香港返還と中国への対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:53 UTC 版)
「チャールズ (プリンス・オブ・ウェールズ)」の記事における「香港返還と中国への対応」の解説
このような状況下でもチャールズは公務を続け、1997年6月30日の香港の返還・譲渡式典や、駐香港イギリス軍の撤収式典にクリストファー・パッテン総督らとともに参加し、翌日、かつてダイアナと同乗したヨット「ブリタニア号」で中国領となった香港を離れている。 なおチャールズはリベラルな発言・行動で知られており、特に中国共産党の一党独裁国家である中国には冷ややかな態度をとっている。香港返還式典の際には、チャールズが日記で中国共産党の上層部を「恐ろしく古びたろう人形のようだ」と表現していた[要出典]ことが話題となった。1999年に中国の江沢民国家主席がイギリスを公式訪問した際、チャールズ王太子は、中国政府側が駐英中国大使館で開催した答礼夕食会を意図的に欠席したとされている。 また同国が軍事侵略したチベットには長年強い関心を寄せており、チベット仏教の最高指導者・ダライ・ラマ14世とも交流がある。2008年1月には、世界の要人でいち早く、北京オリンピックの式典・競技に一切出席しない意向を民間団体に表明したことが明らかになった。同年3月に中国が実効支配しているチベット自治区において争乱が生じた際には、3月20日に5月頃ダライ・ラマ14世と会談することが公表された。
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