KH2002 "Khaybar"
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KH2002 カイバー | |
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種類 | 軍用小銃 |
製造国 | ![]() |
設計・製造 | 防衛産業機構 |
年代 | 21世紀初頭 |
仕様 | |
種別 | アサルトライフル |
口径 | 5.56mm |
銃身長 | 508mm |
ライフリング | 6条右転 |
使用弾薬 | 5.56x45mm NATO弾 |
装弾数 | 20発/30発(箱形弾倉) |
作動方式 | ガス直圧作動ターンロックボルト |
全長 | 680-800mm |
重量 | 3,800g |
発射速度 | 800-850発/分 |
銃口初速 | 900-950m/秒 |
有効射程 | 450m |
歴史 | |
製造期間 | 2003年-現在 |
配備期間 | 2004年-現在 |
配備先 | イラン陸軍 |
バリエーション | 短銃身型が有? |
画像外部リンク | |
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KH2002 カイバーは、イランのブルパップ方式のアサルトライフルである。名前の由来は、629年にムハンマド率いるムスリム勢力とユダヤ教徒勢力が戦った、マディーナ北部のオアシスであるカイバーから採られた。
開発
防衛産業機構(DIO)で開発された。2003年にイラン陸軍に採用され、2004年にイラン陸軍への配備が始まった。
設計
使用弾薬は5.56x45mm NATO弾で、M16のSTANAG マガジンに酷似した弾倉を使用する。イラン陸軍は、中国の中国北方工業公司がM16をコピーしたCQシリーズを入手しており、使用弾薬を含め、KH2002の設計にもこれらの構造が流用されたと考えられる。
全体の設計はブルパップ式で、キャリングハンドルはフランス陸軍が保有するFA-MASに、引き金周辺はステアーAUGに酷似している。画像リンクの画像では銃剣と共に展示されており、着剣が可能である。ただし、全長の短いブルパップ式ライフルのため、白兵戦では不利である。また、二脚を装着することが可能。
運用
イラン陸軍に採用され、パフラヴィー朝から運用されていたH&K G3やイラン革命後に導入されたAK系ライフルを代替することを期待されたが、依然としてG3やAKは主流であり続けIRGCのエリート部隊も本銃ではなくAK-103を愛用している。他国からの本銃への関心はなくなり、本銃のプログラムは2012年に中止されたと言われている。[1]
また、シリア軍の兵器試験では本銃10丁のうち8丁に故障が生じ、同時に試験されていたAK-74が兵器試験の勝者となりシリア軍への採用もAK-74に負ける形で幕を閉じた。[2]
脚注
- ^ Gao, Charlie (2020年7月19日). “Fail: Why Iran's KH-2002 “Khaybar” Rifle Is No M-16” (英語). The National Interest. 2024年10月16日閲覧。
- ^ Oryx (2015年2月19日). “From Russia with Love, Syria's AK-74Ms” (英語). bellingcat. 2024年10月16日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
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