代入
  変数:代入式;
  関数(変数):=代入式;
  ev(式,変数=数式);
n次解(リストで表示)
  [解[1],解[2],...]

演算(加減乗除, 関数)

+ 加算
- 減算
* 乗算
/ 除算
** べき乗
^ べき乗
() 括弧内の処理を優先させる。
sin()
cos()
tan()
…他にも様々な関数があります。

抽出

分数
 ratsimp(有理式);  通分する
 num(分子/分母);   分子を取り出す
 denom(分子/分母); 分母を取り出す
右辺、左辺
 rhs(左辺=右辺);   右辺を取り出す。
 lhs(左辺=右辺);   左辺を取り出す。

多項式

expand(多項式);                     展開
factor(多項式);                     因数分解
taylor(関数,変数,展開中心,近似次数);  テーラー展開

解法

solve([方程式リスト],[変数リスト]);   方程式を解く
limit(関数,変数,近づける値);         極限値
diff(関数,変数,階数);                微分
integrate(関数,変数,開始値,終了値);   積分
sum(関数,添え字変数,初期値,終値);     総和を求める ΣAi = A0+A1+...+An
product(関数,添え字変数,初期値,終値); 総積を求める ΠAi = A0*A1*...*An

微分方程式

 atvalue(関数,独立変数=値,関数値);    初期値を代入
 desolve(微分方程式,求める関数);      微分方程式を解く

グラフ表示 (2D, 3D)

plot2d([関数,...],[変数,始値,終値]);                            /* 2次元グラフ */ 
plot3d([関数,...],[変数1,始値1,終値1],[変数2,始値2,終値2]);    /* 3次元グラフ */

プログラム

条件式
 = 等しい
 # 等しくない
 <, >, >=, <= 実数として、大小関係を問う
 条件式1 and 条件式2 and ...
 条件式1 or 条件式2 or ...
分岐
 if 条件式then 真の場合の処理else 偽の場合の処理;
ループ
 for カウンタ名:初期値step 増分thru 終了値do(反復実行手続き);
 for カウンタ名:初期値step 増分while 条件式do(反復実行手続き);
関数化(リスト化)
 block([局所変数のリスト], 一連の手続き,return(計算結果));

ファイル入出力

ファイルデータをエディタを使って編集することも可能です。
書き出し
 save("ファイル名",all);
読み込み
 loadfile("ファイル名");
実行結果表示
 playback(all);

脚注

  1. ^ Delores F. Brabson. “Maxima – DOE Authorization Letter”. The Maxima Project. 2025年1月22日閲覧。
  2. ^ 竹内薫2007『はじめての数式処理ソフト---Maximaで楽しむ数式計算と物理グラフィック』講談社:21-2

関連項目

外部リンク

日本語の解説

関連書籍

  • 横田 博史:「はじめてのMaxima」、工学社、ISBN 978-4777512010、 (2006年9月)。
  • 竹内薫:「はじめての数式処理ソフト―Maximaで楽しむ数式計算と物理グラフィック」、講談社(ブルーバックス) 、ISBN 978-4062575607、 (2007年7月20日)。
  • 赤間 世紀:「Maximaで学ぶ微分積分―フリーの「数式処理ソフト」を使って効率的に学習」、工学社(I・O BOOKS) 、ISBN 978-4777515905(2011年4月1日)。
  • 赤間 世紀:「Maximaによる力学入門」、工学社 (I・O BOOKS)、 ISBN 978-4777516216(2011年8月1日)。
  • 赤間 世紀、I・O編集部 (編) :「Maximaによる電磁気学入門」、工学社、ISBN 978-4777516889(2012年6月1日)。
  • 岩城 秀樹:「Maximaで学ぶ経済・ファイナンス基礎数学」、共立出版、ISBN 978-4320110311(2012年12月8日)。
  • 川谷 亮治:「「Maxima」と「Scilab」で学ぶ古典制御」(改訂版)、工学社 (I・O BOOKS)、ISBN 978-4777518142(2014年2月1日)。
  • 阿部 寛:「古典的数式処理プログラムMACSYMAとその今日への継承」、柏艪舎、ISBN 978-4-434-18980-7、(2014年3月)。
  • 山下 章夫:「Maximaによる経済分析」、晃洋書房、ISBN 978-4771025875(2014/10/1)。
  • 上田 晴彦:「Maximaで学ぶ解析力学」、工学社 (I・O BOOKS)、ISBN 978-4777519460(2016年4月)。
  • 梅野 善雄:「いつでも・どこでも・スマホで数学! Maxima on Android活用マニュアル」、森北出版、ISBN 978-4627012011 (2017年12月19日)。
  • Dr M Kanagasabapathy: "Introduction to wxMaxima for Scientific Computations", BPB PUBLICATIONS, ISBN 978-9387284425 (June 12, 2018).

Maxima

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 19:06 UTC 版)

Common Lisp」の記事における「Maxima」の解説

代数的数式処理エキスパートシステム。GPL で公開されており、自由に入手することができる。微分方程式不定積分のように解が式であるものは、人間が解くのと同じように、式の形で解を返すことができる。Richard Fateman教授によって作成されMacsymaの、Common Lisp 上の実装である。

※この「Maxima」の解説は、「Common Lisp」の解説の一部です。
「Maxima」を含む「Common Lisp」の記事については、「Common Lisp」の概要を参照ください。

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