Project MAC
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Project MAC(MACプロジェクト)は、マサチューセッツ工科大学で行われたプロジェクトであり、オペレーティングシステム、人工知能、計算理論などの先駆的研究成果が生み出された研究機関である。後にMITコンピュータ科学研究所(MIT Laboratory for Computer Science、LCS)となった。同時代に同様な研究を行った組織としては、カリフォルニア大学バークレー校のProject Genie、スタンフォード人工知能研究所、(少し後になるが)南カリフォルニア大学の情報科学研究所がある。
- ^ ハワード・ラインゴールド 著、栗田昭平 監訳、青木真美 訳『思考のための道具 異端の天才たちはコンピュータに何を求めたか?』パーソナルメディア株式会社、1988年8月10日、204頁。ISBN 4-89362-035-5。
- 1 Project MACとは
- 2 Project MACの概要
- 3 歴代 Project MAC 責任者
Project MAC
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「J・C・R・リックライダー」の記事における「Project MAC」の解説
1962年10月、リックライダーはアメリカ国防総省国防高等研究計画局 (ARPA) の研究部門IPTO (Information Processing Techniques Office) の部長に任命された。彼はその時期にアイバン・サザランド、ロバート・テイラー、ローレンス・ロバーツを見出し彼等に網羅的なコンピュータネットワークの重要性を納得させた。IPTOにいた2年間に、リックライダーはMITの Project MAC への資金提供を決めた。Project MAC ではメインフレームに複数のタイプライター端末を接続し、同時に最大30人がコンピュータを利用できるシステムを開発しようとしていた。彼はスタンフォード大学、UCLA、UCバークレー、System Development Corporation(いずれもカリフォルニア州)の同様のプロジェクトにも資金提供を決めている。また、スタンフォード研究所のダグラス・エンゲルバート率いる オーグメンテイション研究センター (ARC)にも資金提供しており、エンゲルバートは後にコンピュータ・マウスを発明している。
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