第330話 白い皇軍 / 1994年4月
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函館と東京で相次いで殺害された二人の老人には、大戦時に関東軍の参謀を勤めていたという共通した過去があった。警視庁公安部の刑事・田島は、事件の調査を進めるうちに関東軍に所属していた白系ロシア人による外人部隊「白露部隊」の存在と、終戦直前のソ連軍の侵攻を手引きした部隊の教官ナゴーレンの裏切りを知る。殺された二人はナゴーレンのかつての協力者であり、二人の老人の死は50年という長い歳月を超えた何者かによる復讐であった。一方、東京都内でゴルゴの目撃情報が入り、田島はゴルゴがこの件に絡んでいるのではないかと推測する。
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