昭和 戦後体制

昭和

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戦後体制

戦後、日本は国際的には終始アメリカを筆頭とする西側諸国(自由主義陣営)に属し、日米安全保障条約に基づく同盟国としてソ連を筆頭とする東側諸国(社会主義陣営)に対抗して、冷戦期を乗り切ることができた。政治体制外交関係経済構造家族制度太平洋戦争が終結を境に大きく変化し、歴史学的には戦前近代に、戦後現代に属するとされる。戦前の国家体制大日本帝国憲法下であり天皇主権体制の時代だった。戦後は日本国憲法冷戦下にあって、国民主権体制と日米安保条約体制の時代となった。1956年(昭和31年)に経済企画庁の『経済白書』が「もはや戦後ではない」と述べて、流行語となった。ただし、文化的・経済的には戦前と戦後の連続性も少なからずあり、むしろ戦時体制の時期と高度経済成長期による変化も大きい。高度経済成長に伴い多くの伝統的な日本文化が変容を余儀なくされた。昭和後期にはハイカルチャー教養主義的権威も緩やかに解体に向かい、商業的な昭和文化大衆文化が隆盛を極める。

略年表

昭和初期から終戦まで

1926年大正15年/昭和元年
12月25日大正天皇崩御したことを受けて、裕仁親王が践祚、12月25日から昭和と改元
1927年昭和2年
昭和金融恐慌勃発。南京事件第1次若槻内閣総辞職。田中義一内閣政友会内閣)成立。緊急勅令で金銭債務の支払延期等公布施行(モラトリアム)。金融恐慌対策のため第53回臨時議会招集。山東出兵#第一次出兵東方会議岩波文庫刊行開始。12月30日、上野・浅草間に日本最初の地下鉄が開通。
1928年昭和3年
最初の男子普通選挙第16回衆議院議員総選挙)が実施される[89]三・一五事件:1道3府27県に共産党労農党評議会無産青年同盟の関係者など千数百名を治安維持法違反容疑で検挙する。第55回帝国特別議会にて治安維持法の改正案を提出して審議未了となる。閣議で第2次山東出兵を決定。済南事件張作霖爆殺事件満州某重大事件。緊急勅令で治安維持法改正公布施行(死刑罪・目的遂行罪追加)。アムステルダムオリンピック織田幹雄(三段跳び)・鶴田義行(水泳200メートル平泳ぎ)が日本選手初めての金メダル、女子では人見絹枝が800メートルで銀メダルを獲得し女子初のメダリストとなる。昭和天皇即位の礼
1929年昭和4年
世界恐慌の発生。田中義一内閣総辞職、浜口雄幸内閣民政党内閣)成立。
1930年昭和5年
昭和恐慌金輸出解禁ロンドン海軍軍縮会議開催。第17回衆議院議員総選挙[90]。婦人に公民権を認める市制・町村制改正案、衆議院で可決、貴族院で審議未了。10月、霧社事件。11月、濱口首相遭難事件
1931年昭和6年
中村大尉事件柳条湖事件満州事変勃発。金輸出再禁止三月事件十月事件第2次若槻内閣成立。犬養内閣成立。
1932年昭和7年
血盟団事件第18回衆議院議員総選挙[91]リットン調査団来日。3月1日、満州国建国宣言。五・一五事件犬養内閣総辞職。齋藤内閣成立。日満議定書締結、満洲国承認。第一次上海事変
1933年昭和8年
ヨーヨー流行東京音頭ヒット昭和三陸地震発生。12月23日に継宮明仁親王(生まれながらの皇太子となり、後に第125代天皇)が誕生した。3月国際連盟脱退。5月滝川事件塘沽停戦協定(柳条湖事件に始まる満州事変の軍事的衝突停止)。7月神兵隊事件
1934年昭和9年
室戸台風襲来。ベーブ・ルースら米大リーグ選抜チームが来日。陸軍士官学校事件帝人事件、斎藤内閣総辞職。7月岡田内閣成立。
1935年昭和10年
天皇機関説事件相沢事件
1936年昭和11年
1月15日、日本全権、ロンドン軍縮会議からの脱退を通告。第19回衆議院議員総選挙[92]二・二六事件岡田啓介内閣総辞職。広田弘毅に組閣命令下る。軍部大臣現役武官制が復活。日独防共協定締結。綏遠事件西安事件
1937年昭和12年
