第301話 - 第400話とは? わかりやすく解説

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第301話 - 第400話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:32 UTC 版)

ゴルゴ13のエピソード一覧」の記事における「第301話 - 第400話」の解説

話数 題名 / 発表年月”の順で記載第301話 ワイズガイへの道 / 1991年10月 ニューヨーク5大ファミリーのひとつフェリ・ファミリー。新参組織のズイップに脅かされ、ついにドン息子ファブまでもが殺されてしまう。ズイップの背後にはユダヤ・シンジケートの影があり、フェリ・ファミリーのドン、アニェット・フェリはゴルゴ接触しシンジケート幹部である下院議員デビット・シンガーの暗殺依頼する。ただし、その依頼にはファミリーはまったく関係がないと思わせるという条件つけられていた。一方ファブ親友であった構成員ジュゼッペも、友の仇を討つためにシンガー殺害しようと息巻く。 第302話 覚醒・クーデターの謎 / 1991年11月 1991年ゴルバチョフ大統領提言による新連邦条約締結目前にして、ソ連中央政府危険人物排除乗り出していた。条約連邦構成各国独立に繋がると反発する守旧派重鎮・ソルコフ大佐は、ウクライナ飛ばされたことを奇貨とし、クーデター乗り出すことを決断する一方大佐に連られてウクライナに来た通信兵ニコライは、ウクライナ独立運動家達から自身第二次大戦時英雄の孫であることを知らされる野心何もないニコライはただ戸惑うばかりであった第303話 円い村 / 1991年12月 イスラエルのモシャバ・ナハラル。この円形中心部には広場があり、ナチス抵抗運動有名なベローがこの広場演説を行う予定だった。何者かがゴルゴベロー殺害依頼したとの一報入り警察警備態勢強めざるを得なくなる。しかしゴルゴ非常階段からペロー狙撃成功する第304話 シベリアの汽笛 / 1992年1月 日ソ協力によるシベリア開発事業は、北方領土問題抱えながらも政府合意取り付け一大プロジェクトとして始動しようとしていた。兆円単位巨額資金が動く大プロジェクトに、暴力団起業家四条二郎はじめとして参加企業官僚達もそろって浮き足立っていた。そんな中合弁会議参加する外務審議官伊達ゴルゴコンタクトをとるさながら砂糖に群がるのように目先の利益ばかりに捕らわれる二郎達の見えぬソ連側の裏隠した魂胆を、伊達めざとく見抜いていたのだった。 第305黄金の男エル・ドラード) / 1992年2月 コロンビア麻薬王として世界名を馳せた黄金の男パブロ・エスコバルは、刑務所収監された後も獄外にいる腹心部下使って新たな麻薬組織作ろう企んでいた。コロンビアからのコカインの流入悩まされていた日本と米国は、新興組織ボス暗殺するために連名してゴルゴ依頼しようとするが、どういう訳かゴルゴに全く連絡がつかなかった。それもそのはずゴルゴは偶然その組織幹部トラブル起こして重傷負いボゴタ郊外農園保護されていたのだった第306話 安全地帯の亡霊 / 1992年3月 東ドイツ平凡な工員ギュンターは、情報局からよく似た面相買われ西ドイツ連邦議員ラインハルト入れ替わらせられ、スパイ活動強要された。ところが情報局とはすぐに音信不通となってしまい、西側自由な空気知ったギュンターこのまま第二の人生楽しもう考える。それから30年ドイツ統一協議進みベルリンの壁壊されることになった。かつて壁へ埋め込んだ本物ラインハルト遺骸が見つかることを恐れたギュンターは、身元を辿れる虫歯治療の跡を消すべく、遺骸壁の中から出た直後にその歯を狙撃することをゴルゴ依頼する第307話 静かなる記念日 / 1992年4月 ユーゴスラビアのとあるクロアチア人セルビア人との勢力争いの境界にありながら不思議に平穏なこのには、近く紛争起こって何故かどんな軍隊攻撃仕掛けてこない。村人達が「記念日」とする13日の金曜日訪れたイギリス人旅行者は、10年前今日チトー大統領死去直後動乱時期現れ一人の男の話を聞くことになる。 第308話 傑作・アサルトライフル / 1992年4月 改造銃開発鬼才カイザー博士は、自身開発したブルパップ式新型アサルトライフル世界アピールするため、ゴルゴを倒すことでその性能証明しよう考える。偽の依頼アフリカ砂漠呼び出されゴルゴ前に現れたのは、フランスNo.1傭兵サビーヌ兄弟だった。新式銃で武装したサビーヌ兄弟は、ゴルゴの死と共に彼の携えるM16を過去遺物するべく襲いかかる一方同じ頃、ゴルゴから依頼受けた職人ベリンガーは、膨大な数の中から理想バレルを見つけ出しゴルゴ専用M16A2カスタム銃を造りあげようとしていた。 このエピソードより、ゴルゴはM16をA1からA2仕様持ち替える第309話 ノー・リレーション / 1992年5月 アメリカ政財界のある人物が、ケネディ大統領暗殺に関する秘密保持携わってきたマクガバン殺害ゴルゴ依頼するマクガバン配下には暗殺者のグレタ・アントヌッティがおり、彼女も暗殺事件秘密知りすぎたが故にゴルゴ標的となる。グレタマクガバン密命を受け、サンフランシスコホテル一室予約するが、そのホテルには同姓同名のグレタ・アントヌッティという人物予約入れていた。 第310話 最後の顧客 / 1992年6月 ゴルゴ秘密口座管理するスイスプライベートバンクハイツ銀行頭取のアウザー・ハイツは、ゴルゴ預金記録からかつて子供時代に命を救われ人物ゴルゴによって暗殺されたことを知る。分野違えども超一流プロとしてゴルゴ敬意払っていたハイツだったが、恩人殺害され憤り押さえることはできなかった。ハイツゴルゴ銀行呼び出して彼を金庫室閉じ込める第311話 THE SILENT ARMY / 1992年7月 混乱が続くレバノン治安維持目的として創設された、「国連レバノン暫定軍」(UNIFIL)。10年前、そのUNIFILのオランダ部隊連絡将校ノイマンが、IDFイスラエル国防軍)の将校によって、救出しようとした現地の子とともに射殺された。中立的立場平和維持軍正規軍攻撃することは許されないにも関わらず何の対応もなされないままに事件うやむやとなってしまう。そして現在ノイマン友人であったフィジー隊のコンウェイ曹長ネパール隊のノルプは、件の将校ダニエル大佐という人物であることを突き止め、仇を討つべくゴルゴ依頼する。 第312種子探索人(プラントハンター) / 1992年8月 世界中秘境回り植物の種子を集め種子探索人(プラントハンター)。ここ数年来チベット奥地幾人も種子探索人達が行不明になるという奇妙な事件起こっていた。錯乱した末に「黒い悪魔」を見た叫んですべての探索人達が崖から飛び降り自殺をしてしまうという怪事件である。「黒い悪魔」の正体究明と殺害を依頼されゴルゴは、チベットのカシール山へと足を運ぶ。 第313話 メディアコントロール / 1992年9月 米国による情報操作メディアコントロールが行われていたといわれる湾岸戦争ニュース映像世論操作目的として意図的に加工されたそれらの映像の影には、日本人敏腕プロデューサー・サエジマの手があった。