M16A2とは? わかりやすく解説

M16自動小銃

(M16A2 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/29 09:23 UTC 版)

M16自動小銃は、ユージン・ストーナーによって開発されたアメリカ合衆国小口径自動小銃アメリカ軍における主力小銃として採用され、派生型も含め広く用いられている。アーマライト社の製品名はAR-15、アメリカ軍の制式名はRifle, Caliber 5.56mm, M16(M16 5.56ミリ口径ライフル)。「ブラックライフル」の異名も持つ。




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M16A2 (モデル645)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 08:35 UTC 版)

M16自動小銃」の記事における「M16A2 (モデル645)」の解説

1980年北大西洋条約機構NATO)は、FNハースタル社が開発したSS109弾を新し標準弾薬として制定しアメリカ軍でもM855弾として制式化した。これは従来のM16で使われていた.223レミントン弾(M193)と同じ寸法だが、弾丸重くなり、また鋼鉄製の弾挿入して貫通性能を向上させた。 M16A1をもとに、この新弾薬運用対応して設計修正したのがM16A1E1であり、1983年にM16A2として制式化された。M16A1銃身12インチ1回転するライフリング1-12)が刻まれていたが、これは.223レミントン弾(M193)に最適化したものだったため、これより重いM855弾を安定して飛翔させるためには、ライフリング転度を変更する必要があった。このため、M16A2では7インチ1回転するライフリング(1-7)刻まれた。また銃身の厚みもより肉厚変更されたほか、下記のような変更加えられた。 リアサイト照準器)をそれまでL型2段切り替えからダイヤル方式の多段階調整式に変更した。 フロントハンドガードを三角断面左右分割形状から、円断面の上下分形状変更上下対称形のため、ハンドガード左右で別形状部品を必要としたM16(A1)よりも部品種類がひとつ減ることになる。材質ナイロン系の高強度プラスチック変更された。 カートリッジ・ディフレクター(排反射突起)の追加:排後方突起付すことで、排出された空薬莢後方ではなく真横から斜め前方に落ちるため、左利き射手でも使用しやすくなった。 弾薬節約及び点射による命中精度上のため、フルオート機構から3点バースト3点射)機構変更した銃床形状変更し長さがA1より少し長くなった。材質ナイロン系の高強度プラスチック変更された。 消炎制退器側面スリットを、外周の上半分だけとした。火薬ガス上方向に噴出するため、射撃時に銃口跳ね上がるのを緩和しまた、砂塵巻き上げにくくなった。 これらの改良経てアメリカ軍制式ライフルとして使用開始されたが、3点バースト機構について兵士からは「命中精度バラつきがあり、使い勝手が悪い」との意見もあるほか、M16A2やM16A4バースト射撃作動機構にギアラック式を採用しているため、2発発射された時点引き金戻した場合次に引き金引いたときには1発し発射されない欠点がある。また銃身強化されとはいえM203グレネードランチャー装着方法M16A1と共通のため、ブラケット取り付ける部分銃身外径M16A1と同じである。

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