九カ国条約とは? わかりやすく解説

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きゅうかこく‐じょうやく〔キウカコクデウヤク〕【九箇国条約】

読み方:きゅうかこくじょうやく

1922年ワシントン会議で、日本・イギリス・アメリカ・フランス・イタリア・オランダ・ベルギー・ポルトガル・中国の9国が締結した条約中国領土保全門戸開放機会均等などを定めた九国(くこく)条約


九カ国条約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/20 13:53 UTC 版)

九カ国条約(きゅうかこくじょうやく、Nine-Power Treaty)は、1922年大正11年)のワシントン会議に出席した9か国、すなわちアメリカ合衆国イギリスオランダイタリアフランスベルギーポルトガル日本中華民国の間で同年2月6日に締結された条約[2]。列国は中国の独立と行政的、領土的保全を約し、門戸開放と機会均等の原則を承認した[2]。なお、9か国条約と表記することもある[注釈 1]


注釈

  1. ^ 『中学社会 歴史』(教育出版株式会社。平成10年1月20日発行。文部省検定済教科書。中学校社会科用)p 229には、「9か国条約」と記載されている。
  2. ^ 自衛の要件を満たさずに、武力で解決を図ることは、日本も締約した不戦条約に違反する。
  3. ^ 満洲事変が起きた時点で既に条約は無効となっていたとする説もある[要出典]
  4. ^ ワシントン体制の一翼を担っていたワシントン海軍軍縮条約1936年(昭和11年)12月に失効している。

出典

  1. ^ 日本学術振興会『条約目録』1936年
  2. ^ a b c d e f g h i j k l "九ヵ国条約". ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. コトバンクより2021年1月11日閲覧
  3. ^ ブロンソン・レー著 田村幸策訳『満洲国出現の合理性』日本国際協会 1936年
  4. ^ a b 満洲国石油問題で英米蘭三国へ毅然我態度宣明 第三国の不当抗議に楔を打つ 一両日中に外務省から通牒 大阪毎日新聞 1934年11月4日
  5. ^ 渡部昇一『アメリカが畏怖した日本』


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