動乱
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1980 |
配給: | 東映 |
スタッフ | |
監督: | 森谷司郎 モリタニシロウ |
脚本: | 山田信夫 ヤマダノブオ |
企画: | 池田静雄 イケダシズオ |
坂上順 サカガミスナオ | |
岡田裕介 オカダユウスケ | |
撮影: | 仲沢半次郎 ナカザワハンジロウ |
音楽: | 多賀英典 タガヒデノリ |
美術: | 中村修一郎 ナカムラシュウイチロウ |
編集: | 戸田健夫 トダタケオ |
録音: | 広上益弘 |
スチール: | 遠藤努 エンドウツトム |
助監督: | 澤井信一郎 サワイシンイチロウ |
照明: | 川崎保之丞 カワサキヤスノジョウ |
解説 |
昭和史の起点となった五・一五事件から二・二六事件までの風雲急を告げる時を背景に、寡黙な青年将校とその妻の愛を描いたもので第一部「海峡を渡る愛」、第二部「雪降り止まず」の二部構成になっている。脚本は「英霊たちの応援歌 最後の早慶戦」の山田信夫、監督は「聖職の碑」の森谷司郎、撮影は「天使の欲望」の仲沢半次郎がそれぞれ担当。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
第一部「海峡を渡る愛」昭和七年四月、仙台連隊。宮城啓介大尉が隊長をつとめる中隊の初年兵、溝口が脱走した。姉の薫が貧しさから千円で芸者に売られようとしていたからだ。溝口は捜索隊の上司を殺してしまい、宮城は弁護を申し出るが聞き入れられず、溝口は銃殺刑に処せられた。宮城は父に用立ててもらった千円を香典として渡す。当時、日本は厳しい経済恐慌に包まれ、これを改革すべく、一部の海軍将校と陸軍士官候補生らが決起した。五・一五事件である。クーデターは失敗に終り、陸軍内部の皇道派と統制派の対立を激化させた。この影響は仙台にいる宮城にまで及び、部下から脱走兵を出した責任で朝鮮の国境守備隊へ転任を命じられる。そこは、朝鮮ゲリラへ軍需物資の横流しが平然と行なわれる腐敗したところだ。官城は将校をねぎらう宴に招待され、そこで芸者になった薫と再会する。薫を責める宮城。数日後、薫が自殺を図った。宮城は軍の不正を不問にすることで、薬を入手し薫の命を救う。その頃、国内では統制派によって戦争準備が押し進められていた。第二部「雪降り止まず」昭和十年十月、東京。宮城は第一連隊に配属になり、薫と共に居をかまえた。しかし、二人の間にはまだ男と女の関係はなかった。官城の家には多くの青年将校が訪れ、“建設か破壊か”と熱っぽく語り合っていく。憲兵隊の島謙太郎はそんな宮城家の向いに往みこんで、四六時中、見張りを続けていた。ある日、宮城は恩師であり皇道派の長老格でもある神崎中佐を薫と伴に訪れた。神崎の家庭の幸せを見て、薫は「私の体は汚れているから抱けないんですか」と宮城につめよる。数日後、宮城が決行を決意していた軍務局長暗殺を神崎が単身で陸軍省におもむき果してしまった。この事件は青年将校たちに“時、来る”の感を持たせ、昭和維新への機運いっきに高まった。官城たちの行動に、心情的には同調しながらも、憲兵という職務から事を事前にふせごうと島は苦悩する。決行の日が決まり、宮城は実家に帰り父に薫のことを頼むと、はじめて彼女を抱くのだった。決行の日が来た。時に昭和十一年二月二十五日。夜半から降りはじめた雪は、男たちの熱い思いと、女たちの哀しい宿命をつつみこんで、止むことなく降り続いていた。 |
動乱
動乱(どうらん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/15 06:16 UTC 版)
さすらいの大道芸人。お調子者で、火を使った芸を得意とするが、実は暗殺されたと思われていた徳河家保の御曹司。左胸に痣を持つ。身長は180cm。
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「動乱」の例文・使い方・用例・文例
- その小説は動乱の時代に人が取る命がけの行動を描いている
- 動乱の国.
- 動乱を局部的に食い止める.
- 動乱の時代.
- 国が動乱する
- 人心を動乱せしむ
- 支那の動乱
- 社会の動乱
- 欧州大動乱
- 彼らを取り囲む政治動乱の原因に関して妙に無関心な
- 暴動の動乱期
- 彼の政権における動乱の年
- 株式市場の動乱
- スエズ動乱という国際紛争
- 世の中が動乱する
- ハンガリー動乱という,ハンガリーにおける反ソ,反政府の民衆蜂起
- ハンガリー動乱という,ハンガリーにおける反ソ,反政府の民衆蜂起に起因する政治変動
- 秩序が乱れ,動乱状態にあること
- 動乱の江戸末期,抜(ばっ)刀(とう)斎(さい)(佐藤健(たける))は最も恐れられている暗殺者だ。
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