通信兵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 01:02 UTC 版)
通信兵(つうしんへい、英語: signaller, signal corps)は、軍の兵科の一つ。
概要
19世紀に入り電信・電話が発明されると、モールス信号を用いた有線通信により、遠距離間の迅速な情報伝達が可能となった。20世紀初頭には無線通信が実用化され、軍隊においても無線通信による作戦支援が急速に発展した。これに伴い、通信を専門とする特技兵の必要性が認識され、各国軍隊に通信兵科が設けられた。
また、暗号技術の発達に伴い、通信兵は暗号作成なども担うようになった。
各国の通信兵
陸上自衛隊
陸上自衛隊においては、「各種通信電子器材をもって、部隊間の指揮連絡のための通信確保、電子戦の主要な部門を担当するとともに、写真・映像の撮影処理等を行」う職種と定義される[1]。職種標識色は青[1]。
脚注
出典
- ^ a b “陸上自衛隊:システム通信科”. 陸上自衛隊 公式Webサイト. 2025年6月29日閲覧。
参考文献
- 片伯部実『戦陣と軍靴 陸軍・歩兵部隊・通信兵の足跡』(1984年)
- 鳥居英晴『日本陸軍の通信諜報戦』(2011年、けやき出版)
- 有山輝雄『情報覇権と帝国日本』(2013年、吉川弘文館)
関連項目
通信兵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 03:32 UTC 版)
戦闘中でも部隊外と通信するため、トランシーバーを携行した(中くらいの可搬型機器を背負っている)歩兵を指す。
※この「通信兵」の解説は、「歩兵」の解説の一部です。
「通信兵」を含む「歩兵」の記事については、「歩兵」の概要を参照ください。
- 通信兵のページへのリンク