オナガとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > オナガの意味・解説 

お‐なが〔を‐〕【尾長】

読み方:おなが

尾の長いこと。

カラス科全長37センチくらいで、その半分は尾の長さ。頭は帽子かぶったように黒く、体は青灰色、尾と翼は青い。アジア東部ヨーロッパイベリア半島分布し日本では、特に関東人里に多い。


大和鴉

読み方:オナガ(onaga)

カラス科


クロメジナ

学名Girella melanichthys 英名:Smallscale blackfish
地方名:オナガ、クルシチュー 
脊椎動物門硬骨魚綱スズキ目メジナ
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ
生態写真はこちら

特徴
メジナによく似ているが、うろこに黒点がなく、尾柄部がくびれ尾びれ長いなどの点で区別することができる。幼魚の頃は内湾性で、やや穏やかな海域に入るが成長する外洋に出る。メジナよりも南方型である。1112月産卵期である。高知県タイドプールでは早春体長2cmほどの幼魚を見ることができる。冬においしいがメジナにやや劣る。磯釣り対象魚としてはメジナとともに人気があるがクロメジナの方が引きが強い。

分布:相模湾以南東シナ海 大きさ:70cm
漁法:磯釣り 食べ方:刺身塩焼き煮付け

大和鴉

読み方:オナガ(onaga)

カラス科

学名 Cyanopica cyana


尾長

読み方:オナガ(onaga)

カラス科

学名 Cyanopica cyana


尾長

読み方:オナガ(onaga)

金魚一品

季節

分類 動物


翁長

読み方:オナガ(onaga)

所在 沖縄県豊見城市


翁長

読み方:オナガ(onaga)

所在 沖縄県中頭郡西原町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

オナガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/14 06:04 UTC 版)

オナガ
オナガ Cyanopica cyanus
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: カラス科 Corvidae
: オナガ属 Cyanopica
: オナガ C. cyanus
学名
Cyanopica cyanus (Pallas, 1776)[1]
和名
オナガ
英名
Azure-winged Magpie

オナガ(尾長、Cyanopica cyanus)は、スズメ目カラス科オナガ属に分類される鳥類。

分布

ユーラシア大陸の東西両端の2つの離れた地域に分かれて分布する留鳥である。分布の一方はロシア東部、中国東部、日本など東アジアで、もう一方はイベリア半島の一部である。いずれの地域においても局所的、飛び地状に生息域が存在する。

近年の遺伝子分析によれば、2つの地域個体群は種レベルで区別されることを示した。またイベリア半島内では化石も発見されており、両個体群の分化が数万年昔にまでさかのぼることがわかっており、イベリア半島の個体群は別種 Cyanopica cooki となる可能性が示唆されている。この事実が明らかになるまで、本種の特異な隔離分布は長らく謎とされており、15世紀の南蛮交易船が日本からイベリア半島へ持ち帰ったという珍説まであった。

なお、日本では分布を狭めており、1970年代までは本州全土および九州の一部で観察されたが、[要出典]1980年代以降西日本で繁殖は確認されておらず、留鳥として姿を見ることはなくなった。 現在は本州の福井県以東、神奈川県以北で観察されるのみとなっている。[要出典]わずか10年足らずで西日本の個体群が姿を消した[注釈 1]原因はまったくわかっていない。ただし、九州の個体群については近年になって分布を拡大し続けているカササギとの競争に敗れたという説がある。このように分布域を狭めてはいるが、東日本に残された群の個体数は減少どころか増加の傾向にある。

形態

全長は 34-39cm で、キジバトより一回り大きい程度。ただし尾羽が 20-23cm と長く、頭と体の大きさはムクドリ大。 名前の由来は、尾羽が長いことによる。

黒色に見える頭部の羽毛は濃紺、喉元から後頭部と背の境界部分が白色、胸、腹が灰色、背は濃い灰色、腹の羽毛をかき分けると黒灰色の層が見える。翼は畳んだ状態では青灰色で隠れた部分は黒色に白い縁取りが有る。尾羽根は青灰色(2枚×5)で扇状に開いた際に中央の2枚が最も長く先端が白い。雌雄同色である。