戦争娯楽化し大衆心理軽々しく操作して恥じないサエジマを見かねたかつての恩師フジワラは、サエジマの殺害ゴルゴ依頼する第314話 ブラックジャイアント伝説 / 1992年10月イラン王国重臣は、かつて噂を耳にしたアメリカの重要機密売り渡すため、腕利き諜報員達に事実を探らせていた。東奔西走した諜報員達がつかんだその実相は、世界石油市場をも揺るがしかねないロックフェラー財閥隠匿する巨大な隠し油田存在示唆するものであった第315話 メデジンカルテル / 1992年11月 コロンビア麻薬組織メデジン・カルテル」の大幹部・エステバロが服役中刑務所から脱獄した。自らに盾突く人間白昼堂々殺害することも辞さないエステバロは、娑婆帰ってきた以上再び一暴れしてやろうと息巻くが、大ボスのファビエはもっと穏便に政府との妥協望んでいた。運び屋として組織入り込んだゴルゴは、巧みに立ち回って組織の二大巨頭を対立させ、組織壊滅させることに成功する第316話 カオスの帝国 / 1993年1月社会揺るがした1992年ロス暴動は、偶発的に起こったものではなく社会カオス理論」の権威であるUCLA女性教授ジョゼフソンが自らの理論の証明のため、緻密な計算の上起こしたのだった暴動起こす群集心理すらもカオス理論予測可能と考えたジョゼフソンは、群衆誘導することでゴルゴ狙撃阻止する実験興味覚え第三者そそのかして自らの狙撃ゴルゴ依頼し彼に挑戦する第317話 黒い星 / 1993年2月 台湾闇組織竹連幇」のトカレフ密輸ルート次々襲撃される当初身内の裏切りかと思われたが、やがて中国共産党とも深い関係を持つライバル組織客家幇」の陰謀であることがわかる。「客家幇」は人民解放軍特殊部隊までをも使って挑発繰り返し、「竹連幇」の女首領張金栄台湾から引きずり出そう画策する第318話 バイオニック・ソルジャー / 1993年3月 ペンタゴンの特殊工作兵ライリーは、高度な遺伝子工学技術人工的に生み出され超人兵士である。天賦肉体最新科学トレーニング鍛えあげ、さらには薬物ドーピングまで行いながら、ライリー自身世界最強存在であることを証明するため、カンボジアジャングルゴルゴ抹殺しよう襲いかかる第319話 神の眼力 / 1993年4月 米国最新偵察衛星KH-13」。国家写真監視センターのベルマイヤー博士は、この衛星ずば抜けた撮影能力使って軍事機密握りホワイトハウス脅迫して大統領衛星全権を渡すよう要求するさらにはゴルゴ脅迫して超A級テロリストである彼をも従えようと企む。「神の眼といえるKH-13と、「神の手といえるゴルゴ13狙撃技術二つの「13」を自らの手中に収め、ベルマイヤーは神同然権力得よう欲する第320話 BEST BANK / 1993年5月銀行東亜銀行という二つの大銀行合併によって日本誕生する巨大銀行・「やまと銀行」。世紀合併劇を主導したのは、大蔵官僚出身かつては大蔵省随一切れ者」と評され東亜銀行頭取坂本合併実現のために坂本の下で東奔西走してきた秘書室長滝田は、どうにか記者発表までこぎつけたものの、正式な調印前に坂本の身に間違いはないか懸念していた。滝田懸念は当たり、新銀行の絶大な力を危惧したアメリカが、合併主導者である坂本暗殺するべく刺客日本へと送り込む。が、その謀略事前に察知した四菱グループ総帥志村は、合併劇の黒幕大蔵ファミリードン元日総裁松下共謀してゴルゴコンタクトをとる。しかしその依頼は、坂本身を守るためのものではなかった。 第321話 15-34 / 1993年6月 SSP社のプログラマーによって開発されたコンピューター・ソフト“ジーザス”。開発者本人予想上回るスピード成長したジーザス”は自分イエス・キリストだと思い込み2000年前ゴルゴタの丘自分十字架けた男に復讐しようとする。FBIデータからゴルゴを見つけ出した“ジーザス”は、気象衛星偽装したアメリカ核攻撃衛星ハッキングして動かしゴルゴ核攻撃目論む。しかしゴルゴはこの衛星システム介入し自爆装置作動させた。結果的に電磁波爆弾爆発様相となり、激し電磁波より“ジーザス”は消滅する第322話 直線と曲線の荒野 / 1993年7月 ソ連崩壊後資本主義国風の再編が進むロシア。ユジノ兵器開発局長天才的な兵器開発者のアルバトフ少将は、中央政府反発し無許可勝手に外国人取引するなど独走始める。さらには少数民族独立運動にも武器流し始めたため、中央政府ゴルゴにアルバトフの殺害依頼する。しかしアルバトフは空気抵抗極限まで減らす革命的な銃弾「AK93」を開発していた。アルバトフを襲撃に来たゴルゴ前に、AK93の装填された銃を持ったスペツナズ隊員立ちはだかる第323話 モスクワの記憶 / 1993年8月 64万人強制連行され、うち7万人犠牲になったといわれる旧ソ連による日本兵シベリア抑留事件日本側がソ連強引な要請従った影には、かつての関東軍参謀長であった政財界フィクサー二階堂洋介存在があった。ソ連の崩壊によりKGB機密資料明るみ出たことで、かつて二階堂部下であった金子二階堂同胞の裏切り行為証明しようとする。 第324話 バスク・空白の依頼 / 1993年10月 スペイン・バスク州。ゴルゴ滞在するホテル何者かによって爆弾テロ遭うかろうじて逃げたゴルゴだったが、爆発の際に負ったケガが元で自動車事故起こし、そのショック記憶を失なってしまう。通りがかり女性助けられゴルゴは、彼女とともに記憶取り戻す手がかり探そうとする。自分の名前すら思い出せない有様だったが、女性が口にした「ETAバスク祖国と自由)」という言葉が、何故かゴルゴ脳裏強く響くのだった第325話 呉越同舟 / 1993年11月 長らく対立関係にあった台湾大陸中国は、およそ半世紀ぶりの対話を持つことで互いに融和図ろうとしていた。が、台湾の「守旧派」の重鎮・許大秀は、あくまで国民党政権正当性主張し中国との融和反発する台湾中国共同ゴルゴコンタクトをとり、現在は東京に住む許大秀の暗殺依頼する第326話 北緯九十度のハッティ / 1993年11月 ロシア実験原潜インド売却され、「ハッティ」という船名つけられインド引き渡されることが決まったインドには古代ヒッタイト族の末裔称する者もおり、「ハッティ」という名前に原潜にかける彼らの意気込み見て取った中国の最高指導者は、彼らの野心をくじくためにも原潜インド辿り着く前に破壊することを命ずる。原潜インドまでの回航途中北極海遭難した調査隊の救助をしなければならず、その調査隊にテロリスト紛れていることを懸念したインドゴルゴ依頼し、彼をインド海軍武官として潜水艦乗り込ませる第327話 円卓の騎士団 / 1993年12月 英国忠誠を誓う愛国貴族達の組織、その名も「円卓の騎士団」。永く祖国尽くしてきた自分たちの階級冷遇する近年政府の政策憤慨した彼らは、彼らがそれらの政策黒幕考える「鉄の女マーガレット・サッチャー暗殺企てる一方、「円卓の騎士団」が「G」という暗殺者雇ったことを知ったスコットランドヤード刑事・ケンドリックは、「G」とはゴルゴ13のことに違いない発憤する。ケンドリックには、かつてゴルゴ煮え湯飲まされ過去があった。 第328話 オフサイド・トラップ BEST BANK II / 1994年1月 320話の続編バブル崩壊精算追われ疲弊する日本経済円安進んでもよい経済状勢だったが、逆にドル百円割れ目前にする前代未聞円高苛まれていた。この異常な円高米国為替相場操作して作り上げたものであり、米国はこれを政治道具にして大蔵ファミリードン松下経済包括協議における大幅な譲歩迫り松下四菱グループ志村共謀して葬った坂本才覚惜しみ慨嘆する。そのような中、坂本死後やまと銀行合併作業成し終えた滝田前に、かつて坂本の下で働いていた大蔵官僚山崎という男が現れる坂本今日のような状況かねてから予期しており、生前にその打開のための秘策山崎託していたのだった第329話 守宮の盗聴 / 1994年3月 腕利き盗聴屋・ボイス企業乗っ取り屋から請け負った盗聴最中に、盗聴先の会社社長ゴルゴ雇ったことを知る。超一流盗聴プロプライドをかけて超一流殺し屋挑戦しようとするボイスは、ゴルゴ狙撃瞬間の音をあらゆる角度から録音し犯罪証拠をつかむことに成功するボイス音源FBI渡そうとするが、盗聴に気づいたゴルゴボイス張り合っていた盗聴屋に協力頼みボイス潜伏先探すべく徹底的な捜索開始する第330話 白い皇軍 / 1994年4月 函館東京相次いで殺害され二人老人には、大戦時関東軍参謀勤めていたという共通した過去があった。警視庁公安部刑事田島は、事件調査進めるうちに関東軍所属していた白系ロシア人による外人部隊白露部隊」の存在と、終戦直前ソ連軍侵攻手引きした部隊教官ナゴーレンの裏切りを知る。殺され二人はナゴーレンのかつての協力者であり、二人老人の死は50年という長い歳月超えた何者かによる復讐であった一方東京都内ゴルゴ目撃情報入り田島ゴルゴがこの件に絡んでいるのではないか推測する第331話 13カウント / 1994年5月 ボクシング世界ウェルター級チャンピオン、アルベルト・メンデス。メキシコ出身の彼は、少年時代、弟のホセとともにアメリカ密出国ようとする際、途中で捕まった彼を置き去りにしてしまったという苦い過去持っていた。タイトルマッチ近付いたある日ランニングをしていた彼は同じくランニング中の男に突然攻撃され、左目に異常があることを指摘される果たして、網膜小さな裂孔が見つかり、病院応急処置を施す。その後EZLN(メキシコ・サバティスタ民族解放軍)のメンバーとなっていたホセが、政府軍との戦闘死亡したことを知ったメンデスは、王座防衛戦に臨む直前に、"その道"の世界チャンピオン呼ばれる男にある依頼を行う。そのチャンピオンこそ、かつてランニング中のメンデス襲った男――ゴルゴ13だった。 第332話 ジャパン・オリジナル / 1994年6月 日米共同開発による新型航空機「MX2」の開発進められていたが、米国ANNEX社の社長ブラッドはMX2のパテント特許)が先発明主義によって米国帰属するように働きかけていた。しかし、MX2に使用され技術日本人寺谷によって発表され論文根拠があり、この「先発明主義」に則ればMX2のパテントアメリカではなく日本帰属することが明らかであった。そこで、ブラッド寺谷本人の命を含めた一切証拠物品を闇に葬り去った寺谷盟友であり、極東重工社長中尾ブラッド殺害とMX2の破壊ゴルゴ依頼する第333話 力は我々にあり / 1994年7月 340年にも渡って続いたアパルトヘイト政策終わり白人支配に幕が下ろされ南アフリカ共和国。しかし人種融和反発する勢力白人のみならず黒人側にも存在し大統領マンデラから過激派武装組織倒滅の依頼受けたゴルゴ見事に彼らを殲滅する。が、武装組織装備は驚くほど潤沢なものであり、ゴルゴ組織背後政府関係者の影を見る。 自身拷問する警官挑発するためにゴルゴ小さく笑うシーン登場ゴルゴが笑うのは第8話以来実に25年ぶり。 第334話 五十年の孤独 / 1994年8月 大戦時10万人ものユダヤ人救ったスウェーデン外交官ラウル・ワレンバーグ終戦直後スパイ容疑ソ連連行され以来消息を絶った彼だったが、50年過ぎた現在でも北ウラル地方収容所生存していることが判明した。かつてワレンバーグと行動を共にしたユダヤ人ゴールドシュミットは、戦後事業起こして成功した財産使ってワレンバーグの救出作戦計画する。そして、その作戦の要となるのはゴルゴ存在だった。 第335話 天使と悪魔の“腕” / 1994年10月 音楽CD表面印刷凸凹をも読み取ることが可能な超人的に敏感な指先使い患者神経筋肉の状態を診断できる天使の腕”を持つ整形外科医、ヤン・リー・カッター。彼は、移民としてアメリカ渡ってきた直後孤児となった自分拾い医者として一人前になるまでの援助をしてくれたサミエル・ビューリー・ワサンを、オヤジ呼んで敬愛していた。ある夜、その彼の前に右腕大怪我負った男が現れる神経損傷し物を握れないほどの重傷であったが、ヤンによる施術効果で、順調に回復していく。しかし、後にヤンは、デューク・トウゴウと名乗ったその男が、恩人であるワサン殺害するために雇われ狙撃屋であることを知る。 第336話 マークのリクエスト / 1994年11月 ニューオーリンズで無数の白骨死体発見される捜査進めるうちに行き着いたのは、現在アトランタ州立刑務所服役中終身犯マーカス・モンゴメリー存在だった。実の母親凄惨なやり方殺したとは思えないほどマーク服役生活おとなしく模範的なのだったが、ただ1点のみ奇妙な点があった。友人1人もいないこの囚人元に何故か世界中から手紙寄せられ、その直後に必ず看守ラジオ宗教番組リクエストを出すのをせがむのである第337話 殺人マニュアル / 1994年12月 インドゴルゴ殺害方法真似た連続狙撃事件起きた。その真相をイブニング・ニューデリー新聞社ジョージ協力探ったゴルゴは、臓器移植倶楽部存在OSP協会理事長リヴェッツの息子フランキー犯人であることを突き止め射殺する第338話 冷血キャサリン / 1995年1月 IRAで「冷血キャサリン」と称された女テロリスト・キャサリンは、イギリス政府との停戦合意後抗戦継続主張する同僚パメラ快く思っていない。キャサリンはかつて狙撃同行者として行動を共にしたゴルゴコンタクトを取る。 第339話 スティンガー / 1995年1月 国連査察団が乗る飛行機が、ザイールジャングル上空ハイジャックされた。そのハイジャックは普通とは違いスティンガー構え伏兵達がジャングルに潜み、上空を飛ぶ飛行機旋回強要し続けるという変則的な方法とっていた。ハイジャック首謀者は、悪辣な武器商人のサフード。ハイジャック事件通してスティンガー威力世界見せつけることで、自身大量に保有するスティンガー高値売りこうとい算段であった米政府はたまた南アにいたゴルゴ連絡取り、サフードとその一味掃討依頼する第340話 死臭の聖者 / 1995年2月 ソビエト崩壊後、いくつものロシアマフィアがニューヨークへ上陸果たそうしたがいずれも失敗野望がかなうことはなかった。しかし、「ミハイル」と呼ばれる男が率い組織のみは違った。元ロシア正教異端派司祭であったというミハイルは、その超常的なをもって狂信的な信者大量に従えニューヨークスラムにある廃ビル居座っていた。