国家・地域
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「プリンセスX 僕の許嫁はモンスターっ娘!?」の記事における「国家・地域」の解説
ゴルゴネイオン朝複合地平帝国 ナージャの故郷である軍事国家。メシエ神聖連合王国とは対立関係にある。 メシエ神聖連合王国 "神聖王国(カタログ)"の通称を持つ王国で、プロ子の故郷。 夜の国 朝と夕方の間に存在する国で、てぐす御前の父である妖怪王がおさめている。 機械帝国アモルファス 南極の狂気山脈に位置する機械たちの国家で、大総統がおさめている。R-コマドリは王族機械(Frei)に属し、42は労働機械(Arbeit)に該当する。
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国家・地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:38 UTC 版)
茘(リー) 主人公たちが暮らす大陸中央部に存在する大国。 幾つかの国および州によって構成され、北は険しい山脈が連なり、西には砂漠が広がり点在するオアシスにも国に属する州がある。 皇族は華(カ)を名乗るが、現時点でそれを冠するのは皇帝とその同母弟のみ。 子北州(シホクシュウ) 現在の皇族の始祖はこの地域から出たと伝聞される、山林資材が豊富かつ温泉も出ていて湯治場もある地域。 子氏に治められていたが、討伐後は皇帝の直轄領地となる。 西都(セイト) 都から遥か西、砂漠の中に存在するオアシスを中心に栄える都市であり、隣国と国境を接する要衝でもある。現在は玉葉妃の父が治める。 砂欧(シャオウ) 茘国から見ると、北と西の交易の中間を押さえている国。他国との混血が進み、美男美女が多いと言われる。 王として男性が君臨する一方巫女として女性が政をする政治形態で、男尊女卑が強く見られる茘と文化がかなり異なる。
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国家・地域
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「ファイナルファンタジーVIII」の記事における「国家・地域」の解説
本作の世界は、大別して4つの国とそれ以外の地域に分けることができる。マップ上の陸地は佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県の4県を組み替えたような形をしている。本作の世界は『FFVII』が薄暗い世界を舞台としていたので「明るい感じにしよう」というコンセプトの元で作られている。 バラム公国 美しい海と温暖な気候に囲まれた、小さな島国。SeeDと呼ばれる傭兵集団を抱えるガーデンがある。「バラムフィッシュ」が名物。国防をSeeDに頼っている部分が多く、ガルバティア・エスタの両強国と海を挟んで対峙しているにもかかわらず、独自の軍隊は持っていない。 ガルバディア共和国 強大な軍事力を持つ西の大国。共和制とは名ばかりの独裁国家であり、終身大統領の恐怖政治によりその国力は成り立っている。首都はデリングシティ。領内に存在するガルバティアガーデンは軍人の養成機関としての面が強くなっている。砂漠地帯に生息する「ウエスタカクタス」が名物。 ティンバー 森と湖の国。かつては独立国であったが、豊富な天然資源を狙った隣国ガルバディアに侵攻され、主権を失った。ガルバディアの占領下にあるが、「森のフクロウ」などのレジスタンス組織の抵抗が根強い。名前の由来は森林を意味する「timber」から。 トラビア 北方の雪国。ガーデンはバラムガーデンと親交が深く、SeeD筆記試験に合格した者を派遣して実地試験を受けさせている。なお徴兵制を採用しているため、全国民はガーデンでの軍事訓練の義務を負う。北部には創作を好み人とは異なる姿をしたシュミ族の村がある。 エスタ 優れた科学技術を誇る東の大国。魔女戦争の際、世界中を敵に回して戦った。17年前に突如外界との接触を断ち、それ以来「沈黙のエスタ」と呼ばれている。沈黙した理由については後述する。 ドール公国 ガルバディア大陸東端に位置する小国。かつての大国、神聖ドール帝国の名を残すが、その面影は感じられない。この世界では数少ない電波塔を保持している。 F.H.(フィッシャーマンズ・ホライズン) エスタの技術者達が分離独立して興した街。かつてはティンバーとエスタをつなぐ橋の中間に位置する駅であったが、完成後程なくしてエスタが外界との接触を断ち、駅としての役目はなくなった。駅であった名残から、街の長は駅長と呼ばれている。 セントラ 過去に起きたモンスターの大量降下現象「月の涙」で滅んだ地域。荒涼とした荒れ地のどこかに古い遺跡がある。
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国家・地域
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「コードギアス 反逆のルルーシュ」の記事における「国家・地域」の解説
神聖ブリタニア帝国 新世界の全てと、世界各地の複数のエリアから構成される、世界の3分の1を支配する超大国。E.U.、中華連邦と同じく世界を支配する三極の一つであり、最大の力を持つ。首都は大陸西岸地区の帝都ペンドラゴン(現実のメキシコ、ソノラ州とバハ・カリフォルニア州の境界付近に存在)。第98代皇帝はシャルル。帝国宰相は第二皇子シュナイゼル。 皇帝を頂点とした絶対君主制国家で、厳しい身分制度のしかれた階級社会を維持しており、「不平等においてこそ競争と進化が生まれる」という現皇帝シャルルの持論を国是としている。世界の3分の1を支配しており、巨大な軍事力を背景に、世界各地で植民地化を目的とした侵略を続けている。 「ブリタニア」とは本来イギリスのブリテン島ならびに古代ローマ帝国が同島に築いた属州を指すが、作中ではブリタニア大陸(アメリカ大陸)に位置する。 歴史を辿るとテューダー朝期のイングランド王国に辿り着き、「処女王」エリザベス1世の息子がヘンリー9世として即位した。このため、ステュアート朝の成立と、それに伴うスコットランド王国との同君連合は成立していない。皇暦1770年代にワシントンの乱と呼ばれる反乱が勃発するが、ルイ16世に支援を求めるために渡仏したベンジャミン・フランクリンの交渉失敗(C.C.によると実際は当時のブリタニア公による買収)により、大陸軍はヨークタウンの戦いで大敗北し、首謀者のジョージ・ワシントンが死亡したため、アメリカ合衆国も成立していない。 史実での清教徒革命、名誉革命、第2次百年戦争については語られていない。このため、周辺諸国が市民革命と議会制度化により停滞していたのに対し、イングランド王国は絶対君主制を固持したとされ、新世界で生産される富によりヘンリー10世とエドワード7世の統治を通して発展を続けた。 エリザベス3世の統治時代、ヨーロッパの大部分を征服したナポレオンは、イングランドへの上陸を目論むと、トラファルガーの海戦に勝利して制海権を掌握し、12万の軍勢と共にロンドンへと進軍した。なお、この時期産業革命の勃興により潤っていたイングランド経済とその対英貿易に群がりナポレオンの対英敵対姿勢に反発するフランス資本については言及が無い。皇暦1807年、エリザベス3世はエディンバラへ追い込まれ、親ナポレオン派の革命勢力に捕縛されて王政廃止を迫られた(「エディンバラの屈辱」)。この窮地を救ったのが、ブリタニア公リカルドとその部下にして親友である「ナイトオブワン」リシャール・エクトル卿であり、彼らの尽力によってエリザベス3世は植民地アメリカへと逃れ、新大陸東部に首都を定めた(「新大陸への遷都」)。 その後、エリザベス3世に子が無く、テューダー朝の血筋が途絶えた際にブリタニア公リカルドが王位を継承し帝政を施行。国号を「神聖ブリタニア帝国」に変更し、リカルド・ヴァン・ブリタニア1世として皇帝に即位した。同時に皇暦を制定し、同年を皇暦1813年とすると共に正史「ブリタニア年代記」の編纂を指示している。その後、ブリタニア大陸ではヨーロッパからの亡命貴族との間に「北南戦争」と呼ばれる戦争が行われた。 ブリタニア本土の地名はカリフォルニアやダラスのような実在の地名と、帝都ペンドラゴンのような架空の地名が混在している。国内通貨はポンドである。 皇暦2010年の日本侵攻の際には、ブリタニア大陸以外にアリューシャン列島・ハワイ・ミクロネシア・フィリピン等から侵攻をしている事から、少なくともこれらの地域に拠点が存在する。 98代皇帝シャルルが消えた後は、ルルーシュがギアスの力を使って99代皇帝へと即位。帝都ペンドラゴンの皇族と貴族を傀儡にし、歴代の皇帝陵破壊や貴族制度の廃止、財閥の解体そしてナンバーズ解放といった従来のブリタニアの在り方を真っ向から壊すような政策を打ち出すようになる。ブリタニア国内では多くの貴族や臣民が反発するが、ルルーシュ派のブリタニア軍が全て鎮圧。全てのブリタニアの伝統が破壊されるに至る。 『双貌のオズ』では、ブラックリベリオンで軍人や騎士の多くが死亡するか再起不能になった後も、本国内でテロが起きる等予断を許さない状態にあったが、テロに対して徹底的に武力を行使して打ち砕くという方針の元で国内情勢の安定化が成され、皇帝シャルルを中心とする現体制に反発するブリタニア人の多くが一掃されるに至った。反面、長きにわたる軍事面に偏った経済構造によって見せかけこそ需要と供給のバランスが成り立ってはいるものの、一旦厭戦気運が高まれば経済自体が崩れてしまう問題点が指摘されている。続編の『O2』ではコーネリアの失踪に加え、後述されるユーロ・ブリタニアの弱体化とそれに伴う本国のE.U.戦線への介入による戦力の困窮が判明した。加えてゼロの復活による混乱を利用して、一部のブリタニア正規軍がテロリスト鎮圧を口実にした略奪を行う事態が発生し、強大化しすぎた国家故に統制が効かなくなっているこの事態に、総督やナイトオブラウンズも頭を悩ませている。 『コードギアス 亡国のアキト』では、現在のE.U.加盟国であるフランスやドイツ、ロシアなどにルーツを持ち、『ヴェランス大公』を宗主とする『ユーロ・ブリタニア』が登場しており、彼らはE.U.との戦争において大きな権限を与えられている。英国王室にルーツを持つブリタニア皇族や、それに連なる貴族に反感を抱く。同時に千年の歴史を誇る正統な貴族団を自負する故に革命で奪われた父祖の大地を奪還し、ゆくゆくはE.U.に変わって本国から独立を果たす動きさえ見られている。そうした考え故に、彼らはE.U.に対して絶対的な優位性を誇りながらも市民の犠牲を考慮して進撃しているため、その侵攻速度は本国の各国への侵攻に対しては緩やかなものとなっている。 シュナイゼルを始めとした本国の皇族や貴族達も彼らの動向を警戒しているが、彼らの有する戦力は本国にも匹敵し、特に象徴であると共に大公直属にして最大戦力でもある『四大騎士団』(聖ミカエル騎士団と聖ガブリエル騎士団と聖ラファエル騎士団と聖ウリエル騎士団)の総帥達の権力と実力は本国の『ナイトオブラウンズ』に匹敵するため、迂闊に手を出すことが出来ないために『ナイトオブラウンズ』のスザクや第88皇女マリーベル旗下の『グリンダ騎士団』を派遣することで、牽制を図っている。後に発覚するシン・ヒュウガ・シャイング首謀の本国への叛乱未遂までは大きな権限を有していたが、『四大騎士団』の壊滅とシンの叛乱を理由に本国に戦争の主権を奪われ、吸収されることになる。しかし、『白の騎士 紅の夜叉』では市民の犠牲を顧みない本国に反発する一部の貴族達が本国に対して敵対行動を取っており、『双貌のオズ O2』で判明して本国の戦力不足の一因にもなる。 ゼロレクイエムの後に第100代皇帝に即位したナナリーによって帝政と皇族の制度が廃止され、帝国の歴史に終止符を打つ。『復活のルルーシュ』では、国名を『ブリタニア公国』に改めて、超合集国の加盟国として存続している。サンクトペテルブルク E.U.のロシア州の都市。E.U.軍の拠点があったが、ブリタニア軍に制圧され、失陥。ロシア州はフィンランド州との国境沿いにある極一部を残して、ユーロ・ブリタニアの手に落ちてしまった。その後はユーロ・ブリタニアの重要拠点となり、エカテリーナ宮殿の更に奥に作戦司令所としてのカエサル大宮殿が建設された。 『双貌のオズ』では、陥落直前のペテルブルクから搬出される美術品を護衛するミッションを受けたオルフェウスとユーロ・ブリタニア軍の戦闘が描かれる。 グリーンランド ロシアやバルト三国と同様、ユーロ・ブリタニアに制圧された北国。E.U.に接収された日本企業のサクラダイト採掘プラント跡地が存在し、「方舟の船団」の作戦のために必要な方舟ガリア・グランデの建造がここで行われた。 エリア 神聖ブリタニア帝国の属領を意味する。現在「エリア18」まで存在している。本編でのコーネリアとユーフェミアの会話や小説版によると、経済力や治安面に応じて上から「衛星エリア」、「途上エリア」、「矯正エリア」と格付けされている。 『双貌のオズ』では、「矯正エリア」の別名と思しき「矯正教育エリア」という名前が登場する。エリア10 ブリタニアの属領となったインドシナ半島に存在するエリア。ただしR2では、インドシナ半島は中華連邦の領土となっている。 『亡国のアキト』の小説版では、カンボジアのトロモ機関はこのエリアに属するとされる。 『双貌のオズ』では、オルフェウスとズィーが初めて出会った当時、タイはブリタニアと中華連邦が共同統治する地となっている。 エリア18 元々は砂漠地帯にあり中東に存在する、巨大な機動兵器(バミデス)を有していた国家。コーネリアによって侵略され、エリア18と名付けられた。 『亡国のアキト』の小説版では北アフリカに位置すると説明されており、ブリタニアとE.U.の最前線であるエル・アラメイン戦線にも近い模様。 租界 本作では、超大国ブリタニアの国民が住むエリア内の街を意味する。 電気中心の文明が発達したブリタニアの都市にふさわしく、租界の周辺には太陽光発電パネルを備えたビルが立ち並ぶ。『R2』の終盤で、皇帝に即位したルルーシュの政策の一つである各エリア及びナンバーズの解放によって、租界は廃止された。香港租界 『双貌のオズ』に登場する、地理的に中華連邦本国に近い位置にある租界。統治者はカリーヌ・ネ・ブリタニア。ブリタニアの租界ではあるが、現地人の間では中華連邦本国と同じく中国語が使われているようで、劇中では中国語で書かれた看板が登場している。 租界内には中華連邦を刺激しないよう、「極東交流センター」と称した偽装された軍事施設が存在したが、シュナイゼルの「欧攻中交」が実を結んでからは偽装する必要性が失われたことにより名前を「香港基地」へと改め、軍事施設であることが明らかな外見へと変貌する。しかし、最後には香港基地破壊のミッションを受けたオルフェウスの手によって破壊された。 『双貌のオズ O2』では、皇帝に即位したルルーシュの政策の一つである各エリア及びナンバーズの解放によって租界ではなくなり本来の香港になったが、ルルーシュによる世界掌握後、ミス・エックスの仲介でルルーシュ率いるブリタニア当局の目を逃れるのに成功した黒の騎士団の一部とコーネリアやギルフォード、そしてオルフェウスとオルドリンらが潜伏しており、トウキョウ租界に姿を現すルルーシュの暗殺と、ルルーシュの手に落ちて以来エリア24改めスペインの上空にある、大量破壊兵器フレイヤを搭載した天空要塞ダモクレスの制圧についての打ち合わせが行われ、コーネリア達はトウキョウ租界へ、オルフェウスとオルドリン並びにピースマークとアレッサンドラ・ドロス率いるKMFリーグの競技団体ファイアーボールズとグリンダ騎士団がダモクレスへ向かうこととなった。 エリア11 極東にかつて存在した国家「日本(ニッポン)」がブリタニアの侵攻(極東事変/第二次太平洋戦争)により、属領とされ変更された呼び名。植民地統治者である総督には皇帝の直接血縁者である皇子もしくは皇女が就任することになっており、初代総督は第三皇子クロヴィス。 ブリタニア侵攻前は中立国であったとされ、首相(総理大臣)を首班とする議院内閣制が採られていた。 世界最大のサクラダイト産出国である皇歴世界の日本は、無資源国家としての近現代史を辿っていない。太平洋戦争敗戦も経験しておらず、帝政日本の体制が21世紀にも多く受け継がれている。具体例としては、旧軍存続、2010年当時政権を率いていた総理大臣が現役の陸軍参謀(文民統制不在)、財閥解体不実施、千島列島領有、等がある。 軍人の口にする忠誠の言葉、「万歳」の対象も史実のそれと異なり「日本万歳」になっている。 『反逆のルルーシュ』『反逆のルルーシュR2』において「イレヴン」はブリタニア人による日本人への蔑称とされていたが、『亡国のアキト』ではブリタニア人に限らず西洋人皆が日本人を「イレヴン」と蔑称していることになった。 100年ほど前(1917年前後)までは、現実の日本と同様「皇族」が存在し、とあるブリタニア属国と政略結婚関係も持ったりもしていたが、何らかの原因で歴史の表舞台からは姿を消し、「キョウト六家」の一つ「皇家」(すめらぎけ)として血縁を残すのみとなった。一方軍事力の面では、KMFを開発・保有しておらずブリタニアと比べて戦力では劣っていたため、2010年の第二次太平洋戦争ではブリタニアに敗れた。なお、史実では太平洋戦争末期の神風特攻に手を焼いたアメリカ海軍が打ち出した艦隊防空構想と日米安保条約の成果であるはずのイージス護衛艦が日本軍の戦力として登場しており、その誕生経緯は明らかでない。また、陸軍の車両は陸上自衛隊のそれと同じものが登場している。他方、民間の武道として、史実と同じく合気道、日本拳法が存在している。 世界最大のサクラダイト産出国であり、この利権を巡る対立がブリタニア軍侵攻の原因とされている。行政区分は現実の47都道府県で細分化されているが北海道・東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州とブロックごとに分けて呼ばれている。北方領土も領土となっている。 日本が余力を残したまま降伏したのと、クロヴィスの内政能力の欠如から、ブリタニアの統治政策は十分ではなく、ブリタニア官僚の一部が私欲の為にNACに物資等を裏で提供している為、各地には要塞規模の施設や、重火器を有した軍の残党、レジスタンスなどの反ブリタニア勢力が多数残存している。この為、ブリタニアの支配下となっている他のエリアと比較し、抵抗活動が活発であった。ブラックリベリオンでの敗戦以降は「途上エリア」(小説版より)から「矯正エリア」へと格下げとなり、コーネリアに変わって総督になったカラレスによってさらなる圧政を強いられるようになったが、彼の死後に就任したナナリーがユーフェミアの遺志を継ぐ形で「行政特区日本」を設立するに至った。黒の騎士団という反ブリタニア勢力が国外追放になった後は、生産力向上や治安が安定したことにより、「衛星エリア」に昇格手前になるほどとなった。後に皇帝となったルルーシュの政策により「日本」という名を取り戻したが、ルルーシュによる世界掌握後は、ゼロレクイエム完遂まで皇帝直轄領とされた。ゼロレクイエム後は、独立を取り戻し扇要が首相に就任している。 『漆黒の蓮夜』では江戸時代の日本が描かれているが、詳細な年代は不明である。当時既に建国されていたブリタニアから皇族や貴族が入国していることから、少なくとも外国に対してある程度の国交を有していた模様。 『亡国のアキト』の小説版によると、かつては東洋の島国で西洋ではあまり知られていない存在であったが、1853年に開国するや当時電気文明の発展途上にあった各国からサクラダイトを豊富に有する国として大いに注目を集めたとされている。 『双貌のオズ』では、「矯正エリア」に格下げされてから間もない姿が描かれる。行政特区日本での虐殺劇やブラックリベリオンでの敗北によってイレヴンのブリタニアに対する敵対心は大きく膨らんでおり、お忍びで視察を行っていたマリーベルが黒の騎士団の末端メンバーに拉致された際、その場に居合わせた一般市民であるイレヴン出身の名誉ブリタニア人が一斉に不満をぶちまけながらオルドリン達を妨害したことから、「ここは矯正エリアではなく敵地」と評せられた。トウキョウ租界 エリア11におけるブリタニア支配の中枢、総督府の所在地である租界。トウキョウ租界と銘打ってはいるが、現実の東京都あるいは東京23区全域が租界という訳ではなく、総督府を中心とする地域(少なくともイケブクロを含む)のみが租界であり、後述のシンジュクゲットーのような場所は租界の外側に位置する。主に電車(モノレール)の環状線沿いに外壁が張り巡らされており、地震等の緊急時にはエリア毎にパージ(分離)する事が出来る。ブラックリベリオンや黒の騎士幹部の公開処刑の際は、ルルーシュがこれを利用して、全ての分離可能エリアをパージする事によりブリタニアの防衛ラインに大打撃を与えた。 ブラックリベリオン後はイレヴンを労働力として酷使する形で復興されたが、そうして建てられた建物の1つバベルタワーでの戦いの末、ルルーシュの作戦によってバベルタワーはブリタニア軍を指揮していたカラレスを巻き込んで倒壊した。その後、ブリタニア当局により租界の構造を修正することで対策が施されたが、第二次トウキョウ決戦ではルルーシュがゲフィオンディスターバーを搭載した列車を使うことでブリタニア軍の防衛ラインを突破される形となり、戦闘の末にフレイヤによって総督府を含む租界の約半分が巨大なクレーターを残して消滅し、第1次被害で2500万人の死者を出す。加えて医療施設等への被害に起因する第2次被害さえも生まれ、ブラックリベリオン以上の犠牲を出した。その後、皇帝に即位したルルーシュの政策の一つである各エリア及びナンバーズの解放によって租界ではなくなり、本来の東京に戻った。 ゲットー ブリタニア統治下にあるエリアの元々の国民が住む街のことで、本作ではイレヴンと呼ばれる日本人が住む街を意味する。実在の地名(新宿、さいたまなど)も登場するが、カタカナ表記(正確には英語表記)で表される。福祉支援も復旧支援もあまりされておらず、まともな職にもありつけないようで、そこに住む日本人は復旧作業をしながら細々と生活している。地下鉄跡や下水道は、レジスタンスの逃走ルートなどに利用されている。『R2』の終盤で、皇帝に即位したルルーシュの政策の一つである各エリア及びナンバーズの解放によって、ゲットーは廃止された。 トウキョウを始めとした都心部のゲットーの損害は甚大でインフラも崩壊しているが、戦術的・戦略的価値の薄かった地方都市や農村地帯は損害が少なく、そこを拠点とするテロリストも存在する。 アッシュフォード学園 創立者にして理事長を務めるルーベン・アッシュフォードが運営する寮制の私立学校で、学園の設備はかなり整っている。トウキョウ租界の一角に立地しているが、第1期のDVD第2巻収録のピクチャードラマによると、学園設立に際しては立地場所を含めてルーベンが築いた人脈によるものだとのこと。ブリタニア人とイレヴンを区別しない、オープンな校風。在籍する生徒は、必ずどこかのクラブに所属しなければならないことになっている。水泳・馬術などが確認されていて、活発に活動している。創立者の孫であるミレイが会長を務める生徒会も存在する。また、お祭り好きのミレイの発案で様々な趣向のイベントが開かれることもある(ミレイのイベント参照)。 ブラックリベリオン以降は学園自体がシャルルの命を受けた機密情報局により、ルルーシュを監視する拠点とされた。これに合わせて記憶操作を受けたミレイ、シャーリー、リヴァルを除く生徒と教師全員がブリタニア本国へ帰国させられ、ヴィレッタ達機密情報局員が教師に成り済まし、サクラである他の生徒と共に入れ替わりに学園入りした。 第二次トウキョウ決戦では直接の被害は受けず、決戦後はギリギリながらフレイヤの効果範囲外であったため、生き残った租界市民の避難場所となった。その後はシュナイゼルと超合集国との交渉により中立地帯とされ、皇帝となったルルーシュがブリタニアの超合集国参加交渉をした際に舞台に指定された。 フジサン 日本を代表する山にして、サクラダイトの鉱脈を有する産地。古くは美しい外観の山であったが、ブリタニアの侵攻後は山を覆うように中腹地点までサクラダイト採掘プラントが建造され、侵攻前とはあまりにもかけ離れた姿と化した(第1期第11話では「フジ鉱山」とも呼ばれた)。サクラダイト採掘については桐原率いる桐原産業が一手に担っており、その関係で桐原と黒の騎士団の会見では桐原側から会見場に指定された。 第2期終盤では、フジサン一帯でルルーシュ率いるブリタニア軍とシュナイゼル率いる黒の騎士団が対峙。シュナイゼル側の戦力を切り崩すべく、ルルーシュの手でサクラダイトにより噴火させられ、火山弾や火砕流によって黒の騎士団にダメージを与えた。その後、トウキョウ租界を含む広範囲に火山灰が降り注いだ。 行政特区日本 ユーフェミアが発案した、限定された地域内で日本の存在を認める政策。手続きを行えば特区に参加することができ、イレヴンは日本人の名前を取り戻すほか、ブリタニアからの圧政や身分差別を受けることはない。そのため、発表当初は大多数のイレヴンに支持された。行政特区として指定された場所は富士エリア一帯。 テロリストに対する民衆の支持を無くすことでテロリストの大義名分を失わせ、逆に参加すれば武力を取り上げられる可能性もあるため、テロリストに対するテロ抑止策としても有効な政策でもある。それ故にシュナイゼルは、この特区を支持した。一時期ユーフェミアによる日本人虐殺により政策が中断したものの、新総督ナナリーによってシズオカ・ゲットーでの実施が進められたが、ゼロの策によりゼロを含む100万人の日本人による中華連邦亡命のために利用された。小説版のナナリーは行政特区日本の継続を行ったが、旧日本人のブリタニアに対する不信感は強く、以降の参加希望者は現れなかったため、事業は崩壊した。 鎌倉 『亡国のアキト』の冒頭の舞台。2010年時点では大仏像と海のある観光地だったが、ブリタニアの日本侵略時に爆撃機編隊が一斉発射したミサイルによって広範囲を焼き払われた。小説版の該当箇所では、ミサイル攻撃は民間人が住む区画も含んだ無差別攻撃であり、「本来の目標である軍事施設を狙い損ねた誤射や誤爆」という形で一応の体裁は整えられている。また、史実と同様に源頼朝によって鎌倉幕府が成立したことを示唆する描写がある。 エリア24 『双貌のオズO2』の舞台で、ブリタニアに占領されたE.U.領のスペイン。第88皇女マリーベルが総督を務める。旧スペイン人は『ツーフォー』と呼ばれる。テロを徹底的に敵視するマリーベルの政策方針もあり、テロに無関係なツーフォーがブリタニア軍に殺戮されるケースが多く、エリア11以上の苛烈な統治が行われている。肥大化しすぎた大グリンダ騎士団の戦力とマリーベルの殺戮がE.U.諸国だけでなく中華連邦や本国で危険視されており、シュナイゼルが監視のためにノネットを派遣している。 また、旧スペイン時代は史実と同様に外国の支配下から脱した歴史的経緯があり、反ブリタニア勢力の「マドリードの星」のリーダーであるフェルナンドはブリタニアと闘う自分達をかつての支配に抵抗した先人に重ねている。 ゲットーはエリア11と比べて損害が少なく、ツーフォー達の生活環境は一定の水準が保たれている。 ルルーシュの皇帝即位後はマリーベルがその軍門に下り、エリア11が日本の名を取り戻したのと同様にスペインの名を取り戻した。マドリード租界 マリーベルによるエリア24統治の要である総督府の所在する租界。エリア11のトウキョウ租界同様、数多くのブリタニア人が居住しており、加えて租界内にはジヴォン家やオイアグロと繋がりがある「帝立ペンデルトン学園」が存在する。 ベンタス・ゲットー マドリード租界の一角に位置するゲットー。限られた区画内にツーフォーが押し込められた劣悪な状態ではあるものの、ここを拠点とするフェルナンド率いる「マドリードの星」をはじめとする反ブリタニア感情を持つツーフォー達はブリタニアの支配を打ち崩そうとの意思を固めている。「マドリードの星」壊滅後も住民達の意思は変わらず、彼らの手でゲットー自体が複雑な迷宮のごとく改造され、守りやすく攻めづらい要塞の如き状態と化す。それ故、ブリタニア当局もこのゲットーが反ブリタニア勢力の根城とわかっていながらも迂闊に手を出せずにいたのだが、テロリスト殲滅に躍起になったマリーベルが自らの直属部隊「リドール・ナイツ」を投入して殲滅戦を展開した結果、ライアー、レオンハルト、ティンクがマリーベルに反旗を翻して殲滅を阻止しようとするも、数に勝るリドールナイツの前に果たせず敗退し、ゲットーは住民諸共完全壊滅した。 E.U. 正式名称は「Euro Universe(ユーロ・ユニバース)」。シャルルから「権利を平等にした為に人気取りの衆愚政治に堕している」と批判されている民主主義国家。中華連邦と同じく、ブリタニアと対立する二強国の一つで、世界を支配する三極の一つ。作中の描写ではヨーロッパとアフリカ、ロシア(シベリアの一部は中華連邦に属する)に領土を持っている。ドイツ州、フランス州など、現実におけるヨーロッパ各国が、構成自治州(行政だけでなく、軍事的にも個別になっている)として存在する連邦制の国家である。 『R2』ではフランス領海岸を舞台に、ドイツ州軍やイタリア州軍を中心としたE.U.軍主力と、ブリタニア軍上陸侵攻部隊との大規模戦闘が描写されていた。そこではE.U.軍制式ナイトメアフレーム『パンツァー・フンメル』が、得意の長距離砲撃を行ってブリタニア軍ナイトメア部隊を圧倒していた。だがランスロットの介入によって戦局は逆転し、以降はシュナイゼルの辣腕も相まって領土を削り取られる一方となっていった(『R2』終盤には、既に領土の大半を奪われて、大国の座からも転落している)。 超合集国設立後は、イタリアやポーランドといったE.U.加盟国や自治州の大部分が相次いで「死に体」となったE.U.を見限り、超合集国に参加した。この時点で、E.U.に残された領土は僅少(イギリスやドイツ、北欧諸国や中央アフリカなど)となり、事実上の崩壊状態となった。後の世界情勢変動にもほとんど関わる事もなく、ルルーシュの世界掌握後はブリタニアに逆らう力もなく、超合集国憲章を批准し、E.U.は消滅した。『復活のルルーシュ』の前日譚『黒のアルビオン』では、マーガレット・ウォルポールが合衆国E.U.の大統領として登場し、神楽耶やナナリーや天子と親しくしている。 小説版では、ブリタニアの国力を10と仮定した場合、7の国力を持つとされている。