社会生活基本調査とは? わかりやすく解説

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しゃかいせいかつ‐きほんちょうさ〔シヤクワイセイクワツキホンテウサ〕【社会生活基本調査】

読み方:しゃかいせいかつきほんちょうさ

社会生活基本統計作成するために、総務省5年ごとに行う基幹統計調査全国から無作為に抽出した10歳以上の約20万人対象に、一日生活時間配分余暇時間における主な活動学習自己啓発ボランティア活動スポーツ趣味旅行等)などを調査する第1回調査昭和51年(1976)。


社会生活基本調査

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/15 14:53 UTC 版)

社会生活基本調査(しゃかいせいかつきほんちょうさ)は、日本社会における生活時間と余暇活動について調べる5年周期の統計調査である。統計法に基づいて基幹統計調査に指定されており、総務省統計局が調査を担当している。この調査の結果を基に作成される統計社会生活基本統計であり、家事、睡眠、通勤、メディア接触などの日常的な時間使用状況や、スポーツ、娯楽、旅行、交際、学習などの文化的・社会的活動の実態に関する基礎的なデータを提供している。無償労働の貨幣評価や男女間の家事労働の分担などの分析にも使用されている[1] [2]

概要

全国から無作為抽出した世帯を対象とし、10歳以上の世帯員について調査を行う。主要な内容は、2日の間にどのような活動にどれだけの時間を使ったかを15分刻みで答える「生活時間」と、旅行学習スポーツ趣味娯楽ボランティアなどの過去1年間の実施状況を答える「生活行動」の2種類である。[2](p203)

第1回の社会生活基本調査は1976年(昭和51年)におこなわれた。高度経済成長によって生活水準の大幅な向上を成し遂げたあとの1970年代の日本社会では、経済的な豊かさに還元できない「生活の質」への関心が高まっていた。社会生活基本調査はこのような時代の産物といえる[1](p95)。それまであまり調査されてこなかった余暇活動に焦点を当てるものであり、当時の統計法に基づいて指定統計第114号の指定を受けている。その後、5年に一度(西暦末尾が1または6の年)の周期で調査が継続しておこなわれてきた。

  • 1976年(昭和51年)第1回調査
  • 1981年(昭和56年)第2回調査
  • 1986年(昭和61年)第3回調査
  • 1991年(平成3年)第4回調査
  • 1996年(平成8年)第5回調査
  • 2001年(平成13年)第6回調査
  • 2006年(平成18年)第7回調査
  • 2011年(平成23年)第8回調査
  • 2016年(平成28年)第9回調査
  • 2021年(令和3年)第10回調査

2007年の統計法全面改正にともなう経過措置により、第8回(2011年)調査からは基幹統計調査として実施されている。

出典

  1. ^ a b 清水誠『統計体系入門』日本評論社、2000年。ISBN 4535551944NCID BA48737945 (p95)
  2. ^ a b 松井博『公的統計の体系と見方』日本評論社、2008年。 ISBN 9784535554726NCID BA86882304 (p203)

関連項目

外部リンク


社会生活基本調査

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:22 UTC 版)

ゆとり教育」の記事における「社会生活基本調査」の解説

総務省統計局実施する社会生活基本調査では、ゆとり教育実施前後いずれの学校種別においても学業時間増加している。特に大学生学業時間の伸び著しく平成8年13年調査ではそれぞれ177分・179分まで低下していた1日当たり学業時間は、平成18年23年調査ではそれぞれ210分・217となっており、80年代以前水準回復している。

※この「社会生活基本調査」の解説は、「ゆとり教育」の解説の一部です。
「社会生活基本調査」を含む「ゆとり教育」の記事については、「ゆとり教育」の概要を参照ください。

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「社会生活基本調査」の例文・使い方・用例・文例

  • 社会生活基本調査という,生活についての調査
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