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Kh-23

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 09:42 UTC 版)

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Kh-66/Kh-23 Grom
(NATOコードネーム: AS-7 'Kerry')
AS-7 'Kerry'
種類 戦術空対地ミサイル
原開発国 ソビエト連邦
運用史
配備期間 Kh-66 :20 June 1968[1]
Kh-23 :1973[2]
Kh-23M :1974[2]
配備先 FSU, Warsaw Pact, Iraq, India[3]
開発史
開発者 Yurii N. Korolyov[1]
製造業者 Zvezda-Strela
諸元
重量 A921 :287 kg (633 lb)[3]
全長 A921 :3.525 m (11 ft 7 in)[3]
直径 27.5 cm (10.8 in)[3]

炸薬量 111 kg (245 lb)[3]

エンジン 固体燃料ロケット[3]
翼幅 78.5 cm (2 ft 6.9 in)[3]
誘導方式
発射
プラットフォーム
MiG-21PFM, MiG-23, MiG-27,Su-17 M3/20/22/22M3/M4[3]
テンプレートを表示

Kh-66およびKh-23 Gromロシア語: Х-23 Гром、Gromは稲妻の意。NATOコードAS-7 ケリー )は、射程10kmのソビエト連邦空対地ミサイルである。

使用対象は地上および海上の小型目標。Kh-66は事実上、R-8 (AA-3 'アナブ')空対空ミサイルをビーム誘導型にして弾頭を重量化したバージョンで、1968年にベトナムに急遽実戦投入された。Kh-23は、AGM-12 ブルパップと似た無線指令誘導方式を備えたKh-66の改良型だった。

設計

Kh-66は、R-8(AA-3 'アナブ')空対空ミサイルの機体を流用し、ノズルを分割して、K-5英語版 (AA-1 'アルカリ')ミサイルのビーム誘導装置を流用するためのアンテナスペースを確保した[3]

機首には十字形の制御フィンがあり、後部には制御用の昇降舵を備えた4枚羽がある。

K-5M(AA-1 'アルカリ')空対空ミサイル、Kh-66の前身にあたる

開発

運用史

Kh-66は1968年にMiG-21用に生産開始された。Kh-23は1973年にMiG-23用に認定された。

バリアント

Kh-23ミサイルを搭載したスホーイSu-17M3
Kh-66
K-8をベースにしたオリジナルのビーム誘導ミサイル
Kh-23 ( Izdeliye 68) [4]
推進剤が改良された最初の無線指令誘導型
Kh-23M
Kh-25の技術でKh-23を改良した[2]
Kh-23L
実際にはKh-25(AS-10 'カレン')をベースとしていたであったレーザー誘導バージョンの西側名称
A921
ルーマニア製バージョン[3]
グロム(グロム02)
1980年代に登場したユーゴスラビア版[5]。ポーランド製のMANPADSGrom)と同名だが別物。
Grom-B (Grom 2)
1990年代半ばから後半にかけてのセルビアのVojno-Tehnički Institutによるテレビ誘導版。 AGM-65Bマーベリック用のシーカーをベースとする。

運用国

以前のKh-23運用国を赤で表示
Grom-AとGrom-Bを自国生産していた。

元運用国

類似兵器

脚注

参考文献

  • Gordon, Yefim (2004), Soviet/Russian Aircraft Weapons Since World War Two, Hinckley, England: Midland Publishing, ISBN 1-85780-188-1 



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