円相場
円高
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 02:44 UTC 版)
2007年ごろには1ドル=110円前後、1ユーロ=150円前後で推移していた為替が2008年秋ごろより円高に振れ、2008年末から1ドル=90円、1ユーロ=120円前後の水準となった。これは、金融危機が拡大したなかで、サブプライムローンの被害が比較的少なく金融システムが比較的安定していると目された日本の円が買われ、また、金融危機をうけて欧米で政策金利を引き下げたことや、消費者物価指数の急減から実質金利差が逆転し、円キャリートレードが解消されると共に、円が比較優位になったことが要因に挙げられる。押しなべて他国通貨に対して高騰し、輸出関連企業の為替差損が拡大して、業績が悪化した。
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円高
「円高」の例文・使い方・用例・文例
- 日本は急騰する円高に歯止めをかけるため、為替介入を行った。
- 円高によるリスクもあり、新規プロジェクトの可否は判断留保となった。
- 長引く円高を反映して、製造業各社の決算は軒並み減収減益となった。
- 円高で困ることはありますか?
- それは円高を解消できない。
- このリンゴは、あのりんごより200円高い。
- 円高の中
- 円高は必ずしも日本経済に良いとは限らない
- 円高ユーロ安
- 最近の円高のせいで費用が倍になる。
- 現在、円高のため大変お求めやすくなっております。
- 昨今の円高のために材料費がばかになりません。
- この調子で円高が続けば高水準の収益率が維持できます。
- この円高はいつまでも続きません。早急に方針を決めておくべきです。
- 円高が続いている間に海外拠点の整備を進めるべきです。
- 円高克服は大問題です。
- 円高は日本の輸出産業に逆効果になっている。
- 円高は我が社にとって好都合であった。
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