広田内閣閣内不統一のため総辞職。林銑十郎内閣成立。第20回衆議院議員総選挙[93]。林内閣総辞職。第1次近衛内閣成立。7月7日、盧溝橋事件日中戦争支那事変)勃発。7月11日、現地停戦協定成立。政府河北派兵を声明。7月28日、日本軍、河北で総攻撃開始。8月13日、上海で日中両軍交戦(第二次上海事変)。8月15日、全面戦争に突入。9月「挙国一致・尽人報國・堅忍持久・八紘一宇」をスローガンに国民の戦争協力を促す国民精神総動員運動が始まる。10月6日、国際連盟総会、日本の行動非難の決定を採決。11月20日、大本営設置。11月日独伊防共協定締結。政府、朝鮮で皇国臣民ノ誓詞を配布する。内閣情報部が国民歌募集、「愛国行進曲」演奏発表会、レコード100万枚売れる。白白教事件日本無産党治安維持法により結社禁止(第一次人民戦線事件)。12月13日、日本軍が南京を占領。南京事件
1938年昭和13年
近衛声明。4月国家総動員法制定。徐州会戦。7月、満州国東南端で張鼓峰事件勃発。1940年東京オリンピックの中止決定。8月武漢作戦
1939年昭和14年
1月平沼内閣成立。重慶爆撃。5月ソ連・モンゴル連合軍と満蒙国境付近で軍事衝突、日本側大敗(ノモンハン事件)。7月国民徴用令制定。8月独ソ不可侵条約制定によって広田内閣以来の親独政策の根拠を失い、平沼は「欧州情勢は複雑怪奇」という言葉を残して総辞職。9月1日ドイツポーランド侵攻により第二次世界大戦始まる。阿部内閣成立。賃金統制令・価格等統制令(九・一八停止令)公布。
1940年昭和15年
米内内閣成立。紀元2600年記念祝典。3月汪兆銘政権成立(11月日華基本条約で政権を承認)。7月第二次近衛内閣成立。9月日独伊三国軍事同盟締結、北部仏印進駐。10月大政翼賛会結成。11月大日本産業報国会結成。
1941年昭和16年
ゾルゲ事件。4月日ソ中立条約締結、日米交渉開始。7月、第三次近衛内閣成立、南部仏印進駐ABCD包囲網によって対日石油輸出全面禁止。御前会議帝国国策遂行要領決定。10月東條内閣成立。ハル・ノートが提示される。12月8日南方作戦マレー作戦真珠湾攻撃)、太平洋戦争開戦。マレー沖海戦戦艦大和竣工。言論、出版、集会、結社等臨時取締法公布、施行。
1942年昭和17年
シンガポールの戦いフィリピンの戦い。4月18日、ドーリットル空襲で米陸軍機が東京府東京市神奈川県川崎市横須賀市愛知県名古屋市三重県四日市市兵庫県神戸市を初空襲する。第21回衆議院議員総選挙[94]。6月4日、ミッドウェー海戦関門鉄道トンネル開業。戦艦武蔵竣工。ガダルカナル島の戦い
1943年昭和18年
山本五十六戦死(海軍甲事件)。東京市東京府が廃止、東京都が設置。日本軍ガダルカナル島撤退アッツ島の戦いソロモン諸島の戦い学徒出陣
1944年昭和19年
大陸打通作戦インパール作戦マリアナ沖海戦グアムの戦いレイテ島の戦いフィリピンの戦い (1944-1945年)サイパン島陥落。小磯内閣成立。対馬丸事件学童疎開昭和東南海地震B-29による東京への空襲が始まる。
1945年昭和20年
ヤルタ会談硫黄島の戦い占守島の戦い地方総監府を設置して本土決戦に備える。終戦まで各地で大規模な空襲が行われる。
3月9日-10日 東京大空襲
3月 名古屋大空襲大阪大空襲神戸大空襲
4月1日 米軍が沖縄本島に上陸して地上戦となる(沖縄戦)。
4月7日 鈴木貫太郎内閣成立。
5月 横浜大空襲
6月 静岡大空襲
6月23日 沖縄で日本軍の組織的戦闘が終わる(慰霊の日)。
7月 北海道空襲
8月 富山大空襲
8月6日 広島市への原子爆弾投下
8月8日 ソ連日ソ中立条約を破棄して日本に宣戦布告千島列島樺太に侵攻。
8月9日 長崎市への原子爆弾投下
8月10日 ポツダム宣言受諾の決定
8月14日 ポツダム宣言受諾
8月15日 宮城事件玉音放送により国民に終戦が告げられる(終戦の日)。
9月2日 降伏文書調印
9月17日被爆地の広島市などを中心に枕崎台風襲来