愛す同僚女性刑事潜入捜査失ったニューヨーク市警トミーは、ゴルゴミハイル暗殺依頼する第341話 遠い隣人 / 1995年3月 大手マイクロチップ会社技術部開発室長を務め平穏な暮らしを送る壮年サラリーマン有沢ある日、その彼の自宅亡き父親友人息子自称する須山春雄と名乗る青年来訪する知的礼儀正しく端正な顔立ち須山に、有沢の妻も娘も好感抱いていくが、その正体は、亡き父の過去ネタに、有沢機密漏洩を行うよう恫喝する冷徹な脅迫者であった苦悩する有沢に対して須山彼の家族身の危険をもちらつかせ、さらに恐喝エスカレートさせていく。 第342話 偽空座標X / 1995年4月 CIAからの依頼を受けるために米軍極秘空域飛んでいたゴルゴは、謎の米軍機から攻撃を受ける。すぐに大統領命令によって緊急調査が行われ、米国戦略研究統括局若手研究グループ存在浮かび上がった次期主力戦闘機「F-25」搭載人工知能研究していた彼らは、ゴルゴ超人的な判断能力人工知能フィードバックするべく飛行データ採集していたのだ。完成したF-25の初演習の最中報復人工知能抹消のためゴルゴ戦闘機駆ってF-25の前に現れる。しかしゴルゴ乗るのはF-25には及びもつかない世代遅れのF-15であった第343話 病原体・レベル4 / 1995年5月 アメリカに向かう客船の中でエボラ出血熱発生治療薬存在しないレベル4扱いエボラウィルス致死率90%以上、わずか2週間人間死に至らしめる地上最悪ウィルスである。本国へのウィルス上陸危惧したアメリカ陸軍は、乗客犠牲になってもらうという苦渋の決断をする。ところが重要人物有無確認している最中名簿の中から「デューク・トウゴウ」の名前を見つけて驚愕する。 第344話 砂上の帝国 / 1995年6月KGB大佐グラチョフはロシアマフィアのボスとなり、元ソビエト科学アカデミーきっての天才スミルノフ博士組んで世界的マネーロンダリング画策し世界金融取引混乱させる。グラチョフに息子殺されスイス個人銀行頭取ランベルト依頼受けたゴルゴは、キプロスでグラチョフとスミルノフ射殺する第345話 “E”工作 / 1995年8月 日米開戦直後アメリカ本土での諜報活動を行うべく設置され秘密組織、“E工作”。その最大功績は、アメリカ原爆製造計画マンハッタン計画”の全貌掴んでいたことだった。組織中心人物であったミゲル・オストスとタダシ・ヘンダーソンは、その内容を“E情報”としてまとめ、戦争終結させるべく日本送り続けた。しかし、“E情報”は最後まで無視され続け、さらに敵襲により組織壊滅タダシ消息を絶ってしまう。それから50年後、余生送っていたミゲルのもとに、“E情報”を握り潰し張本人生きているという情報が届く。彼はその真相暴き友人であったタダシの敵を討つべく動き出す一方CIAではかつての対外情報活動室長フランク・シンプソンの残した指令発動させる。それは、ミゲル不審動き見せた場合ゴルゴ契約決行依頼するというものだった第346話 国王ゴードインの依頼 / 1995年9月 民族問題から「連邦王国」という世界で類例のない政体移行したヨーロッパの某王国王室正史作成頼まれ伝記作家エッシャーは、崩御し前王ゴードイン一世日常調べてゆくうちに奇妙な空白の一日があることに気がつく。そこには、かつて過熱していた王国分割運動に対してのゴードインの苦悩と、彼がカトリック信仰破って雇ったとある暗殺者の影が織り込まれていた。 第347話 遺作 / 1995年10月 エレーナ・シュトライヒャーは、ナチ党大会ベルリンオリンピック撮影した著名な女流カメラマンであったが、今は悠々自適暮らしをしていた。彼女には、ナチヒトラー以上に撮影意欲燃やせ被写体がなかったのである。そんなエレーナが、ゴルゴ13存在知り手段選ばずゴルゴ13フィルムおさめたい、と考え始める。そして彼女は、自分眼球抜き空いた眼窩小型撮影カメラ埋め込みサングラスをかけ、ゴルゴ13に自ら接触し撮影始める。 第348話 鄧小平のXデー / 1995年11月 12億の民を束ねてきた最高指導者鄧小平死の床についたことによって、中国政界では後継者争い暗闘始まった。その渦中に、人体科学研究所長年わたって研究している「国家お墨付き超能力者」・楊銘飛という怪人物現れる。楊はその不思議な能力持って帝政ロシア末期怪僧ラスプーチンさながら暗躍し大胆不敵にも自らが鄧小平後釜座ろう画策する天安門事件失脚し、現在は自宅軟禁の身の劉白連はそんな楊の心胆見抜き彼の野望阻止するべくゴルゴ接触図ろうとする。 第349話 北海の煙突船 / 1995年12月 アッシュは、化学産業廃液処理する船を開発し、この業界から廃液引き取って公海上に移動してから処理していた。ただ、この船では、特段化学的な無害化処理はせず、単に超高温燃焼しただけで、その残渣物を大気中に放出していた。このことを依頼者の化学会社薄々気がついていたが、いわば便利屋として、アッシュ廃液処理任せ続けていた。ところがこのことを、環境保護団体かぎつける第350話 沖縄シンドローム / 1996年1月 米兵による少女暴行事件揺れ沖縄政府規制縛られ香港シンガポールのような繁栄できない沖縄では、県民の不満は沸点まで達す勢いであった。かつての琉球王族血を引く航空自衛隊伊波一等空尉は、そのカリスマ性同志達を集め財界巨人であるグループ会長松下とも共謀してとある計画練り上げた。それは決し妄想でも夢物語でもない緻密な計算の下に策定され沖縄独立クーデター計画であった第351話 震えるタクト / 1996年2月 過去CIAスパイであったことを暴露され音楽家生命絶たれ指揮者オッペンハイマー秘密暴いた仇敵指揮者・ザウパーの暗殺ゴルゴ依頼するが、ザウパーには常人離れした鋭敏な聴覚があった。 第352話 13人目の陪審員 / 1996年3月 アメリカ南部ニューオーリンズ白人男性レイモンド・キングリッチが秘書アフリカ系アメリカ人女性強姦した挙げ句殺害してしまう。父親は"スコーピオン"と呼ばれる弁護士に依頼し息子無罪放免にして貰った後、教会被害者女性のために祈り捧げるという見え見えパフォーマンスを行う。その時被害者遺族依頼請け負ったゴルゴ銃弾レイモンドを裁いたのだった。「マークリクエスト」で新人研修の際、指導員であったウイリアム・ワトソンがゴルゴマークマーカス・モンゴメリー)の関係に余計な手出しをして殺されたことを記憶留める当時新人FBIニューオーリンズ支局心理捜査官テッド・キャメロンが再登場し、ゴルゴ目撃したFBI捜査官興味持ちすぎないよう忠告した第353話 情報遊戯 / 1996年4月 エリート養成機関NEIデンマーク国立経済学院)の情報通信科助手・ギオルは、NEI出身者による世界経済掌握とそれに伴う民族・宗教対立抑止実現するための最小限の“武力”として、ゴルゴ13存在目をつける。彼は同科の学生チーム率い専門とする”情報通信網”を武器ゴルゴ仕事次々妨害した上で連絡員を介してパートナーとして手を組むよう恫喝まがいの勧誘を行う。これを一蹴したゴルゴ更なる包囲網をくぐり抜け香港へと脱出世界的なネットワークを持つ客家人中でも最大組織とされる陳門会の司令塔陳勝輝と接触し、彼らの情報力を駆使して反撃機会を伺う。 第354話 白龍昇り立つ / 1996年5月 チベット亡命政府は、中国チベット自治区に住む少年ラモンパンチェン・ラマ新たな転生者認定した。が、中国政府はこれを了承せず、強引に別の子供パンチェン・ラマ選んだラモンの身を案じたダライ・ラマ14世ゴルゴコンタクトをとり、パンチェン・ラマ転生を祝う転生祭で騒ぎ起こすことを依頼しさらには騒ぎ乗じて逃亡するラモンチョモランマ越え助けることを願う。 第355話 ラストジハード 最後の聖戦 / 1996年7月 ソ連崩壊機にロシアからの分離独立図り以後長らく紛争状態が続くチェチェン共和国その中でゴルゴ独立派リーダー一人であるマクダエフ・レオニードからの接触を受ける。彼の弟・ヴィターリは、チェチェンマフィアのボスとして武器横流し密輸などで莫大な富を築いていた。しかし彼は、二年前から分離独立派への連絡援助断ち切り、その資金購入したタンカーを、海上工場施設へと改造していた。弟がチェチェン民族誇り失い、醜い拝金主義者になり下がった確信したマクダエフは、彼に制裁を加えるようゴルゴ依頼するその頃リトアニア共和国クライペダにいたヴィターリは、求めていた最高級凹版印刷機が海上工場届いたことを聞く。彼らが完成させようとしていたもの、それは限りなく真券に近い日本1万円札偽札であり、偽の万札ロシア中にばらまくことで、日本円信用価値下落させる狙いがあった。 第356話 臆病者に死を / 1996年8月 ニューヨークで連続爆弾事件発生警察嘲弄する犯人は、新たなターゲットとしてこけら落としパーティ開かれている超高層ビル指定し爆弾解除にかつて爆発物処理エキスパートとして名を馳せたスティーブ・マッケイを指名する加えて犯人は、狙撃手一人用意するようにと警察言い渡す政財界要人出席するパーティ開かれているビルでの失敗許されず、警察狙撃手の任をゴルゴ依頼する第357話 世紀末ハリウッド / 1996年9月 香港返還後中国政府によって自由な映画制作制限されることを危惧した香港人気映画スター・リーは、この機会契機としてハリウッド映画界に本格的に進出しよう考える。だがこれを快く思わない映画産業界は、世界戦略一環として米国文化寡占化を望む政府上層部結託しリー抹殺企てるリーマネージャーであるロイは、ゴルゴ彼の身辺警護同時にその命を狙う者の排除依頼する第358話 偽りの星条旗 / 1996年10月 間近に控えた米国大統領選挙は、現職大統領マッケンジー再選有力視されていた。ところが、ボスニア米兵拘束事件発生し対立候補オニールボスニア駐留積極的に推し進めたマッケンジー激しく非難する兵士もしものことがあれば大統領選へ悪影響必至でありマッケンジー救出作戦実施決断するが、マッケンジー懸念策士名高いオニール補佐役・メイソンによる妨害だった。そして現地乗り込んだ特殊部隊中にはゴルゴの姿があった。 第359話 贋作工房 / 1996年11月 天才贋作者ネッセルは、自らを美術界から追放した科学鑑定権威・クラネット夫妻復讐するため、巧妙なキリスト聖遺物贋作制作していたが、その影響力を恐れたバチカンゴルゴ依頼し、ネッセルはゴルゴ狙撃再起不能にされる。ほどなく死んだ師の意志継いだ弟子ロゼッタは、5年の後に元来専門である高等数学理論をも注ぎ込んで驚天動地贋作完成させる聖遺物の力を持ってバチカン体制ひっくり返そう企むい司祭とも結託しロゼッタ大英博物館贋作展に聖遺物流出させ、クラネット夫妻バチカン、そしてゴルゴ戦い挑む第360話 間違われた男 / 1996年12月 トニー・トウゴウ。単なるセールスマンしかないこの男は、よく似た名前容姿から、あろうことか超一流殺し屋デューク・トウゴウに間違われてしまった。間違いに気づいた時はすでに遅く自分顧客だと思いこんでいギャングから麻薬組織ボス狙撃依頼されてしまう。逃げだそうにもギャングは「狙撃見届けたい」と言ってぴったりくっついて離れようとしない第361話 オーバー・ザ・スカイ / 1997年1月 メディア王・ワールドロップのグループの子会社が、日本地上波テレビ局最大手である東洋テレビ大量取得した外国人一定数の放送局大量に保有することは電波法放送法抵触するが、日本国内の子会社保有する場合はこれらに抵触しないため、郵政省株式購入認めるが、若手官僚前橋はワールドロップによるメディア情報独占危惧していた。放送あり方について理想を持つ前橋には、相通ずる信念を持つリンダという恋人がいた。が、前橋ある日ワールドロップに呼び出されリンダ彼の実の娘であることを知らされる日本への本格進出始めたワールドロップは娘のリンダにそのための子会社任せよう考えており、娘のリンダ日本国籍取得させるため、前橋リンダとの結婚勧める一方メディア乗っ取る姿勢露骨にしたワールドロップに危機募らせ東洋テレビ社長懇意郵政族議員相談をするが、相談持ちかけられ議員解答ゴルゴコンタクトをとることであった第362話 ミッション・イン・ヘル / 1997年2月 タジキスタン共産党政府打倒しイスラム政権樹立同国から産出するウラン利用した核兵器保有目論むイラン軍所属・モハメディ大佐。彼は、廃坑となっていた地下300mセイエド炭鉱跡地軍事基地へと改造複雑に入り組み、さらに絶え落盤発生する坑道の奥に減圧施設建設し高地トレーニング同等低気圧条件下で兵士たち鍛え上げタジキスタンゲリラ戦仕掛け計画進めていた。天然ガスパイプライン敷設のために地域安定を望む日本商事依頼受けたゴルゴは、地質調査専門とする技師坂本協力の元、基地へと潜入。モハメディ大佐が「私の"庭(フィールド)"」と呼ぶ、迷路化した坑道内で、戦闘開始する第363話 リスキー・ビジネス / 1997年4月 EUロケットアリアン」が打ち上げ直後原因不明トラブル見舞われるロケットは大爆発起こして打ち上げ失敗となり、保険請け負っていたロイズ保険組合引受人多大な損害被り自殺してしまう。引受人友人ゴルゴコンタクトをとり、復讐のために打ち上げ立ち会ったタイ衛星ビジネスブローカー・ポンピッチを狙撃しほしいと依頼する。ポンピッチは「アリアン」の打ち上げ立ち会った際、「儀式」と称して打ち上げ直前ロケット直接手を触れて祈るという不可解な行動とっていのだった第364話 アム・シャラーの砲身 / 1997年5月 イラク輸送された謎の巨大鋼管が、イラク建設中のアム・シャラーダムの側面秘匿されているという報告もたらされた。それがイラクからワシントンDC直接砲撃加えられる巨大砲であることが明らかになり、事態重く見たペンタゴンゴルゴに超巨大砲の破壊工作依頼するARPA米国高等研究計画局)の調査により、超巨大砲の設計者である弾道学世界的権威バルト博士は、数年前謎の死遂げていた。日本人軍事評論家村井泉が博士思想継ぎイラクに超巨大砲による攻撃プラン持ち込んでいたことが明らかになるアメリカイラク両国間の緊張限界達しており、イラクワシントン砲撃するまで残された時間は僅かであった第365話 人質HOSTAGE / 1997年6月 石油掘削会社ジェイソン・モスクワ石油本社武装グループ占拠され30人人質になる。その中にゴルゴもいた。その首謀者は、クレムリン追放されクーデター目論むアンドレイ将軍であったクーデター阻止依頼されていたゴルゴは、一人計画潰してしまう。 第366話 返還前夜 / 1997年7月 台湾実業家中国公安警察長官という風変わりな組み合わせ依頼人達がゴルゴ接触してきた。中国の最高実力者世を去ったことで共産党保守家の中香港返還に先だって混乱起こそうとする節があり、台湾にとっても大陸中国にとっても好ましくない兆候見られるという。何より体制の中でのし上がろうとする彼らにとって甚だ不都合なことであり、二人は不安分子抹殺ゴルゴ依頼するゴルゴ見事に依頼成し遂げ満足した依頼人達は栄達思いを馳せる。が、彼らが踏み台としてしか見ていなかった両体制指導者達は、決し物言わぬ仏像などではなかった。 第367話 ゼロ・エミッション 排ガスゼロ / 1997年9月 排ガスを出すことなく海水から簡単に燃料生成できる水素エンジンは、環境問題エネルギー問題一挙に解決させる夢のエンジンである。かつて日本自動車業界の雄・サワダ自動車働いていた日本人技術者世界で初めてこれの実用化成功するが、日本自動車業界体質疑問持ちフランス自動車メーカーにこの技術売り込もうとする。水素自動車世界席巻することを危惧したサワダ自動車サワダ社長は、最終手段としてゴルゴコンタクトをとる。が、意外にゴルゴサワダ依頼断りサワダ自身同じく水素自動車実用化阻もうとする者の存在を知る。 第368話 略奪の森林 / 1997年10月 凄惨な内戦が続くカンボジアで、銘木ビジネスルートの開拓を狙う木材輸入商社・村商事派遣員の只見送り込んだ只見行方不明になってしまうが、実は莫大な利権独占しようと画策していたのである。兄がゲリラ殺害されたと思った妹にゲリラ側のビジネス責任者依頼されゴルゴは、学者としてカンボジア森林奥地潜入するが、ゲリラ捕縛される。また村越商事社長数名社員引き連れゲリラと金交渉しよう現地乗り込んでいたが、ゴルゴ同じく捕縛されてしまう。捕縛された彼らの目の前に行方不明になっていた只見現れる第369話 イングリッシュ・ローズ / 1997年11月 中東経済圏大きな影響力を持つエジプト大富豪ダリル・アルムンド。英国政府かねてよりダリル存在警戒していたが、そこへ息子ナディと元皇太子妃との交際明らかになる。元皇太子妃との関係の進展によってアルムンド一族英国への浸透恐れたMI6は、ナディ暗殺ゴルゴ依頼するカップルバカンス訪れた夜のパリゴルゴ騒々しいパパラッチ達のバイク混じってナディの車を追いかける。が、そのパパラッチ群れ中には英国貴族達より元王暗殺請け負った別の暗殺者混じっていた。 第370話 血まみれの刑務所 / 1997年12月 ヒスパニック系犯罪組織“R”はその残虐性から恐れられいたものの、ボス正体一切不明のままであり、謎のままであったマフィアからカリフォルニア州立モハーベ刑務所の中にいる“R”のボス始末してほしいという依頼受けたゴルゴは、モハーベ刑務所潜入し身分隠して潜入していたFBI捜査官ジョージと共にボス正体探す。モハーベ刑務所要塞のように厳重な警備網が張られていたが、その実態は警察と"R"の癒着により"R"に支配されていたのである第371話 アンダーグラウンド オーバー・ザ・スカイ2 / 1998年1月 361話「オーバー・ザ・スカイ」の続編再来日したワールドロップは東洋テレビ株式売却発表し新たなる戦略思案するリンダゴルゴ郵政族議員コンタクトしている場面撮影しており、これを元に前橋敵討ち計画進めていた。一方でワールドロップの世界制覇計画阻もうとする中国のリ・セイシンの一派リンダ暗殺すべく、密かに刺客日本送り込んでいた。ワールドロップは娘の命を狙う暗殺者送り込まれた事を知り刺客抹殺するという形でゴルゴ依頼を行う。リンダゴルゴ議員密会している映像放送しようとした瞬間リンダ射殺しようとした刺客の胸をゴルゴ弾丸が射抜き、さらにゴルゴ機器狙撃し映像テープ消去完遂する。 第372スフィンクス微笑ほほえみ) / 1998年2月 エジプト・ルクソール近郊にある小さなズールカイロ大学考古学専攻するルシアは、ギザ発掘作業従事するついでに久しぶり故郷帰ってきた。が、その発掘現場夜間荒らされひょんなことから先祖代々盗掘生業にしてきたことを知って衝撃を受ける現場からは遺跡のみならず発掘機材まで盗まれていたが、村長である父を問い詰める発掘機材にまでは手を出さなかったと答えた。どうやら、父たちの後に別の人間たち来て現場荒らしたようだった一方ルシア知らないところで村人とのトラブル見舞われゴルゴは、銃創を負わされた上に砂漠放り出されてしまう。 第373話 最終暗号 / 1998年4月 米国NSA世界中通信傍受している現状危惧していた天才数学者佐久シゲルは、誰にでも作れ第三者解読不可能な最終暗号開発進めていた。NSA仕事妨害されていたゴルゴ佐久協力申し出る第374話 シャッター / 1998年5月 新聞社につとめるジョージはアマチュアカメラマンで、休み取って撮影旅行に出かけていた。その年の暮れ12月31日には、コロラド州アスペンスキー場写真撮っていた。ところが、そのあと、アマチュアカメラマンが連続して殺され始める。彼らも同じときに同じスキー場出向いてシャッター切っていた。殺人犯殺人後に室内物色した後があるため、彼らが撮影したネガ回収しようとした、と思われた。犯人狙い自分かもしれない、と考えたジョージその日撮影したネガ仔細に分析する。すると、その中の一枚に、東洋人ライフル構えているものがあった。そしてその日時には、元司法長官息子が、スキー中に樹木激突して死亡するという事故が発生していた。 第375S・F・Z(スフォルツァンド) / 1998年6月 ドイツ音響メーカー会長・ブラウラーは、ロシア人友人からかつてソ連軍終戦間際ドイツから接収したオーディオテープ買い取ったこれまで未発見だったフルトヴェングラー指揮であるというだけでなく、録音され日付がブラウラーの父が死んだ日と同じだったからである。父を偲んで何度もテープ聞き返していたブラウラーだったが、そのうちある異変に気がついた。フルトヴェングラー指揮絶頂達したその瞬間会場かすかに銃声響いたのだった第376話 ティモールの蹉跌 / 1998年7月 ノーベル平和賞受賞決定した司教バロは、インドネシア第2の華人財閥政商アンドリュー・サハムの野望阻止ゴルゴ依頼する。その野望ティモール社のティカンペク工場単なる自動車工場ではなく武器生産工場であることを確認したゴルゴは、工場生産され武器用いて工場破壊する第377話 死刑執行0:01AM / 1998年9月 冷戦当時CIAの対ソ情報工作課長ありながら謝礼目当てKGB秘密情報漏洩していたヘンリー・ミッチェルは、米国情報工作活動甚だしく潰乱させた廉から死刑宣告されていた。ところがその死刑執行目前にして、死刑廃止世論高まり受けて執行見送られるという噂が流れる。噂を耳にした元KGB亡命工作員ユーリ・カレコフは、CIAの監視振り切って失踪する。カレコフには、ミッチェル密告原因で兄を死に追いやられた過去があった。