得川氏とは? わかりやすく解説

得川氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/21 21:58 UTC 版)

得川氏(えがわし、とくがわし)は、平安時代末から鎌倉時代初め頃の上野国の豪族。清和源氏新田氏の一族。新田義重の四男・義季とその子である得川頼有(下野守、下野四郎太郎)を祖とする。新田荘得川郷[注釈 1](現在の群馬県太田市徳川町)を本貫とした。書によっては得河・徳河・徳川とも表記される。


注釈

  1. ^ 義季の得川郷領有に関しては、父親である新田義重やその妻である母親からの譲渡を示す史料は存在しない[要出典]父親からの伝領は押切・世良田・三木・上平塚・下平塚であった[要出典]。 また、新田荘の成立過程で『得川郷』なる地名は存在せず、義季の開発によって出現した可能性が高い[要出典]
  2. ^ 現在の太田市世良田町は太田市徳川町に北隣する地名である。
  3. ^ 『姓氏家系大辞典』の著者太田亮は、この得川氏は山名氏に従って下野国南西部から因幡に移住したものではないかと推定している。

出典

  1. ^ 『得川頼有譲状』
  2. ^ 系図纂要』、『長楽寺系図』、『系図綜覧』など
  3. ^ 樋口清之監修・丹羽基二著 『姓氏 姓氏研究の決定版』 秋田書店1970年、p.228
  4. ^ 太田亮『姓氏家系大辞典』[要ページ番号]
  5. ^ 谷口研語『流浪の戦国貴族 近衛前久 - 天下一統に翻弄された生涯』<中公新書> 1994年pp.167-176、引用元は『岡崎市史』
  6. ^ 谷口研語『流浪の戦国貴族 近衛前久 - 天下一統に翻弄された生涯』<中公新書> 1994年pp.167-176


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