E.U.軍
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「コードギアス 亡国のアキト」の記事における「E.U.軍」の解説
ジィーン・スマイラス 声 - 石塚運昇 E.U.軍の将軍。レイラの父親・ブラドーの親友で、彼の娘であるレイラを高く評価している。ナルヴァ作戦後アノウを「w-ZERO」の司令から外し、レイラを新しい司令として任命した。その後も「wZERO」の活動をサポートしている。しかし、その裏ではユーロ・ブリタニアと秘かに取引を進めており、クラウスを通じてヴァイスボルフ城とアポロンの馬車に関する情報をシンに送っていた。また、ギアスとも関わりを持っている。 実は時空の管理者がギアスユーザーを排除するために使っている家系の出身で、彼もその役目を担っていた。ブラドーとは親友であった一方でその人気に嫉妬しており、その妻のクラウディアに横恋慕していた事から、時空の管理者にブラドーがギアスユーザーであると吹き込み、間接的に殺害した。自らの役目を私欲の為に利用したこの行為のため、管理者からは「謀った」と激怒される。その償いとして、裏取引をしていた相手でありギアスユーザーであるシンの命を要求されている。 イレヴンを特に差別している人物ではないが、危機的状況の回避のためなら「wZERO」に危険な任務の遂行を命じたり、ゲットーにイレヴンが押し込められている現状を受容する、冷徹なリアリストの側面を持つ。 E.U.の現状を憂う若手将校達のカリスマ的存在であり、彼らと共に腐敗したE.U.政府打倒を密かに計画している。ユーロ・ブリタニアとは『現在の支配者に取って代わろうとする者同士』という点で利害が共通しており、裏取引もその目的のためであった。レイラに対してジャンヌ・ダルクとしての役割を期待していたが、それはあくまでも象徴と生け贄としての意味合いが強かった。史実でも、ジャンヌ・ダルクの処刑によりフランス王国の戦意が向上し、100年戦争はフランスの勝利に終わっている。 レイラが市民への演説を行った直後にヴァイスボルフ城が攻撃を受けた報せを受けた彼は政権を掌握し、市民に「レイラの死」という虚偽の発表と戦意高揚のための演説を行い、E.U.の実権を握る。その様子をクラウスは「ユーロピア(E.U.)の皇帝になるつもり」と評した。 その後、自ら東部方面軍を率いると共に、巨大陸上戦艦「リヴァイアサン」に乗艦して最前線へと赴くが、ヴァイスボルフ城から転移してきたアシュレイのレッドオーガにリヴァイアサンのブリッジを破壊されて戦死する。その直前には時空の管理者によって、彼らと自分の違いを指摘された上で死を宣告された。「ナポレオンの百日天下」のごとく、自らの死によって彼の政権は崩壊してしまった。
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