かつてカレコフの亡命手引きしたCIA職員スチュワートはカレコフの捜索命じられる第378話 300万通の絵葉書 / 1998年10月 ゴルゴへのコンタクトを示す連絡ルート一つ異変起こった慈善行為装って空き家届けられる絵葉書利用するルートに、突如として大量に葉書押し寄せるようになったのである日を追うごとに届く枚数増えていき、連絡員回収した葉書はとうとう300万通越えた。単に噂が自然に広まっただけなのか、それとも何者かが悪意をもって故意ルート乱したものなのか。異変原因突きとめるため、ゴルゴ徹底した調査乗り出す第379話 ビリニュスの光と影 / 1998年11月 8年前にリトアニアヴィリニュス大聖堂隠されていた財宝ソ連から守ることを依頼されゴルゴは、ゴルチェンコ大統領に近い政治家ドモフスキーが財宝私するために依頼されたことを知り虚偽依頼に関わった者たちを抹殺する第380話 演出国家 / 1998年12月 国連監視選挙の下、次々と民主国家誕生している西アフリカ諸国。しかし、選出され新大統領達はすべて西アフリカ一帯地下資源を狙うネビュラ財団影響下にある人物ばかりであった癒着などという生やさしいものではなく財団大統領候補作り巧み演出宣伝戦略当選させることで、私人の手によって国家乗っ取っていたのである民主制植民地時代の軛を振りほどくつもりが新たな植民地支配招いている皮肉な状況正すため、国連新興のランネラ共和国選挙目前にしてゴルゴコンタクトをとる第381話 両洋の狭間に / 1999年1月 米国からパナマ返還されることとなったパナマ運河運河利用世界呼びかけるべくパナマ政府運河活用のための国際会議世界各国首脳招待しようとするが、台湾昇輝総統招待したことから中国がこれに反発台湾領有主張する中国各国圧力をかけ、結局出席する首脳ごく僅かに留まった。そんな中会議取材来ていた日本人記者梶本は、台湾支局同僚から昇輝の暗殺計画の噂を聞く直前にたまたまゴルゴの姿を見ていた梶本は、ゴルゴ昇輝を狙っているに違いない考える。 第382話 黄金の犬 / 1999年2月 フランスパスツール研究所天才女性学者遺伝子操作で非常に強力な新種狂犬病病原体作り上げた。それを世界要人襲撃使おう考えたイスラム原理主義組織女史誘拐するが、組織の構成員一人裏切り女性学者可愛がっていたゴールデン・レトリバー研究所所員引き渡す構成員組織射殺されてしまうが、組織支援者富豪息子であった構成員殺されたことに激怒し組織リーダー暗殺ゴルゴ依頼する用心深いリーダー居所皆目わからずゴルゴ研究所保護されていた逃がし追跡能力利用して囚われている女性学者を見つけ出させ、同じ場所にいるであろうリーダーを見つけ出そうとする。自身ブリーダーの下で訓練され優秀なを何匹も引き連れゴルゴレトリバー後を追う第383話 特権は諸刃の剣 / 1999年3月 DEA麻薬取締局アリゾナ支局恋人殺されマリア復讐のためにゴルゴとのコンタクトを図る。支局長のハミルトンには理由偽装してゴルゴ依頼した過去があり、身の危険感じたハミルトンDEA特権利用してFBIけしかけるその後ハミルトンらは支局地下金庫室篭城するが、CIA接触したゴルゴCDC疾病管理予防センター)が持つ特権利用し支局建物隔離する第384話 新法王の条件 / 1999年4月 次期ローマ法王有力候補者アフリカ出身のタジーム・エヴァンス枢機卿暗殺計画進められていた。その狙撃者は元KGBのユーリー・ゴルスキー。エヴァンス枢機卿暗殺阻止すべく、バチカンのマリオ・ヴィリャーノ枢機卿より、ゴルゴはユーリー・ゴルスキー殺害依頼を受ける。しかし、ゴルスキーゴルゴ情報入手して1,200mあまりの遠距離から「アウトレンジ・シュート」を画策する狙撃者同士対決想定したゴルゴは、依頼者のマリオ枢機卿に「某ホテル抜いておいてくれ」と、奇妙な依頼をする。 第385話 シャーロッキアン / 1999年5月 謎の事故により過去記憶失っていたスイスの観光会社の重役シュトラウス。ところが、自身本当英国人シャーロック・ホームズ熱烈なファン集まりシャーロッキアン」のクラブ所属していたことを思い出したのをきっかけに、すべての記憶取り戻す。シュトラウス意中女性スーザン巡って争った同じクラブ所属する友人フレッドに陥れられ、山登り装った事故断崖から落とされてそのショック記憶失っていたのだった。すべてを思い出したシュトラウス復讐のためにゴルゴフレッド暗殺依頼する。しかし、シュトラウスは知る由もなかったが件の転落事故ゴルゴ狙撃よるものだった。 第386話 少女サラ / 1999年7月 13歳家出娘サラは、相棒ボーイフレンドパトリックとともに地下鉄内でスリ行って金を稼ぐ生活をしていた。ある日、彼女はいつものようにスリ取った財布の中から、一枚メモを見つける。それは、テロ組織ブルターニュ解放戦線(FLB)から活動資金盗み出し逃亡した男・カルナックが、パリ引き起こそうとしていたコレラ毒素による細菌汚染テロ計画に関するものであった。これを知ったカルナック部下"ナイフアラン"は、メモ持っているサラ執拗に追いまわし遂に相棒パトリックをも拷問の末に惨殺してしまう。パリの街を逃げ惑うサラ前に停まる一台の車。中から顔を出し車に乗るよう促したのは、FLBからカルナック抹殺依頼されゴルゴだった。 第387話 戦域ミサイル防衛 TMD幻影 / 1999年8月 台湾経済界では台湾独立堅持唱える長老保守派と、台湾・香港中国の経済開放目論む若手急進派とが対立していた。政界にも影響力を持つ経済界重鎮であり、新竹カンパニー会長の孫大儀中国牽制するために、アメリカ開発した戦域ミサイル防衛システムTMD導入画策する。その孫大義息子である孫明は、新竹カンパニー内に企業設立し台中合同プロジェクト立ち上げようとしていた。その渦中にて香港経済界若手リーダー白文興は言葉巧み孫明接近し孫明父親である孫大義反感を抱くように仕向けた長老保守派TMD導入目論んでいることをつかんだ若手急進派は、合同プロジェクト頓挫させまい考え保守派との全面対決に出る。その急進派中国共産党スパイ入り込んでいることを掴んだ大義スパイ特定抹殺依頼するが、ゴルゴ右手麻痺する持病再発していた。 第388話 ダブル・ミーニング / 1999年9月 米国ハリウッド名門映画会社配給作品には愛国心刺激する内容含まれており、その実体は大統領補佐官フィル・ボイスコフの手引きにより、国防予算作られ巧妙なプロパガンダ映画であった保守派先鋒であり、反戦運動にも積極的に参加するボイスコフは、裏では軍産複合体メンバーとして暗躍し積極的な軍事介入進言することで、軍産複合体利益肥やしているのである2000年問題多くハイテク兵器が誤動作する危惧があるため、2000年到来前に既存兵器使い果たすべくボイスコフは武力行使急いでいた。その動き知ったCIA職員ホリックは、ゴルゴにボイスコフ抹殺依頼するホリックには同僚であり恋人でもあったアニーをボイスコフの手の者に殺害されていたという怨恨持っていた。 第389話 害虫戦争 / 1999年10月 アメリカトウモロコシ市場独占すべく、トウモロコシ種子メーカーはある計画進行させていた。