株式の投資基準とされるPSRとは |
株式の投資基準とされるPSR(Price to Sales Ratio)とは、時価総額と売上高との比率を表したもので、株価売上率、株価売上高倍率などともいいます。
PSRは、次の計算式で求めることができます。
PSR=時価総額÷売上高
株式の投資基準には、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)、ROE(株主資本利益率)などがありますが、PSRでは、時価総額の売上高の占める割合が高い銘柄(PSRの低い銘柄)ほど割安という判断をします。
PSRはもともとIT企業の上場が増えた頃に、PERやPBRなどでは説明のつかない銘柄について用いられました。
PSRは、企業の発表する決算短信などから計算することができます。
時価総額は、現在の株価に発行済み株式数を掛けた金額のことです。

例えば、現在の株価が35250円で、発行済み株式数が297718株の場合、時価総額は次の計算式で求めることができます。
時価総額=35250円×297718株=10494559500円
売上高は、損益計算書の営業利益の項目の金額になります。

上の図では、売上高は3676886000円になります。
PSRは次の計算式で求めることができます。
PSR=10494559500円÷3676886000円≒2.85倍
次の表は、2012年6月26日現在の日経平均株価(日経225)採用銘柄のうちPSRが1倍未満の銘柄の一覧です。
PSRは、次の計算式で求めることができます。
PSR=時価総額÷売上高
株式の投資基準には、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)、ROE(株主資本利益率)などがありますが、PSRでは、時価総額の売上高の占める割合が高い銘柄(PSRの低い銘柄)ほど割安という判断をします。
PSRはもともとIT企業の上場が増えた頃に、PERやPBRなどでは説明のつかない銘柄について用いられました。
PSRは、企業の発表する決算短信などから計算することができます。
時価総額は、現在の株価に発行済み株式数を掛けた金額のことです。

例えば、現在の株価が35250円で、発行済み株式数が297718株の場合、時価総額は次の計算式で求めることができます。
時価総額=35250円×297718株=10494559500円
売上高は、損益計算書の営業利益の項目の金額になります。

上の図では、売上高は3676886000円になります。
PSRは次の計算式で求めることができます。
PSR=10494559500円÷3676886000円≒2.85倍
次の表は、2012年6月26日現在の日経平均株価(日経225)採用銘柄のうちPSRが1倍未満の銘柄の一覧です。
コード | 銘柄 | PSR |
9501 | 東電 | 0.04倍 |
5002 | 昭和シェル | 0.08倍 |
8270 | ユニー | 0.21倍 |
8750 | 第一生命 | 0.22倍 |
7205 | 日野自 | 0.29倍 |
9062 | 日通 | 0.31倍 |
5707 | 東邦鉛 | 0.39倍 |
4324 | 電通 | 0.42倍 |
9202 | ANA | 0.43倍 |
9531 | 東ガス | 0.60倍 |
9532 | 大ガス | 0.61倍 |
5901 | 洋カン | 0.62倍 |
5233 | 太平洋セメ | 0.73倍 |
9021 | JR西日本 | 0.73倍 |
5232 | 住阪セメ | 0.78倍 |
9681 | ドーム | 0.81倍 |
9301 | 三菱倉 | 0.95倍 |
(2012年06月28日更新)