隣国の中華連邦とは、ブリタニアへの対抗戦略上同盟関係にあったが、シベリアで両国の領土に跨る形状のサクラダイト鉱脈が発見されたために紛争が発生。戦闘は早々に終結したが、両国民の感情的な対立は収まらず対ブリタニア同盟は、その際に雲散霧消した。また、E.U.独自の対ブリタニア反攻作戦『ベル計画』を企図していたが、これもバルカン半島の補給線を断たれたためにサクラダイト供給が途絶して破綻した(E.U.に差別されていた少数民族を、ブリタニアが籠絡し取り込んでいったことも示唆されている)。超合集国が設立すると旧E.U.と記載・呼ばれることが多くなっており、この時点で既に崩壊状態だった事が窺える。 『コードギアス 亡国のアキト』では、「ユーロピア共和国連合」という別名が登場している。略称は従来通りE.U.だが、正式名称は「Europia United(ユーロピア・ユナイテッド)」に変わっている。『亡国のアキト』の設定を踏まえた2018年上映の「劇場版」第二章においては、従来のE.U.と併せて「ユーロピア」という呼称が定着し、スザクがロロの報告時にそう呼んでいる。 1790年にフランス革命が起き、貴族の旧体制を一掃。同年を革命歴1年とする。その後のナポレオンの英国侵攻と「エディンバラの屈辱」によって、英国王室は新大陸へ逃亡。ナポレオン自身は、彼の皇帝即位を疎む勢力によって処刑され、以後のヨーロッパは皇帝も国王もいない民主国家としての道を歩む事になった。 首都はパリ。3人の大統領を中心とした「四十人委員会」と呼ばれる議会が存在し、国民に選ばれた政治家による国政運営が行われている。だがその内実は、長きに渡って続いた民主主義政治が衆愚政治へと劣化・変質しており、大衆迎合主義と利己主義が蔓延する斜陽国家。神聖ブリタニア帝国と中華連邦という2大国に挟まれて国力は低下しつつあり、既にユーロ・ブリタニアによってバルト三国やトルコ、ロシアのほとんどが陥落しているにも関わらず、一般市民や政治家達の危機感は薄い。 日本がブリタニアに占領された際、当時戦争状態ではなかったブリタニアに媚び売りの意味を込めて、E.U.国内の日本人の対日資産を凍結・強制接収した上で敵性外国人として拘束し、ゲットーに隔離。市民権を餌に軍に入隊させ、E.U.市民の代わりに生存率の低い作戦に投入するなど、人権を無視した行為を多数行っている。また、ブリタニア同様に日本人を「イレヴン」と呼ぶなど差別が恒常化している(シテ島のゲットーに収容されているのは、日本人=イレヴンのみのようであり、他のブリタニアに占領された国出身の居住者には隔離政策を行ってはいない模様)。 小説版『亡国のアキト』によると、ブリタニアに占領される前の日本とは、サクラダイトや工業製品を始めとする貿易パートナーシップを締結しており、良好な関係にあった。だがブリタニア占領時には、日本に対する債務取消、並びに日系企業が欧州全域に有していた資産とインフラを接収した。またユーロピア政府の権力アピールと、低所得市民へのガス抜きの意味も兼ねて、日本人の資産凍結と強制収容(差別化政策)を行った。一時は日本の民主主義(主権)回復も議論されたが、世論の支持を得られないため盛り上がらなかった。その代わりに中華連邦にブリタニア牽制の役割(火中の栗を拾わせる役目)を背負わせた事から、中華連邦との関係が悪化した。 E.U.の自治州間の結びつきは弱く、同じ欧州に存在しているという事実と、議会制民主主義という同一イデオロギーのみが連合体を支えている。他のE.U.自治州が陥落してブリタニアの植民地人(ナンバーズ)に転落している事実を、他の自治州市民やユーロピア政府は気にも留めていない。 加えて、『亡国のアキト』第3章では洋上発電所爆破から始めとするユーロ・ブリタニアの策によりE.U.中が暴動で混乱する最中、ワルシャワ駐屯軍などの前線部隊は撤退。更に四十人委員会の委員達もパリから逃げだそうとするなど統制が取れなくなりつつあり、既に国家・軍体制として死に体となっている。この他にも、同作の小説版ではユーロ・ブリタニアとの戦争を逃れた難民を正規軍兵士は手助けもせず罵倒し、笑い物にする始末である。 この腐敗しきった国内体制をユーロ・ブリタニアは「己の利益しか目に入らぬ愚民の集団」と揶揄し、『双貌のオズO2』劇中でも旧E.U.領のスペイン改めエリア24の総督となったマリーベルは、現地のレジスタンス組織「マドリードの星」を否定する発言の中で「E.U.の脆弱な政治」と言及している。作中には、こういった祖国の腐敗と堕落を憂うE.U.軍人も登場するが、彼らは極少数派であるために改革は行えなくなっている。それ故に、一部の将官が企てる反乱に若手将校の多くが賛同することとなる。 「方舟の船団」を名乗るテロ組織による騒乱の後、かつてブリタニアから亡命したブラドー・フォン・ブライスガウの娘であるレイラ・マルカルが市民への演説を行い、更にその死亡をジィーン・スマイラス将軍が発表したことでE.U.市民の士気は高揚し、改革派であるスマイラス将軍の臨時軍事政権がE.U.全域を掌握した。E.U.掌握後は東部方面軍を主力とした多数の地上戦艦やナイトメアを動員し、ユーロ・ブリタニア領へ侵攻したが旗艦の地上戦艦が撃破され、スマイラス将軍とクーデター派の主要将校が軒並み戦死したことによって軍事政権は崩壊し、元の共和制に収まる形となった。その後を描いた『双貌のオズO2』では、敗残兵が避難民を相手に略奪を行うという体たらくにまで成り下がっている。その一方、同じ時期を描いた『白の騎士 紅の夜叉』では、スマイラスの死後に軍部が彼の遺志を継いで徹底抗戦を訴える一派と早急に和平交渉を行うべきと訴える一派に分裂し、前者の方はE.U.を守るためならば自分達の犠牲も厭わないまでに激しく抵抗しているため、ブリタニア側もスザクを含めたナイトオブラウンズを投入して事態の打開を図った結果、『R2』劇中でも描かれているフランス州でのスザクの活躍による勝利によってE.U.が大国の座から転落していく様子が描かれている。 作中では、ブリタニア語やフランス語、ロシア語など様々な言語が使用されており、各地域ごとに様々な公用語が使われている模様。また、敵国の言語であるはずのブリタニア語が使われている経緯については、グレートブリテン島(イギリス)がE.U.の領土となっているためと推定される。フランス州 E.U.の構成自治州の一つ。領内に首都パリが置かれているため、事実上E.U.の中枢国家。『R2』でドイツ州軍、イタリア州軍と共にブリタニア軍の攻勢を抑えていたが、敗北し降伏する。なお、フランス陥落をシュナイゼルは「講和がなった」と話しているが、後にオデュッセウスが「E.U.との戦争もまだ続いている」と発言しているため、中枢部のあるフランスが降伏してもE.U.はブリタニアへの抵抗を続けている。パリ E.U.フランス州の大都市であり、ユーロピア共和国連合首都。四十人委員会やE.U.軍の統合本部も置かれている。シテ島には日本人ゲットーが設置されており、数多くの日本人が閉じ込められている。『方舟の船団』によるテロの標的となり、ベルリンやジュネーブと共に市民達による暴動が発生した。 グランビル海岸 フランス州の海岸地帯。パンツァー・フンメルを軸とする陸上戦力を多数展開して、上陸作戦を展開するブリタニア軍を阻んでいたが、シュナイゼルの命を受けたスザクの駆るランスロットによってKMF部隊を撃破され、制圧された。 イタリア州 E.U.の構成自治州の一つ。R2序盤ではグランビル海岸でドイツ州軍との連携でブリタニアと戦闘を行っていたが、ドイツ州軍共々ランスロットに敗北する。E.U.がブリタニアに対して劣勢になるとE.U.を見限り、超合集国に参加する。 ドイツ州 E.U.の構成自治州の一つ。