円キャリートレードとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > ビジネス > 新語時事用語辞典 > 円キャリートレードの意味・解説 

円キャリー取引

読み方:えんキャリーとりひき
別名:円キャリートレード
英語:Yen carry trade

世界的に見て相対的に低金利である円を借り入れて、より高金利である新興国などの金や原油などといった商品投資をすることで利益得たり、または、より高金利である通貨外国為替市場交換し、その高金利で運用して金利収入等を得たりする取引手法のこと。

なお、相対的に低金利通貨借り入れて、より高金利な通貨交換して運用する手法全般は「キャリー取引」と呼ばれ、円キャリー取引以外にも「ドルキャリー取引」などがある。

円キャリー取引

(円キャリートレード から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/20 08:01 UTC 版)

円キャリー取引(えんキャリーとりひき)は「円借り取引」とも呼ばれ、円資金を借入れて相場商品や証券など一般には金融資産を保有し、一定期間後に資産を売却しその売却対価によって、資金を付利して返済し、差額により利益を得ようとすることである。資産を保有すること、つまりポジションを持つ状態(正しくは、ロングポジションにあること)をキャリングというが、円をキャリングしているわけではない。


  1. ^ 「日経平均関連キャリートレードと円キャリートレードの定量化」梅本徹(バークレイズ銀行東京支店「最近の資金フローに関する研究会 財団法人国際金融情報センター」最近の資金フローに関する研究会:財務省(2011年3月24日時点のアーカイブ))[1][リンク切れ]PDF-P7この項目は当該引用元を元に立項した。
  2. ^ “IMF:米超低金利が世界的キャリー取引の原動力-新たな不均衡の芽”. Bloomberg.co.jp. (2009年11月9日). http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=afqsAzJCzF0Q [リンク切れ]
  3. ^ “【ブログ】ユーロ「人気」が上昇中-キャリートレード調達通貨”. ウォールストリート・ジャーナル リアルタイム・エコノミックス. (2010年12月22日). http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Foreign-Currency-Markets/node_163060 
  4. ^ “円とスイス・フランのキャリートレード、プラスリターン回復-UBS”. ブルームバーグ. (2011年2月25日). オリジナルの2011年2月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110209114217/http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010 


「円キャリー取引」の続きの解説一覧

円キャリートレード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 02:44 UTC 版)

第14循環」の記事における「円キャリートレード」の解説

円の資金調達コストが安い事から、円を借りて利率の高い外貨換え運用する円キャリートレードが行われた。潤沢供給された円が日本国内産業向かわず一部はただちに海外へ向かった日本版金融ビッグバン個人為替取引き容易になり、また個人口座開けFX業者増えたことから、利率差益為替差益狙って取引を行う個人増えた。しばしば個人が億単位利益揚げながら納税怠りせられる事例報道された。

※この「円キャリートレード」の解説は、「第14循環」の解説の一部です。
「円キャリートレード」を含む「第14循環」の記事については、「第14循環」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「円キャリートレード」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「円キャリートレード」の関連用語

円キャリートレードのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



円キャリートレードのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2024 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの円キャリー取引 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの第14循環 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS