ミソハギ科とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ミソハギ科の意味・解説 

ミソハギ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/17 01:32 UTC 版)

ミソハギ科
サルスベリLagerstroemia indica
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : アオイ類 malvids
: フトモモ目 Myrtales
: ミソハギ科 Lythraceae
  • 本文参照

ミソハギ科(ミソハギか、Lythraceae)は、双子葉植物に属する。32600ほどがあり世界の熱帯から亜寒帯にかけて広く分布する。日本には7属、十数種が自生する。

特徴

木本草本がある。木本はおもに熱帯に分布し、草本は湿地に生育するものが多く、水草もある(ヒシも本科の系統に含まれ水中生活に特に適応している)。は対生または輪生。は両性、子房上位で、萼片および花弁は4、6または8個のものが多い。萼は合生して筒状になる。花弁は薄く、蕾の時には不規則に折り畳まれている。雄蕊はそれより多く8ないし16本、またはさらに多数ある。果実は蒴果または閉果。

利用

観賞用に栽培するサルスベリミソハギなどがある。そのほかに利用されるものとしてはオオバナサルスベリ(バナバ:バナバ茶として飲用する)やシコウカ(ヘンナ:毛染め剤にする)がある。

従来は別科とされていた(APG体系ではミソハギ科に入れる)ものでは、果樹として重要なザクロがある。またヒシ属の種子が食用とされる。

分類

ミソハギ科

ミズガンピ属 Pemphis

ザクロ属 Punica

Lafoensia

Galpinia

Capuronia

Physocalymma

Lourtella

Pleurophora

Woodfordia

Koehneria

タバコソウ属 Cuphea

Pehria

Adenaria

キバナノミソハギ属 Heimia

キカシグサ属 Rotala

Didiplis

Decodon

ミソハギ属 Lythrum + Peplis

Duabanga

サルスベリ属 Lagerstroemia

ハマザクロ属 Sonneratia

ヒシ属 Trapa

Nesaea

ヒメミソハギ属 Ammannia

シコウカ属 Lawsonia

Haitia,Ginoria

Tetrataxis

Crenea

系統[1][2]

以下の属がある。

古い分類体系ではザクロ属はザクロ科、ヒシ属はヒシ科(両科とも子房下位)とされていた。また、ハマザクロ属・Duabanga 属はハマザクロ科とされていた。

脚注

  1. ^ Julie A. Morris (2007), A MOLECULAR PHYLOGENY OF THE LYTHRACEAE AND INFERENCE OF THE EVOLUTION OF HETEROSTYLY 
  2. ^ SHIRLEY A. GRAHAM (2002). “Phylogenetic Relationships and Biogeography of the Endemic Caribbean Genera Crenea, Ginoria, and Haitia (Lythraceae)”. Caribbean Journal of Science 38 (3-4): 195-204. 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミソハギ科」の関連用語


2
100% |||||

3
100% |||||

4
100% |||||

5
100% |||||

6
100% |||||


8
100% |||||

9
100% |||||

10
100% |||||

ミソハギ科のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミソハギ科のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのミソハギ科 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS