ジルクスタン王国
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「コードギアス 反逆のルルーシュ」の記事における「ジルクスタン王国」の解説
劇場版『復活のルルーシュ』に登場する国家。国土の約9割が剥き出しの砂漠や荒野に加え、サクラダイトを始めとした物資にも乏しい小国。国王のシャリオが軍事を、その姉である聖神官シャムナが国の神事を担当して治めている。
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ジルクスタン王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 07:40 UTC 版)
「コードギアスシリーズの登場人物」の記事における「ジルクスタン王国」の解説
シャリオ 声 - 村瀬歩 ジルクスタン王国で軍事を指揮する若き国王。白い肌と髪の美少年だが、身体が不自由でナナリーと同じく専用の車椅子での生活を強いられると共に、目も不自由なためにゴーグルで視力を補っている。しかし、スザクにも匹敵する高いKMFの操縦技術を誇り、第十世代相当KMFナギド・シュ・メインは彼の専用機である。 「民は僕のために、僕は民のために」という王と国民の相互補助を理念としており、同時に予言の力で国を支える姉のシャムナに信仰に等しい愛情を抱き、彼女と国民を守るべく最強の戦士を志す。 ハシュベスの難民キャンプ襲撃時、テロリストを装って部下達と共にナナリーとスザクを襲撃して予言の助力を得てスザクを捕らえる。ゼロがスザクと知ってからは、ブリタニア最強の騎士であるビスマルクをも破ったスザクの強さの秘密を聞き出すべく拷問にかけ、逃げられてからはスザクを超えることに執着する。 ナナリー救出作戦時、ナギド・シュ・メインの機動力とシャムナの予言でスザクを追い詰めるが、シャムナがルルーシュのギアスにより強制的に眠らされたことで予言の助力を失い、それでも尚、薬物投与で身体の負担を厭わずに相討ちに持ち込もうとするが敗れ、自分がどうすればよかったのか姉に問いながら爆死した。 シャムナ 声 - 戸田恵子 ジルクスタン王国の聖神官で、ファルラフの指導者として神事を統括するシャリオの姉。長い金髪の美女で、不自由な身体を傷つけながら戦うシャリオに母親のような愛情を抱き、入浴時には彼の身体を洗っている。ゼロレクイエムが原因で世界の戦争が激減してしまい、戦争以外に経済を支える術を持たないジルクスタンと弟を救うべく、ギアスとCの世界に接続する新たな門を建造、それを用いて人の世のやり直しを目論む。 ジルクスタンを支えた予言は彼女の「先読みのギアス」による物で、シャリオを始め国中の人間から信仰を集める事実上のジルクスタンの指導者でもある。しかし、ルルーシュがラグナレクの接続を阻止したことでCの世界の法則が乱れ、ギアスが「自身の死を発動条件に精神を六時間前までさかのぼるタイムリープ能力…無限新生」へと変化し、同時にコード継承者でありながらもギアスの使用を可能としている。これによって、自軍が追い詰められた際に自害するかわざと相手に殺されることでギアスを発動させて六時間前に戻り、その経験を予言としてシャリオ達に伝えて優位に立つ。自分の精神にのみ作用するため、C.C.も防げない極めて異質なギアスで、策略で勝負するルルーシュにとっては全てを正確に読まれる最悪の能力でもある。主要幹部の死を回避するためにも使えるが、その人物の死から六時間を過ぎてしまえばもうその死を回避することは出来ない。しかし、裏を返せばかつてのC.C.同様に死にたくても死ぬことが出来ない無間地獄にも繋がる能力である。 皇帝と精神の波長が似たナナリーを媒介に建造した門を使って、ギアスの条件である遡る時間の制限を取り除くことで、過去に遡ってジルクスタンとシャリオを救済しようとした。自害の繰り返しでゼロの策略を躱し続けるが、神殿内部に侵入したルルーシュとの腹の探り合いをする中、賭に出たルルーシュの「俺と同じギアスの持ち主がいるとは」という嘘を真に受け、部下にルルーシュを捕縛させた上で殺さないよう命じたことで、ルルーシュに自身のギアスの正体を確信させてしまい、予めギアスの支配下に置いた部下に身動きを封じられ、悪足掻きに自身と共に人の世のやり直しを持ちかけるも拒否され、ギアスで強制的に眠らされてしまい、同時に神殿が十時間後に爆破されることとなり、事実上予言を封じられると共に眠ったまま十時間後の爆死を繰り返されることとなった。 その後、Cの世界でC.C.と出会い、自分のために犠牲になった者達へ会えるという理由からC.C.によって意識をCの世界へ送られるのを拒み、現実世界では神殿を爆破されて死亡した。 ボルボナ・フォーグナー 声 - 大塚明夫 ジルクスタン王国の将軍で、シャリオとシャムナを補佐する。