学校種別
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「アメリカ合衆国の教育」の記事における「学校種別」の解説
アメリカ合衆国の学校種別教育機関の名称Vocational School(バケーショナル・スクール)Community College,Junior college(コミュニティ・カレッジ、ジュニア・カレッジ)University College(ユニバーシティ・カレッジ)University(ユニバーシティ)課程 専門学校 2年制大学 短期大学 4年制大学 入学に必要な条件 高校卒業レベル以上TOEFL iBT45~61 高校卒業レベル以上TOEFL iBT45~61 高校卒業レベル以上TOEFL iBT61~79 高校卒業レベル以上TOEFL iBT61~79 取得可能な学位・資格 Certificate Bachelor's degree主な取得学位はAssociate degree(修業年限2年)主な取得資格はCertificateDiploma 主な取得学位はBachelor's degree主な取得学位はAssociate degree 主な取得学位はBachelor's degree(修業年限3~4年)Certificate コミュニティ・カレッジ(Community College) アメリカのコミュニティ・カレッジは大部分が公立や州立であり、コミュニティという表現があるように地域住民、税金を払って住んでいる人たちへの高等教育及び継続教育の場として設けられている2年制大学である(ただし日本の「市民大学」とは全く別のもの)。ビジネス、会計学、コンピュータ、工学、ホスピタリティ、医療、教育学、アート、刑事司法等の学部が豊富。職業プログラムを修了すると、技術習得証明書、修了証書が取得できる。また、高校卒業資格のディプロマコースも設けられている。教養科目や専門教育などのカレッジスキルを学ぶ、4年制大学進学準備コース(AAディグリー・プログラム)が用意され、学部3年次編入学のためのアカデミックコース、学部1・2年次の進学を予定する予備コース(プレパレーションプログラム)がある。カリフォルニア州など一部の州によっては学士号が取得できるようになった。 ユニバーシティ・カレッジ(University College) 大学とカレッジの両方の性格を備えている教育機関。ここで2年間、学位課程のプログラムを修了すると、カレッジまたは提携大学から短期大学士(Associate degree)の学位が授与される。また、限られた専門分野の学士(Bachelor's degree)の学位も取得することが可能で、短期大学士号のプログラムを修了した学生は、取得した単位を学士号プログラムに移行することができる。 バケーショナル・スクール(Vocational School) 日本の専門学校とは異なり、Vocational Schoolは専門的な職業訓練をする、職業学校であるTrade School(トレード・スクール)、技術学校であるTechnical College(テクニカル・カレッジ)を含む包括的な用語。キャリア・カレッジ(Career College)といわれる専門学校もある。アメリカの専門学校は、キャリア・カレッジとバケーショナル・スクールの間には大きな違いがある。バケーショナル・スクールは州政府からの支援を受けている2年間の専門学校であり、キャリア・カレッジは州政府の支援を受けていない1年未満の専門学校を指す。今日、キャリア・カレッジの人気は爆発的に高まっているが、バケーショナル・スクールの数は大幅に減少している。(Vocational school#United States参照) 大学進学には、一般的な場合、日本のような入学試験ではなく、それまでの学校における各科目の成績の評定平均(Grade Point Average 略称:GPA)と学部入試の場合にはSATもしくはACTの成績が参照されることが多い。 大学では自分の専攻学位以外に副学位(minor)を取得する学生もいる。大学の専門科目で用いられるテキストは、一般に大学院でも通して使えるように(分冊ではなく)一冊の本として書かれており、またその科目の必要な項目を全般的に網羅しており、理解しやすいように配慮されつつ版を重ねたものが用いられることが多い。大学の単位制度は良く整備されているものの融通をきかせにくい部分もある。例えば多くの大学では所定の単位数を超えて同学期に履修しようとすると、学費がとんでもなく高額になったり、聴講生として履修しようとしても要求される学費は変わらなかったりする。一方で、レベル別のクラス分け試験があって、その結果によって取るべきクラスが決まったり、またさまざまな例外が学科の判断で認められることもある。さらに、大学から大学院を通じて、各講義クラスは決められた固有識別番号で管理されており(例:数学の基礎計算クラス=MATH101、など。最初の数字の桁はおおむね学年に対応しており、科目名よりこの識別番号のほうを会話でも用いることが多い)、各講義間の関係や位置付けが明快になっていて、上級講義や副学位をとるのに必要な必須クラスがすぐわかり、転校や転科の際の単位互換も容易となっている。 一定以上良い成績を保っておかないと退学になり、また大学院入学時にも大きく影響するため、GPAの値は重要であり、そのため一定の条件下で、取った講義を途中で取り消す制度(drop)などがある。このGPA評価制度は学生が勉強に集中しやすい反面、良い成績を取りにくい科目は学生が取りたがらないという傾向や、一度悪い成績をとってしまうとやり直しが効きにくく、また教養のある学生とない学生とのギャップを生じさせる要因にもなっている。
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学校種別
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朝鮮学校は大学校、高級学校、中級学校、初級学校、幼稚班に区分されるが、これらの名称は一条校の大学、高等学校、中学校、小学校、幼稚園に該当するものではなく、独自に朝鮮学校が名乗っているものである。 大学校 大学水準の教育を行う朝鮮学校の「最高学府」朝鮮大学校(東京都)一校のみ。研究院(大学院に相当)、短期学部(短期大学に相当)もある。 ちなみに韓国の光州には、私立の4年制大学として同名の「朝鮮大学校」が存在するが、当然ながら関連性は全くない。 高級学校 15歳から18歳までの生徒が在籍する。3年教育。各学校では高級部と呼ばれる。全国に十校あるが、多くは中級部と併設されている。 中級学校 12歳から15歳までの生徒が在籍する。3年教育。中級部と呼ばれる。 初級学校 6歳から12歳までの児童が在籍する。6年間教育。初級部と呼ばれる。 幼稚班 未就学児が通う施設。単独で存立しているのは小倉朝鮮幼稚園(福岡県)のみで、他は全て初級学校に附設されている。
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