AR-57とは? わかりやすく解説

AR-57

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 03:18 UTC 版)

AR-57
AR-57。弾倉は本体上部に配置され、
下部には空薬莢受けが装備されている。
概要
種類 PDW/サブマシンガン/
セミオートライフル(民間用)
製造国 アメリカ合衆国
性能
口径 5.7mm
銃身長 406.4mm (16in)
使用弾薬 5.7x28mm弾
装弾数 50+1発 (FN P90用マガジン)
全長 762mm (30in)
重量 3.4kg (7.45lb)
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AR-57は、5.56mm弾を使用するAR-15ライフルM16自動小銃の民間向けセミオート専用型)を、5.7x28mm弾が使用できるように改造したもので、カービンもしくはPDW(Personal Defense Weapon:個人防御火器、短機関銃の一種ともされる)のカテゴリーに分類される自動火器である。

ARファイブセブン (AR Five Seven) とも呼ばれる。

概要

アメリカ合衆国のラインラントアームズ社(Rhineland Arms,Inc)によって設計され、現在はエアロプレシジョン社(AeroPrecision,Inc)によって製造されている改造キットで、AR-15用のレシーバーキットとして、または組み込み済みの完成品として生産・販売されている。

AR-15のアッパーレシーバー、及び銃身部をAR-15本来のものと交換して5.7x28mm弾を発射できるようにするものである。弾倉はFN P90のものを使い、銃の上部に銃身と並行に装着される。

給弾方法もFN P90同様、上部から給弾される方式となっている。発射後、空薬莢はロアー・レシーバーの前部下方、改造前の5.56mm弾マガジン装着口から排出される。弾丸を撃ちきった後のボルトストップ機能は実装されておらず、ロアー・レシーバーのボルトリリースボタン及び本来の5.56mm弾倉用のマガジンキャッチボタンは機能しない。

上部のピカティニー・レールは狭く、光学照準器などを取り付けるスペースは他の銃火器に比べ少ない。弾倉の脱着の際に干渉するため、全長の長いスコープなどはレールに取り付けられたとしても実用できない欠点がある。このため改良型では前方の弾倉に干渉しないよう、より後方にマウント出来るようレールが後ろ方向に延長されている。

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