二人に絶大な忠誠を誓い、今回のシャムナの計画にも積極的に協力している。息子のシェスタールはシャムナの親衛隊隊長を務める。120年前にジルクスタンに渡ってきた傭兵の子孫。 かつてブリタニア帝国を退けたことから「褐色の城壁」の異名を取る大将軍としてその名を知られ、指揮官の技量だけでなくKMFの操縦技術も老齢にさしかかりながらも非常に高く、専用機ガン・ドゥ・グーンで出撃することもある。 シェスタールの戦死後は息子の仇討ちを望みながらもシャムナにそれを止められ、首都防衛に参加、予言の力でコーネリアが率いる奇襲部隊を物量で圧倒し、ナナリーを奪い返された上にシャムナの予言を封じられながらもコーネリアとの一騎打ちに望み、互角の戦いの末に追い詰められ、全軍に自分ごとコーネリアを砲撃させようとするが、既にシャリオとシャムナを失った今、自身こそがジルクスタン最後の城壁とコーネリアに諭され、予言の幕切れ=シャリオとシャムナの死を悟り、降伏した。 ナナリーの救出後、ジルクスタンの代表として『黒の騎士団』との会談を望み、何らかの条約の締結にこぎ着けた。 シェスタール・フォーグナー 声 - 島﨑信長 シャムナの親衛隊隊長を務める若い男性。ボルボナ・フォーグナーの息子で、フォーグナー家の名に「英雄の血統」としての誇りを持つが、それ故にプライドが高すぎる傾向があり、専用機ジャジャ・バッカも自身の趣向や見た目を重視している。また、生まれ故に山賊上がりのビトゥルとは険悪な関係。 ナナリー失踪後にやってきたミレイの取材に、ジルクスタン王国製の軍用ヘリコプター・ウォ・ギィを操縦して取材現場を訪れて応じるなど、ジルクスタンの表の顔役として『黒の騎士団』との会談などで自国の関与を悟らせまいと活動を続けていた。 カレン達の潜入を知ったシャムナの命令で、標的の一つであるC.C.確保の為に嘆きの大監獄へ大型陸上艦マンデ・マディン・ズースーで向かい、ビトゥルとの縄張り争いの末に指揮権を委譲され、ジャジャ・バッカに搭乗して包囲作戦を仕掛けるが、復活したルルーシュにフォーグナー家を侮辱されるという挑発に乗ってしまい、軍を大監獄内部に潜入させるも、思考や戦略がルルーシュに見透かされていることに気づかないまま自身はスザクが捕らわれていた部屋に向かうが、司令室にいるルルーシュに「つまらないプライドの持ち主」と称された上、彼が起動させた爆弾により、大監獄内部に潜入させた軍もろとも爆死した。 シャムナに彼の死が伝わった時点で既に六時間を経過したため、シャムナのギアスによって過去へ遡って彼の死亡を回避することが出来なくなった上に『黒の騎士団』との会談や公式の会見などに顔を見せていた彼の死は痛手となり、しかもこの六時間という時間がルルーシュの推測を裏付けさせる一つの要因となるなど、皮肉にも敵であるルルーシュを助けることになってしまった。 スウェイル・クジャパット 声 - 津田健次郎 暗殺部隊を指揮するギアス・ユーザーの男性。ロロと同じく右目にギアスの紋章が浮かび、「発動中に限り目を合わせた相手の個体認識を入れ替える」ギアスを持つ。ルルーシュや皇帝と同じく相手の目を見る必要があり、C.C.から慎ましいと称されながらも同士討ちをさせるのにも最適なので、戦場では絶大な効果を発揮する。また、テレビシリーズに登場したマオの暴走前のギアス同様に、オンとオフによって認識の入れ替えも解除可能。 ジルクスタンに潜入したカレンに使うが、C.C.の介入により不利と判断して撤退、その後、ナナリー救出作戦時に街に潜入していたロイド達を急襲して咲世子にギアスをかけるが、咲世子自身が惑わされなかったため失敗、KMFで脱出しようとしたロイド達を追い詰めるが、エナジーフィラーを用いたニーナの作戦で部下諸共感電死した。 ベルク・バトゥム・ビトゥル 声 - 高木渉 嘆きの大監獄で、獄長を勤める大男。山賊上がりの出自通りに金に汚く粗暴だが、頭の回転が速く危機察知能力も高い食わせ者。監獄の中には、これまでため込んでいた宝石やサクラダイトを隠している。シェスタールを「エリート様」と馬鹿にしているが相応に認めており、ゼロ(ルルーシュ)との交戦でそれなりの被害は出ると予測はしていたが、戦死そのものは予想だにしていなかった。 大監獄に潜入したカレン達を自ら囚人に化けて欺くが、復活したルルーシュの策による不穏な動きを察知するとシェスタールに指揮権を委ねて脱出し、シェスタールが使用していたマンデ・マディン・ズースーに搭乗してシェスタールが爆死すると即座に神殿へ撤退し、シャリオとシャムナにシェスタールの死を報告した。 ナナリー救出作戦時、シャリオと共にスザクとカレンを待ち伏せて専用のKGFバタララン・ドゥでカレンと交戦、彼女と互角以上に戦うものの、最後はフレームコートを捨てたカレンの捨て身の接近戦に敗れて戦死した。
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