だ‐けつ【妥結】
妥協
(妥結 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/26 05:58 UTC 版)
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妥協(だきょう、英語 compromise)とは、何かの物事を進めるにあたって、関係する双方の意見が食い違い、そのままではそれ以上の進展が望めそうもないときに、いずれか一方が自身の意見を取り下げたり、あるいは双方が互いに相手の意見を一部容認して、歩み寄りして、問題の打開を図ること。本当は不本意なことではあるが、窮地を打開するために、自分の主義主張を取り下げ、相手に一歩譲ること。なお、お互いに妥協して物事の決着を図ることを妥結(だけつ)という。
派生
本来は複数の人間の間の意見、見解の衝突についていうものであるが、自分の理想、願望といったような抽象的な観念と自分自身の現実との間の妥協といったものも、「妥協」して語られることがある。たとえば、就職先、結婚相手などについては、「妥協」という表現で語られることがある。
大塚英志は漫画雑誌の編集者であったときに「編集は妥協だ」との言葉を残している。
関連項目
妥結
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 06:46 UTC 版)
イギリスは積極的にフランスを支持した。7月18日、イギリスとフランスは軍事協定を締結。7月21日には、イギリス蔵相ロイド・ジョージが対独強硬演説を行い公然とフランスを支持するなど、事態は全面戦争にまで至るかに見えたが、これと並行して独仏は、7月9日以降問題解決のため交渉を重ね、10月11日にモロッコ協定、11月3日にコンゴ協定がそれぞれ成立した。ドイツはモロッコに対する要求を放棄し、その代償としてフランス領コンゴの一部であったノイカメルーンを獲得し、ドイツ領カメルーンの領土を拡大した。 1912年3月30日、フランスはスルタンとフェス条約を締結。これによりモロッコは、他国の保護に甘んじることとなった。セウタやメリリャなど北部とスペイン領サハラに接する南部はスペインの保護領に、残る大部分の国土はフランスの保護領となった。また、タンジールとその周辺の373平方kmに関しては国際管理都市とされ、列強の勢力均衡が図られた。 この事件は独仏間に大きな遺恨を生ぜしめ、対して英仏関係を強化する結果となった。また、保護国化に反対するモロッコ人民は、これを鎮圧せんとするフランス、スペイン両国の外人部隊と血みどろの抗争を繰り広げることとなるのである。
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妥結
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