セイタカシギ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 09:34 UTC 版)
ウィキスピーシーズにセイタカシギ属に関する情報があります。 ウィキメディア・コモンズには、セイタカシギ属に関連するカテゴリがあります。 セイタカシギ属(セイタカシギぞく、学名:Himantopus Brisson, 1760 )はチドリ目セイタクシギ科の一属。以下の種に分類されている。セイタカシギの亜種として分類されていたものが、独立種に分離されている。クロセイタカシギを除いた種は腹部の白と背面の黒ないし灰色は共通するが、頭部などに外見上の違いがある。クロセイタカシギは全体に黒く他の種と色柄が大きく異なる。 セイタカシギ 学名:H. himantopus (Linnaeus, 1758)、英名:Black-winged Stiltヨーロッパ、アフリカ、アジア南部を中心に広く分布する。日本で見られるものは多くが本種またはオーストラリアセイタカシギである。 オーストラリアセイタカシギ 学名:H. leucocephalus Gould, 1837、英名:White-headed Stiltオーストラリアに広く分布する。頭部の白色部分が広いのが特徴。 クロエリセイタカシギ 学名:H. mexicanus (Statius Müller, 1776)、英名:Black-necked Stiltアメリカ南部と西部からペルーとブラジル東部にかけて分布する。頭部が黒く、眼の周りが白いのが特徴。ハワイ諸島には亜種(H. mexicanus knudseni Stejneger, 1887 )が分布し、希少種で絶滅が危惧されている。亜種(H. mexicanus. mexicanus (Statius Müller, 1776) )と比較して、より黒い部分が広いのが特徴。2001年に故意に放鳥された個体が京都府、大阪府、奈良県で確認され、日本で外来種とされている。 ナンベイセイタカシギ 学名:H. melanurus Vieillot, 1817、英名:White-backed Stiltクロエリセイタカシギより大きく、頭頂が白い。ペルーとブラジル北部からアルゼンチン中南部にかけて分布する。 クロセイタカシギ 学名:H. novaezelandiae Gould, 1841、英名:Black Stiltニュージーランドに分布する。全体が黒い。 H. himantopusセイタカシギ H. leucocephalusオーストラリアセイタカシギ H. mexicanusクロエリセイタカシギ H. melanurusナンベイセイタカシギ H. novaezelandiaeクロセイタカシギ
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