先読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/13 01:32 UTC 版)
先読みまたはルックアヘッド(英: Lookahead)は、アルゴリズムにおいて未処理の入力の一部を先に参照し、現在の処理での判断に利用することで効率化する方法。
- 1 先読みとは
- 2 先読みの概要
- 3 一般用法における先読み
先読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 09:06 UTC 版)
アルゴリズム遅延の要因の1つが先読み/前方参照(英: Look ahead)である。時刻 t {\displaystyle t} の入力信号 x t {\displaystyle x_{t}} を処理する際、時刻 t + N {\displaystyle t+N} の情報を利用することでより良い x t {\displaystyle x_{t}} の処理をできる場合がある。この先データアクセスが先読みである。先読みをおこなう場合、 x t {\displaystyle x_{t}} を処理するために x t + N {\displaystyle x_{t+N}} までの入力を待つ必要がある。つまりストリーム入力をとるアルゴリズムであれば、 N {\displaystyle N} サンプルの先読みは N {\displaystyle N} のアルゴリズム遅延をもたらすことになる。アルゴリズムを設計する際には、先読みで得られる出力の質向上と遅延増大のトレードオフを理解する必要がある。 時刻 t − N {\displaystyle t-N} すなわち過去の信号を後読み(英: Look behind)することは一般にアルゴリズム遅延へは影響しない。なぜならストリーム入力であっても過去の入力は既に手元にあるからである。 N {\displaystyle N} を大きくすることはむしろ処理量の増大による処理遅延と質の兼ね合いになる。
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先読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:33 UTC 版)
相手の行動を予測する技術。元の使用者である金田のように10手先まで読むことはできず、せいぜい1、2手が限度だが、反射神経と身体能力で直後の行動にだけ適切に対応できるよう補う形とした。これにより反射神経で劣るコスモでも阿古谷と瞬花が連携して行っていた戦術が可能となり、オリジナルとは別の技術へ進化している。
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先読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/28 03:03 UTC 版)
先を読んだ上で、ある局面がどの程度有利であるかを評価するには、以下の考え方を用いればよい。 読みたい局面が相手の番であれば、その局面の次に出現するすべての局面のうち最も悪い(不利な)、つまり相手にとって最も有利な(評価値が最小)手を相手は打ってくるはずである。そこで、次に出現するすべての局面の評価値の最小値を局面の評価値にすればよい。 読みたい局面が自分の番であれば、その局面の次に出現するすべての局面のうち最も良い評価(評価値が最大)の手を打つことができる。そこで、次に出現するすべての局面の評価値の最大値を局面の評価値にすればよい。 相手番の局面の評価値を求めるには、次に出現するすべての局面(自分番)の評価値を求めればいいので、その自分番の評価値を求めるには・・・、と再帰的にゲーム木を展開していくことで求めることができる。 何手先まで読むかによって、その深さまで展開したところでは静的評価関数を用いることで探索を打ち切ることができる。前述したように、ゲーム木は深くなるにつれ局面数が爆発的に増える。そのため、ある程度以上の深さまで先読みをしようとすると、実用的な時間では難しくなってくる。 通常は有限の深さまで読むことで打ち切るが、ゲーム終了まで読めばゲームの勝敗を完全に読み切った上で、最善の手を打つことができる。終盤の読みや詰め将棋の解答などは完全読みが行われる(長手数の詰め将棋の解答では完全読みを行わないこともある)。リバーシのように勝敗だけでなく石差も問題となるゲームでは、勝敗のみを読み切ることを必勝読み、石差まで読み切ることを完全読みと区別する。 必勝読みでは、各局面の評価値は「勝ち」か「負け」の2通りに限定される。この場合、自分の手番の局面は、次の局面に「一つでも勝ち」があれば(自分はその局面を選択すればよいので)勝ちが決定し、相手の手番の局面は、次の局面が「すべて勝ち」なら(相手には負けを阻止する選択肢がないので)勝ちが決定する。これらは各局面の評価値の論理和(OR)、論理積(AND)とったものであることから、それぞれORノード、ANDノードと呼ばれる。このように評価値が勝敗のみで表されるゲーム木は、特にAND/OR木と呼ばれる。
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