軍閥とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 社会運動 > 勢力 > 軍閥の意味・解説 

ぐん‐ばつ【軍閥】


軍閥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/25 15:12 UTC 版)

軍閥(ぐんばつ)とは、「軍隊派閥」、「軍人の派閥」、「軍事力を背景とする派閥」、或いは、その複数を組み合わせたもののことであり、具体的には、近代国民国家成立以降の、以下の種類が挙げられる。

  1. 文民文官を中心とする政治勢力(派閥)に対抗する、軍人を中心とする政治勢力(派閥)のこと。
  2. 1つの軍隊の中における、相争う複数の勢力(派閥)のこと。
    1. 旧・日本軍における、この第1・第2の意味での「軍閥」については、大日本帝国陸軍#軍閥・軍国主義思想を、その源流となった軍内における藩閥については、藩閥#陸海軍における藩閥を、それぞれ参照のこと。
    2. この第1・第2の意味の場合の日本軍における「軍閥」のことを、英語・スペイン語・フランス語いずれでも日本語をそのままラテン文字で「Gunbatsu (en:Gunbatsu (es:Gunbatsu (fr:Gunbatsuと表記し、それをそれぞれの言語で表す際には、「軍隊の派閥 (Faction」を意味する「Military Factions」・「Facciones Militares」・「Factions militaires」と直訳している。
  3. 国内の各地方に割拠し、ある程度の地域を実効支配する、複数の勢力(派閥)のこと。
    1. この第3の意味の場合の「軍閥」のことを英語で「military cliques」と、その指導者指揮官のことを英語で「ウォーロード(warlord)」と呼び、特に中華民国の成立後1916年~1928年に内戦状態が継続した時代のことを英語で「ウォーロード・エラ(The Warlord Era)」、日本語で「軍閥時代」と呼ぶ。

いずれも、政治状況によっては、政権の不安定化や軍事クーデターの温床となり得る。また、現代では、武装勢力の一種とみなされることも多い。

第1・第2の意味の「軍閥」の一覧

第3の意味の「軍閥」の一覧

脚注

  1. ^ a b c d e 森久男. “『日本陸軍と内蒙工作』について”. 愛知大学. 2020年6月13日閲覧。
  2. ^ 1921年大正12年)のバーデン=バーデンの密約のメンバーである永田、小畑、岡村とその後参加した東條、河本、板垣らを中心に、陸軍士官学校15期から18期の卒業生のエリートが中心に結成された会。名称は、1927年(昭和2年)から定期的に会合を持つようになった場であるフランス料理店二葉亭に由来するという(大江志乃夫『張作霖爆殺』33-35頁)。

関連項目


「軍閥」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



軍閥と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「軍閥」の関連用語

軍閥のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



軍閥のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの軍閥 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS