香港返還後とは? わかりやすく解説

香港返還後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 02:13 UTC 版)

広九直通列車」の記事における「香港返還後」の解説

1998年6月1日広深線電化完成し新たに最高時速200kmの「新時速車体傾斜車輛導入された。新時速列車列車番号には高速列車を示す「“G(高)”」の字がつけられ九龍広州東間所要時間最短90となった同年8月28日香港九広鉄路公司1983年2月1日公社化)はKtt列車導入したKtt両端電気機関車スイス製、機関車の間に挟まれ2階建て客車日本近畿車輛製で、食堂車荷物車連結はないが、特等車連結されアテンダントによるスナック無料提供がある。Ktt運行開始当初1日1往復であったが、2019年現在では1日3往復運行されている。 1999年6月28日広九直通列車は3往復増発された。2001年6月13日広深鉄路株式会社中国語版)と香港九広鉄路公司は、九龍東莞間で金曜日土曜日日曜日限って運行される「假日直通車」の共同運行開始した。「假日直通車」の列車番号はT823/818次とされ、サービスについては他の広九直通列車同等とされた。2002年12月25日から、假日直通車週末だけでなく、火曜日から日曜日まで運行されることになり、毎週6日間運行された。 2003年6月29日に「中国本土・香港経済連携緊密化取決め」(CEPA)が実施され広九直通列車2003年6月28日から10月20日にかけて3往復増発された。この際九龍東莞間で運行されていた列車2003年6月30日広州東まで延長され毎日運行となった。さらに2004年4月18日広九直通列車新たに2往復増発された。この時の増発によって、広九直通列車1日運行本数12往復となり、ほぼ1時間に1本のペース運行されるようになった。そしてこの年運行再開25年にして広九直通列車旅客輸送人数は4500万人達した2008年12月21日香港MTR2007年12月香港MTR九広鉄路公司吸収合併)は広九直通列車ダイヤ改正行ったこの際広深線内での最高速度を160km/hから140km/hに引き下げたため、列車所要時間増加した2010年10月22日には、台湾著名な作家である李敖広州から九龍までT815次列車乗車した李敖サービスの高さに歓心し、「我風に乗って帰り去らんと欲す、ただ心に称(かな)えば広鉄有り我欲乘風歸去、只有廣鐵稱心)」と、蘇軾水調歌頭中国語版)をもじった漢詩詠んだ2010年10月広九直通列車1979年4月運行再開以来、6250万人旅客輸送した広州鉄路集団公司統計によると、運行再開初期旅客のほとんどは外国人および海外華僑香港、マカオ台湾からの旅客であったが、2010年には旅客半分以上中国本土からの観光客ビジネスマンとなっており、30年間で広九直通列車客層大きく変化していることがわかる。2012年12月21日広九直通列車18年間使用されてきた25Z系客車が、すべて新型の25T系客車置き換えられ同時に広九直通列車乗務員制服リニューアルされた。ただし、路線設計上の原因から列車最高速度は140km/hのままとされた。 2013年広九直通列車1年間に430万人旅客輸送した2014年2月1日旧暦1月2日)には、1日に14600人の旅客輸送する最高記録打ち立てた2018年広深港高速鉄道開通したことによる乗客減少により、肇慶発着系統廃止一部減便が行われた。 2020年1月30日香港政府新型コロナウィルス対策として、広深港高速鉄道含め本土との直通列車暫定停止する発表した2022年4月運休続いている本列車について、広深港高速鉄道開業後は2019年時点利用客が3割減となっていたことや、2022年中に東鉄線金鐘駅延伸時に9両への減車および増発線路容量変化することなどを理由に本列車運営人員配置転換メンテナンス用部調達停止検討しており、同高速鉄道広州東駅乗り入れる2023年目途正式に廃止される見通し示され

※この「香港返還後」の解説は、「広九直通列車」の解説の一部です。
「香港返還後」を含む「広九直通列車」の記事については、「広九直通列車」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「香港返還後」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「香港返還後」の関連用語

香港返還後のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



香港返還後のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの広九直通列車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS