無差別攻撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/01 09:47 UTC 版)
都市や地域を占領するために進出してきた軍隊に対し、その場所を防御する軍隊がいた場合、その場所は防守都市・防守地域とみなされ、その場所を攻撃する軍隊は無差別砲撃を行う権利が国際法上認められている。 この砲撃は、軍事利用されている建物や一般市民の住居する建物とを区別せず、地域全体にわたる砲撃であるという意味で無差別砲撃(攻撃)という。ただし、ハーグ陸戦規則においては、攻囲及び砲撃を行うにあたっては、宗教、技芸、学術、慈善の用途に使用されている建物、歴史上の記念建造物、病院、傷病者の収容所は、同時に軍事目的に使用されていない限り、これに対しなるべく損害を与えない為の必要な一切の手段を取らなければならない。これにあたっては、攻囲された側は識別し易い徽章をもって建物または収容所を表示する義務を負い、攻囲者に予め通告する必要がある。
※この「無差別攻撃」の解説は、「軍事目標主義」の解説の一部です。
「無差別攻撃」を含む「軍事目標主義」の記事については、「軍事目標主義」の概要を参照ください。
- 無差別攻撃のページへのリンク