昭和中期(終戦後と高度経済成長期まで)の年表

1946年昭和21年
1月1日に天皇が人間宣言通化事件食糧メーデー[95]11月3日、日本国憲法公布。農地改革公職追放12月21日昭和南海地震
1947年昭和22年
二・一ゼネスト(中止)。5月3日日本国憲法施行。皇室典範及び皇室経済法施行、旧皇族の11宮家51人が皇籍離脱地方自治法成立。伊豆諸島本土復帰
1948年昭和23年
昭和電工事件朝鮮済州島で大量虐殺(済州島四・三事件)、島民が日本に多数流入。阪神教育事件福井地震発生。帝銀事件巣鴨拘置所東条英機広田弘毅ら7名の死刑執行。
1949年昭和24年
ドッジ・ライン実施。下山事件三鷹事件松川事件が相次いで発生。[96] 韓国から対馬返還要求[97]湯川秀樹が日本人初のノーベル賞を受賞。
1950年昭和25年
朝鮮戦争勃発。海上保安庁掃海部隊朝鮮半島近海に派遣する[98]。日本は朝鮮特需により経済復興が加速。警察予備隊(現・陸上自衛隊)発足。
1951年昭和26年
サンフランシスコ講和条約日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約調印。ラジオ民間放送が開始。
1952年昭和27年
トカラ列島本土復帰日米行政協定が締結される。李承晩ラインが引かれる。主権回復インドと平和回復(後にインドネシアビルマも平和条約締結)。
1953年昭和28年
テレビ本放送開始奄美群島本土復帰。韓国に竹島が占拠される。
1954年昭和29年
1月2日二重橋事件3月1日ビキニ環礁水爆実験が行われ、第五福竜丸の乗組員が被曝。洞爺丸事故
1955年昭和30年
自由党と日本民主党が合同して自由民主党、右派と左派が合併した日本社会党の成立(55年体制保守合同[99]社会党再統一)。神武景気原子力基本法成立。紫雲丸事故トヨタ・クラウン発売開始。
1956年昭和31年
原子力委員会設置。日本原子力研究所設置。ソビエト連邦と国交回復、日ソ共同宣言国際連合加入
1957年昭和32年
なべ底不況科学技術庁設置。五千円紙幣#C号券発行。
1958年昭和33年
岩戸景気東京タワーが竣工。長嶋茂雄読売巨人軍へ入団。一万円紙幣#C号券発行。南海丸遭難事故チキンラーメン発売開始。スバル・360発売。
1959年昭和34年
4月10日皇太子明仁親王(後の第125代天皇)が正田美智子と結婚(ミッチー・ブーム)。王貞治が読売巨人軍に入団。伊勢湾台風発生。新潟日赤センター爆破未遂事件
1960年昭和35年
2月23日浩宮徳仁親王(後の天皇)誕生。6月19日(新)日米安全保障条約改定発効。安保闘争起こる。浅沼稲次郎暗殺事件
1961年昭和36年
農業基本法制定。嶋中事件
1962年昭和37年
オリンピック景気三河島事故
1963年昭和38年
日本初の原子力発電所東海発電所稼働。日本初の30分テレビアニメシリーズ[100]鉄腕アトム』の放映開始。
1964年昭和39年
名神高速道路首都高速道路東海道新幹線開通。10月10日-10月24日東京オリンピック開催。
1965年昭和40年
日韓基本条約調印。証券不況(構造不況)。
1966年昭和41年
日本の総人口が1億人を突破。いざなぎ景気ビートルズ来日三里塚闘争開始。
1967年昭和42年
初の建国記念日の適用。公害対策基本法公布。四日市ぜんそく裁判が提訴される。
1968年昭和43年
小笠原諸島本土復帰三億円事件東大紛争日大紛争などの全共闘運動が激化。漫画『ゴルゴ13』の連載開始。
1969年昭和44年
テレビアニメ『サザエさん』の放映開始。東名高速道路全線開通。
1970年昭和45年
3月14日-9月13日日本万国博覧会(大阪万博)開催。よど号ハイジャック事件三島事件