R2でのグランビル海岸での対ブリタニア戦闘に参加しており、戦闘でも攻勢に移っていた事から有利に展開していた。しかし、ランスロットの介入で敗北。州内のシュヴァルツヴァルトには、wZERO部隊の司令部兼駐屯基地であるヴァイスボルフ城が置かれている。 超合集国設立後も、E.U.に残留している。 ポーランド州 E.U.の構成自治州の一つ。E.U.がブリタニアに対して劣勢になるとE.U.を見限り、超合集国に参加する。『コードギアス 亡国のアキト』ではバルド三国が陥落したため、東ヨーロッパ戦線の最前線に位置する。ワルシャワ市内にはE.U.軍の東部方面軍主力が駐屯し、補給部隊のワルシャワ支局もあり、E.U.の重要拠点となっている。しかし、小説版では他の自治州から派遣されているE.U.軍兵士は「ポーランドという田舎の運命は知ったことではない」と考えている等、ワルシャワ駐屯軍の士気は低い。そればかりか『方舟の船団』によるテロを口実に一部の部隊が前線から無許可撤退を開始しており、クーデター派の将校からは「烏合の衆」、シン・ヒュウガ・シャイングからは「腑抜けのユーロピア本隊」と酷評されている。 『白の騎士 紅の夜叉』では、ポーランド近郊に駐屯中だったブリタニア軍がヘンリック・ゲーラー率いるユーロ・ブリタニアの残党勢力に襲撃され、スザク達がこれに対処した末にヘンリック達を撃破した。 トルコ州 E.U.の構成自治州の一つ。『コードギアス 亡国のアキト』の時点ではユーロ・ブリタニアの領土であり、コンスタンティノープルに聖ミカエル騎士団の本部が置かれていた。しかし、R2ではウクライナ等と共にE.U.に奪還された後、超合集国に参加する。 イギリス州 E.U.の構成自治州の一つ。ブリタニアの前身国家であった旧イングランド王国が、新大陸へ移った後に成立した。超合集国設立後も、E.U.に残留している。ロンドン市内地下には神根島同様の遺跡が存在し、アーカーシャの剣によるメンタル・ネットワーク接続時には大混乱に陥っていた。 『コードギアス 亡国のアキト』では、『方舟の船団』の陰謀による大暴動ではロンドンでバイオテロが発生したとの噂が流れていた。 ナルヴァ E.U.のエストニア州の都市。ペテルブルク奪還に失敗したE.U.軍132連隊が包囲された都市。その後のナルヴァ撤退戦で132連隊は撤退に成功するが、都市は放棄されてブリタニアに制圧されたと思われる。 ベラルーシ州 E.U.の構成自治州の一つで、別名「白ロシア」。『白の騎士 紅の夜叉』では、後述のスロニムを含む地域をE.U.軍の徹底抗戦派のロメロ・バルクライ率いるE.U.第6軍集団(別名「ユーロピア共和国軍第6軍集団」)が抑えていたようで、国境付近の草原地帯に全戦力を展開して粘り強く抵抗を重ねていたが、ナイトオブラウンズの投入により第6軍集団は壊滅し、ブリタニアが占領した。なお、この戦闘にはスザクとルキアーノが参加しており、『R2』劇中で言及されている「白ロシア戦線での縁」は、まさにこれであった模様。スロニム E.U.のベルラーシ州西部の都市。『亡国のアキト』ではユーロ・ブリタニアに制圧されていたが、E.U.軍のγ作戦で一時的に奪還した。しかし、その後はE.U.の第103軍団の部隊展開の失敗でブリタニアに押し戻され、再度失陥した。都市内には、シャルル・ジ・ブリタニアの石像が新たに安置されていた。 アムステルダム オランダ州の都市。パリのシテ島同様にゲットーが設置されており、収容された日本人達の劣等感や不満が子供にも伝染した結果、強者が弱者を迫害するという極めて劣悪な状態に陥っている。『亡国のアキト』に登場するワイヴァン隊の成瀬ユキヤは、ここのゲットー出身者である。 シベリア 小説版に登場する地名。E.U.と中華連邦の国境線上であり、この土地からE.U.領と中華連邦領を跨がるサクラダイト鉱山が発見された事から国境紛争に発展し、両国の対ブリタニア連合が霧散する原因となった。 『亡国のアキト』の小説版では、ペテルブルクがブリタニアに制圧され、E.U.軍第132連隊が占領地奪還に失敗したため、サクラダイト鉱山の失陥が決定的なものとなる。 エル・アラメイン 第一期のE.U.軍とブリタニア軍の戦争で、E.U.軍が攻勢に出ていた戦線。エジプト北部に実在する地名。小説版ではエリア18は、この近辺にあるとの事。 ワルシャワ 『亡国のアキト』第3章で、ピエル・アノウの嫌がらせでIDを抹消されて路頭に迷っていたレイラ・マルカルと日向アキトとwZERO部隊ワイヴァン隊のメンバーたち(佐山リョウと成瀬ユキヤと香坂アヤノ)が、旅の老婆達と出会った地。最終章でシンとスマイラスが戦死した後、それぞれの軍を除隊したレイラとアキトとワイヴァン隊のメンバーたちとアシュレイ・アシュラと戦死したヨハネ・ファビウスを除いたアシュラ隊のメンバーたちは、再会した旅の老婆達と共に共同生活を送っている。 グレートブリテン島 かつて旧イングランド王国の本土であった巨大な島。しかし、先述の革命によって王侯貴族が一掃されてからは島全域がE.U.の領土となっており、『亡国のアキト』の冒頭に登場する地球儀によると、アイルランド島を含む周辺の島も同様である。 なお、イングランドの後継国家でもある現在のブリタニアでは、既に領土ではなくなったこの島の地名を一部の兵器の名前としており、精神的には決して切り離されてはいない模様(グラスゴーやサザーランドやグレートブリタニア等が該当する)。 ハンガリー南部の村 『双貌のオズ』における重要地点。かつては人口の少ない小さな村ながらも、自由を求めてギアス嚮団から脱走したオルフェウスとエウリアを村人たちは受け入れ、2人は幸せで穏やかな生活を手に入れた。しかし、V.V.の命を受けたオイアグロ率いるプルートーンによって村は襲われ、村人は虐殺された挙句エウリアも死亡し、オルフェウスだけが生き残るという惨劇の場となった。その後は住民が不在であることから地図に記載されない「地図にない村」と化すが、在りし日の名残として廃墟化した家屋やエウリアの墓標が残されている。 四十人委員会 ユーロピア共和国連合の国家運営を行う議会で国防の中核を担っている組織であり、作中では「国防四十人委員会」とも呼ばれる。E.U.設立時の組織をベースとしており、四十人委員会となっているが、現在の委員数は200名を超えている。 しかし、所属している議員や官僚は会議を連日の様に行う事で安心感を得ているなど、組織そのものは迷走している。 ジュリアス・キングスレイの策略で引き起こされたE.U.全土の大暴動の最中には委員たちに臨時閣議の指示が出ていたが、多くの委員は政府の命令を無視してパリから逃亡し、スマイラス・ユーゲントからは「唾棄すべき奴ら」とまで称され、市民の信用を失う。レイラの演説による暴動停止とその後のスライマス将軍の扇動で、E.U.全域はスマイラス将軍の臨時政府による軍事政権に掌握されたため、委員会は機能を停止したと思われる。 スマイラスの戦死後は政権を回復したと思われるが、その後の情勢から何も変わってはいない模様。 中華連邦 皇歴世界の中国大陸では、王朝が健在なまま近代化革命勢力と権力統合を果たし「中華」の国号を得て、中央アジア、南アジア、東南アジア、一部イスラム諸国にも版図を拡大、「中華連邦」ができあがった。 ブリタニア皇帝シャルルから「富を平等にした中華連邦は怠け者ばかり」と批判されている共産主義国家。E.U.と同じくブリタニアと対立する二強国の一つであり、世界を支配する三極の一つ。 連邦制国家であり、中華連邦支配下の国々は州や軍区で構成されているが、E.U.の様に行政や軍事も個別になっているのかは不明だが、各地に軍閥が存在する模様。 中国大陸を中心に朝鮮半島・インドシナ半島・インド亜大陸を領土とし、アジアの広範囲とシベリアの一部を支配している。