平瀬川
平瀬川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 23:35 UTC 版)
久地円筒分水が造られるのと同じ頃、七面山(津田山)の反対側を溝口市街へ流れていた平瀬川の洪水が問題となっていた。 そこで、久地円筒分水へ流入する水量を調整する堰と、余剰の水を多摩川へ流す施設を改築するとともに、七面山(津田山)にトンネルを掘って反対側の平瀬川の水を久地に向けて流し、そのまま多摩川へ流すための流路が設けられることとなった。(詳しくは平瀬川を参照。) なお、この平瀬川は現在の多摩川堤防より低いところを流れて多摩川に合流するため、多摩川の下流側、平瀬川に沿って霞堤が設けられている(平瀬川に沿っていることから平瀬川堤防にも見えるがこれは多摩川の堤防である)。この霞堤は平瀬川から少し離れており、間に民家が立地している。場所こそ異なるものの、かつての横土手を思わせる様相になっており、治水の歴史とその難しさを暗示している。この平瀬川の新しい流路は新平瀬川と呼ばれる。
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