昭和後期(ポスト高度経済成長期からバブルまで)の年表

1971年昭和46年
7月1日環境庁設置。ニクソン・ショックカップヌードル発売。
1972年昭和47年
札幌オリンピック開催。あさま山荘事件山陽新幹線新大阪駅-岡山駅間が開通。テルアビブ空港乱射事件千日デパート火災沖縄返還日本列島改造論日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明(日中共同声明、台湾断交)。
1973年昭和48年
中東戦争による第一次オイルショック金大中事件大洋デパート火災
1974年昭和49年
連続企業爆破事件田中金脈問題セブン-イレブン日本第1号店開店。
1975年昭和50年
3月10日に山陽新幹線の岡山駅-博多駅間が開通。沖縄国際海洋博覧会開催。
1976年昭和51年
ロッキード事件王貞治ベーブ・ルースの本塁打記録を抜く。
1977年昭和52年
北朝鮮による日本人拉致問題が盛んになる。王貞治#本塁打ハンク・アーロンの本塁打記録を抜き世界一となる。ダッカ日航機ハイジャック事件
1978年昭和53年
日中平和友好条約調印。新東京国際空港(現・成田国際空港)開港。第一回隅田川花火大会
1979年昭和54年
イランイスラム革命による第二次オイルショック。テレビアニメ『ドラえもん』(第2期)の放送開始。東京サミットインベーダーゲームが流行[101]日本坂トンネル火災事故元号法成立。
1980年昭和55年
ハプニング解散大平正芳急死原宿竹の子族が出現[102]新宿西口バス放火事件
1981年昭和56年
中国残留孤児が初来日する。建築基準法の施行令改正(新しい耐震基準)。神戸ポートアイランド博覧会
1982年昭和57年
ホテルニュージャパン火災東北新幹線大宮駅-盛岡駅間)、上越新幹線大宮駅-新潟駅間)開通。3月18日川崎公害裁判が開始。
1983年昭和58年
東京ディズニーランド開園。日本海中部地震発生。おしんブーム。
1984年昭和59年
グリコ・森永事件高円宮家創設。
1985年昭和60年
東北新幹線と上越新幹線・大宮駅-上野駅間が開通。4月1日日本電信電話公社日本専売公社民営化されて、日本電信電話(NTT)・日本たばこ産業(JT)が発足。つくば科学博開催。8月12日日本航空123便墜落事故G5プラザ合意(昭和60年の円高不況)。
1986年昭和61年
男女雇用機会均等法執行。東京サミット開催。日本社会党土井たか子が議会政党としては日本初の女性党首に就任。三原山噴火。
1987年昭和62年
バブル景気(平成景気)が本格化。国鉄分割民営化JRグループが発足される。
1988年昭和63年
青函トンネル瀬戸大橋が開業。リクルート事件が問題化。テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』の放映開始。
1989年昭和64年/平成元年
女子高生コンクリート殺人事件(発覚は1989年 (平成元年)3月)。1月7日昭和天皇崩御し、皇太子明仁親王の第125代天皇即位に伴い、翌8日平成と改元される。