それは殺虫剤への耐性有する害虫大量発生させ既存トウモロコシ全滅させる一方で、その害虫耐性のあるハイブリッド種子売り込もうとするという恐るべきであった犠牲者出しながらも、この計画に気づいた中国農業部は、ゴルゴ計画阻止依頼する第390話 黒い記憶 / 1999年12月 アメリカ国立医学研究所が誇るデビッド・マコーマーは若き天才医学者だった。新薬の開発成功したデビッドはUS・メディシン社のフーバー会長連携し新薬実用化踏み切ろうとしていた。しかし、医学界への寄付金が減ることを危惧した医科大学学長ゴルゴ接触しフーバー抹殺依頼する。それから程なくしてフーバーデビッドそのことを知るが、デビットは「ゴルゴ13」という単語に何かを感じたデビット父親殺される場に居合わせるという謎の悪夢長い間悩まされており、この症状にはゴルゴ直接関連しているに違いない考え父親の死の謎と悪夢謎を解くため、ゴルゴとの接触決める。 第391話 パッチワークの蜜蜂たち / 2000年1月 連邦地方裁判所判事ウィングマンは妻と公選弁護人射殺し2人遺体隠蔽する。自らの犯行決定的な証拠となってしまう血痕付着したパッチワーク何者かに奪われたことに気づき判事としての立場利用し別件容疑者パッチワーク奪還すれば罪を軽減するという取引持ちかける。その一方で事件の一部始終目撃した隣家老婦人ノイマンは、ゴルゴパッチワーク奪還依頼するゴルゴはかつて彼女の亡きノイマン医師に命を助けられたことがあり、無償依頼引き受けたであった第392話 シンクロトロンBESSY-1 / 2000年2月 イスラエル・ネゲブ砂漠設置されシンクロトロン『BESSY-1』。ドイツ中心とする欧州諸国により譲渡されたこの装置は、中東における科学交流や平和を促進する役割期待されていた。しかしその裏では、常任理事国入り狙って国際社会への貢献アピールしたいドイツと、同盟国ある日本を理事国入りさせたい思惑から設置反対するアメリカとの、複雑な対立関係存在した。このBESSY-1を巡る争い巻き込まれモサドの上情報官、イライジャ・ハラクは、アメリカエネルギー省長官による視察紛れてコンピューター技術者のジョン・コープがBESSY-1のプログラムハッキングし、これを破壊する計画立てていることを知り、彼を止めるべくゴルゴ仕事依頼する第393話 2000.2.29 / 2000年2月 2000年問題対する対応が後手回った中国各地コンピュータートラブル多発したが、海南島ミサイル基地のみは例外的にほぼ無傷乗り切った。すべては基地勤務する天才プログラマー・漕魁の力によるものだったが、そんな漕も400年一度特別な閏年に当たる「2月29日」の存在見落としていた。漕のミスに目をつけた共産党若手NO'1エリートの劉は、コンピューター誤作動装って台湾ミサイル発射し、それにより台湾新型迎撃ミサイル台湾キャット」の性能丸裸にしようという大胆な計略立てる。 第394話 ODA異聞 / 2000年3月 ODAコーディネーターとして日本政府中米小国バルボア共和国調整担っている日系人キジマは、反政府軍米国企業とも関係を持ち日本からの援助金最終的に反政府軍武器購入充当されていることを見越していた。反政府軍政府軍紛争尻目に米国企業レアメタル採掘権行使して莫大な利益獲得し自分米国企業から見返りとして得る多額謝礼元手高飛びするという算段整えていたのである。この計画察知したバルボア大臣ブランコゴルゴ接触を図る。 第395話 カフカーズの群狼 / 2000年4月 ロシア連邦との対立激化するチェチェン共和国相次ぐテロ行為業を煮やしたロシア内務省長官ガシンスキーは特殊工作部アルファ投入する部隊率いるマレコフ大佐ゲリラ勢力拠点とするカフカーズ地方乗り込むゲリラ少年がマレコフを出迎え、ある伝言伝える。顔色変えたマレコフはゲリラ勢力のマクード司令官との面会承諾する。マクードは自分正体が元KGBのバガエフであることを告白し自分これまでの経緯説明する最終的にマレコフは部隊ごと寝返ってしまい、マコレフの裏切りを知ったガシンスキーはゴルゴにマレコフ殺害依頼する 第396話 涙するイエス / 2000年5月 かつてナチスから自身救ってくれた恩人の絵を集めていたユダヤ系米国人石油王ロゼッティ。ところがイエス題材にした連作があと二枚で揃わんというところで、日本バブル成金伊藤先を越されて絵を買われてしまった。時は流れて癌で余命幾ばくもなくなったロゼッティはどうしても絵を譲らない伊藤暗殺決断しゴルゴ依頼して伊藤暗殺して絵を手に入れる。残る一枚ドイツドレスデン美術館の「涙するイエス」だったが、学芸員のアベッツは売却申し出了承しない。アベッツの魂胆ロゼッティ伊藤から手に入れた名画引き出させることにあったが、「涙するイエス」がナチス略奪美術であることにロゼッティは気づいた。 第397話 黄昏のカシミール / 2000年7月 朝鮮戦争当時一流操縦技術を誇るパイロットだった桂木元へ、かつての同僚である堀田息子訪ねてきた。それは旧式機体フィリピンからインドまでフライト行って欲しいという依頼をするためだった堀田に対して負い目感じていた桂木依頼承諾する一方で堀田息子インド空軍のブハッチ将軍ゴルゴ旧式機体搭乗しパキスタン兵や武装勢力排除を行うように依頼する飛行機夜間低空飛行決行するが、武装勢力からの対空放火浴びた飛行機被弾しゴルゴ重傷負ってしまう。 第398話 生存確率0.13% / 2000年8月 過去に弟を殺害され天才数学者のラマムがゴルゴへの復讐目論む。ラマム自身開発した人工知能行動予知プログラム利用してゴルゴへ罠を仕掛けていく。 第399話 冥王の密約 / 2000年10月 アメリカ・ネバダ州のネバダ核実験場にて、軍医として勤務するドクター・アーノルド・ノイマン。長年にわたり核実験まつわる放射能調査行ってきた影響自身ガン冒された彼は、「被曝復員兵士の会」のメンバーとしてその実体と危険性世に伝えるべく活動続けていた。ある日、彼は実験場放置されサバイバル実験用廃屋の中で、大怪我負った男――ゴルゴ13遭遇する殺害した標的部下追われ警戒していたゴルゴに銃を向けられるが、その直後フォールアウト事故発生逃げ遅れたノイマンゴルゴ連れて廃屋の下に設置され地下室潜り治療を行う。ゴルゴ身を挺して己を救ってくれたノイマン感謝し、彼が睡眠中に自身連絡先残して姿を消す第400話 パンドラの柩 / 2000年11月 遺伝子工学専門家エルドマンは、ゴルゴDNA注入した人間兵器開発し、それを武器として売り込もう考えるが、そのためには、ゴルゴDNAいいかえればゴルゴ死体必要だったエルドマンは、主要国政府サイバーテロ示唆しサイバーテロ起こされたくないならゴルゴ死体で引き渡せ、と要求先進国各国政府はこれに屈しCIA高官パットナムによるゴルゴ抹殺計画始動するオペラハウスゴルゴ架空依頼を行うが、そのオペラ最中ゴルゴ胸部弾丸被弾し心停止してしまう。しかし、実はこれはゴルゴ側の計画一環で、ゴルゴは、この計画瓦解させるため、故意撃たれのだったゴルゴは、エルドマン配下女医マリナ事前に抱き込んでおり、マリナゴルゴ手当しゴルゴ蘇生成功エルドマン一派殲滅する。

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