張作霖爆殺事件
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張作霖爆殺事件(ちょうさくりんばくさつじけん)は、1928年(昭和3年・民国17年)6月4日、中華民国奉天市(現・中華人民共和国遼寧省瀋陽市)近郊で、日本の関東軍が奉天軍閥の指導者張作霖を暗殺した事件。 関東軍はこの事件を国民革命軍の仕業に見せかけ、それを口実に南満洲に進行し占領しようとしていた。この事実は戦後まで秘匿されていた[1]。戦後、東京裁判で元陸軍田中隆吉および社会党左派で衆議院議員だった森島守人による証言が出るまでは犯人は不明とされていた[2]。
- ^ 『日本歴史大事典』(小学館、2000年)、成田龍一『大正デモクラシー シリーズ日本近現代史④』p213-214(岩波新書、2007年)、笠原十九司『日中戦争全史〔上〕』pp.91-95(高文研、2017年)
- ^ 森島守人 (1949). “張作霖、楊宇霆の暗殺”. 世界 45: 42.
- ^ 奉天事件コトバンク
- ^ 満州某重大事件コトバンク
- ^ a b c d e f g 井星英「張作霖爆殺事件の真相」
- ^ つくる会「新版 新しい歴史教科書」自由社刊 198頁 2009年
- ^ 児島 襄 (1979). “日中戦争”. 文藝春秋 7月12日.
- ^ 土橋勇逸『軍服生活四十年の想出』
- ^ 「タイムズ」誌は「張作霖の使った列車は貴賓車22輌からなるもので爆破は機関車から11輌目を吹き飛ばし、続く4輌を焼失させた」と伝えている。 1928年6月5日16面
- ^ 『東京日日新聞』1928年6月5日付夕刊、一面
- ^ a b タイムズ紙 1928年6月6日16面
- ^ 『朝日新聞』 2008年6月15日付朝刊 10面
- ^ 児島 襄 (1979). “日中戦争”. 文藝春秋 5月31日.
- ^ a b c 『鉄道ジャーナル』2009年7月号記事より。
- ^ 大江志乃夫『張作霖爆殺』、中央公論社(中公新書)、1989年 ISBN 4-12-100942-8
- ^ 秦郁彦『昭和史の謎を追う (上)』、文藝春秋(文春文庫)、1999年 ISBN 4-16-745304-5
- ^ 「張作霖爆殺事件」『朝日新聞』、2008年6月15日、朝刊。
- ^ 児島 襄 (1979). “日中戦争”. 文藝春秋 6月7日.
- ^ 『東京朝日新聞』1928年6月5日付朝刊、二面
- ^ 『読売新聞』1928年6月5日付朝刊、二面
- ^ ニューヨーク・タイムズ紙 1928年6月6日7面
- ^ 共同調査報告の内容は現場の状況、事件当日の日中特別警備協定、中国国民党の便衣隊による事件であること、爆薬装填箇所を特定する結論からなり、便衣隊については折衝により承認がなされ、爆薬装填箇所についても大部分も合意されていたが中国側は各項目全部の不承認を訴えた(『東京朝日新聞』1928年6月17日付夕刊一面)
- ^ a b “外務省記録『張作霖爆死事件 松本記録』”. アジア歴史資料センター. pp. 【 レファレンスコード 】 B02031915100. 2009年5月17日閲覧。
- ^ JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.B02031914800、張作霖爆死事件 松本記録(A-6-1-5-2)(外務省外交史料館).
- ^ 松村謙三『三代回顧録』、東洋経済新報社、1964年
- ^ 山田勝芳『溥儀の忠臣・工藤忠 忘れられた日本人の満洲国』(朝日新聞出版、朝日選書、2010年)
- ^ 読売新聞戦争責任検証委員会編著『検証戦争責任II』、中央公論新社、2006年 8 - 9頁 ISBN 4-12-003772-X
- ^ 『『町野武馬政治談話録音速記録』』国立国会図書館、40頁。
- ^ 「昭和三年六月四日満鉄京奉交叉点地点列車爆破事件調査報告」『張作霖爆殺ファイル』(A6-1-5-2)外交史料館所蔵
- ^ 松村謙三『三代回顧録』
- ^ 森克己『満洲事変の裏面史』(森克己著作選集第6巻)国書刊行会、1976年
- ^ 秦郁彦『昭和史の謎を追う』上巻
- ^ 秦郁彦「張作霖爆殺事件の再考察」(『政策研究』第44巻第1号)
- ^ 松本清張『昭和史発掘』2巻
- ^ 相良俊輔『赤い夕陽の満州野ヶ原で』
- ^ 原田熊雄著『西園寺公と政局 第一巻』岩波書店、1950年。
- ^ “目撃!にっぽん 2020/08/14(金)14:05 の放送内容 ページ1”. TVでた蔵. 株式会社ワイヤーアクション. 2023年11月27日閲覧。
- ^ a b c d 秦郁彦『昭和史の謎を追う』 上、文藝春秋、1999年12月10日、50-57頁。
- ^ “『拝謁記』の張作霖爆殺事件における昭和天皇発言と定説との違い(坂東太郎.”. Yahoo!ニュース. Yahoo!. 2023年11月27日閲覧。
- ^ 2006年2月28日 産経新聞
- ^ ジョン・ヴァン・アントワープ・マクマリー『平和はいかに失われたか』
- ^ 『正論』2006年5月号「張作霖を「殺った」ロシア工作員たち」
- ^ (簡体字中国語)皇姑屯:战争导火索在这里点燃
- 1 張作霖爆殺事件とは
- 2 張作霖爆殺事件の概要
- 3 爆破計画
- 4 異説
- 5 脚注
満州某重大事件と同じ種類の言葉
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