西暦との対照表

昭和 元年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 10年
西暦 1926年 1927年 1928年 1929年 1930年 1931年 1932年 1933年 1934年 1935年
干支 丙寅 丁卯 戊辰 己巳 庚午 辛未 壬申 癸酉 甲戌 乙亥
昭和 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
西暦 1936年 1937年 1938年 1939年 1940年 1941年 1942年 1943年 1944年 1945年
干支 丙子 丁丑 戊寅 己卯 庚辰 辛巳 壬午 癸未 甲申 乙酉
昭和 21年 22年 23年 24年 25年 26年 27年 28年 29年 30年
西暦 1946年 1947年 1948年 1949年 1950年 1951年 1952年 1953年 1954年 1955年
干支 丙戌 丁亥 戊子 己丑 庚寅 辛卯 壬辰 癸巳 甲午 乙未
昭和 31年 32年 33年 34年 35年 36年 37年 38年 39年 40年
西暦 1956年 1957年 1958年 1959年 1960年 1961年 1962年 1963年 1964年 1965年
干支 丙申 丁酉 戊戌 己亥 庚子 辛丑 壬寅 癸卯 甲辰 乙巳
昭和 41年 42年 43年 44年 45年 46年 47年 48年 49年 50年
西暦 1966年 1967年 1968年 1969年 1970年 1971年 1972年 1973年 1974年 1975年
干支 丙午 丁未 戊申 己酉 庚戌 辛亥 壬子 癸丑 甲寅 乙卯
昭和 51年 52年 53年 54年 55年 56年 57年 58年 59年 60年
西暦 1976年 1977年 1978年 1979年 1980年 1981年 1982年 1983年 1984年 1985年
干支 丙辰 丁巳 戊午 己未 庚申 辛酉 壬戌 癸亥 甲子 乙丑
昭和 61年 62年 63年 64年
西暦 1986年 1987年 1988年 1989年
干支 丙寅 丁卯 戊辰 己巳
元年と最終年の期間
昭和元年(1926年): 12月25日〜12月31日〈7日間〉
昭和64年(1989年): 1月1日〜1月7日〈7日間〉