首都は洛陽。また、その領土内には、極秘裏にギアス嚮団の本拠地が構えられていた。 天子を元首とする君主制国家だが、幼女である天子を傀儡にしている官僚集団「大宦官」を始めとする一部特権階級が専横を極めており、人民の多くは貧困と停滞に苦しんでいた。世界最大の人口を有する大国でありながらその実態は「老人」と例えられる程に国力が衰退してしまっていた。 小説版ではブリタニアの国力を10と仮定した場合、5の国力を持つとされている。連邦制も現在のブリタニアの様な強引な領土拡大の結果、取り込んだ国々の不満を逸らす政策として始められたものである。E.U.と対ブリタニア同盟を結んでいたが、シベリアのサクラダイト鉱山の利権問題を原因とした紛争で霧散した(元々、民主主義国家だったE.U.と、君主制国家である中華連邦では主義主張が異なりすぎているため、対ブリタニア同盟の継続は難しかった)。 神聖ブリタニア帝国とは積極的に敵対していた訳ではないが、関係は険悪であったとされる。日本がエリア11となってしまった事は中華連邦にとって喉元に刃を突き付けられていた事に等しいため、日本国内のレジスタンスに重火器からナイトメアフレームまで供給することでブリタニアに対する数々の妨害を行う。キュウシュウ戦役を引き起こす旧日本政府関係者の亡命を容認していたのも、将来的に日本を支配下に置く事を見越しての布石である。更にエリア11の生産性を下げるために、イレヴンの間に麻薬「リフレイン」を密かに流通させていた。 E.U.がブリタニアに劣勢になると中華連邦首脳部はブリタニアに対して媚売りを始めるようになり、シュナイゼルの戦略指針「欧攻中交」により本編のオデュッセウスと天子の政略結婚、ブリタニアに対する中華連邦領土割譲と不平等条約締結に繋がっていったとされる。 「黒の騎士団」を率いるルルーシュは、C.C.を使者として送るなど早い段階から対ブリタニア戦略のために中華連邦と交渉の場を設けていたが、前述のリフレイン流通の件などもあり強く警戒もしており、中華連邦が日本に傀儡政権を建てるためにキュウシュウ戦役を起こした際にはランスロットに加勢して中華連邦軍を攻撃した。第2期では黒の騎士団の再建を急ぐルルーシュはギアスで中華連邦総領事・高亥を篭絡し、中華連邦との間に一種の同盟関係を築く。高亥の死亡後も代わって総領事館の実権を握った星刻と利害が一致したため、引き続き「黒の騎士団」の有力な同盟者となった。ゼロと星刻により大宦官を抹殺されて以降は連邦制が事実上崩壊し、各地の軍閥が中華連邦を割拠する事態となるが黒の騎士団と星刻の中華連邦軍が各地を平定し、旧中華連邦に属していた国々も独立。中華連邦自体は国号を「合衆国中華」に改め、超合集国の中枢を担う国家となった。 『双貌のオズ』では、民の劣悪きわまる生活環境の改善とそれに伴う内政の干渉をオデュッセウスが指摘し、シュナイゼルもこの体制の崩壊を政略結婚で防ぎ、中華連邦を懐柔する方針をとることになる。しかし、当時大宦官の悪政を正そうとする武官達による反体制勢力「紅巾党」の決起と「ピースマーク」から派遣されたテロリストによってシュナイゼルの暗殺未遂事件が発生するも、当時シュナイゼルの護衛に随行していた「グリンダ騎士団」の活躍でこれを鎮圧、中華連邦との関係を友好的に進めることに成功した。更にこの事件で、「グリンダ騎士団」が保有する第七世代KMFとそれに連なる試作機の圧倒的な性能を目撃したシュナイゼルが、「ナイトオブラウンズ」や親衛隊クラスの精鋭騎士団を中心に量産化と専用機の配備を検討していく事となる。朱禁城 首都洛陽に位置する天子の居城。しかし、大宦官の専横によって事実上大宦官の居城と化していた。モデルは中華人民共和国に所在する旧王宮「紫禁城」。 咬龍之房 第1期にのみ登場した中華連邦の「首脳」の官邸らしき場所。中華連邦の指導者と思しき5人の中国服姿の政治家が集まっていた。第2期では咬龍之房は一度も出てこず、5人の政治家も登場しなかった。 蓬莱島 中華連邦領、黄海に浮かぶ潮力発電用の人工島。ゼロと大宦官の取引により、エリア11を脱出した黒の騎士団と日本人の居住地として貸与された。後に、合衆国日本の暫定首都となる。そして、超合集国設立の為の超合集国憲章の批准式典会場にもなった。 『双貌のオズ』では日本人に貸与され、蓬莱島と名付けられる以前の経緯が描かれる。自然エネルギーを有効活用する上で潮力発電はとても効率的で優れていたが、それ故にブリタニアと中華連邦の外交交渉で優位に立ちたかったシュナイゼルからはサクラダイトに依存しないエネルギー源であったことから「相手の懐に入れたくないカード」として白眼視され、秘密裏に破壊工作が進められるもオルフェウスの妨害で失敗に終わった。 天帝八十八陵 中華連邦に存在する、歴代の天子を祭る陵墓。しかし、今の大宦官による専横もあってその神聖さも消えかかっている。『R2』の中盤では、天子・蔣麗華を拉致したゼロ(ルルーシュ)と黒の騎士団がこの地に立て籠もって、黎星刻とブリタニア軍を迎え撃った。 インド軍区 中華連邦を構成する国の一つ。中華連邦より独立を図ろうとする勢力と、従来の関係を維持しようとする勢力が存在し、一枚岩ではない。前者にはラクシャータが属しており、黒の騎士団を援助している。まともなナイトメア開発能力を欠いている中華連邦において別格のナイトメア開発技術を有しており、ラクシャータが開発した紅蓮弐式等の高性能KMFを日本で製造し、黒の騎士団に提供した。一方で中華連邦軍が持つ高性能KMFはインド軍区内の中華連邦寄りの勢力が秘密裏に引き渡した神虎のみであり、中華連邦とは必ずしも技術共有していないことが窺える。超合集国の成立に伴い、中華連邦から独立して合衆国インドとなり、超合集国へ参加した。 『双貌のオズ』では、ブラックリベリオン後にブリタニア当局より逃れることに成功したカレンと卜部がインド軍区北西部のグジャラートに潜伏しており、ラクシャータから依頼を受けたオルフェウスが紅蓮弐式用の装備である「甲壱型腕」を届けるべくガナバディと共にカレン達に接触するが、同時にカレン達を追うブリタニア軍の特殊部隊「ブルーバロンズ」も既に現地入りしており、彼らの存在を感知していたオルフェウスとの戦闘の末、最後には加勢したカレンによってブルーバロンズは壊滅することとなった。また、現在でこそインド軍区は政治的に安定しているがかつては周辺国と戦争状態になっていたこともあり、辺境の山間部には当時の名残としてトーチカや地下壕を備えた軍事施設跡が残されている。 『双貌のオズO2』ではルルーシュによる世界掌握後、エリア24改めスペイン上空にあるダモクレス制圧のため、香港でコーネリア達と打ち合わせをしていたオルフェウスやオルドリンに先駆けてピースマークやグリンダ騎士団の面々がムンバイ入りしており、民間用KMFを使用する競技団体ファイアーボールズも加わって、打ち合わせを終えたオルフェウス達もムンバイにて合流してからは、決戦前の息抜きとばかりに一夜の宴を催した。 モンゴル州 中華連邦を構成する国の一つ。大宦官の粛正により混乱した際には、シャルルによる中華連邦への宣戦布告を受けたシュナイゼルの発案により国境線上にブリタニア軍二個師団が集結し、領土割譲を目的とした示威行為が行われた。その後、モンゴル州が超合集国に参加していることから失敗したと思われる。 『双貌のオズ』では、「モンゴル行政区」なる別名が登場。エリア11(日本)と同様にサクラダイトの産出地であり、小規模ながらもサクラダイトの鉱脈が発見された地域に町が作られたが、これに目を付けた現地で幅を利かせる軍閥を率いる将軍と手を結んだ、KMFで武装した野盗集団に狙われるという事態になるも、町がピースマークに出した救援のミッションを受けてやって来たオルフェウスとガナバディ、そして時を同じくして町を訪れていたネリスことコーネリアの手で野盗集団は壊滅され、町は安全と平和を取り戻した。