オナガイヌワシとは? わかりやすく解説

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オナガイヌワシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 02:49 UTC 版)

オナガイヌワシ
オナガイヌワシ Aquila audax
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: タカ目 Falconiformes
: タカ科 Accipitridae
: イヌワシ属 Aquila
: オナガイヌワシ A. audax
学名
Aquila audax
(Latham, 1801)
和名
オナガイヌワシ
英名
Wedge-tailed eagle

オナガイヌワシ(尾長犬鷲、学名:Aquila audax)は、タカ目タカ科イヌワシ属に分類される鳥類の一種。

生息地

オーストラリアニューギニア島南部

亜種

Aquila audax audax: 基亜種。オーストラリア大陸、ニューギニア島南部に生息。

Aquila audax fleayi(Tasmanian Wedge-tailed Eagle):タスマニア島亜種。オーストラリアおよびタスマニア州政府により、絶滅危惧種に指定されている[1]

形態

オーストラリア最大の猛禽類であり、体長81-110cm、体重2.0-5.5kg、翼開長190-280cm。雌雄同色で、濃褐色。オスよりもメスの方が大きい。尾羽はくさび形(菱形)をしている。

Aquila audax fleayi:タスマニア亜種は、体長が100-110cm、翼開長が190-230cm、体重が3.5-5.5kg。[1]

生態

ソアリングをしながら動物の死骸、ノウサギワラビーカンガルーディンゴなどの獲物を探し、急降下して捕らえる。

また、この種は複数で狩りを行うことが知られており、地上や地上近くから獲物の気を引いているうちに、他の個体が上空から攻撃を行う[2]。しかし、近年はノウサギの移入や、カンガルー類の交通事故死により、餌が手に入れやすくなったことから、グループで狩りを行うことが減っている[3]

参考文献

  1. ^ a b Phil Bell and Nick Mooney (1999年7月). “Recovery Plan for the Wedge-tailed Eagle 1998-2003”. Department of Primary Industries, Water and Environment. 2010年4月17日閲覧。
  2. ^ Cath Jones & Steve Parish, Field Guide to Australian Mammals, Steve Panish Publishing,2004, p.109
  3. ^ オーストラリアケアンズ生き物図鑑、松井淳、2008年、ISBN 9784829901861

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