注釈

  1. ^ 南北朝時代北朝の元号を除くか含めるかによる。

出典

  1. ^ 昭和天皇は父・大正天皇の病状を受け1921年(大正10年)11月25日に「摂政宮」に就いている。
  2. ^ 昭和天皇1989年(昭和64年)1月7日午前6時33分に崩御し、皇太子明仁親王(現・上皇)が同時刻に直ちに皇位継承。同日中に元号を改める政令が新天皇の署名によって公布され、同政令の附則の施行期日の定めに基づき、昭和は同日午後12時を以て幕を閉じ、翌1月8日午前0時を以て平成と改元された。
  3. ^ 1947年(昭和22年)の旧皇室典範の廃止・日本国憲法及び現皇室典範の施行によって、元号に関する条文が削除され、元号は法的根拠を消失した。しかし、その後も慣習として昭和の年号は公私を問わず広く使用され続けた結果、1979年(昭和54年)の元号法の制定に至った。
  4. ^ 「明治」は11度目の正直=選から漏れた元号案、最多は40回、時事ドットコム、2019年2月2日15時19分。
  5. ^ 「昭和改元の詔」の日付は大正15年12月25日であり、同じ日に公布された大喪使官制(昭和元年勅令第1号)の日付は昭和元年12月25日となっている。
  6. ^ 遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店〈岩波新書355〉1959年 32ページ
  7. ^ 第1回は1927年(昭和2年)5月28日「居留民保護」の名目で出兵。第一次大戦以来山東省には日本の各種の権益が多く、多くの日本人も居留していた。徐州に迫っていた国民政府軍(国民革命軍)の阻止が主目的で在った。第2回は1928年(昭和3年)4月19日に一次出兵と同じ目的で一個師団を投入した。しかし、中国統一や民族運動に譲歩していた英米とは違って、日本は中国の民族運動を抑えるためであった。5月3日には居留民殺傷という理由で済南城を攻撃し占領した。第3回は9日後の1928年(昭和3年)5月9日にさらに一個師団を増派し、合わせて15,000の大群で華北を抑えた。(遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 39と44-45ページ)
  8. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久20頁〜21頁
  9. ^ 遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 78-79ページ
  10. ^ 反対は日本のみ、ほかにシャム(タイ)のみが棄権
  11. ^ 飛行機、戦車、火砲などの近代装備の大幅な充実
  12. ^ 武蔵、大和などの世界最大の戦艦や航空母艦の建艦
  13. ^ 遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 135-137ページ
  14. ^ 遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 136ページ
  15. ^ 遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 169ページ
  16. ^ 遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 171ページ
  17. ^ 遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 172ページ
  18. ^ 遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 172-174ページ
  19. ^ 遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 239ページ
  20. ^ もういちど読む山川日本戦後史18頁
  21. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久94頁
  22. ^ 1947年9月19日 「天皇メッセージ」伝えられる”. 沖縄県公文書館. 2019年4月23日閲覧。
  23. ^ 天皇メッセージ”. 沖縄県公文書館 (1947年9月19日). 2019年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月23日閲覧。
  24. ^ 『図説 日本史通覧』291頁大型本2015年3月黒田 日出男(監修)帝国書院編集部(編集)
  25. ^ もういちど読む山川日本戦後史26頁
  26. ^ 『図説 日本史通覧』290頁大型本2015年3月黒田 日出男(監修)帝国書院編集部(編集)
  27. ^ もういちど読む山川日本戦後史25頁
  28. ^ もういちど読む山川日本戦後史30頁
  29. ^ もういちど読む山川日本戦後史16頁
  30. ^ 朝鮮戦争と日本の関わり―忘れ去られた海上輸送― (PDF) 防衛研究所戦史部石丸安蔵
  31. ^ 竹島領有権問題について 自民党領土に関する特別委員会委員長石破茂 2006年(平成18年)5月16日
  32. ^ もういちど読む山川日本戦後史40頁
  33. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久100頁〜101頁
  34. ^ ビデオの『日本の記録の12巻〜映像100年史星条旗の下』説明→民主化の内容ではアメリカ合衆国ニューディール政策より大きな政府を目指す革新政策であった
  35. ^ 『日本の記録の12巻〜映像100年史 星条旗の下での民主化』
  36. ^ もういちど読む山川日本戦後史21頁
  37. ^ 『図説 日本史通覧』292頁大型本2015年3月黒田 日出男(監修)帝国書院編集部(編集)
  38. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久88頁〜89頁
  39. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久102頁〜103頁
  40. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久120頁〜121頁
  41. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久140頁上段
  42. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久140頁下段
  43. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久136頁
  44. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久140頁
  45. ^ もういちど読む山川日本戦後史102頁
  46. ^ もういちど読む山川日本戦後史130頁
  47. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久142頁
  48. ^ “あのとき!1967年 非核の誓い、国会答弁”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2009年3月7日). http://www.asahi.com/information/db/anotoki/2009_0307.html 2011年4月3日閲覧。 