ちなみにこの町は、ギアス嚮団から逃亡したばかりのオルフェウスとエウリアが一時期身を寄せており、それ故オルフェウスはより優先度が高いミッションがあったにもかかわらずかつての恩を返そうと、この町に赴くに至っている(ちなみに町の住民の1人も、オルフェウスのことを覚えており声をかけている)。 ペルシャ軍管区 中華連邦を構成する国の一つ。小説版に登場。大宦官粛清後に、黒の騎士団と中華連邦軍がブリタニアに抵抗しているE.U.との連携を図るために行った中東方面進出の際の拠点。既にE.U.領であったロシア、カザフスタン、グルジアがブリタニア軍に制圧されたため、中東方面からの進出を余儀なくされていた。カノンが「かつての中華連邦ペルシャ軍管区」と発言しているため、事実上中華連邦から独立した状態になっていたと思われる。 大宦官 中華連邦の事実上の支配者となっている官僚集団で八名の宦官で構成されている。中華連邦政府各省の代表達で構成されており、幼い天子を祀り上げて中華連邦の政治を牛耳っている。私利私欲のために国内で圧政を敷いており、中華連邦の国力を衰退させている。天子をブリタニアに売り払う事で爵位を得て、中華連邦そのものをブリタニアに売り渡そうとするが、ゼロと星刻に敗北し、シュナイゼルからも見捨てられたため、全員が死亡した。 史実の宦官と同じく去勢されているが、中華連邦でその他の宦官が実在するのかは不明。 超合集国 合衆国日本と合衆国中華を中心に、複数の国家から構成される連合国家。ゼロの合衆国連合構想が実現した形となり、ブリタニアに対抗できる程の国力を持つ。合集国憲章を批准することで超合集国に加盟することができ、憲章を批准している国家は47か国。武力面では「合集国憲章第17条」に基づいて各国家が武力を永久に放棄する代わりに、人員・資金提供を条件にどの国家にも属さない黒の騎士団と契約し、黒の騎士団が安全保障を担っている。これは、烏合の衆と化する各国家の軍隊の連携不足の問題を解消するといった側面もある。超合集国の決議は多数決で決める民主主義制となっているが、投票権は国の人口の多さによって比例しているため、大きな国であるほど多くの票をその国が持つことになる。 超合集国には、合衆国日本と旧中華連邦に属したアジアを中心に、旧E.U.を見捨てて脱退してきた東アフリカとヨーロッパの一部が加盟している。また、日本同様にブリタニアに制圧された国々の亡命政権も多数が参加している模様。 超合集国の設立により「死に体」となったE.U.は世界の覇権から脱落し、世界は超合集国と神聖ブリタニア帝国の二極化を迎える事になる。その後、ルルーシュが世界を征服して超合集国第二代最高評議会議長になったことでルルーシュに掌握・支配されてしまうが、ゼロレクイエムでルルーシュがゼロに討たれた後は再編成され、『復活のルルーシュ』でのナナリー拉致事件が起こるまではかつてない平和を謳歌していた。合衆国日本 ゼロが建国を構想した国家。ゼロはユーフェミアによる日本人虐殺後の建国宣言で合衆国日本を日本の復活ではない新たな日本として建国するとし、「様々な人種と歴史、主義を許容する広さを持ち、強者が弱者を虐げないことを自負する国家」としての理念を打ち出している。 ブラックリベリオンでの敗北で頓挫したが、その1年後にゼロが復活し、ギアスで中華連邦総領事・高亥を篭絡したことにより、中華連邦総領事館の一室が一時的に合衆国日本の最初の領土となった。その後は黒の騎士団が総領事館から退去するまでの間、敷地全体が領土扱いになり、黒の騎士団を含む100万人の日本人が中華連邦に亡命して以降は蓬莱島を暫定首都に定めていた。 パール・パーティー ラクシャータ・チャウラーがゼロレクイエム以降に率いるKMF開発チーム。ラクシャータが元々手掛けていた紅蓮系列に加え、ブリタニア製KMFの開発データを接収したことで、双方の技術を組み合わせた高性能機を開発できるようになった。人員も有能な人材が集められ、加苅サヴィトリ、ネーハ・シャンカール、シャンティなどが所属している。 ジルクスタン王国 劇場版『復活のルルーシュ』に登場する国家。国土の約9割が剥き出しの砂漠や荒野に加え、サクラダイトを始めとした物資にも乏しい小国。国王のシャリオが軍事を、その姉である聖神官シャムナが国の神事を担当して治めている。 元々は周辺国からの移民が豊かな水源に恵まれた土地に集ったことで成立していた国だったが、その水源が涸れたことにより貧困に喘ぐようになったため「優秀な兵士を育て上げ、傭兵として各国に派遣する」産業方針に転換し、いつしか『戦士の国』と呼ばれるほどの軍事国家に成長した。かつてはブリタニア帝国の大軍さえ退けたこともあり、シャルルも迂闊に手が出せなかった。また、兵士を傭兵として派遣していた経緯から、自国産の量産型KMFゲド・バッカ以外にもブリタニア、E.U.、中華連邦製など多様なKMFを保有しており、表沙汰にできない軍事行動の際に運用される。加えて、ギアス嚮団の分派ファルラフが国家中枢にあり、王家と軍上層部の多くはギアスの存在を認知・利用している。 皇暦まではブリタニアの各国侵略もあって国家運営に支障はなかったが、ゼロレクイエムによって世界平和がもたらされたことで軍需産業の需要が減った結果、生活の必需品であるエナジーフィラーの輸入にすら困るほどの経済的大打撃を受ける。これに対し、「Cの世界」への干渉によって世界を改竄することで国を救おうとしていたが、計画を主導していたシャムナとシャリオの死により頓挫し、残された国は超合衆国への加盟という形で存続することになった。嘆きの大監獄 ギムスーラ平原に存在する大監獄。思想犯や山賊を収容し、山賊上がりのベルク・バトゥム・ビトゥルが獄長を勤める。 最下層には、かつてCの世界へアクセスするために用いられたアラムの門が存在し、地下水に浸かっていたためにほぼ無傷で残っている。 ナム・ジャラ・ラタック ジルクスタンにおける上官及び王家への返礼。ブリタニアの「イエス・マイ・ロード」や「イエス・ユア・ハイネス」に相当し、大抵の場合返礼の際には片手もしくは両手で目を覆うのが礼儀となっている。 この他、オーストラリアが名称のみ作中登場する。
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国家・地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 15:12 UTC 版)
アルジェリア エジプト リビア モロッコ スーダン チュニジア 西サハラ(サハラ・アラブ民主共和国) - 約80カ国が国家承認。多くの国からは国家として承認されていない。モロッコが占領し自国領土と主張。 スペイン - セウタ、メリリャ、プラサス・デ・ソベラニア、カナリア諸島 ポルトガル - マデイラ諸島 エチオピアやエリトリア、モーリタニアを含めることがある。
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国家・地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 02:07 UTC 版)
詳細は「国家・地域に関する世界一の一覧」を参照 ビュフォード - 定住人口が世界一少ない地域(1人、2014年)。アメリカ・ワイオミング州オールバニ郡所在。郵便番号も割り当てられている。日本なら限界集落未満になる。
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