ゆとり教育とは?

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ゆとり教育(ゆとりきょういく)

個人学習ペース合わせて授業を進めること

知識重視する「つめこみ型」の教育批判されるようになったことを契機として、ゆとり教育の考え方誕生した。「ゆとり」の中で、豊かな人間性や「生きる力」を育む同時に基本的内容確実に定着させ、個性生かす教育目指す

2002年度から、学校週5日制が完全に実施されるのに合わせ新し学習指導要領では、授業時間縮減学習内容の3割削減など、学校教育スリム化打ち出した。

従来すべての児童生徒一律学習すべきとされた標準カリキュラムでは、内容分からないまま授業先に進んだり、すでに分かっている子供にとっては退屈だったりして授業形骸化進んでいるとの指摘があった。

そのため学習内容を必要最低限範囲にとどめ、教室学校実態合わせ授業の展開を、現場教師任せることになった。このように個人特化した教育がゆとり教育だ。

しかし、学習内容大幅削減で、広く学力低下が心配されている。ゆとり教育の流れがある一方で大学入試における受験科目数を増やそうとする動きもある。

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(2001.04.05更新


ゆとり教育

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/06 16:38 UTC 版)

ゆとり教育(ゆとりきょういく)とは、日本において、1980年度(狭義では2002年度以降)から2010年代初期まで[注釈 1]実施されていたゆとりある学校を目指した教育のことである。




  1. ^ ただし、中学校1年から移行措置
  2. ^ 小学校3年、4年においては移行措置期間

注釈

  1. ^ ただし高等学校においては2014年度(2015年3月)卒業者まで
  2. ^ 高等学校は学年進行であるため、施行された年に1年生の者から適用され、施行された年に2年、3年生の者は前の教育のままである。
  3. ^ 前述の通り入試は2015年、2016年に変更される。
  4. ^ ただし、特別活動の授業時数は増加している
  5. ^ 2002年度以降に施行された学習指導要領で目標としているもので、2011年度以降の学習指導要領では、これを全面的に押し出している。
  6. ^ もしくは、移行措置期間である2000年度以降
  7. ^ 学習指導要領の施行(小学校)は2011年度からであり、TIMSS受験時(2011年3月頃)には実施されてはいなかったが、2009年度から移行措置期間として、理数系の授業時間を増やしている。
  8. ^ 成績が上昇し、勉学意欲が向上したというデータもある[62]

出典

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