  49. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久180頁〜181頁
  50. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久146頁〜147頁
  51. ^ もういちど読む山川日本戦後史139頁
  52. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久194頁〜195頁
  53. ^ もういちど読む山川日本戦後史134頁
  54. ^ 『もういちど読む山川日本戦後史』104頁老川 慶喜【著】
  55. ^ 耐久財の変容中央調査社
  56. ^ 台所・厨房機器の保有率の推移中央調査社
  57. ^ 民俗学がわかる事典―読む・知る・愉しむ [単行本] 新谷 尚紀 (著)232頁
  58. ^ 民俗学がわかる事典―読む・知る・愉しむ [単行本] 新谷 尚紀 (著)233頁
  59. ^ 『もういちど読む山川日本戦後史』121頁老川 慶喜【著】
  60. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久148頁〜149頁
  61. ^ a b 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久272頁〜273頁
  62. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久154頁〜155頁
  63. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久210頁〜211頁
  64. ^ 民俗学がわかる事典―読む・知る・愉しむ [単行本] 新谷 尚紀 (著)218頁
  65. ^ a b 『もういちど読む山川日本戦後史』120頁老川 慶喜【著】
  66. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久144頁〜145頁
  67. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久220頁〜221頁
  68. ^ 『もういちど読む山川日本戦後史』107頁老川 慶喜【著】
  69. ^ 『もういちど読む山川日本戦後史』117頁老川 慶喜【著】
  70. ^ a b 『もういちど読む山川日本戦後史』119頁老川 慶喜【著】
  71. ^ 『もういちど読む山川日本戦後史』118頁老川 慶喜【著】
  72. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久212頁〜213頁
  73. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久202頁〜203頁
  74. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久246頁〜247頁
  75. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久168頁〜169頁
  76. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久150頁〜151頁
  77. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久214頁〜215頁
  78. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久254頁〜257頁
  79. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久288頁〜289頁
  80. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久268頁〜269頁
  81. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久290頁〜291頁
  82. ^ 『もういちど読む山川日本戦後史』161頁老川 慶喜【著】
  83. ^ 『もういちど読む山川日本戦後史』160頁老川 慶喜【著】
  84. ^ 『もういちど読む山川日本戦後史』164頁老川 慶喜【著】
  85. ^ 『もういちど読む山川日本戦後史』165頁老川 慶喜【著】
  86. ^ 『もういちど読む山川日本戦後史』166頁老川 慶喜【著】
  87. ^ 『もういちど読む山川日本戦後史』167頁老川 慶喜【著】
  88. ^ 時代の流れが図解で分かる。『早わかり昭和史』古川隆久302頁〜303頁
  89. ^ 政友会217議席,民政党216議席,無産諸派8議席,実業同志会4議席,革新3議席,中立その他18議席
  90. ^ 民政党273,政友会174,国民同志会6,無産諸派5
  91. ^ 政友会301議席,民政党146議席,無産諸派5議席
  92. ^ 民政党205議席,政友会171議席,昭和会22議席,社会大衆党18議席,国民同盟15議席
  93. ^ 民政党179,政友会175,社会大衆等37,昭和会19,国民同盟11等
  94. ^ 当選者、推薦381名,非推薦者85名
  95. ^ もういちど読む山川日本戦後史42頁
  96. ^ もういちど読む山川日本戦後史59頁
  97. ^ 今日の歴史(1月7日) 聯合ニュース
  98. ^ 朝鮮戦争に出動した日本特別掃海隊 (PDF) - 防衛省
  99. ^ もういちど読む山川日本戦後史89頁
  100. ^ テレビアニメとしてはそれ以前に『もぐらのアバンチュール』『新しい動画 3つのはなし』『インスタントヒストリー』『おとぎマンガカレンダー』などが放映されている。
  101. ^ 懐かしの昭和・平成流行事典2001年〜1945年の56頁
  102. ^ 懐かしの昭和・平成流行事典2001年〜1945年の52頁
  103. ^ 元々は昭和天皇の誕生日。戦前・戦中は「天長節」、戦後は「天皇誕生日」という名称であったが、昭和天皇崩御を受け「みどりの日」と改められていた。
  104. ^ 『平成トレンド史』4頁〜5頁著者原田曜平
  105. ^ ただし、平成生まれの国政選挙立候補者は2名存在した。
  106. ^ “存在感増した京都党、平成生まれ市議も誕生 京都市議選”. 京都新聞. (2015年4月13日). オリジナルの2015年4月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150413145806/http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20150413000022 2020年6月3日閲覧。 
  107. ^ コラム 6 元号伝説 - ポスト「大正」は「光文」か?、史料にみる日本の近代、国立国会図書館
  108. ^ 室町幕府第15代将軍足利義昭が一例で、その偏諱を貰って名前に「昭」の字を用いた大名も各地に存在した。他には徳川斉昭盛田昭夫も。
  109. ^ 時差の都合で日付の差異が絡むため。






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