なお、イベリア半島に分布する亜種は尾羽の先の白斑がない。

生態

平地から低山地の比較的明るい森林林を好み、森林に近接する市街地などでも見られる。ある範囲を行動圏として縄張りの様に保有し、年間を通じ同一の個体で構成される群れ(家族群)を作り生活している[2]

食性は雑食で、昆虫、果実、種子等を常食し一部は貯食する。

一夫一妻で[3]人家に隣接した樹木[4]の樹上に枯れ枝などを使って皿状の巣を作り、1腹6-9個の卵を産む。抱卵期間は17-20日で、雌が抱卵する。雛は約18日で巣立ちする。カッコウの托卵先になることがある[5]。いつも高いところにおり、群れで行動し、カラスの仲間とあって学習能力は高い。警戒心が強く、また敵に対するモビング(疑攻撃)行動も活発で、巣が襲われた場合などは集団で防衛にあたる。育雛期には、前年生まれの個体による手伝い行動が行われるとする報告がある[4]

鳴き声は「ギューイギュイギュイ」「ゲー、ギー」などと汚い大声がよく聞かれるが、これは警戒音声であり、繁殖期のつがい同士などでは「チューイ、ピューイ、チュルチュルチュル」など愛らしい声で鳴き交わす様子も観察される。

画像

鳴き声

オナガをシンボルとする自治体

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ もっとも明治以前の資料(和漢三才図会など)には、畿内では全く見かけないといった記述もあり、明治以降になってから一時的に西日本に分布を広げただけの可能性もある。ただし明治以前の資料では明らかに本種とサンコウチョウを混同している例(大和本草など)が多々あるので、本種の分布に関する記述も、どこまで信用できるかわからない。

出典

  1. ^ a b BirdLife International 2017. Cyanopica cyanus (amended version of 2016 assessment). The IUCN Red List of Threatened Species 2017: e.T103721987A112291292. doi:10.2305/IUCN.UK.2017-1.RLTS.T103721987A112291292.en. Downloaded on 05 April 2019.
  2. ^ 細野哲夫、「オナガの群れ生活の特質」『日本鳥学会誌』 1988-1989年 37巻 3号 p.103-127, doi:10.3838/jjo.37.103, 日本鳥学会
  3. ^ 細野哲夫、「オナガの生活史に関する研究(1)」『山階鳥類研究所研究報告』 1964-1966年 4巻 5号 p.327-347, doi:10.3312/jyio1952.4.327, 山階鳥類研究所
  4. ^ a b 細野哲夫、「オナガの生活史に関する研究(11)」『山階鳥類研究所研究報告』 1983年 15巻 1号 p.63-71, doi:10.3312/jyio1952.15.63, 山階鳥類研究所
  5. ^ 山岸哲, 藤岡正裕、「カッコウ Cuculus canorus によるオナガ Cyanopica cyana への高頻度の托卵」 『鳥』 1985-1986年 34巻 4号 p.91-96, doi:10.3838/jjo1915.34.91, 日本鳥学会

参考文献


オナガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 07:44 UTC 版)

犬マユゲでいこう」の記事における「オナガ」の解説

電子回路(オナガ)に喰われてしまい、その体を乗っ取った姿。

※この「オナガ」の解説は、「犬マユゲでいこう」の解説の一部です。
「オナガ」を含む「犬マユゲでいこう」の記事については、「犬マユゲでいこう」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「オナガ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

オナガ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/18 12:56 UTC 版)

名詞

オナガ尾長

  1. スズメ目カラス科オナガ属に属す一種学名:Cyanopica cyana

「オナガ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オナガ」の関連用語

オナガのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オナガのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
長崎県水産部長崎県水産部
Copyright © Nagasaki Pref. Japan.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオナガ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの犬マユゲでいこう (改訂履歴)、なかよし公園 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのオナガ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS