印章
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印章(いんしょう、英語: seal)は、木・竹、石、角や象牙、金属、合成樹脂などを素材として、その一面に文字やシンボルを彫刻したもの。個人・官職・団体の印として公私の文書(公文書や私信など)に押して特有の痕跡(印影・印痕)を残すことにより、その責任や権威を証明する事に用いる。
注釈
- ^ 1981年10月1日に常用漢字表が告示されると、行政指導により表外漢字を含む「印顆」は使わないようにという行政指導がなされたが、それ以前にはよく使われていた表現であった[5]。
- ^ ハンコを「判子」と書くのは当て字である[6]。
- ^ この意味における「印鑑」という語の用法としては公証人法第21条の「公証人ハ其ノ職印ノ印鑑ニ氏名ヲ自署シ之ヲ其ノ所属スル法務局又ハ地方法務局ニ差出スヘシ」などがある。
- ^ 例えば、かつて織田信長は「天下布武」の印章を純金で作らせようとしたものの、これが印材として適さず印影がうまく出なかったため、金と銅の合金を用いることによって解決したという[114]。その一方、金を印材とする金印は古代ギリシア末期や[82]古代ローマ末期[115]の印章、中国から古代日本へと伝わった漢委奴国王印など古くから例があり、その他にも明治時代に作られた大日本國璽など、様々な国の国璽の印材として用いられている。
- ^ なお、「印相学」は登録商標である[128][129]。
出典
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調印
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ブリュッセル条約は以下の特命全権大使によって調印された。 シャルル・ド・ベルジック( ベルギー摂政) ヴァンサン・オリオール( フランス大統領) シャルロット( ルクセンブルク大公) ウィルヘルミナ( オランダ女王) ジョージ6世( イギリス国王) ポール=アンリ・スパーク( ベルギー首相) ジョルジュ・ビドー( フランス外相) ジョセフ・ベック( ルクセンブルク外相) ガストン・エイスケン( ベルギー財務相) ピム・ファン・ブーツェラー・ファン・オースターハウト( オランダ外相) アーネスト・ベヴィン( イギリス外相) ジャン・ド・オートクロク( フランス駐ブリュッセル特命全権大使) ロベルト・アルス( ルクセンブルク駐ブリュッセル特命全権公使) ビネルト・フィリップ ( オランダ駐ブリュッセル特命全権大使) ジョジ・ウィリアム・レンデル( イギリス駐ブリュッセル特命全権大使)
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1952年4月28日に台北の迎賓館・台北賓館で調印された。サンフランシスコ平和条約(=日本国との平和条約)発効の7時間30分前であった。 条約の適用範囲は、現に中華民国が支配する領域と限定されている。
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1952年4月28日に台北の迎賓館・台北賓館で調印された。サンフランシスコ平和条約(=日本国との平和条約)発効の7時間30分前であった。 条約の適用範囲は、現に中華民国が支配する領域と限定されている。
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「調印」の例文・使い方・用例・文例
- 講和条約がその2国間で調印された
- 平和条約は来月調印されるだろう
- 両国は不侵略条約に調印した。
- 大統領は調印式にヤムルカをかぶって登場した。
- 仮調印にこぎつけるまでの道のりは厳しいものだった。
- 協定が調印されれば、輸入規制が解除できる。
- その条件は日本、ドイツ、イギリス、アメリカの間で調印された。
- 講和条約に調印する.
- 彼らは条約に署名調印した.
- 条約に調印する.
- ちょっとした意見のくい違いで契約の調印が遅れた.
- 講和条約が両国間で調印された.
- 証文に記名調印する
- 記名調印せる証文
- 調印の場所
- 記名調印
- 証文に署名調印する
- 証文にはちゃんと署名調印してある
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