ガルバディア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 10:55 UTC 版)
「ファイナルファンタジーVIII」の記事における「ガルバディア」の解説
ビンザー・デリング(Binzer Delling) ガルバディアの終身大統領。 優れた科学技術を持つエスタが世界に侵攻してきた「魔女戦争」を機に、若くして大統領となって領土拡大と軍備の増強を推進し、十数年でガルバディアを西の大国にまで押し上げた。世界平和を目指していると宣言しているが、実際は大統領とは名ばかりの独裁者であり、逆らう者には数々の粛清を行いその手を血で染めてきた。 対立する国家への脅迫材料として、魔女イデアと手を組み彼女を外交官に任命したが、後に呆気なくイデアに殺されてしまった。ストーリー上の出番も少なく退場も早い。 フューリー・カーウェイ(Fury Caraway) ガルバディア軍大佐。リノアの父親。少佐時代に歌手のジュリアと知り合い結婚。 実質的な同軍の最高権力者で、ガルバディアが魔女に支配されることを危惧し、イデアの暗殺を計画する。結局計画が失敗した後も無事だったが、サイファーに立場を追われ、完全に軍政から外されてしまった。 粛清を進めるデリング大統領に従う軍人と言う立場である関係上、娘のリノアには嫌われているが、常に気にかけている。終盤で彼のもとを訪ねると「娘のことを頼む」とスコールたちに述べる。ちなみに、リノアのカードも彼が持っている。 ジュリア・ハーティリー(Julia Heartilly) リノアの母で、かつてガルバディアで有名だった歌手。ラグナの憧れだった人で、元々はバーでピアノを弾いていたが、ラグナとの出会いで思い浮かんだ詩を書き、「Eyes On Me」で歌手として有名になる。ラグナに想いを寄せていたが、ラグナが戦場に行ったきり帰って来ることはなく、落ち込んでいたところを当時少佐だったカーウェイ大佐に慰めてもらった事がきっかけで彼と結婚。後に夫との間にリノアが生まれるが、彼女が5歳になる前に事故で他界している。 ドドンナ(Dodonna) ガルバディアガーデンの学園長兼マスター。ガルバディア(というよりも、自身のガーデン)が魔女に乗っ取られることを危惧し、たまたまガルバディアガーデンを訪れていたスコールらSeeDを利用して魔女イデアの暗殺を企む。後にイデアによってガーデンから追放され、各地を放浪していたところをF.H.の人々に助けられ、改心する。カーウェイ大佐とはカード仲間でもある。 レイン(Raine) エルオーネの幼少時代の保護者で、ガルバディア領ウィンヒルに住んでいた。花が好きな心優しくもしっかりとした女性で、村人たちから愛されていた。しかし体が丈夫ではなかったため、当初は村人たちから歓迎されていたラグナも、レインとの関係が進展するにつれて次第に村人たちから警戒されるようになっていた。 辺境での任務で重傷を負って担ぎ込まれたラグナを親身になって介抱し、少しずつラグナと想いを寄せ合うようになっていく。ラグナが一箇所に留まるタイプではないと察しており、それを気遣って素直に好意を言い出せずにいたが、その後ラグナからプロポーズを受け、彼から結婚指輪を受け取った。しかし幸せの絶頂期の時にエルオーネがエスタ兵に攫われてしまい、ラグナがエルオーネと共に帰って来ることを信じて、エスタに向う彼らの旅立ちを見送った。その時彼女はラグナの子どもを身篭っていたが、ラグナはそれを知らなかった。 ラグナがエルオーネを助けにエスタにいる間にラグナの子どもを出産するも、その直後に衰弱してしまい、帰ってきたエルオーネに看取られながら亡くなった。死に際の彼女の「ラグナに子どもを見せてあげたかった」という想いが、後にエルオーネの「過去を変えたいと願う思い」に繋がっていくことになる。 ラグナとの間に生まれた子どもが誰かは作中では明確にはされていないが、スコールである事が示唆されている。また、エンディングで彼女の墓石には本名の「レイン・レウァール(Raine Loire)」が記されている。またウィンヒルを訪れるとスコールの前にレインの幻影が現れるが、彼がその意味を知ることはない。 ビッグス&ウェッジ 元々はガルバディア軍の幹部だったが、ルナティックパンドラでは軍を辞めてしまう。詳しくはビッグス&ウェッジを参考。
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