第304話 シベリアの汽笛 / 1992年1月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:32 UTC 版)
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日ソ協力によるシベリア開発事業は、北方領土問題を抱えながらも政府の合意を取り付け、一大プロジェクトとして始動しようとしていた。兆円単位の巨額資金が動く大プロジェクトに、暴力団起業家の四条統二郎をはじめとして、参加企業・官僚達もそろって浮き足立っていた。そんな中、合弁会議に参加する外務審議官の伊達はゴルゴとコンタクトをとる。さながら砂糖に群がる蟻のように目先の利益ばかりに捕らわれる統二郎達の見えぬソ連側の裏に隠した魂胆を、伊達はめざとく見抜いていたのだった。
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