りゅう‐ほ〔リウ‐〕【留保】
留保
留保
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 21:10 UTC 版)
ICJの選択条項受諾宣言を行う国々は、様々な留保を付して宣言を行うことが多い。宣言に留保が付されると、留保を付された範囲内においてICJの強制管轄権が排除されることとなり、一方の紛争当事国の宣言に付された留保は相手方当事国も援用することが可能となる(相互主義)。宣言に留保を付すこのような慣行は、できるだけ多くの国々がICJの強制管轄を受諾することを促進する目的で認められてきたものである。しかし実際には、ICJの管轄権義務化の目的に逆行するような留保が付される場合もある。以下のように留保はその内容によって「時間的留保」、「事項的留保」に大別される。
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留保
「留保」の例文・使い方・用例・文例
- 交渉の留保
- アメリカで子供を出産したが、日本国籍を失わないために、大使館へ国籍留保届を提出した。
- その住宅については私がまだ所有権留保しています。
- 内部金融の手段としては内部留保や減価償却が挙げられる。
- 円高によるリスクもあり、新規プロジェクトの可否は判断留保となった。
- 留保[条件]付きで.
- ある特定の人やグループが排他的に留保する権利(特に世襲、または公的な権利)
- 代価を支払われるまで、職人が作品の占有権を留保することができる先取特権
- 企業の純利益のうち,社内に留保したもの
- 企業が将来の必要に備えて積み立てておく留保金
- 民事訴訟法上,訴訟当事者が上告の権利を留保して,控訴しない旨の合意した場合に,第一審判決に対して直接なされる上告
- 企業内に留保する利益金
- 決定を留保する
- 権利や義務を留保する
- 旧民法において,財産留保という相続法
- 関税を留保したまま行う加工貿易
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