その他の詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/28 07:41 UTC 版)
EIGRPは Classless Inter-Domain Routing (CIDR) を扱え、可変長サブネットマスクを使える。この点がIGRPからの大きな改善点である。逆に問題点はシスコの機器以外ではサポートされていないため、EIGRPを採用した組織で一種のベンダロックインに繋がる点である。またEIGRPは、ルーターが正確なネットワークトポロジーを知っていないとできない用途に使うことができない(例えば、MPLSのトラフィック・エンジニアリング)。 EIGRPはPDM (Protocol-Dependent Module) を使って、IP、IPv6、IPX、AppleTalkに対応したルーティングプロセスを別個に実行できる。しかし、これを使ってプロトコル間の変換はできない。 Cisco IOS ルーター上でかつてのクラスのあるIPアドレス方式を使うEIGRPの設定の例を以下に示す。 Router> enableRouter# config terminalRouter(config)# router eigrp ? <1-65535> Autonomous system numberRouter(config)# router eigrp 1Router(config-router)# network 192.168.0.0Router(config-router)# end 下記は、クラスのないIPアドレスを使っている場合の設定例である。この例にあるワイルドカード 0.0.15.255 は、最大4094台のホストを持つサブネットを示している。これは、サブネットマスク 255.255.240.0 のビット単位の補数である。no auto-summary コマンドはクラスのあるネットワークとの境界での自動的な経路集約を防ぐもので、これを設定しないとループが発生する。 Router> enableRouter# config terminalRouter(config)# router eigrp 1Router(config-router)# network 10.201.96.0 ? A.B.C.D EIGRP wild card bits
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